第十六話「栄誉の果て」



***


・アインツベルン家


衛宮切嗣の、本領発揮。

速やかに敵を葬り去る手際と、手段を選ばない非道さ。
ケイネスさんもなかなかの下劣な手段を選んでしまいましたが、
先手を打っていた切嗣の勝利。ランサーは謀略に翻弄されて、死んでいきました。

将来の息子が糾弾しそうな戦い方ですが、
未来のアーチャーも効率的な戦い方をしていましたし、行き着く先は同じなのかもしれません。
手段を選ばないことで、戦いを早く終わらせる。犠牲者を最小に留める。

問題は意思疎通が出来ていない事。
サーヴァント達の想いとは乖離するばかりで、ランサーも無念に果ててしまいました。
彼の苦渋を思うと、やりきれないですね……主が悪かったとしかいいようがありません。


・遠坂家


時臣氏は出ていないですが、弟子が暗躍中。
裏切りフラグが満載すぎて、見ていられない状況に。

敵を翻弄する策を練るのはいいですが、彼は己の足元を見るべきでしょう。


・間桐家


お、おじさんが、変わり果てた姿に……(´;ω;`)


・ケイネスさん


神童と謳われた魔術師が、陥落。
許嫁も策謀の犠牲者となり、ランサーを自ら手放した挙句殺されてしまいました。

聖杯戦争、これを魔術師達の競争と勘違いしてしまったのが彼の敗因か。
最後の最後は誇りまで失ってしまい、全てを失って死亡。
栄光は微塵もなく、人殺しの汚名までかぶる始末。
もしも戦争に参加せずにいたら、栄光も栄華も思うままであったでしょう。

皮肉にも、彼が馬鹿にしていた生徒は今も生き残っています。


・ウェイバー君


休憩中。前回大活躍だったので、ゆっくり休んで下さい。


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