事件の後の機動六課、これは普通の日の一つ。



              ケイスケと休日の日々




11月、JS事件から二か月が過ぎた。

六課隊舎も復旧、湾岸に繋留されたアースラからの引越しが行われ、

更生施設から帰った俺を待っていたのは、以前のような平穏な……

訂正、騒がしい日々が戻って来た。

そして。













「ねえ、ケイスケ休みどうするの?」

薮からぼうに聞いてきたスバル、何でまたそんなもん聞くんだ?

俺は実働部隊じゃない、今までも定期的に休みを貰っていた。

「うん、明日から「ケイスケ君いる?」」

被さるように声をかけて来たのはなのは隊長。

「えっと、なのはさん先に」

「ううん、いいよスバルから」

延々と譲り合いを続ける二人、いい人も場合による。

「で、何? 隊長から」

ふっと止まるが、なんなん?











隊長の要件はヴィヴィオの学校。

スバルは墓参りだと

確か、三日くらい休みを前線組が消化するのは知ってたが……

しかし……

「取りあえず」

「「取りあえず?」」

「俺、休みじゃない」

「「あ」」

早く言えよそういうのは……
























三連休のうち、後半の二日間が週末だ。

ならばとスバルは墓参りを二日目に。

隊長のは……縁が無かったということで。

「ヴィヴィオ〜代わりに三日目に何処か連れてってくれるって」

ちぉっと待ったあ!!

「何勝手に決めてんの!?」

「何処行こっか?」

「えっとね、動物園」

スルー!?

まてや、なんの権力があって俺の予定埋めてるんだよ、おかしいよ、おかしいですよなのはさん!!

「……それは私に病めということ?」

いやそれはマジ勘弁。






























風の匂いが優しい、いや懐かしい。

高い建物が少なくて、開けた空は身体が溶けそうな位青い。

以前のスバルん家時以来の、ミッド西部エルセア地方。

事件の時、装備の質に入れていたハヤブサを取り戻しツーリングがてら回してきた。

ポートメモリアル、オフクロとクイントおばさんの眠る場所……










合流場所の駐車場は閑散としている。

元々葬儀の時くらいしか埋まらないので当然だが。

公衆トイレの近くに止まっているバイクと手を振るスバル。

ランスターが見当たらないが、サイドカー無しのバイクだから休んでるんだろう。

花を買い、そして










「つーか、近い、むちゃくちゃ近いな」

「私もびっくりよ、これは」

ランスターの感想には全面的に同意だ。

オフクロ、おばさん、ランスターの兄貴の墓。

具体的に四ブロック離れてない。

「ひょっとしたら、ケイスケとティア同じクラスだったかもね」

「うわ、遠回りな腐れ縁」

しっかも、フェイト隊長と見たアレもカウントすると……

ランスターと俺、スバル。

すっげえニアミスしてきたんじゃねえか?







おばさんとランスターの兄貴の墓に手を合わせる。

孫まだー? とか、分かってるなオイとか聞こえたのはきっと空耳……

で、

「悪ぃな、オフクロ……」

花を平行に添えた墓石、この下に埋まってると思うと、なんとも言えない気分になる。

ずっと来てなかった、それどころかアンタの子って事を逆恨みしたこともあった。

アンタの家名からも逃げちまって

ダッセェよな……






でも今は違う。

アンタの子で、逃げて、でも、そうして来たのが俺だってのを認める。

だから、あっちがあるなら、おばさん達と楽しくやってくれ。

「……」

「……」

スバルとランスターが終われば、












「さて、これからどうする?」

「ご飯!!」

……

ランスター、ステータス沈黙。

俺、ステータス沈黙。

「聞いた俺が馬鹿だった……」

スバルの脳内は八割が本能で出来ています。

肩を叩くランスターの体温が空しさを増加させます。





















「うまうまー」

ガチャガチャと皿が積み上げられ、俺達の後ろに回る物は無い!!

ペコペコ頭を下げてベルトラインの最後に席を変える。

「……うう、うにーとろー」

止めんか。

回転する寿司屋。

既に百枚くらい皿が詰まれているぞオイ。

「アンタ一人が頼んでるんじゃ無いんだからね」

全く、常識人のくせに本能関係はリミットが無いから始末に終えん。

「ケイスケだって常識無いくせに……」

「うるせー」

何かスバルの皿見てるだけで腹が膨れる。

いつもか……








「あ、そーだ、ケイスケ時間平気?」

「? 帰る時間? 楽勝楽勝ー」

全開でぶっ飛ばせば三時間くらいで。

「三時間もアレに乗るわけ? タフねー」

さっきの移動時間にランスターとバイクを交換した。

ミッド式のランスターのバイクはモーター駆動だけあって振動が少ないし乗りやすい。

対して俺のはピストン駆動だからな。

めっさ揺れる。

それがいいんだ、補給スタンドが少ないのも受け入れられる位に。

「ふふふ、明日ケイスケ驚くよ」

? スバルからの意味深な話。

ナカジマ家にいく二人を見送って、初日完了。


























ゲンヤ視点

ギンガ達の話からすりゃあ、戦闘機人らは割りと素直で元気らしい。

実際俺も逢ったしよ。

どいつもこいつも一癖二癖ありやがって。

だから面白えんだがな。

「楽しそうですね、ナカジマ三佐」

「そりゃあな、この歳になると元気なガキ共が嬉しくなるもんよ」

クロノ・ハラオウン提督との通信会談。

面倒くせえが、レジアス中将の庇護でぬくぬくしてた連中は罷免されちまったし。

オーリス三佐は中将がかばったがよ、残念ながらまだまだ力不足だ。

結局、棚ボタみてえに俺が地上の統括役になっちまった。

「で、中将はどうなるんだい?」

「凄い状況ですよ、何せ最高評議会が関わった案件を全部裁判で公開したんですから」

くくく、中将らしいなオイ。

だが。











「その線で洗い出して、殆どの世界での人事粛清の嵐です、本局でも佐官クラス以上のすげ替えが行われて」

「裁判が伸び伸びって訳だ、その時間で、中将は作った引継事項を山のように送りつけてると」

よくもまあ、人事から資金やらなにやら、同年代を労れって言いたいぜ。

「後は、地上の体制見直し案を堂々と裁判で披露するんですから、恐ろしい胆力ですよ」

やれやれ、元気なもんだよ。

ゼストの旦那は旦那で、

「やれる事を、やれるうちに、やれるだけやりたいのだ」

って、ありったけの違法研究施設を潰しにまわってるしよ。

本人、野垂れ死にしたいとどーどと抜かすわ。

やれやれ、後始末ぐらいしろと言いてえよ。
























「しかし、これからが大変だぜ提督」

何せ問題が有ろうが、それまで摘発された高官の業務に空白が出来ちまった。

下のもんを上げたって直ぐにこなせるもんじゃねぇ。

現実、俺はヒーヒー言ってるしよ。

「しかし、やらない訳にはいきません、こう言っては何ですが、

所詮今回の事件は管理局内輪の事件に過ぎません、次元犯罪が止む筈が無い」






まあ、な。

犯罪者とされる連中からすれば大チャンスぐらいしか認識してねえよ。

「僕は子供達に平和な時代を与えたい、そのためには「くっくっく」ナカジマ三佐?」

「いや、悪い悪い」

しかしよ、くっくっく。

「ああ、気を悪くしないでくれ、丁度この間高町の譲ちゃん達とそんな事話してな」

「ほう」

「俺達が引き継がせるだ何だと話してたんだが、あの馬鹿がな……」

今思い出しても笑えるぜったく。

「馬鹿?」

「ケイスケのクソガキだよ、全く」

「ああ、例の彼ですか」

アイツはな、何で中将が自分が許可した。なんてかばったのか、今なら分かるぜ。









まあ、とりあえず、アイツのお袋さんの代わりに殴りに行った時だ。

こうやって怒る役回りも必要だしな、男は殴られて成長するもんよ。

アイツの病室にいた高町の嬢ちゃん達と話した話題がそれだった。

未来にだの、次だの、そんな話を。

そうすりゃあの馬鹿は。

「んなもん心配してどーすんだよ、俺達に出来る事なんか、

今何かする事だけだ、そうすりゃそれに憧れる奴等が、勝手に後ろについて、

勝手に後を継いでくれる、そういうもんだろってな」



















「……」

「基本だろ?」

名高いクロノ提督のボケっとした顔とは珍しいもんが見れる。

「確かに、基本ですね」

苦笑顔、俺達もそうだった。

どうにも、やれる事が増えちまうと色々見える分、見えなくなっちまうもんだ。

「では、差し当たって私は、息子達に憧れて貰える仕事をします」

「ああ、じゃあ妻帯者の先輩としてだが、嫁さん怒らすな、これが一番だ」

「……善処します」

全く、男って生き物はしょうがねえよ、全く。

なあ、クイントよ……ガキ共は元気だぜ。



























ケイスケ視点

「ふああああ」

青空の元、顎が外れそうな位の大欠伸。

眠い、結局昨日家についたの日が変わった時間だし。

今日六時起きだし。

エリオみたいな健康少年じゃないんだ。

自堕落不良青年には早起きは辛いんだよ。

六課で合流でいいだろうに、何で駅で一々合流するんだ?

なんだかんだとなのは隊長とヴィヴィオに付き合うとは……

俺も物好きな……

八時に集合とか、ライブとかバーゲンに並ぶ時並だぜ。

「すみません、ちょっと道を教えていただけます?」

む、眼鏡をかけたロングヘア、派手過ぎもしない服装。

ぶっちゃけ美人さんだ……














……丁度知ってる住所だったので説明したが……

「あー、っとその、大体……」

うう、不意打ち過ぎて妙にどもる。

「その、よろしければ案内して頂けます?」

「あ、いや、すんません、人待って「ぷ」」

ぷ?

「あー、もうダメ、限界、あははは」

な、なんだ!?

「あーあ、ママ失敗ー」

ヴィヴィオ?















……って事は……

「あははは、ごめんごめん、私だよ私」

「なの「大声はダメ」」

小さい手のひらで口が、ど、ドキドキなんかしてないぞ!!

な、物陰からヴィヴィオが出てきてようやく分かった、この人……なのは隊長だ。







隊長の格好は以前とはかなり違う。

膝下くらいまでのダークブラウンのブーツ、デニムパンツの上に段々が付いたチェックのレイヤードスカート。

ストライプの入ったブラウスの上に少し色合いの違うダウンジャケットを羽織っている。

髪の毛はいつものサイドでもツインでもなく、片方にまとめてストレートに流していて……

「本当に分からなかった?」

「あ、ああ、びっくりした」

これが夏先に休日何したらいいとか聞くワーカーだったなのは隊長?

よく見ると薄く、本当に薄く眉のラインが書いていて化粧しているのが分かる……

「やった、大成功」

イエーイとヴィヴィオとハイタッチする隊長。

それを見てようやくからかわれたと頭が動いて!!







「ちくしょう!! 帰る!!」

「ごめんごめん」

「にぃ? ママ綺麗とか言わないの?」

絶対言わん!!
























「……大人二枚、幼児一枚」

帰らなかった……馬鹿だ俺は。

入場券を売ってくれた兄ちゃんの顔……

確実にアレだと思われた。

パタパタ走って行く、ポンポンの付いたコートを着るヴィヴィオ。

その後ろを歩く俺となのは隊長……

違う、そんな事は考えて無い!!

決してアレみたいだなんて一秒足りとも思ってねー!!










「パパーママー」

「てめ「はいここは何処?」」

回りの視線が……悔しい、とっても悔しい。

「なのは隊長はよく平気だな」

「はい、今日はなんでしょう?」

「……なのはさんはよく平気ですねこんちくしょう」

プライベートはさん付け、おっそろしく昔だったから忘れてたよ。

しかし……





















隣りを歩く隊、なのはさん。

服と髪の変化で、いつもと違い過ぎる。

以前だったら、すっぴんで、服だって何着よう、ズボンとトレーナーでいいやーな人だったのに……

「ん? 似合う?」

「……別に」

普段ならお世辞の一つも出てくるのに、何故か出てこない。

「よし、リベンジ成功!!」

小さくガッツポーズ、つかリベンジって?

「リベンジだよ、私の事無趣味なワーカーホリックっていじめたじゃない」

「覚えてねー」

そんな事言ったっけ?

いや、言ったかも……










「だってさー」

髪の毛ボサボサで書類に埋まって、

休日に何するか聞いて来て、

出かける時の服をランスターに借りて、

これでワーカーホリックと思わない訳が無いじゃないか。

「その評価を修正するために、夜な夜なスバルとティアナに講義受けたんだから」

「きっとそれでズーレー疑惑は強化されたな」

酷い等と聞こえるが……

いかん減らず口も走らない。

俺のターンはまだか!!



























なのは視点

ついに勝った!!

ケイスケ君の評価を逆転させる時が来た!!

ふふふ、フェイトちゃんにも秘密にしてきたんだから、びっくりしてもらわないと。

スバルが言った通り、そっぽ向いてこっちを見ない。

自信いっぱいに「絶対よそ向いて唇尖らせます」だもんなー。

でもいいのかな? ヴィヴィオ連れてこんなふうに出かけるの、完全に誤解されるよーな……







まあ、いっか。

実際ヴィヴィオは大喜びだし、

「ほれ、これ、鳩の餌」

「わっわっわー」

何だかんだとヴィヴィオの面倒見てくれてるし。

鳩が餌をねだって、ヴィヴィオが見えなくなるけど、その声で楽しそうなのが分かる。

うん、何の問題もない。










兎みたいな小動物に触れるコーナーはやっぱりヴィヴィオも嬉しいみたい。

その姿を……そう、暖かく見てる姿は完全にお父さん。

でもそれでも「いやーっ」て言うんだろうな〜。

いえいえ、最近はそれが面白いとか思って無いよ? 本当。

他にも子供が元気に遊んでいる。

あんまり走ったりする子がいるけど転ぶんじゃないかな?

あ、バタって思ったそばから。

「ふあぁ」






「大丈夫?」

私達が行く前にヴィヴィオがその子に近付いて、あれは癒しの風だ。

ヴィヴィオから「桃色」の光が出る。

魔力光は騒動の元だから、偏光用の処理をかけている。

聖王教会で虹色の魔力光なんか危険過ぎるから。

「……なあ、なのはさん」

ケイスケ君は随分と難しそうな顔をしている。

苦虫を噛んだような……

「……ヴィヴィオさ、もうちょい大きくなったら、地球連れてった方がいい」

「……そうだね」











私も少し考えていた。

ミッドで魔法学校……

ヴィヴィオが聖王のクローンだって事を隠すなら、魔法の力は捨てた方がいい。

何かの拍子に処理が外れて、それを見られたら致命的だ。

それくらいなら完全に使わない地球の方がいい。

「ヴィヴィオね、私を守れるくらい強くなるって」

「だったら、なのはさんも考えたらどうさ、後遺症、あるんだろ」

「ケイスケ君もね」





ブラスターシステム、魔力の自己ブーストによる強化システム。

スバルに受け継いで貰ったエクセリオンから派生した。

レイジングハートのシステムを機能特化で安定させるエクシード。

その状態で、リミットを外して不安定にさせたブラスター。





説明時エリオが界○拳?

と言ったのは間違って無い。

使い過ぎれば当然ボロボロ。

今だって少し身体が痛い。












対してケイスケ君は、完全に無茶の結果。

「今の握力、私より無いでしょ」

「まあね、大体10ちょい」

全身打撲に亀裂骨折多数、左手に貫通創、右手指骨折、両足にも貫通創に火傷、そして腹部の傷。

よく生きてたと心配する前に呆れたものだ。





「いいんだよ、身体動かせばダメージ負うのが当たり前なんだから」

そうかもしれないけど……

「でも、みんな心配する、スバルもギンガもヴィヴィオも、私も」

病院で散々怒った、みんなで。

一歩どころか完全に死ぬような無茶。

こんなの、認めたくない。

「あれは俺のポリシーなの、美学なの、やれる限りやる、俺自身のためにな」

……だったら。

「……だったら、そんな事しないように、私が、あいた」

チョップ? チョップしたね! 今!!

「なのはさんよ、取りあえず自分の行動省みろ」

ううう、た、確かに一緒に私も怒られたよ?

でも私には力があって

「ケイスケ君よりずーーっと軽症だもん!!」

「けっ重い軽いは問題じゃありませんー、議題は無茶するかですー」

「ううう、可愛くない!!」

「本望だね、俺男だし」

ああ言えばこう言って〜〜













「ヴィヴィオちゃん、パパとママ仲良しだね」

「うん、バカップルって言うの」

「「何故!?」」






























ケイスケ視点

たーっくよー。

真面目な話をしていたはずなのに、何でこうなるかな?

休み明けに呼び出された医務室、

目の前では、

「イッッッッ」

「……全然よくなって無いわね」

シャマル先生がなのは隊長の上に乗って、

うーん、実に熟達の関節技とマッサージ。

実は六課で一番怖い人なのではないか? シャマル先生。

「で、俺も?」

ニッコリと、しかし寸分も安心出来ない笑みだった。
















指を折って伸ばして、折って伸ばして。

ボールを握って

「ふー、なのはちゃんよりは長引かないわね」

「聞いた? ねえ聞いた?」

「むー、安心したのに何だか悔しい」

はっはっは、よし、解散前には八割目標だな。

「で、も、殴るとかそういうの、すればするほど長引くのを忘れない事!!」

「分かってますよ、掌底ならOKなんですね?」

サムズアップした手を思いっきり極られました。

















「で、隊長はどーすんの?」

「どうするって治療計画?」

「それもそーだけど、地球行き」

むっと止まってしまった。







「こう言っちゃなんだけど、辞め時は決めた方がいいよ、俺やスバルみたいになる」

ヴィヴィオの母に正式になるなら尚更だ。

俺とスバルのみたいな目にヴィヴィオを合わせたくない。

「そうね、いい機会かも」

シャマル先生も賛成もよう。

戦闘魔導師がみんな家庭を持って無い訳じゃない。

だけどそれは理由にならない。






特に今回は、隊長の立場ってやつがある。

エースオブエース。

聞こえはいいが、隊長が投入される戦線が過酷であるという証明だ。

当然危険度は比較にならない。

ぶっちゃけよう、俺は今すぐ局を辞した方がいいと思ってる。

「……ごめんなさい、それは、ダメ」

やっぱりな、分かっていたが。

「私、これからスバルやティアナ、エリオ、キャロにもっと沢山色んなものあげたい、強くなって欲しい、だから……」

……どこまでも、どこまでも人のため……か。

「もう、本当に困った患者さん!!」

「ごめんなさい」

「全くだ」

「貴方もよ!!」

痛いぶったな、いつもぶたれるが!!









全くまー、この隊長さんは、本当によ、馬鹿なのかアホなんだか。

まあ、やばくなれば……どうせここの誰かが助けるだろ、うん、今はそれでいいか。

「あれケイスケ君は?」

「気が向いたら」

「ツンデレー」

うるせぇツンデレ言うな!!





















末尾

「それはそれとして、具体的なアウトラインを決めるのはいかがでしょう、シャマル先生」

「それはいい考えね」

「え?」

「ブラスタースリーかな?」

「うーん、シャマル先生としては、ツーもダメだと思うの」

「ちょ、ちょっとシャマルさん、ケイスケ君?」

「もーいっそブラスター使用でよくね?」

「そうね、じゃあどうしましょ?」

「ヴィヴィオの件があるから地球の方が」

「あ、あのー、何の話を……」

何って……

「どうせ使っちゃうから今の内に今後の進路方針を」

「つ、使いません、本当に!!」

「地球に戻るなら、高校卒業見込試験の準備ね、勉強しておいてね、なのはちゃん」

ちょっとーと叫ぶ信頼性ゼロのなのはさんだった。





















更にオマケ

「スバル?」

「つーん」

「スバルさーん」

「つーん」

「スの字?」

「つーんつーんつーん!!」

な、何がスバルを怒らせたんだ俺は!!

「スバルーアイス奢るからさー」

だめだ何が理由だろう……

アイスでも釣れないとは!!

「ケイスケくーん、ヴィヴィオがご飯一緒しよーだって」

「へいへーい」

「むーー!! 仲良くなりすぎ!!」

「あれは……「ケイスケに」嫉妬してるのかな?」

「「なのはさん」にの可能性もあるわよ」

「ひょっとしたら、「両方」かも……」

「むーー!!」




後書き

……なのは恐ろしい子!?

いえ、ゆりかごの時の流れからしてこのくらいの関係になるかなーと思いながら打っていて。

やべえ、TVに続いてこのSSまでメインヒロイン奪取する気か!? と思いつつも打ってしまう私の指。

まあ、本編終わってるから、いっかあw



拍手返信


>ケイスケ、グッジョブ!

どもっすb


>鬼丸さんへ 
>本編&番外編ともにサイコーでした!!

ありがとうございます。
今回はもうちょっと事件前のノリに戻ったと思います。


>鬼丸さんへ
>野良猫オットーときたらやはり忠犬ディードとなるのでしょうか。

あっはっはっは、そりゃもう、彼女達はペアですぜ。
教会にシスターの手でお手伝いに(無論強制ボランティア)そんな中彼女達とドタバタするのです。


>鬼丸さんへ
>逆に考えるんだ、シグナムをはやてから奪うんじゃなくて
>シグナムがケイスケを嫁に貰って八神家の一員にすればいいと‥‥
>しかしこれだとはやてがさらに不憫なことに。 後、IFでシャマルENDやギンガENDが見てみたいです。

うわ、その発想は無かったwwwwwww
はやての代わりの食事役ですねwわかります。
何せキャリア公務員だらけですから、八神家。



>鬼丸さんへ
>何故かヴィヴィオの影響でルーテシアまでケイスケのことをパパと呼ぶように
>なってしまう予感がするのですが。
>(゜Д°)はっ!? まさかこれはメガーヌフラグの伏線か。

ちょ、何人増えていくのですかケイスケの身に覚えの無い子供w
とりあえず、ケイスケ達のメガーヌの呼び方は おばさん。


>鬼丸さんへ
>ちょうどいい位置にあったからといってチンクの頭を撫でるとは‥‥ まさかナデポか?

いえいえそのような展開はありません、マジで。
チンクとは大人なんだが子供扱いしてしまいケイスケ自身も困る関係であります。


>鬼丸さんへ 
>フェイトIF ENDでヴィヴィオがにゃにゃって言ってたのはなのはの影響を受けたからですか?
>(とすれば2代目魔王のor冥王の誕生は近い?)

ええ、勿論wwww
とりあえず、冥王は親友(寝てますが)、剣王(裏ですが)が友達
母が魔王、自分が聖王、何と言うハッタリの効いた交友関係!!


>面白かったです しかしURLがわりません。。・・

その場合はメールをいただけると。
ただし私も仕事があり、大体日が変わるくらいの時間にメールは確認されます。


>こうなったらいっそのことオーリスENDはどうでしょう!?

なんだってーーー!? レジアスの後を継ぐために頑張るオーリス、何故か付き合うケイスケですねw


>鬼丸さんへ
>ケイスケのクリスマスの一日なるものを書く予定はありませんか?
>出来ればなのはやティアナ又はドゥーエと一緒に子供達に振り回されるような感じで‥‥

クリスマスは書いております、さーってどんな話なのかは、秘密であります。


>鬼丸さんへ
>魔王と聖王にロックオンされたケイスケ、はたして逃げ切ることはできるのか!?
>次回ケイスケの逃走の日々 責任とってサインしてなの。 の巻 という電波が‥‥

もう、逃げられないよ……サインしたらどっちに住むのでしょうか?


>番外編 ケイスケの機動六課
>番外編のエロの場所がわかんねぇ・・・

ぜひとも下記メールアドレスに、ただし、何か書いてくださいね。
くださいだけでも構いませんから。


>鬼丸さんへ 
>ドゥーエさんや、ドンだけたくましいんですかあなた?

そりゃあ、支援もなしにうん年も敵地に侵入してれば、ねえ?


>鬼丸さんへ 
>いつも楽しく読ませてもらっています  
>完結はある意味待ち遠しかったですが、終わってしまうが残念でもありました。  
>これからは番外編やイベントごとのお話を楽しみにしています。

は、早く新連載に移りたいのですが、中々……


>ドーウェとのやり取りが一番好きです!ドーウェIFを期待ww

いやいやいや、下僕属性が増加してしまいますよ?
まあ、幸せでしょうけどね、それでも。


>鬼丸さんへ、
>まだギンガが足りません(爆)きっちり決着をつけないと納得しないぜ!

何ですって!? これ以上!?
むむむ、どうすれば……


>鬼丸さんへ オチが・・・・・

どのオチですか? ジョンさんですか、アレですかw


>鬼丸さんへ 
>貧乏でもいいんでこういうとこ住みたいですね。
>少なくとも恭也みたいな固物で鈍感なのはいなくなるかとw

その前に今日のご飯の奪い合いであります。
堅物?鈍感? そんなのになってる暇は無い!!




追記 拍手は出来るだけあて先を書いて送ってください。

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作者さんへの感想、指摘等ありましたらメ−ル投稿小説感想板
に下さると嬉しいです。