ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス
ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス
概要
ウルトラマンメビウスとウルトラマンヒカリが、CREW GUYSの仲間たちとともにウルトラ族の因縁の宿敵たる、
暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人を倒し3万年に及ぶ因縁に終止符を打ち、2人が光の国に帰ってから2年。

平和な時が続いていた地球に再び怪獣が出現し始めた。

GUYSの隊長となったアイハラ・リュウは、ハルザキ・カナタをはじめとする新たなクルーとともにこれに立ち向かうが、
リュウとカナタは地球に接近していた謎の球体に飲み込まれてしまう・・・・。
その球体の正体は、かつて2年前の地球の存亡を賭けた決戦にて辛くも倒した、エンペラ星人が乗り捨てた宇宙船「ダークネスフィア」であった、
そしてその内部に潜んでいたのは、今は亡きエンペラ星人のみが着用出切る、負の遺産、「暗黒魔鎧装 アーマードダークネス」が在った。

そしてそのアーマードダークネスこそが、主無きダークネスフィアの再起動や怪獣復活の原因だった。
この危機にかつてのGUYSクルーが再び集結し、そしてウルトラマンメビウスも、再び地球に駆け付けアーマードダークネスの脅威にに立ち向かう。

レビュー

2006年から2007年にて大好評の最中で放送された、昭和55年=1980年から昭和56年=1981年に放送された、
昭和最後のTVシリーズである「ウルトラマン80」を最後に途絶えていた、シリーズの原典たるM78星雲シリーズの正当なる続編、
80から約当時26年ぶりのM78星雲世界観を描いた平成ウルトラシリーズの、2001年〜2003年と長期に渡って展回された、
敵役の怪獣を倒さず保護すると言う、これまでのシリーズでは類を見なかった、「ウルトラマンコスモス」、2004年から2005年にて後の2010年代に多く見られる、

シリアスでハードな作風の大人向けの特撮作品の先駆けとなったと言える、「ウルトラマンネクサス」、そして2005年から2006年にて昭和ウルトラシリーズの人気怪獣や、
宇宙人の本格的な復活の狼煙となり、また80以降途絶えていた、M78星雲を出身とするウルトラマンの約25年ぶりの再登場する切欠となった、

「ウルトラマンマックス」、に続く平成二期ウルトラシリーズの第4作品目、後の2009年以降、20010年以降、10年代のウルトラシリーズから見ると、
シリーズにとって様々な意味で最後、1つの〆、1つの時代の終わりと転換期となったと言える、ゾフィー、ウルトラマン、セブン、ジャック、エース、タロウ、レオ、アストラ、80、
を初めとした1980年を最後に我々視聴者の前から姿を消していた、忘れられかけていたウルトラ9兄弟の総出演、ウルトラ兄弟の復活と客演、共演で、
当時作品を視聴していた成長したその世代のファン、親世代を中心に大きな盛り上がりと熱狂を見せた、「ウルトラマンメビウス」のTV本編の後日談たる外伝にして続編です!

このOV作品、スピンオフの見所は、当時の2006年からこの作品の発売年月の2008年当時から約33〜35年前の、
昭和48年=1973年から昭和49年=1974年の、「ウルトラマンT(タロウ)」の時代の頃、TV本編、第25話「燃えろ! ウルトラ6兄弟」の回でその存在を語られつつも、
その所載が謎に包まれていた存在、がしかしその秘密のベールが上記の時代から当時、約33年の月日を得て、遂にその存在と姿を現した、

1966年の「ウルトラマン」から1980年の「ウルトラマン80」までの、昭和シリーズ、そしてその80から約26年後たる、
この「ウルトラマンメビウス」までの所謂、M78シリーズとされるシリーズ、世界観に置いての戦いの元凶、上記の作品の物語の全ての黒幕、ラスボスと言える、
暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人の残した物、所謂負の遺産を巡る、言わば後始末とも言える作品です!

そして後のシリーズの展回を見ればこのOV作品が事実上最後の、M78星雲世界の地球での戦いを描いた、
もとい我々の時代に近い年月、時代を描いた最後の作品と言えます。


執筆者:クロネコさん


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