前回 フォワードの初出動がありました。

フェイトさんと話し合いました。

何と言っていいのやら分かりません。



     ケイスケの機動六課の日々その6




六課所在地は海合いにある。

何せ訓練場所は海上にあるくらいだ。

だからと言って周辺に何も無い訳じゃない。

周辺に住んでいる住人だっているし、オフィスもある。

即応部隊というやつは、何かあった時には現場に急行するため

街の近くにないといけないが、その為に被るものもある。

ぶっちゃけ苦情







はやて視点

カリムからのロストロギア回収依頼。

後見組織からの依頼やから即答はしたけど、ちょい複雑。

普通なら何の問題も無いが、今回は私らの故郷が行き先。

誰とは言わんが「土産買ってこい」とか言いそうや。

まずはロングアーチで話でも、と事務室にいったところ。

な、なんや? 私の体が全力全開でニゲロといってくる。

なんで隊舎でこんな妖気が

中を覗くと妖気はある一席から漂っている。

この部隊である意味、私ら以上の有名人なケイスケ君やった。

「くたばれ死ねむしろぶっ殺す呪う怨む壊す砕く折る潰す…………

くたばれ死ねむしろぶっ殺す呪う怨む壊す砕く折る潰す…………」

机に突伏して、何やら不穏な事を虚ろな目でリピートしとる……

「グ、グリフィスくーん」

こっ怖い!! これはシャレにならんくらい怖い!!

「ああ、部隊長よりにもよってこんな時に……」

何? その「可哀相だけど明日はお肉になるのね」って豚を見る様な目は?!

「ケイスケ陸士の状況ですか? 苦情処理ですよ、そのストレスです」

「って苦情?」

意外や、そういうのをスルーするタイプやと思っとったから。

「一週間です、同じ人に付いています。

その人を前任したヴィータ副隊長は三十分でデバイスを持ち出しました」

……………うし、さいなら〜〜〜〜〜

「逃がしませんよ〜〜」

「見捨てないで〜〜」

「です〜〜」

アルト、ルキノ、リインまで……私に何をしろと?










「ケイスケくーん、元気か〜」

首がぐりんとあたしの方を向いた、もうこの時点で逃げたい。

「あー部隊長ですか、こんなんで失礼しますよ」

なんというやっつけ挨拶、いつもとのギャップが怖い。

「大変みたいやけど、どんなんなん」

これを聞かないと始まらん、愚痴だけでも聞いて、元気になってもらわんと。

「あー、最初は訓練がうるせえと言われたんですよ。

防音見直しましたよ。

次も来たんで「どのくらいうるさいの聞かせてください」って言ったらキレましたよ。

もうブッちぎっていいですよね? むしろ殺る」

私の前でも言葉に全く遠慮が無い!!

いつもの彼ならある程度のラインは守るのに……

「どんな人なん?」

海鳴にいた頃ならともかく、今のヴィータを怒らせるなんて想像できないんやけど

「おばちゃんですね、いわゆるオバタリアン、文句を言ってストレス解消に来てるんですよ」

「いやいや、そう決め付けるのは良くないで」

ふっ、と鼻で笑われた、あかん嫌な予感が増大する。

「ははは、暇なババアだなって裏を取ったんですよ、そしたら何ですか? 旦那と離婚しそ

うと言うじゃないですか、で旦那にあってみればババアは、他の人よりちょっとヒスで強欲

で見栄っ張りで浪費家で嫉妬深くてぐうたらで意地が悪くて粘着質で世間知らずでそのく

せアクが強いから近所のオバサンネットワークに強いそうじゃないですか、そりゃ単身赴

任で浮気もされるわ、自業自得だろ? むしろあんなやつに我慢してきた旦那すげえよ」



……ここまでワンブレスで言い切ったあんたもすごいわ。

しっかし浮気はしたほうが悪いと思うがな

「あに言ってんですか、永らく付き添った間じゃあるまいし、

二十、三十で関係を続ける努力を怠るなんて只の甘えですよ」

ごもっとも、しかし私らも人の事言えんが

「あんた本当に十六か?」







困った。これを流石に放置して出張はできん。

おそらく帰って来たら、やたらスッキリした顔の血まみれケイスケ君がおるのが想像できる。

ロングアーチのみんなも見捨てないで〜〜な視線しとるし。

こうなったら

「えー、ケイスケ陸士、今日これからの予定は?」

「ん、日常業務だけですが」

「よし、私らの出張に同行せい!!」

おばちゃんとダークケイスケ、仲良く分けようやないか。











エリオ視点

怖かった、うん色々と。

最初はヴィータ副隊長がすっごい機嫌が悪くて、ケイスケがちょっと引きつっていたんだ。

次はケイスケもちょっと怒っていた。

でも「明日は休みだから、家でリフレッシュしてくるわ」っていつものケイスケだったんだ。

ケイスケは僕達みたいな24時間勤務じゃないから週休みがある。

いつもは羨ましかったけど、この時はそれでよかったと思ったんだ。




だけど、次の日もケイスケは来ていた。

後で聞いたところ、呼び出されたらしい。

その頃から目に見えて怒っていたんだ。

更に次の日も来ていた、見た目からイライラしているのが分かるくらいだった。

その次の日、暗い目でブツブツ何か言っていた。

そして昨日、なんだかよく分からない気配を放ち始めていた。

キャロと何とかしようって話し合ったけど何も思いつかなかった。

誰かに相談したくてもなのはさんは

「う〜ん、私からじゃ何も言えないんだよ、ごめんね(訓練やめるわけにもいかないし、どうしよ〜)」

だし、スバルさんにティアナさんも手が出せなかったみたいだ。

フェイトさんには、僕もキャロも心配をかけさせたくないと意見が一致した。

ヴィータ副隊長はむしろ当事者みたいだし

むしろ積極的にケイスケさんと話していた。

シグナム副隊長はまだ弱い僕達の変わりにたくさん出動している。

誰にも相談できないでいた僕達にやってきたのは

出張ロストロギア探索

なんと、六課の魔導師全員に加えてケイスケも行くんだ。

ケイスケは魔導師じゃないから不安もあるけど、本音を言えば嬉しかった。

だって魔導師は僕以外、全員女の人だから。










よかった、隣にいるケイスケは機嫌が直ったみたいだ。

なんでも今を全力で楽しんで明日を忘れるのがコツらしい、何のコツなのかは分からないけど。

僕もケイスケもすぐに着替え終わった。

僕はシャツとジャケットそれとズボン。

ケイスケはGパンとプリントシャツでワイシャツを羽織っている。

「エリオ、ブラック」

声と一緒に財布が飛んできた。

これはジュースを買ってこいってこと

ケイスケは、たまにこんな感じに何かを奢ってくれる。

一度、たまには僕が出そうと思い、黙って自分のお金で買った事がある。

殴られた。ゴッツンって

「俺が財布出して、お前が買ってくる、これでイーブンだろが」

ちょっと嬉しかった。僕を同等に見てくれて

「まあ、貰っていい人と悪い人もいるがな、お前は」

とも言っていた。

大人の世界は難しいらしい。










待合室でジュースを飲みながらみんなを待つ。

ケイスケは僕にとってなんなんだろうか?

フェイトさんやアルフとも違う。

何と言うか、はっきり言って僕より弱いし

かと思えば、守るって感じじゃない。

多分、何かあっても自分で何とかしちゃう気がする。

友達と言うにはちょっと年上だし。

「そろそろ来るかね? エリオ、取りあえず合流したら女性陣の容姿について褒めておけ」

?  隊長さん達もキャロ達もいつも綺麗だと思うんだけど?

「とりあえずマナーだ。とだけ言っておく、お前は特にハラオウン隊長とキャロはしっかりやれ」

こんな感じに色々教えてくれるし。

何かな? キャロとかだと、何にもしゃべらないと間が持たないけど

ケイスケとだと気にならない、安心しているのかな僕は?

着替えが終わったみんなが来た、そういえばキャロ以外の人の私服姿は初めて見る。

「オッス、すげえ待ったぞ、まあその分みんな似合ってるけどな」

「うわ、そーゆー事言わないでよ、ケイスケ」

スバルさんとケイスケは友達って関係だよね。普通に僕と同じような感じだし。

いつかキャロとこんな感じになれるのかな。

「エリオ君」

うわ、キャロ、初めて会った時も思ったけどかわいい。

「あ、えっと、その……」

だめだ、何言うんだっけ。頭が真っ白になっちゃった。

ケイスケがなにか言ったのが、ケイスケ?

「あ、キャロ肩にゴミ付いてるよ」

スバルさんとケイスケは目を合わせた後に僕とキャロの間に入った。

(ほれ、「その服似合ってる」でいいから)

ああそうか、そう言えばいいんだ。

「えっと、その、キャロ、その服、似合ってる……」

うわ、言った後の方が恥ずかしい!! 顔が熱くなるのが判る。

「ありがとう、エリオ君」

キャロは全然照れて無いのに、僕がおかしいのかな?

でも嬉しそうだから、いいのかな。

ケイスケとスバルさんは手をコツンって合わせていた。

「あんた、まるでエリオのお兄さんみたいね」

と、さっきまで離れていたティアナさんの言葉。






そうかお兄さんなんだ。

ケイスケお兄さん、いや、また固いとか言われて殴られそう。

兄さん、お兄ちゃん、どうもシックリこない。

兄ちゃん、これかな?

ケイスケ兄ちゃん、うん、多分こんな感じ。

言うのは恥ずかしいし、言うにしても、もう少し仲良くなってからかな。

「兄ちゃん、か。へへ」








ケイスケ視点

転送ポートを経由してやって来ました。地球は日本!!

ダチから借りたゲームの発売元がここ、

何としても時間を作り、スパ○ボやら三○志やら東○を買わねば来た意味が無い!!

そして明日からの苦行への癒しを

しかしまあ、いきなり挫けそうです。




おかしいよここ!!

何か知らんが、めちゃくちゃ本能がニゲロニゲロ言ってるよ?

まるで喧嘩の相手がSランク魔導師だった時の様に!!

「ケイスケどうしたの?」

て、スバルなんも感じ無いんか? こう、第六感がビリビリと

八神部隊長達は別のポーターを使ったから、今いる出身者は高町隊長のみ

「高町隊長、ここ本当に魔導師いないんですよね」

「うん、いないよ」

「じゃあ魔力以外で何かのビックリ人 いたりしませんよね?」

ランスターさんが何コイツみたいな視線を向てくるが無視。

「どうなんですか、高町隊長!!」

「……いないよ」

ちょっ目を合わせて喋ってくださいよ、いないんですよね。

知覚外から近付く人とか、目を見て、いないって言ってくださいよ!!










本日のフェイトさん

何だか私服は久し振りだ。

急に行く事になった地球、久し振りに母さん達に会えるかもしれない。

ちょっとワクワクするのは不謹慎かな。

集合場所にはもうエリオ達が集まっていた。

「兄ちゃん、か、へへ」

兄ちゃん、多分と言うか男の子は二人しかいないからケイスケの事だよね。

ケイスケを兄ちゃん、じゃあ私の呼び方はお姉ちゃん?

エリオとキャロが

「「お姉ちゃ〜〜ん♪」」

それを想像して、ついつい頬が弛んでもしかたないよね、うん。

すーはー、うん、よし心の準備OK。

何時呼ばれても大丈夫。

「あ、フェイトさん」



………………………



「ケイスケーー!! ねえどういう事なの、なんでケイスケが兄ちゃんで私がさんなの?」

「は? 何ですかいきなり? というか首掴むのやめてー」

「何かコツがあるの? それともフラグがいるの? どうなの!!」

「わけわかんねーよ!! 整理してよ、5W1Hで話してよ!!」

「だから何で兄ちゃんなのーー!!」




「ケイスケとフェイトさんって仲良かったんだ」

「いや、違うでしょ、あれは」

周りが何か言っていたけど、まずはケイスケとお話しするのが先決。

「バルディッシュ!!」

「Yes………s、sir?!」

「だからいったい何なんだーー」




終われ







後書き

我ながら無理矢理だなー

まあ、次のはやて視点の銭湯イベント書きたかっただけなんだけど

ただそれだけの為にケイスケを参加させた!!

スケベと思えばスケベと言え。

所詮人類エロが無ければ繁栄無し

ムッツリなるならオープンに、俺を誰だと思ってやがる!!

ところでどの辺までいくと年齢制限に引っ掛かるんでしょう?



書いていて思ったけど、最近アニキキャラって死亡フラグだよね。

例、カミナ、クーガー、オーヴァン












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