ウルトラマンUSA
ウルトラマンUSA
概要
M78星雲にあるソーキン星が謎の爆発を起こし、残存生命体のソーキン・モンスターが地球に飛来した。

三人のウルトラ戦士はソーキン・モンスターを倒すため、アメリカ空軍の三人の兵士、アクロバット飛行チームの
「フライングエンジェルス」のスコット・マスターソン、チャック・ギャビン、ベス・オブライエンの
三名と一体化し、地球を守る。
レビュー

円谷プロダクションが昭和ウルトラシリーズ最終作品たる、「ウルトラマン80」の放映終了後、
日本でのテレビシリーズを休止中であった最中にシリーズの海外進出を狙って、
アメリカのハンナ・バーベラ・プロダクションと提携して製作した、
昭和54年から55年=1979年から1980年にかけて放送された、
シリーズ史上初のアニメ作品のウルトラマンである「ザ☆ウルトラマン」以来約10年ぶりに制作された、
「ザ☆ウルトラマン」に続く2作品目のアニメ作品のウルトラマン作品です!

当時何故、新作のウルトラ作品が、ザ☆ウルトラマンに続くアニメ作品の、
ウルトラマンになったのか?は、当時の円谷プロダクションは、ウルトラシリーズの海外進出=アメリカ進出に際して、
現地法人ウルトラ・コムを設立した折に同社社長によってまずは実写作品ではなく、
アニメ作品からと言う提案をされたのが理由でした。

本作はまずアメリカに置いて日本では昭和62年から63年、
1987年から1988年の頃にTVにて放送され、後に日本に置いても、
昭和64年から平成元年=1989年、昭和から平成へと元号が切り替わる、
時代が変わる頃の年代に4月28日に映画作品として劇場公開がされました。

本作は好評であればシリーズ化や実写作品の製作も予定されていましたが・・・・、
残念ながら当時の興行成績は思った以上の成績にはならず、興行的には失敗となり、シリーズ化は実現化しませんでした。

ですが、当時としては高クオリティのアニメーションと、アメリカナイズドされた作風もあって本作はマイナーの分類に入るも、
1989年の全国劇場公開から約33年ほど経った、今現在でも根強い人気とファン層を持っているのも特徴です。

本作の最大の特徴、特筆すべき所はアメリカの作品、アメリカにて制作されただけあって、登場するウルトラ戦士、
ウルトラマンたちが日本の実写作品のウルトラマン達が、最大でも40メートルから50メートル位なのに対して、
本作のメインウルトラヒーローである、ウルトラマンスコット、ウルトラマンチャック、ウルトラウーマンべスの、
3人のウルトラマン、ウルトラウーマン達の身長は約70メートル越え!!
と言う巨体を誇り、筋肉モリモリ、及びナイスバディと、実写のウルトラ戦士以上にスタイルが良いのも本作の特徴です。

またこの作品は日本語吹き替えを担当した方々も、ウルトラマンスコット/スコット・マスターソン役に、
機動戦士ガンダムの初代主人公のアムロ・レイや、巨人の星の星飛雄馬、聖闘士星矢のペガサス星矢、
最近では名探偵コナンの安室透と言った役で大変有名な声優の古谷徹さん、
ウルトラマンチャック/チャック・ギャビン役に、主に海外ドラマの吹き替えなどで有名だった、
2015年に器質化肺炎により死去された故・小川真司氏、そしてシリーズ史上初、
初めて『ウルトラウーマン』の名が冠せられた女戦士でもある、ウルトラの母、アミア、ユリアンに続く4人目の女性ウルトラマンもとい、
ウルトラウーマンである、ウルトラウーマンべス/ベス・オブライエン役に、
「ドラゴンボール」のブルマや「アンパンマン」のドキンちゃん、そして「GS美神 極楽大作戦!!」の美神令子等で有名であった、
当時多くの方々がショックと悲しみに包まれた、2017年11月16日の午前7時半ごろに大動脈解離で死去された、
声優の故・鶴ひろみさん、と非常に有名な方々ばかりがCVを務めた事でも有名な作品でもあります。




執筆者:クロネコさん


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