大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE
大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE
概要
ウルトラ11兄弟が防衛チームと地球を守る為に共に戦っていた時代が、最早過ぎ去った遠い過去の時代となった遥かな先の超未来の時代。
宇宙の各地でマイナスエネルギーが観測され、怪獣が狂暴化すると言う事態が起こる中、
ウルトラの星を支える人工太陽・プラズマスパークの輝きの揺らぎに、ウルトラの父は凶兆を覚え、ウルトラ兄弟も警戒体制に入っていた。

まもなくその凶兆は現実となり、数万年前にウルトラの星に反旗を翻し、宇宙牢獄に幽閉された最凶最悪のウルトラ戦士ウルトラマンベリアルが、
ザラブ星人の手によって復活し100体の怪獣を操ることができる、ギガバトルナイザーを手にウルトラの星に舞い戻った、
ベリアルはウルトラ戦士達を次々となぎ倒し、プラズマスパークのエネルギーコアを強奪し、ウルトラの星を凍り付かせてしまう。

凍結を逃れたウルトラマンとウルトラセブンから指示を受けたウルトラマンメビウスは
地球人のレイオニクスにしてZAP SPACYの一員である青年レイに協力を求める。
そして荒れ狂う磁気嵐が舞う辺境の惑星K76星にて、
アストラ、ウルトラマンキングが見守る中でウルトラマンレオの猛特訓を受ける、
無限の可能性を秘めた新たなウルトラ戦士が誕生しようとしていた。
レビュー

これまでのシリーズでも少しばかり描写されていたが、全貌が判明していなかった、
地球から約300万年光年離れたウルトラマンたちの故郷、M78星雲・光の国、ウルトラの星を本格的に描いた初の実写作品にして、
2007年〜2009年当時大変大きなニュースとなった、約30億円もの累積赤字に円谷プロダクションの経営難による、倒産危機から、
コンテンツ会社TYOグループの傘かによる子会社化後制作された初の劇場版作品です。

この作品は後のシリーズの展開からシリーズの転換期にして革命的作品と呼べる作品であり、
配給元が長らくウルトラシリーズの映画を配給してきた松竹から、ワーナー・ブラザース映画への変更、
及びアメリカとニュージーランドを拠点に活躍し、後に平成後期の日本の特撮界に多大なるご尽力をし
今現在では日本の特撮界無くてはならい存在となった、坂本浩一(さかもと こういち)監督が担当し、
光の国の背景を最新のフルCG、ワイヤーアクションを駆使した格闘戦といった、
従来のシリーズ作品とは異なる画作りがなされているのが特徴であり。

また今現在ではその今までのウルトラマンには無かったキャラクター像と設定によって世代を問わず様々な年代層で大変大きな人気と支持を誇る、
人気声優の宮野真守さんが演じる、あのウルトラセブンの実の息子と言う、大変大きな話題と驚愕を呼んだウルトラマンゼロと、
シリーズ史上初の光の国出身の悪のウルトラ戦士たる、上記のゼロと共に平成後期のシリーズを引っ張り、かつ象徴的な存在となった、
雨上がり決死隊の宮迫博之さんが演じ、宮迫博之さんの熱演によって因縁の宿敵のゼロと共に大変人気になった、
ウルトラマンベリアル、の初登場作品でもあります。


執筆者:クロネコさん


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