いきなりですが、このSSを読んで頂くに当たりまして注意事項を幾つか失礼いたします。

1・私が書いたこのお話の主人公、並びに登場人物は一般人の感覚とは少しズレている所があります。
2・話の流れ上、人によっては原作の設定を侮辱しているととれる場面、引きましては一部に独自設定を追加している場面が御座います。
3・話の時間軸が「なのはSts」の三年半後、つまりCD版「Sts」半年後であるのと主人公達が過す場所柄の為、原作キャラも頻繁に現れず、当面はオリキャラが跋扈することになります。(更に付け加えるなら微妙に違う過去を辿っていますし、四期とも恐らくかけ離れた内容になっているかもしれません)
4・当文章は携帯では少々読み辛いかもしれません。
5・話も進めば色々な設定が明かされてくると思いますので出来れば長い目で見ていただけると幸いです。
6・情けない話、私は遅筆の為、更新は早くても隔週が精々です。





本来、このような事はここで書くような事では御座いませんが、最近の流れを鑑みてここに書かせて頂きました。
心が寛大な方はこのまま下にスクロールを、上記の注意事項に嫌悪を持たれました方は「戻る」のクリックと共に私の存在の忘却をお願い致します。
それでは、この先は各自の自己責任の結果でお進み下さい。

願わくは――――
先に進んで頂いた一人でも多くの方に楽しい時間を、退出を選ばれた一人でも多くの方に好みのSSの発見ないしは楽しい時間が過せますよう、心よりお祈りしております。


































皆様、此度はこの様な寂れた劇場へようこそおいで下さいました。
当劇場は皆様が周囲を見渡せば直ぐにご理解頂けます様に、雨露を凌ぐ屋根も、寒風を防ぐ壁も、皆様が寛ぐ椅子も、役者と観客を区切る境界すら御座いません。

ここに在るのは三人の漢達が狂おしい程に願い、もがき、足掻いて、そして正しく狂ってしまうまで耕した肥沃な大地。
彼等の後継者達がその大地の恩恵を糧に育てる草木。
そして夜天を覆う星々が照らす仄かな灯りから成る天蓋。
それに何よりも、この劇場が生まれる前から培われてきた先人達の歴史と知恵。
演じる役者はこれから前へと進むと決めた新緑ですらない未だ新種の若人達。

ここはそんな劇場に御座います。
ああ、それでも酒の御用意位はしておりますのでご安心を。
ツマミは失礼ながら拙い演目という事で御勘弁を。

それでは前置きはこの程度にしまして――――

この様なみすぼらしい劇場に足を運んで下さった皆様に――――

この場で演じられる我等の歓喜のカタチを示す為に――――

早速始めましょう。





目の前の舞台を遮るのは、一枚の暗幕



闇の帳の後ろに佇むのは、幾多の種子達



世界は私の為にあるっ!――――それでは幕が上がります











――――貴方は、私を殺してくれますか?