HOME_REHOME 08話



アースラに格納されて、気が付いたらフェイトちゃんのデバイス? あのビーム鎌が無くなってたたらしい。

ババァに分捕られたとアルフが叫んで、虚脱状態のフェイトちゃんは医務室に。

その時、なのはちゃん達は部屋から追い出した、あんまり見て気持ちいいものじゃなかったから。

フェイトちゃんの身体にはいくつもミミズ腫れがあった。

別に見ようと思って見た訳じゃないが、結局言い訳か……

後の被害としては、オレもリミッターが落雷でぶっこわれただから服の上からでも分かってしまう。

まあ、これもただの言い訳なんだが。







「雪児……」

(大丈夫だねーちゃん、まだ全然問題無いよ)

開放されたままの状態で、例のバリアジャケット越しても人の身体が分かる。

熱が高い線が何本もフェイトちゃんの身体にある。

「酷い……こんなに、裂けてはいないけど、それって逆にキツいんだよ」

エイミィさんがテキパキと患部を冷やす、痛みが少しでもよくなるといいんだけど……

帰還してから本当にドタバタしてきた、暇な三日間が嘘みたいに。

ねーちゃんは多分読取りをやるだろう、テレパシーの逆技。

物から読むのはオレ達には無理だけど思考、それも気絶中なら。

ここでジッとしてても仕方が無い、ここを出て、それから……

「ちょっと待ちなさい」








「我慢しちゃダメよ、本当に」

指先から消毒液に染みたガーゼが覆っていく、ピリピリとするのはアルコール成分。

「……どうも」

目が合わせられない、リミッター無しの状態がずっと続いているからどうしても熱の知覚で……

「? はい、出来上がり、我慢強いのね」

イスに座って対面で治療してくれたのはリンディさん。

落雷を食らった時に指の爪が剥けていた、バリアを張らなかったらどうなったのか考えたくない。

フェイトちゃん優先して放置しておいたのを見兼ねてくれたのはリンディさんだった。

医務室の隅っこに座らされて両手を消毒、包帯で保護してくれる。

「火傷で怖いのはいくつもあるけど、感染症も大変危険よ、きちんと処置しないとコロッといっちゃうわよ」

「……すみません……」








正直能力者は結構病弱だから助かる、と言っても普通の弱いとは規模が違う。

熱が出て70℃、普通なら40℃でも危険だけどオレは微熱くらいな感覚。

どっちかつーと、至近距離のリンディさんの方がダメージデカいんですが。

(雪児、色を知る年か!?)

一々ツッコミ入れたねーちゃんに「うるさい」と返信しておく、別にこのくらい平気だもんね、全然大した事

「こら聞いてるの?」

ニコニコとしながら手のひらを叩かれて飛び上がる、悲鳴は我慢した……でも痛い……











ジュエルシードはこちらの確保している15個以外は全てフェイトちゃんのかーちゃんに取られたらしい。

こっちにぶち込んだ雷をアースラにもやっていたらしい。

船に支障を来たすような攻撃を生身で受けたんだ、本来なら医者にかかるらしい。

ねーちゃんから、フィリスねーちゃんに掛って来いと追い出された。

フェイトちゃんが手当てを受けるのを尻目に、オレは久遠と海浜公園にほっぽり出され。

「……行くか?」

「くーーん」

久遠の声も少し元気が無い、雷を押し返した大人モードは大変お腹が減るらしい。

あれをやったのは……そう、久遠の純粋な気持ち、オレやなのはちゃん達が危ないから、ただ友達を助けたいからって気持ち。

「くん?」

「へへ、何でもねーよ」

懐に久遠を入れて、いつもより余計に撫でてあげる、いつかなのはちゃんにも触らせてやれよ久遠。

















「もう、本当に何してるの雪くん!!」

外来を通して入った病室で一番に迎えてくれたのは怒鳴り声。

腰に手を当ててプンスカなフィリスねーちゃん、勝ったはずの身長がこの時ばかりは逆転されたような錯覚がする。

リンディさんが巻いてくれた包帯を取って様子を見てくれるけど……ちょっともったいないかも……

「? 雪くん、何だか嬉しそうだね?」

「そ、そんな事無いぞ、全然」

怪我して嬉しいなんて、そんな事ある訳ないだろ全く。

べ、別にリンディさんの匂いとかにドキドキとかはしてないぞ。





「ゆきじ、えっちいことかんがえてる」

「うん、久遠言わなくても分かるね、すっごくニヤニヤしてるし」

完全に巻き取るまで散々フィリスねーちゃんに苛められた。

普段リスティねーちゃんに苛められるからってこれは無いと思う。

「ねえ、雪くん、もうすぐ終わるって本当?」

取り替えた包帯でグッパを繰り返し、調子を見ているオレに投げ掛けたねーちゃんの疑問。

正直オレには何処がゴールなのかも分かっていない、最初は葉弓さんとこに見つけるだけ見つけて持って行く話だった。

それがじくーパトロールだがなんだかが関わって、なのはちゃんとユーノが集めて、フェイトちゃんも集めて。







最後にフェイトちゃんのお母さんが全部持ってった。

何まで行ったら終わるのか、そもそも何でフェイトちゃんのかーちゃんが集めたのか?

全然オレは分かって無い、分かって無いけど。

「ねーちゃん、リミッター余ってる?」

渡されたのは型遅れの、ちょっと弱いバンクルリミッター。

そんなに荒事にはならないと思うけど。

手は大分よくなった、きっとユーノがかけた魔法だろう。

今度みんなをウチのご飯に誘おう、きっと楽しいに違いない、だから。

「もうすぐ終わり、終わったらとーちゃんに頼んでパーティーだ、ねーちゃんも来てよ」

「……はい、気をつけてね、怪我はもうしないように」

守れもしないだろう約束をさせられて、久遠と共にアースラに。

うし、もう一踏ん張り!!
















改造された携帯、これ機種変時に普通のリサイクルに回していいのだろうか……

アースラにも繋がるようにと、手持ちの携帯をエイミィさんに渡したら改造されて返ってきた。

船に戻るために、とにかく携帯でまずはなのはちゃんに連絡を取る。

コールのしばらく後に留守番サービスになった。

何してんだろ? 今は普通の時間の筈なのに……

どうしたの? と視線で語る久遠に何でもないと撫でて返事を返す。

仕方ないから登録にあるリンディさんに……出ない、困った船に帰れない。

他に何か無いかな〜と登録番号をいじると一件確実に繋がりそうな番号を見つけた。

コール一回で即取ってくれる、流石だ。

『Haro Im Raging 』

「取りあえず日本語でオケ」

「ふえ、雪児さん、何やってるんですか〜」

なんて優秀な……このAIとやら、電話番号まで持っているとは……

番号登録した時は半信半疑だったけど、きちんと繋がった以上信じるしかない。

そこから聞いた話は……









急展開過ぎる。

病院に行ってる間に色々あったらしいが、えーっと……




「フェイトのお母さんのところに掴まえに行ったら、さあ大変。

抵抗されて掴まえに行った人は追い返されて、お母さんはジュエルードを使ってしまって、このままだと地球も大ピンチ」




ユーノ解説は実に分かりやすかった、細かい経緯はサッパリ分からんが……

船に戻ると何故かフェイトちゃんは元気が無い、というか目が虚ろだ。

コッソリ鼻を摘んでみようと思ったが周りの空気が重すぎてやめた。

「ゆきじ……」

ピョンと懐から飛び出した久遠がフェイトちゃんの隣りに幼女形態で座った。

うん、久遠頼んだ。

電話の後、直ぐになのはちゃん達はフェイトちゃんのかーちゃんとこに行ったらしい。

病室を出ると、ねーちゃんが待っていた。

片手を腰に、片手を煙草に、いつものポーズだった。

「ん、行くか?」

多くは話さなかった、ただ全部が分かってるって、これからオレがどうするかって、何をねーちゃんに頼みたいかって。

なのはちゃん達はもう行った、アルフもフェイトちゃんを寝かせて。

モニターがあった、デカいロボットと戦うなのはちゃん達。

あんなに強かったんだなぁって変なところで感心する。

さてと。

「ねーちゃんヨロシク!!」

「オーケー、マイブラザー」









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なのは達と別れたはいいが……

行く手を阻む大量の鎧、一体一体なら大した事は無い、無いが。

『ブレイクキャノン』

S2Uから響く声と同時に撃ち出された砲撃で数機が爆散、だけど、数が多過ぎる。

あっという間に空いた穴を埋める人形達、切りが無い。

振動がこの時の庭園を揺らす、徐々に強くなる揺れが嫌でも制限時間を自覚させる。

早くプレシア・テスタロッサの元に!!

現実問題手数が足りない、武装局員以上の魔力を持っている人形をこうも動かす、大魔導師の名前は伊達じゃなかった。

流石に動きは機械的だ、どっちが手強いかと言われれば間違いなく武装局員が手強い。

なのは達を見て思った事だが、魔力が大きいだけじゃ手強くなんて無い。

フェイト・テスタロッサになのは、二人は僕よりも魔力は大きいが負ける気はしない。

プレシア・テスタロッサだってそうだ、前線派の執務官なら研究者上がりの相手に負けはしないだろう。









「く!?」

鉄の壁、数体の機兵が集まって突っ込んでくればその通りだ。

数の暴力、制限時間、敵の陣地、プレシア・テスタロッサは自身の戦闘力をそれだけで見事にカバーしていた。

スティンガーブレイドで削って削って削って、頭にガツンと何かが当たった。

破片だと判断するが、このヌルッとした感触は……血か!?

いけない!! 目に入ったりしたら!?

赤い影が視界に入り、逆の目に映る機兵の……

「ね、狙いが……」

片目じゃあ狙いが付かない、後退を判断して。

「うりゃああああああ!!」







その背後から、大砲が飛んで来た。










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「黒助、ナイスタイミングってやつ?」

座り込んだ黒助に手を伸ばして立ち上がらせる。

しかし、あったんだなロボット兵器、ガン○ムじゃなくてゼラヴィ○ンとは思わなかったが。

「雪児、まだいるんだ、油断するなよ」

後ろから付いて来た翼を出したねーちゃんが注意を促す。

さっきの投摘で五体は潰したのにまだまだいやがる。

「雪児? どうして」

立ち上がったクロノの側頭部からの出血はかなりヒドい、ヒドいけど、頭の血はよく出るから判断は付かなかった。

「いや、お前、友達が危なかったら助けるんだろ?」

何を当然の事をというふうに切替えした、実際ここまではクロノがぶっ壊した後を追ってきたんだ。

なのはちゃん達が見当たらないが、何処だろう?

「雪児!! 来てる!!」

大声で叫ぶクロノだがお前の方が危ないぞ?

「雪児」

ねーちゃんがクロノに近付きつつ、包帯を取り出す。

年上の割にオレよりチビなクロノは容易にねーちゃんに捕まって、確保される。

「リスティさん、今は機兵を!?」

止血処置されるのを見ながら、周囲を見渡して。





ロボットの破片を




投げ付けた。





金属と金属がぶつかりあう轟音が通路に響き渡る。

先頭が破損して、破損した部分が後続を破壊する。

さながらボーリングのように第一陣が総崩れを起こす。

「はい、もう一丁!!」

出来るだけ重たそうな槍を拾いあげ、再度投げ付けた。








オレのHGS能力、いわゆる超能力は念動、テレパシー、物質転送、熱吸収と放出とある。

そのうち、熱吸収と放出はオレの特性ってやつで、他に出来る人はいないはずな力だ。

よく分からないが、熱っていうのはエネルギー変換がいいらしい、ところがオレの能力は直ぐにガス欠する。

普段から念動で普通の三倍近い体重を支えてるからってのもあったが。








投げ付けた槍は何体も押し潰して一番奥の壁まで到達する。

まだ見ただけで20はいるが、これなら問題無い。

後ろのねーちゃんの口笛。

クロノの呆れたようなびっくり顔。

自分の触れてる対象に使う念動は、熱放出より燃費がいい。

ユーノのジャンプ発言は、全く別の方向でオレの戦闘力を底上げしてくれたのだ。

「ところで黒助、どっち行けばいいんだ?」

床にはいくらでもある重たい破片、弾代わりだから集めて集めて。

ガチャガチャ音を鳴らしながら陣地作製を行なう。

ねーちゃんに血を止めてもらったクロノの頭には包帯が乱雑に巻かれてる。

ねーちゃん、昔は色々細かかったのにな……

クロノがこっちに杖を向けて、撃った。










目標は当然バリケードを乗り越えたロボット、こういう展開は憧れるが、ぶっちゃけ外から見ないと締まらないね。

「目標は最下層、プレシア・テスタロッサの逮捕及びジュエルシードの確保だ、君風に言うと、早くしないと地球のピンチ」

「了解、とっても分かりやすかった」

ウンウン、このくらい総括してくれるといいね。

言った直後にクロノが飛び出す、杖からリンディさんの声がしたと思うとバッカンバッカン機兵が爆破する。

いやークロノも強い強い。

「ヤレヤレ、クロノも随分雪児に毒されたな」

そういうねーちゃんは、真雪ねーちゃんに毒され過ぎだと思う。

こんな時でも手放さないくらいヘビースモーカーになったのは間違いない、真雪ねーちゃんの影響。

「さて雪児、私はなるべくテレポートの温存だ、帰るのに便利だからな」

つまり、ここからはオレとクロノでやれって事か。

クロノもオレの手は借りないとばかりにガンガン進んでるし。

もう、勝手な人ばっかし。

「待てよ黒助ー」

でっかい槍、突撃槍っていうんだっけ? それを抱えてジャンプでクロノのところまで。

しかし無視しやがる、この野郎……













跳ね回りながらクロノの横に回り込むやつを槍でぶん殴る度に馬鹿みたいに轟音が周囲に響く。

「ゆっくり来ていいんだぞ、僕が片付けた後をゆっくりと」

この野郎……そういう事言うならこっちにも考えがあるぞ。

「ふん、マザコン……」

「んな!?」

ハッハッハ、着信音にかーちゃんの声いれてるような奴はマザコンで十分だよ。

「こ……こっちがさっきので疲れてると思って気を使えば……」

「マザコンのが疲れてるだろ、変な気を使うなよマザコン」

こっちを向いたクロノの後ろの機兵に槍を、クロノの杖はオレの後ろを。

なんか段々クロノがどう動くか分かって来た。

それに合わせて後ろを、横を、たまに場所を交換してスクラップを量産していく。









「全く、君といるとテンポが狂う」

「オレは面白い」

「わがままだな、雪児」

「やっと分かったかクロノ」

数えるのが嫌になるくらいに振り回して、投げて、殴って、後数えるくらいになって。

「なかなか、組合わせがいいじゃないか」

煙草片手のねーちゃんの声は金属音に消えていく。

そういや久遠は大丈夫だろうか? フェイトちゃん任せてきたけど、今更ながら気になってきた。

そういやそもそも、何でフェイトちゃんは、あんなになったんだろう?

オレが船を降りる時はまだあそこまでじゃなかったのに……

後でクロノに聞いてみるか。

「後一匹!!」

最後の一匹に槍を投げ付ける時に考えてたのはそんな事だった。













△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△











……力が抜けちゃった……

『あなたが、大嫌いだったのよ』

私は……母さんに……母さんに……

何かが色々あった気がする、よく覚えて無い、私にとっては、母さんに嫌われていた。

ただそれだけが全てだから。

目の前に何があるのか分からない、ある事が分かるのに、それが何なのか分からない。

身体も自分のものじゃないみたい、身体で感じてるものが、心に響いてこない。






……もう、疲れちゃったよ……






目の前が暗くなっていくのを自覚しながら、全くそれに抵抗する気が起きない。

身体を包む空気が、心地よかった。

ああ、夢を見ている、外から私が……ううん、違う。

あれはアリシアだ、だって母さんがあんなに優しそうな顔をしてる。

ああ、そうだ、私は一度だって母さんに微笑んで貰った事なんて無い。

何を……何を勘違いしていたんだろう?

母さんが作った花輪、それをアリシアが、右手で受け取った。









ノイズが走るように、場面が変わっている。

水槽の前にいる母さん、きっとこれが本当の私……

アリシアは身体を包むように眠っているもの、私は……母さんの。

「ダメだわ、蘇生しない、何が違うの? 人造人間に命があるのに、何故アリシアは生き返らない」

母さんは何かが書いてある紙を右から左に読み流して行く。

その目は私には……無い。

「眠りなさい、フェイト、アリシアが目覚める時まで……」

? 母さん?














また場面が変わる、母さんが倒れて、血が……

テーブルに手をかけながら、母さんは必死に立ち上がろうとしている。

「……時間が、時間が無い!!なのに外に出るだけで……誰かに、誰か……」

母さんの瞳が、水槽に浮かぶ私に……






「フェイト、あなたがいたわね……」




その目は……私がよく知っている……





怖い母さんだった。






気が付いたら周りが無機質な部屋に変わっていた。

今いるところはベッドだろうか? 薄い布団が私に掛けてある。

「母さん……」

何があったのだろうか?

私が目覚めて一番に浮かんだのはその疑問。

何故か今の夢が嘘には思えなかった、何かあったんだ、きっと……

ひょっとすると、捨てられたくないだけの、私の勝手な妄想かもしれないけど。

だけど……それでも。






頭が冴えてきた、これまで何があったのか、ぼーっとした時間も含めて全部覚えてる。

ベッド脇には久遠が眠っていた、私が動いたから起こしてしまったのだろうか、目を開けて身体を伸ばす。

アルフも、なのはも、雪児もみんな母さんのところだ。

「久遠、ありがとう」

くーんといつもの返事をしてくれる久遠、私を心配して残ってくれたんだね。

ベッドから飛び降りて、人になって。

小さい身体全部でうーんって背を反らせる久遠。

本当に、ありがとう。









行こう、母さんに会いに行こう。

何か変わるのか分からない、何をしたらいいのかも、何をすればいいのかも。

だけど、だけど……

「ふぇいと、おかあさん、あいたい?」

「……うん」

会いたいんだ、いらないって、嫌いって言われても、今はそれしか考えられないから。

だから行こう、母さんのところに……

「バルディッシュ? あ……そうか、母さんに」

ジュエルシードごと母さんが回収してしまった。

……大丈夫、大丈夫、バルディッシュが無い状態が練習では当たり前だったんだもの。

まずはバルディッシュを返してもらって、それから……

モニターには母さんの魔導機兵が大量に映っている、アレをバルディッシュ抜きで……

庭園まで行けば、バルディッシュからの反応があるはずだから見つからない事は無いだろうけど……

まずはアルフと合流して、それから……









「ふぇいと、いくの?」

「うん、久遠はここで待ってて」

フルフルと金髪の髪、それを左右に振って。

久遠は。






「くおん、ふぇいとたすける、ともだち」

……ちょっと、ちょっとだけ、鼻にきちゃった。

断ろうとかそういう気が抜けてしまう、気持ちが温かくなる。

そうしてると、手のひらが温かくなる、小さい、本当に小さい久遠の手のひら。

「いこ、ゆきじ、なのは、まってる」

「……うん」

今は、今だけは、ほんの少しだけど、悲しいが、弱くなった。










転送座標暗唱、魔力コントロール、次元軸セット。

金色の魔力がミッド式の四角い魔法陣を部屋いっぱいに描く。

普段より時間がかかるけど、その分綺麗に、精密に。

「いくよ」

右手の温もりと一緒に、沢山理由はあるけど、その沢山全部に答えに、私はそのために行く。











△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△










固い床を踏む足音が三つ、一つは軽い女性のもの、一つは金属靴で床をならすもの。

最後の一つは、音と言ってよいか分からないくらい軽かった。

「おい、あんまり先行するな」

「わりぃ」

そう言いながら、次の一歩も五メートル近く飛んでしまう。

古いリミッターで微妙な手加減が効かない、普段50K位に制限する体重が今は30K位だろうか。

普段のつもりで走ると二人を引き離して飛んでしまう。

「で、何だっけ黒助」

「フェイト・テスタロッサの件だ、彼女はプレシアの娘の身代わりだったらしい」

「へー、そうなんだ」

おっと行き過ぎた、曲がる角を真直ぐいっちまった。

不味いかも、リアーフィンは出して熱の補給はしてるが、いざガス欠なんてならないように、力は節約しないと。

「……それで終わりか?」

「無駄だよクロノ、雪児はそういうのが反応鈍いから」

何かヒドい事言われてるぞ?

鈍いって言われてもな……








「ようするに、雷を撃ってきたオバサンは、フェイトちゃんのおばあちゃんなんだよな?」






……何故黙る……






ねーちゃんは反応無いがクロノは何か色々無くなったように力を抜かしてる。

いい分かったとクロノから話題を切ってきた、まあいいんだが。

その後しばらく無言で走り続けた、しかし無言の時間が長くなると間が持たなくなる。

最初に口を開いたのは、やはりクロノだった。

「フェイト・テスタロッサは大丈夫だったか?」

クロノは彼女が倒れて直ぐに飛び出したらしい。

ようするに、ちょっと怒ってたそうだ。

映像は見せてもらったが……うーん。

フェイトのかーちゃんにも何かありそうな気はする、根拠も証拠も無いけど。

うーん……







「足元に気を付けろよ」

ん? そういやなんか開いてるな、よく表現出来ないくらいのキモい空間が。










丁度着地ポイントに。







「あにー!?」

すっぽりと足からそこに入って

「雪児!?」

「ちょ、言ったそばから!?」

「飛べ、飛ぶんだよ!!」

「ダメですリスティさん、虚数空間では魔法がキャンセルされて」

飛び出そうとするねーちゃんを必死に押さえるクロノ。








そしてこんな風に思えるオレ……







フヨフヨフヨと浮上する。






………







「死ぬほどビビったじゃねーか!?」

「こっちの台詞だ!!」

「……」

無言で強くねーちゃんに殴られた、痛い……

















……なんかある。

走って走って走って、ある地点で足が止まった。

壁の向うからすげえ嫌な感じ、これはラスボス戦を嫌でも自覚させられる。

フェイトのかーちゃんだかおばあちゃんだか分かんねー。

取りあえずオレに分かってるのは、とーちゃん、かーちゃん、寮のみんな。

フェイフェイ、美由希さん、杉並、竹下、学校のみんな。

ほっとくとみんながヤバくて、フェイトも辛そうで。

家族ってだけで仲良くって訳がいかないのは知ってる。

知ってるけど、それでも







「行くぞ、雪児、リスティさん」

杖を握り直すクロノ、新しい煙草に火を灯すねーちゃん、リミッターバンクルを外して。

「ああ」

「さ、やるか、チビ共」

壁に向い、クロノの杖が破壊をもたらす、決戦が始まる。








△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△








「シューット!!」

レイジングハートから生まれるピンクの玉、ディバインシューター。

それが目に映るロボットを迎撃する。

三体、減って、直ぐに三体増えた。

「なのは、下がって!!」

ユーノ君はバインドで数体を縛る、蜘蛛の巣のように張り巡らされたバインドは確実に敵の数を減してくれる。

アルフさんは

『ガァァァァァ!!』

噛付き、金属を引千切る、ちょっと怖い……

『ユーノ、押さえてな!!』

そのままガツガツと貪るように破壊破壊破壊、爪で、噛付きで、体当たりで。

あ、あんな人とユーノ君は闘ってたの?

そしてまた現われる増援、私もぼーっとしてられない。

この時の庭園の駆動炉って場所を封印する、クロノ君からの指示をやらなくちゃ。








……そうだ、敵が来るなら来ないようにすればいいんだ。

レイジングハートを砲撃モードに、目標は……

ピンク色に集まる光、足元に展開する魔法陣。

「ディバイィィィン」

通路を崩せば、「なのは、後ろ!!」

ユーノ君の叫び、反射で展開したバリア。

すぐ後ろに空飛ぶ足がない緑の鎧、防御でどのくらい耐えられる?

一度くらいなら問題は無い、フェイトちゃんはもっと強いから、そのフェイトちゃんに近付くために強くなったから。

だから−−





鎧に落ちる金の閃光、あの子は寂しそうで、でも強い子。







「フォトンランサー!!」

「雷!!」

あ、久遠ちゃんも。

降り立った黒いマントのフェイトちゃん、その隣りに手を繋いだ久遠ちゃん。

二人の雷が、まるで意思があるみたいに絡み、鎧だけを打ち抜いていく。

「はわ、すごーい」

「えっへん」

そう言って胸をはる久遠ちゃんは子供形態、フェイトちゃんは……

「……」









無言で、私も何か言いたいんだけど、何を言ったらいいのか、パッと出てこない。

元気になったとか、大丈夫とか、そうじゃなくて、何かもっと……

「なのは、ともだち、ふぇいとも、ともだち、それだけ」

友達、なのかな? 私は、そうなりたい、フェイトちゃんの返事をまだ聞いて無い。

「……私は……」

!? 壁が!!

グシャアって音がした方の崩れた先から来たのは他のより大きいロボット。

通路を崩そうとした魔力はまだ残ってる。

杖を向けて、シューティングモードのままのレイジングハートを。

「バスター!!」








杖の先端から伸びる砲撃が、おっきい鎧に飲み込まれるように、弾かれた!?

「特別なの!?」

大き過ぎて見えなかった肩にも大砲らしきものが見える、あれをやっつけるなら……

考えを巡らせる私、その前ザッと立つのは

「フェイトちゃん?」

「……何を言ったらいいのか、分からない……でも、手伝う……」

黒いマントの無い状態のフェイトちゃん、そう言えば斧は?

「フェイト、バルディッシュ無しじゃ、私が!!」

アルフさんが手伝おうと来る前に機兵に邪魔される、簡単にやっつけられる相手、だけど。

数が多ければ……一人のクロノくんは大丈夫だろうか?

だけど今は。








「フォトンランサー」

何度も見た、ディバインシューターのモデルにしたフェイトちゃんの魔法。

ようするにシューティングの誘導弾、いつもなら三つ四つ簡単に出るそれが今は二つだけ。

「大丈夫、久遠もやるよ」

え? っと思ったら久遠ちゃんが更に変わる、フェイトちゃんのお母さんの雷を押し返した時の。

大体お姉ちゃんと同じくらいに変わり、五本の尻尾を。

「やるよ、久遠……なのは!!」

……!? うん!!

もう一度、レイジングハート、頑張れる?

私の思いにレイジングハートはいつもの返事を返してくれた。

フェイトちゃんのランサーに合わせて、




「ディバイィィィン」

「すー……」





天に向って手を上げる久遠ちゃんから響く力、クロノ君も凄かったけど、久遠ちゃんからは威圧感まで感じる。

フェイトちゃん、久遠ちゃんと顔を見合わせ、頷くタイミングまで揃えて。






「バスター!!」「雷!!」「シュート!!」






トリガーを揃えた三つの光は、巨体を捕らえて尚突進んだ。

















辺りを染める光が消える、もう鎧はいなかった。

回りにある沢山の欠片、その中に立ってるフェイトちゃんと久遠ちゃん。

金髪に白い服と黒い服の二人が立ってるのは、何か言いにくいけど……

「きれい……なのかな?」

凄く場所に合わない評価だと自分でも思う、だけどそれしか感想が思い付かなかった。

「……えっと……」

何かな? フェイトちゃんが口を開こうと。

「フェイトーー!!」

ズサーって効果音が鳴るくらい思いっきりアルフさんがフェイトちゃんに突撃して。

「フェイト〜〜フェイト〜〜」

「ちょ、アルフくすぐったい」

うわ〜〜アルフさん、やっぱり犬科なんだ……

フェイトちゃんを押し倒して頬をペロペロと、アリサちゃん家の大型犬を見てるみたい。

……人型じゃなければ。






「うわ……」

? ユーノ君は何で赤くなってジッと見てるんだろう?

久遠ちゃんはポンと小さい身体に戻る、さっきまではきれーでした。

今も可愛いけど。

「おなかすいたー」

……ああ、雪児さんのセットなんだよね。

今とってもよく分かった。







「あ、久遠、これ」

アルフさんを落ち着けたフェイトちゃんが出したのは……おまんじゅう?

何処に持ってたんだろう。

それを両手で受け取って、そのまま両手でパクパクと食べる久遠ちゃん。

「いいな〜」

「え? えっと食べる?」

そう反応するフェイトちゃんですが、ちょっと違うのです。









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なのはに久遠のご飯を渡す、なのはが久遠に渡したいみたい。

じーっとじーっとやって、ようやく久遠が受け取るとパッと笑顔になる。

「……やった」

パクパク食べる久遠を見てると気分が和らいでいく、それを見てなのはは小さくガッツポーズ。

ふと、ここは何処なのかを忘れてしまいそう。

食べ終わった久遠がお腹をポンポン叩いて立ち上がる。

「あ、フェイト、バルディッシュは?」

「まだ、ここの上くらいから反応があるから」

取りに行く、そうしたら母さんのところに。

そう思うだけで少し怖くなる。

また母さんに拒絶されると思うと膝が震えてくる、だけど……







震える手に重なる感触、小さい手ともっと小さい手。

ニコニコした久遠、そしてなのは、彼女からは心配って気持ちが凄く伝わってくる。

「……うん、ありがとう……」

さあ、先ずはバルディッシュを返してもらいに行こう。

「行こう、アルフ、久遠、後で、なのは」

元気な返事を返すなのは、駆動炉を停めに行く彼女と使い魔。

二人を手伝いたい、だけど、執務官と雪児が母さんを捕まえてしまったら。

久遠を抱えて飛行魔法を使ってバルディッシュの元に、場所は母さんの研究室だ。








「……いいんだよ、女の子の世界に混じるのとか空気読んでないから……いいんだ……」

? あの使い魔どうしたんだろう?










重厚な扉の前、母さんの研究室。

ここまでの道で出た機兵は迷う事無く私達を狙って来た。

魔法のほとんどが弱体化してる私は、ここまで久遠とアルフに助けられっ放し。

だけど、デバイスを取り返せば二人を守れる、

アルフと力を合わせて押して開く、鉄の感触が母さんの答えのようで冷たくて嫌。

開けた扉の先には、巨大な水槽が沢山並んでいる。


夢と同じ場所、ここは、私の生まれた場所だ。











「フェイト……」

アルフと久遠も、いつもの鳴声で心配してくれる。

大丈夫だよ、と二人の頭を撫でる事で答えた。

そう、まだ大丈夫、これくらいでへこたれていたら母さんと向き合う事なんて出来ない。










バルディッシュは……あった。

部屋の隅に、もう要らないと、ゴミのように放置されていた。

「バルディッシュ」

小さく、サーと返事をくれるのも力が弱い。

リニスが作ってくれたバルディッシュ、それがボロボロの姿は見ていて辛い。

今なら予想できる、リニスももういない……

きっともう消えてしまっているって。

あんなに母さんの事を思っていたリニスでも、切り捨てられた。

じゃあ……ダメ!! 今は考えてはダメ!!

私は……私は……









「……いやなにおい」

久遠? 部屋の中心に移動した彼女は鼻をヒクヒクさせてそう呟く。

「薬の臭いじゃないのかい?」

アルフも嫌そうに人型で鼻をつまんでいる、そういえば少し私も嫌な感じ。

よく見れば薬品精製用のフラスコも沢山ある、割れたフラスコは部屋の隅に追いやるように放置されている。

こんな掃除もほとんどしていない……それだけ母さんはアリシアが大切だったの?

亡くしてしまった事に耐えられなかったの?

「ちがう」

え? 久遠?

中心とも言うべき部分にあるガラス管の台座。

恐らくアリシアの遺体を保存していたところ、そこに久遠が鼻を当てる。

久遠の目はいつに無く真剣に、僅かな痕跡も見逃さないとばかりに。

「こわいこ……なにかあるよ? おばけにちかいの」

お、オバケ!?

周囲を見渡して確認する、いつかのジュエルシードの時のオバケには一切の魔法が通用しなかった。

もしも今ここでそれに追われたら……

キョロキョロと見回す私の視界に、偶然にも入ったものがある。

何? これ……










それは、写真だ。

私そっくりの子との、優しい母さんの写真……

……アリシアが帰ってきたら、こんな風に笑ってくれるのかな?母さんは。

「あれ? これフェイトじゃないかい?」

え? 机に立て掛けている写真をもう一度よく見直す、赤い瞳。

もう一枚写真を見つけた、そっちとは違う……

「これ……私?」

な、何で!?

だって母さんは……

痛!? バルディッシュを握り締めた手を切ってしまった。

そこには赤い血が……



生きてる。

私、生きてるから、母さんにいらないって言われても生きてる。

だから、何かできるはずなんだ。

「行こう、アルフ、久遠、母さんのところに」

バルディッシュを機動状態にして、リカバリーで応急修理を掛ける。

アンダーだけだったバリアジャケットにマントの追加装甲を。

サイスモードに光の刃を生み出して。

「ああ、何処にでも行くよフェイト!!」

「うん!!」

二人の声に後押しされて、行こう、母さんのところに!!







後書き


ということで一気にラストに一直線です。
フェイト組に久遠、クロノ組に雪児とリスティを加えての決戦となります。
どうなるか、私も予想が出来ませんwww
だって書いてるうちに誰かが暴(ry



拍手返信





>鬼丸さんへ
>今まで数々のオリ主にニコポなどされて落とされてきたなのはさんを
>きちんと告白して恋人になるというのは非常に珍しいと思います。
>それ以外だったら鈍感か百合ばかりですからね。

一応、今までのIFでは全てケイスケから言っています。
傾向として、必ずケイスケから気持ちを伝えるというのをお約束としています。


>鬼丸さんへ
>なのはIF2みました。なんかもう、このなのはさんだったら冗談まじりで
>ヴィヴィオに弟と妹、どっちが欲しいとか聞いて、どっちもと返されて慌てそうな感じですね。

ありえそうだなあwww
なのははあっちになったらガンガン攻めるんですが素に戻されると照れそうです。


>鬼丸さんへ
>なんかもうこの二人見てたら、新婚旅行はトリコの世界にでも行きやがれとか言う電波が…

何故トリコwwww
むしろキャロの方が似合ううちの場合www


>鬼丸さんへ
>久しぶりにケイスケキター( ゜∀ ゜ ) それにしても途中のケイスケのセリフの
>「な、なぜに?ホワイ?」を見てビーストウォーズに出てくるパタパタ犬を思い
>出してしまいました。

また懐かしいwww
トランスフォーマーが映画になったのをきっかけに設定を調べてみましたが……
流石20年近いシリーズ、はんぱねえ……


>鬼丸さんへ
>隠しの方をも見ました。ケイスケと、ユーノを始めとした敗残者達との違いは
>一歩を踏み出せたかと、次こそは今度こそはといった感じの違いだと思います。
>しかし、本当に小さなヒビから決壊して一直線な人でしたねぇなのはさん…
>次回こそはギンガのエロスを…

まあハッキリしっかり伝えたらそれには答えてくれるかな?ってやりましたがよかったみたいで安心です。



>鬼丸さんへ
>ヴィヴィオが黒い!?
>しかもバリアジャケットで致しちゃいましたね。(レイハさんが行為中の記録を撮ってないことを祈ろう)
>やっぱりケイスケはコスプレ好きか、
>これはやはりギンガルートでいけないギンガ先生〜秘密の課外授業〜しかないですよね。

ああ、今回のはアレですよ、ああ今まで着衣してねーなあって気が付いて
じゃあ今回はそれで(ry
ギンガかあ、どうなることやら……


>鬼丸さんへ 
>今回のなのはとのお話、甘酸っぱくてこういう話はニヤニヤしながら読めるので
>大好きです^^ 4日ははやての誕生日ですので、お祝いとして次ははやての
>ssを読んでみたいであります!

ごめんなさい激しく通り過ぎておりますww



>鬼丸さんへ
>ヴィヴィオのヴィヴィオによるヴィヴィオのための
>ケイスケパパ化計画は告白シーンの撮影と配布で完了となりましたね。
>というよりも告白シーンを配布は、はやてやスバルへの牽制なのでしょうか?
>まあ、とにかく次はギンガ姉さんかティアナのエロを何とぞよろしくお願いします。

どっちかというと二人がウダウダしないように止めをさす目的ですねwww
周囲に認識させるという彼女の罠ですwww

>鬼丸さんへ
>ヴィヴィオ黒い!? いつもどおり黒い。
>それにしてもこの二人は水回りでばかり致しているような気もしますが…
>もしかして、もう職場のトイレや、台所での新婚裸エプロンプレイやっていそうですね…

きっと全力全開で色々しているに違い有りません。
水場ばっかりなのは偶然ですよ?


>鬼丸さんへ
>ユーノが告白しようと決意したその瞬間にヴィヴィオが撮影した告白シーンが送られてきたら、
>彼はいったいどうなってしまいますか。

乾いた笑いとともに、仕方ないかってなるのではないでしょうか?
何となく彼はそんな感じな気がします。


>鬼丸さんへ
>ケイスケに先を越されたユーノは今後どうなると思われますか?
>1、男色に目覚め、ウホッ、いい男ルート
>2、新しい恋を探そうと旅に出る放浪ルート
>3、現実は非情である、真っ白に燃え尽きて仕事を恋人にした生涯童貞ルート
>さあ、答えは!?

大丈夫、多分彼はもてます、他にいい子がきっと誘ってくれますwwww


>鬼丸さんへ
>ティアナIFのティアナはツン維持若干デレでお願いします。
>もちろんデレる時はベッドのなかで… 早く、早くティアナでのエロをお願いします。

いや、本当彼女とはどうなるのやら。
似たもの同士で本編中もあんまり絡まなかったんですよね。


>鬼丸さんへ
>はやてがケイスケに親子丼、姉妹丼、双子丼、親友丼、主従丼、数の子丼の内、
>どれが好きかと聞かれた時のケイスケの反応はどんなかんじでしょう?

ケイスケ「カツ丼」
はやて「うお!? つまりユニゾンした状態と!! なんてマニアックなんや……」
ケイスケ「……天丼」
はやて「やっぱりか……」
ケイスケ「ちなみにその心は?」
はやて「衣を被ってます」


>鬼丸さんへ
>なのはきたー!! うん、やはり天然いじられなのはは可愛くていいですな

どもどもです、そういってもらえるのがとても嬉しいです。


>鬼丸さんへ>
>なのはIF2みました!そっかぁ、なのはとケイスケはこうやって付き合ったのですね。
>しかし、強硬策に出たケイスケですが、なのはにその気がなかったら結構な問題になっていたぞ!
>あと、風紀委員長系の人、何かのフラグかと思って期待したのだが、あの思わせぶりなたいどはいったい・・・
>これは次に期待か!?これからも期待しています。特にケイスケ!

次……あるのかにゃ?ww
とりあえず、恋人になるには好きですって伝える以外は無いんですよね。


>鬼丸さんへ
>うん、なんだろうね。
>もうなのはIF3は教会でウェディングドレス着たなのはさんと赤ん坊を抱っこしてるヴィヴィオでいいと思うんだ。
>人生の墓場的に…

そこまで進むか!? というか出来ちゃった婚!?
結婚すれば一応ケイスケも地球の戸籍を得る事になりますがねw


>鬼丸さんへ
>今回出てきた風紀委員系の女性局員は、
>もしかしてなのはIF1に出ていたケイスケにプレゼント渡して食事に誘ってた人と同じですか?

ご想像にお任せします!!


>鬼丸さんへ
>よく考えてみると、
>なのはとケイスケはネギまでのマスターと従者としての関係だったらかなり相性が良いんじゃないでしょうか。
>これならケイスケも充分に戦える。
>まあ、仮契約するまでが長そうですけどね… それと夜には主従逆転してそうですねwww

きっと武器としてトマホークを要求しますよww
何で? 重たくて強いから。


>鬼丸さんへ
>なのはIF3独身が終わる日を楽しみに待ってます。

そんなに結婚話が見たいんですか!?
とりあえず、もうちょっとかかりますよ?明らかにだってケイスケまだ(ry















追記 拍手は出来るだけあて先を書いて送ってください。
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