第7話「心の温度」



〜前半〜


鍛冶屋のリズベット、彼女の構える店にキリトが来店した。
彼の目的は剣の製造、リズの出来る最高の剣を作って欲しいと依頼する。
キリトは攻略組、そしてソロプレイ。頼れるのが己の剣のみであれば、これほど重要なものはありません。
そんな彼が現在持っている剣はレアな魔剣で、リズの店の最高級武器をも上回る代物。
試し切りした結果リズの最高傑作を折ってしまい、店長に苦情を言われる始末。
基本的に女の子には優しいキリトさんですが、同世代で気を許しやすくもあったのか、失礼千万な事を言ってしまう。

結果、最高の剣の材料探しに付き合わされてしまう羽目に。ぐぬぬ、結局デートか)ぇー

今回の冒険のボスは、ドラゴン。重量級モンスターですが、キリトには敵わず。
ところが連れのリズがうっかり戦いの場に顔を出してしまい、彼女を庇ってキリトまで吹き飛ばされてしまいます。
二人は深い巣穴に落ちてしまい、遭難。雪山で二人、野宿する事になりました。暖め合うのか、暖め合うのか!(うるさいよ)


〜後半〜


結局深い巣穴の中で、一晩を過ごした二人。キリトの手の温もりに触れて、リズも心を寄せています。
生きるか死ぬかの世界デスゲームでは、素直に甘えられる人なんて見つけにくいのかもしれませんね。
だからこそ、頼りになるキリトに惹かれる女の子が多いのかもしれません。なかなかの気配り上手ですし。
キリトも大切な仲間を死なせてしまっているので、道中の人間には過剰とも言えるほど案じてしまうのでしょう。

ともあれ、目的は達成。剣も無事完成して、依頼は完了。

キリトに惹かれたリズは専属スミスになる事を願い出ますが、そこへ現れたのがアスナ。
先日の事件で仲良くなったキリトへの態度を見て、リズは彼女の想いを知ってしまいます。
親友であるが故に告白できず口籠ってしまうあたり、リズの人柄の良さが感じられますね。悲しい事に。


思いは遂げられませんでしたが、信頼は強く結ばれたまま。ソロプレイのキリトにまた、新しい人間関係ができました。


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