page.8「僕は運命を信じない」



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アニメで是非見たかった、ナルミの威勢のいい啖呵。
四代目がやられ、組全体が危ういこの危機に、ヤクザを前に仁王立ち。
高校生とは思えない啖呵に、子分達もこの人こそ本物の兄貴だと認めて頭を下げます。
小説でも血の滾る場面でしたが、実際にアニメで見るとまた違った迫力がありますね。

真相は残酷、男達の真実は救いようがなく取り返しもつかない。
ただ心の何処かで信じていたからこそ、また再びあいまみえる事が出来たのかもしれません。
過去はもう変えられないと分かっているからこそ、殴り合うしか無かったのでしょう。
意地を張ってばかりの男達にアリスも激怒して、禁を破り救いだそうとしました。
彼女がいなければ、すれ違いのまま悲しい結末を迎えていた筈です。
可愛いは、正義ですな)ぇー

そして一番見たかった、男達の別れのシーン。
サングラスで涙を隠す彼の姿が、また胸に響くんですよね……
誤解を恐れずにいうと、男だからこそ分かる感覚なのかもしれません。
男達の想いが伝わってくるようで、本当に泣けてきます。

次回以降は、原作をまだ読んでいないので分からなかったり。
出来もいいですし、アニメで見るのも悪くはないですね。


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