ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟
ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟
概要
ウルトラマンメビウスが地球に降り立つ前の約20年前、ウルトラマン80がウルトラの星の王女、ユリアンと共に地球を去り、
ウルトラの星へと帰還した西暦1981年から5年後の西暦1986年、ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック、ウルトラマンエースの、
ウルトラ4兄弟は、再び復活した異次元人ヤプールの怨念が集結して誕生した、
究極超獣Uキラーザウルスの地球侵攻を阻止する為、月面で激しい戦いを繰り広げていた。

苦戦の末に4兄弟は、Uキラーザウルスを神戸港沖へと沈め、
自分たちの光エネルギーの大半を使い果たす大技ファイナル・クロスシールドによって、
ヤプールの怨念を封印する事を実行する。その結果4兄弟は変身能力を失ってしまう。

封印したヤプールの監視をしつつ、4人は愛する地球にとどまって地球人の姿で其々生活を始めた。

そして2006年の現在。神戸港における異変を察知し、調査のため現地へ赴いた、
ウルトラマン80から約20年ぶりに地球に降り立った宇宙警備隊の若きルーキー、
ウルトラマンメビウス=ヒビノ・ミライは、海洋科学者のジングウジ・アヤと、
その弟・タカトと出会う。タカトはかつてウルトラマンやGUYSに憧れていたが、
3ヶ月前に怪獣に遭遇した際、愛犬を助けられなかった事に対する自責の念から、自らその夢を捨てていた。

そんなタカトを見て自分にも責任があると考えたメビウス=ミライは、彼の心を救う決意をする。そんなミライの元へ、
ウルトラマン=ハヤタたちウルトラ4兄弟が現れ、自分達ウルトラマンは神ではないとメビウス=ミライを諭す。

しかしこの時、地球侵略とヤプールの復活を企てる、かつてウルトラ兄弟を苦しめた侵略宇宙人の同族で構成された、
宇宙人連合の魔の手が彼らに忍び寄っていた。

レビュー

2006年当時、昭和シリーズの怪獣、宇宙人が20年ぶりにTVシリーズに復活、 再登場した前作、平成ウルトラシリーズ第二期シリーズの第3作目の、 「ウルトラマンマックス」を切欠に1980年「ウルトラマン80」から途絶えていた、 シリーズの原点である「M78ワールド」、「ウルトラマン80」のその後、 約26年ぶりのM78星雲の世界観の物語と言う事で、当時ニュースでも話題となった 平成ウルトラシリーズ第二期シリーズの第4作目にして、後のM78シリーズの展回としては現代、 我々が生きる近い時代のM78星雲・世界の地球を舞台とした事実上最後の、 M78星雲世界での地球での戦いを描いた作品であり、また事実上最後の1年間放送のTVシリーズであり、 そして最後の、6チャンネル=TBS局で放映された最後のTVシリーズでもある、 初代ウルトラマンから80、そしてゾフィーやアストラと言った、ウルトラ9兄弟が次々と客演、共演した、 「ウルトラマンメビウス」の劇場版作品です! この劇場版作品の目玉は作品タイトル名にも在るとおり、ゾフィー、ウルトラマン、ウルトラセブン、 帰ってきたウルトラマンことウルトラマンジャック、ウルトラマンエース、 ウルトラマンタロウ、と言ったウルトラ9兄弟の内のウルトラ6兄弟との共演です! そして公開当時の2006年当時ニュースでも話題となったのが、6兄弟の内の4人、 ウルトラマン=ハヤタ・シン隊員、ウルトラセブン=モロボシ・ダン、 ウルトラマンジャック=郷秀樹、ウルトラマンエース=北斗星司を当時演じた、 黒部進氏、森次晃嗣氏、団時朗、高峰圭二氏の4名が其々当時と同じ役で出演する事で、大変大きな話題となりました。 他にもキャストは今作のヒロインであるジングウジ・アヤを、スーパー戦隊シリーズ第27作目の「爆竜戦隊アバレンジャー」の、 アバレイエロー・樹らんるを演じたいとうあいこ氏が演じた事でも有名になり、 またその他にも平成ウルトラシリーズに出演した俳優、女優の方々がチョイ約で、多く出演されているのも特徴であり、 また今作の敵役も、「ウルトラマン」第18話「遊星から来た兄弟」で登場した、 目付きが悪い事で有名なニセウルトラマンに化けた、凶悪宇宙人ザラブ星人、「ウルトラセブン」第39話「セブン暗殺計画(前篇)」、 第40話「セブン暗殺計画(後編)」に登場した、セブンの能力を徹底的に分析して倒し、十字架に貼り付けにした事で有名な、 分身宇宙人ガッツ星人、「帰ってきたウルトラマン」第37話「ウルトラマン夕陽に死す」、 第38話「ウルトラの星光る時」に登場した、帰ってきたウルトラマンことウルトラマンジャック=郷秀樹の、恋人の坂田アキとその兄、坂田健を殺害し、 用心棒怪獣ブラックキングとのタッグで夕日の最中でジャックに完勝し、そしてその次の38話で処刑寸言まで追い詰めた事で有名な、 暗殺宇宙人ナックル星人、「ウルトラマンタロウ」第33話「ウルトラの国大爆発5秒前!」、 第34話「ウルトラ6兄弟最後の日!」にて登場した、ウルトラ6兄弟と死闘を繰り広げた、極悪宇宙人テンペラー星人、 そして「ウルトラマンエース」でエースのシリーズ通しての宿敵として、次々と怪獣よりも強い存在である超獣を送り込み、 しかし物語中盤で倒されると言う結果になり、次回作の「ウルトラマンタロウ」にも登場した、 ウルトラマンエースの宿敵にして今作のラスボスでもある、「ウルトラマンタロウ」から約33年ぶりに復活した、異次元人ヤプール、 の登場とシリーズ生産通しての宿敵であるヤプール人を始め、昭和ウルトラシリーズでも強豪に入る侵略宇宙人の同族が多く登場するのも本作の最大の見所です

執筆者:クロネコさん


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