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※リョウさん、俺妹のラジオは結構面白いですよ。
※PSPゲーム、攻略したいのが妹ではない不思議、あやせと黒猫可愛いぜ。
小説やアニメ以外にも、まだまだメディア展開されている俺妹。
今回の黒猫さんの可愛らしさに、今年の夏は薄い本が大量に製造されそうです。
今のうちに貯金をしておこう)ぇー
〜前半〜
ゲーム同好会に入部した兄貴と黒猫、そして赤城妹。
相変わらずの後輩の仲の悪さに兄貴は悩みますが、なかなか解決策が思いつかず。
そんな彼に代わって部長が出した案が、新作ゲームのコンテスト応募。
黒猫と赤城が企画して、面白そうな方の作品を応募する。二人の技量を見ぬいての提案です。
元々ゲーム制作が好きな二人は俄然張り切って企画書を作成、発表します。
赤城妹の案
・ジャンル:RPG ゲームシナリオ量:普通 登場人物:全員男
黒猫の案
・ジャンル:ノベルゲーム ゲームシナリオ量:多 登場人物:普通の男女
システムは赤城妹は完璧な出来、コストパフォーマンスも抑え、コンテストにはピッタリ。
逆に黒猫は設定量が多すぎて、かなりのパフォーマンス。応募するにはギリギリの出来栄え。
加えて黒猫は厨二病で人前に出るには苦手、部員の前でプレゼンするにも恐縮する始末。
大勢は決したかと思ったその時、助け舟を出したのはやはり兄貴。男前です。
勇気づけられた黒猫は自己満足のオナニーゲームだと言い切りながらも、完璧にすると豪語。
健全なアニメでここまでオナニーと連発する作品を見たのは初めてかも。素晴らしい)ぇー
多数決により、黒猫が完勝。赤城妹の敗因は唯一つ、ホモゲーだった事。そりゃ駄目だろ!?
〜後半〜
完全敗北により、同好会を出ていってしまった赤城妹。
敗者に勝者が声を掛けることは出来ず、結局黒猫は一人でゲーム制作をする事に。
制作部屋は、当然のように兄貴の部屋。兄貴のベットに寝そべってパソコンを弄る毎日。
ゲーム制作には素人の兄貴は、デバッカーとしてバグ探し。二人で一緒に頑張ります。
二人の親密度は更に増し、二人っきりの時は兄さんと呼ぶと満面の笑み。もう完全に彼女です、うひょー!
ところが、ここで問題が発生。ゲームに深刻なバグが発見されたのです。
改善は可能、しかし応募には間に合わない。高度なスキルが必要となります。
そのスキルを持っている人間は、ただ一人だけ。黒猫は赤城妹に、初めて頭を下げました。
必死な黒猫に、何故そこまで頑張るのか問いかける赤城妹。答えは一つでした。
負けたくない相手がある。海外で必死に頑張る友達、彼女に負けない結果を出す。
今までずっと一人だった黒猫に出来た、大切な友達。
誰かと何かをする喜びを知り、今度は自分から他人に手を伸ばす。それが彼女の決意でした。
その光景を見ていた兄貴は、自分の思い違いに苦笑。
自分の助けなど最初から不要だったのだと、黒猫の成長に喜んでその場を去りました。
二人で協力して出来た、ゲーム。応募の結果は、キング・オブ・クソゲー賞。
これもまた友達の思い出となるでしょう。少し、羨ましいです。