海鳴に異常を起こす蒼い石。

それを集めていたオレ槇原雪児、久遠、神咲那美の三人組。

唐突に人がいなくなった繁華街にて石を集める他のパーティと遭遇した。

那美さんの友達で三年先輩の高町美由希先輩の妹、なのはちゃんと喋るフェレット。

先日久遠を保護してくれた子と赤い大型犬。

空飛んだり魔法陣出したりしているが対した事じゃない。

蒼い石をうっかり幽霊ビルにシュートしたらオバケがハッスル。

大ピンチなところを助けてくれたのは











「なんね、雪児」

神咲薫、さざなみのある意味の主だった。








              HOME_REHOME 06話







暗闇のグラウンドに立つ二組のシルエット。

学校の外からの街頭にその影を作られている。

オレ、なのはちゃん、黒い子。

アルフって犬、那美さん、とーちゃん、そして薫ねーちゃんもとい薫さん。

何かが色々絡まって、既に何がどうなったのかが分からない。

薫さんに何かを伝えようと口から言葉がでようとして、何も出ない。

混乱した頭が次の言葉を組み立てては崩して行く。

立ち止まったオレの隣りに強風が吹いた。












「え?」

黒い子が一直線に石に向ったかと思えば、石から光が激しく光が漏れる。

いつものような電球のように周囲を照らす光じゃない、まるで穴から外に飛び出すように閃光があふれていく。

「ジュエルシードが!!」

なのはちゃんの肩のフェレットが叫ぶ、その時には黒い子は石をキツク握り締めて。

爆発するような閃光を両手で握り締めるように黒い子が締め付ける。

「静まれ、静まれ、静まれ」

呟きは祈りのように聞こえ、それに答えるように石の閃光は力を弱めていく。

膝をつく彼女の姿、祈りという表現はピッタリだったのだろう、文字の通りの姿。

答えた石の閃光は、止まっていた。



















「……フェイトちゃん?」

「!?」

なのはちゃんの呼び掛けが止まった時間を進めた。

動き出した黒い子、気が付いた時には上空に飛んで

「……」

無言で飛び去っていった。














全てに色々起こりすぎて、オレも那美さんも久遠も。

なのはちゃん達も上手く説明出来ないくらい混乱していた。

時間が遅いと言うことでとーちゃんが出していた車に全員が乗り込み、なのはちゃんを送っていった。

美由希先輩の家には初めて行ったが広い塀にびっくりしたのを何となく覚えている。

説明は後日ということになり、翠屋で翌日話し合うと言う事になった。

それは全て薫さんがお膳立てしている。

よくも悪くも、オレやなのはちゃんは、口を挟めるほど冷静では無かったんだ。





















「雪児、足を見せて下さい」

四人が乗る車に、久遠の他に六つ目の声が響いた。

金髪に巫女のような服を着た女性が文字通り浮かんでいる。

「十六夜さん」

「はい、久し振りです雪児」

十六夜さんは空中に浮かび、オレを見ながらも視点がオレを向いていない。

矛盾しているようだが、ようするに視点が合っていない。

この人は幽霊だ。

薫さんの刀、霊剣という、個人が持つには不釣り合いな、それこそ国宝級という代物。

それに宿る幽霊、じゃないな、守護のような存在。

とーちゃんの持つ御架月のお姉さんで、神咲の人のお姉さんみたいな存在らしい。














「こう?」

「はい、大分痛めていますね、今治療を」

後部座席で足を抱えて、十六夜さんの手を導く。

十六夜さんの目は見えていない。

だけど、軽い物なら持てるし、生き物の場所は何となく分かるから不自由は無いらしい。

実体が無い筈の十六夜さん、なのに触れた所が仄かに暖かい。

「十六夜さん、私がやります」

隣りに座っている那美さんがそう声をかけるが、それをゆっくりとかぶりを振って十六夜さんが断る。











那美さんと十六夜さんの霊力には癒しの力がある。

とはいえ、ロープレの回復魔法みたいにひょいっと治るようなものじゃない。

あくまで治りがよくなる程度なんだけど、それだけで普通の医者に出来るようなものじゃない。

「那美、十六夜は雪児がどんだけ大きくなったか知りたいだけ、うちもよくやられた」

「薫、子供が大きくなるのは私の楽しみですよ、ああ、やっぱり男の子はすぐ大きくなりますね」

何かムズ痒い。

代々神咲の家の子供を見て来た十六夜さん、この人から見るとオレも子供のようなものらしい。

こう、見た目は全然若いというか、普通の、いや凄い美人さんなんだけど。

なんというか、おばあちゃんみたいな風に接してくれる。















自分では分からなかったけど、結構足に負担が来ていたようだ。

治療が終わった後、随分軽くなった。

薫さんは久し振りのとーちゃんの御飯を食べて、十六夜さんは御架月と姉弟の会話。

オレは……風呂に入って直ぐに寝た。

なんか色々あり過ぎた、元々よくない頭はオーバーヒート気味。

何がどうしてどうなったのかを布団で考えてるとガチャリとノブ音。

子供形態の久遠だった。

直ぐにキツネモードになって布団に潜り込んでくる。

心地よい抱き心地に、気が付いたら朝になるくらいスッキリ寝ていた。

























いつもの教室が違って見える、クラスメイト達と何か見えない壁ができたようにも感じる。

竹下も、杉並も含めてだ、隣りの席のフォンフォンまで、座る時に……何かよそよそしい。














「くっさ、ホンマ汗臭いで自分」

「仕方ねーだろー、朝っぱらからひでぇ稽古食らったんだから〜〜」









朝、眼が覚めたのは午前四時近かった。

その割にスッキリだったのは久遠のやつがいて安心したからだと思う。

毛皮に触れるようにもう一回寝ようかなと思った瞬間、響いたノック。

「お、起きとったか雪児」

「薫さん?」

何? この朝っぱらから?

何? その白い胴着姿は?

何? その後ろの夢に半分入ってる那美さんは?

何? その寮に伝わる伝説の鉛入り木刀三本は?

ねえ、何?













「朝っぱらから三時間みっちり素振り……死ねる……」

「で、シャワー浴びて来なかったと」

そのとーり!! 残念ながらオレの体力は学校に来たところでゼロよ?

今もかなり全身がががが。

クラスメイトとの壁とは物理的な机だ。

うつぶしたまま動けません。

「ううう、動けなーい」

「なっさけないな雪の字は」

そうは言うが、薫さんは厳しいんだ、綺麗な素振りじゃないとカウントリセットなんだ。

く、これから先帰るまで那美さんとオレの地獄が続くのか……















「うッ!!」

思わず漏れた言葉。

そしてオレの身体は致命的な問題を告げる。

この問題を解決するには他人の協力が必須だ。

しかも制限時間付き、ぐ、ぐぐぐぐ。








「……フェイフェイ、杉並達呼んで……」

不思議そうなフェイフェイ、ああしかしこれに協力してもらったら色々死にたくなるんです、早く呼んで……

「何で?」

関西風イントネーションで聞き返す暇があったら……く……仕方が無いか…

「ト……トイレ行きたいけど動けない……」

杉並達に投げ込まれるようにトイレにいれられ、帰りは教室じゃなくてプールだった。

槍投げのようにプールに投げ込まれ、キッチリ熱を逃がして汗も流して来いと。

着替えどーすんだよー。

教室からジャージとタオルが落ちて来た、苛めじゃないこれ……



















そんなこんなで学校が終わり、今日は寮に直行する。

那美さんと久遠と合流し、かーちゃんの車が使えないから駅前バス停に。

「そういや美由希さんは?」

今日はなのはちゃんに寮に来てもらっての話合い。

お姉さんの美由希さんはどうするんだろう?

「ああそれは」

会話の途中、那美さんの電話が鳴る。

着信先は警察、お仕事らしい。

「薫ちゃんに連絡するから今日は久遠は雪くんと一緒にいて」

ここで分離、懐の久遠とバスを待つ、那美さんは途中で薫さんの車で行くそうだ。

ツンツンと久遠が何かを教えてくれる。

何だ? と思うと胸元が震えていた、マナーモードだ。

着信は……なのはちゃんだった。
















「で、海浜公園なんだね?」

なのはちゃんからの電話は勿論例のジュエルシードなるもの、説明前に回収が入ったようだ。

駅前から海浜公園までの裏道が頭に浮かぶ、ずっと住んでいた町だ、大雑把な町並みくらい頭に入ってる。

裏道のゴミ箱を蹴っ飛ばして心の中で詫びる、人の家の塀の上を力を使ってバランスを取り全力疾走。

見えた、公園の入口が。

「ゆきじ、人いないよ」

久遠も懐から飛び出して人型に、肩車の姿勢にひょっいと変わる。

人がいないなら丁度いい、昨日覚えたての大ジャンプで一気に公園内に飛び込んだ。














●●●●●●
















新しいジュエルシード、それを感じて直ぐに雪児さんに連絡した。

別に他意は無かった、昨日交換しておいた電話番号で履歴が直ぐだったから。

今日の予定は雪児さん達の寮でお話し、ユーノ君はあんまりいい顔はしなかった。

本当なら今でも一人で集めたいんだと思う。

けどそれはダメ、もうこの事は私の問題でもあるんだから。

暴走体は樹だった、前の時のおっきい樹とは全然大きさが違う。

私の目は直ぐに回りを見回した、黒い服を纏った金色の髪の、フェイトちゃんを。











樹に雷が走る、その光を樹の前の壁が防ぐ、バリバリと耳に残る音。

「フェイトちゃん!!」

こっちを見たのは一瞬だけ、その後直ぐに樹のオバケに視線を戻してしまった。

「ユーノ君、まずジュエルシードから何とかするよ」

返事は分かっている、レイジングハートは私の気持ちを受け取って変身を始めてくれた。

フェイトちゃんをほっとけない。

この気持ちは、今はジュエルシードよりもおっきかった。









魔法の……何といいますか、砲撃?を樹に打ち込むけどバリアで弾かれる。

ジュエルシードの暴走体は日に日に強くなってる気がする。

それでも昨日程じゃない、あれは……軽くトラウマです。

もう遊園地に行ってもオバケ屋敷には絶対行かない。

「強いね、強敵だ」

フェイトちゃんでもか……でも。

「二人なら大丈夫だよね」

そう、昨日と一緒だね、まずはやっつけてから。

もう一度、今度はフェイトちゃんが合わせてくれれば。

集中、集中、狙いを樹に合わせてると。

ドゴンと何かが樹に……









「へ?」

「へ?」

思わず呟いた言葉が揃ったのが何となく嬉しかったり……いやいやそうでなくて。

音の元を探すと……なんだろうあれ……

樹の幹にめり込んだ……ゴミ箱。

アレ? この空気読んでって展開にデジャブが……

「おお、なるほど、この方が効率いいな」

あ、雪児さんだ。

直ぐ傍にいる久遠ちゃん。

ごめんなさい、実は……呼んだの忘れてました……













「あのさ、それやっつけるんだろ? んなビームとか雷とか打って平気なの?」

「あ、はいー、ユーノ君が結界を張っているので解いたら戻りますー」

そういえば何で元に戻るんだろう?

「よし、理屈聞いてもよくわからんだろうから説明イラン」

心を読まれた!? エスパー!?

いや、なんかこう……釈然としないというか何というか……

って、ちょっと待って!! 何するんですか!?

雪児さんが手に持った、いえ正確には持ち上げたもの。

「よっこいしょっと」










こう、バーンとかバリバリとかじゃなくって、バコって音が響く。

後ろの暴走体の立てる音の方がまだいいといいますか……

そう、雪児さんが手に持ったのは……公園を明るくするための……街灯です。






「ふん、むん、よしイケる」

何にイケるんでしょーか?

五メートルはある白いペンキ塗りの街灯をブンブンと、掃除の時間にふざける男子みたいに振り回して……

「あれ? 嫌な予感がするよ、僕」

槍投げみたいに構えた時に、ユーノ君の予感は私の確信に至ります。

「どおおおりゃあああああ!!」

えー。

「「「えー」」」

気せずこの場にいた四人の気持ちが一つになって。

暴走体もシールドを張るのですが、勢いがついた街灯は色々曲がりながら、それでもシールドを押し込みます。

私の砲撃魔法よりも派手な激突音を響かせて、樹の暴走体が、こう……

「うし!! 開眼、スコア2達成ー!!」

いやいや雪児さん、一応これってリリカルでマジカルなお話しだったよーな。

雪児さん一人で世紀末でモヒカンな世界にならないで下さい……

暴走体は沈静化、大人しくなったのはいいんですが、何だか可哀相なくらいの有様。

「えっと、どうぞ」

「う、ううん、あなたが」

「何譲り合ってんだい二人とも……」

アルフさんからの一言があっても主張出来る空気じゃありません。

なんだか……

「色々台無しです……」










「んじゃオレもらい、久遠」

久遠ちゃんがポソリと何かを漏らすと落雷が暴走体に。

ポンと出て来るジュエルシード、それを無造作に雪児さんはポケットに……

って!!

「「ダメですよ!!」」

思わずフェイトちゃんと被った。

何?って思いっきり?マークを出す雪児さんと久遠ちゃん。

えっと……何処から説明したらよろしいのでしょーか……

……よく考えたら私も人に説明できるほど理解してないよーな……









「えっと、ジュエルシードはそのままだと暴走の、うーん」

フェイトちゃんは言いにくそうだし。

アルフさんなんか空を向いて欠伸してるんですが……

「ジュエルシードはそのままだと火を消しただけの爆弾みたいなものです、なのはかフェイトの杖にしまわないと」

おおお、ユーノ君分かりやすい!!

思わずこの場の全員の視線が集まります。

ユーノ君も何か嬉しそうです、きっと先生とか向いてるんじゃないかと思います。

雪児さんは、じゃあいいよと限り無く軽く渡しています。

フェイトちゃんに。














むう、いいんですが……

無事に封印は終わって……さて、どうしたらいいんでしょう……

「んじゃ帰るか、なのはちゃんもフェイトちゃん? だっけ、うち寄ってけ」

ああ、そう言えば色々説明しに行くんだっけ、スッカリ……

「「そう言えば」」

バッとフェイトちゃんと向かい合う、色々グダグダにされてたけど、フェイトちゃんと賭けないと。

そうして、話を。

「ジュエルシードを渡して」










「……ダメだあ」

ズルッとフェイトちゃんが転んだ、無理だよ今から真面目って……

うーん、もうさ、ほら、教えてよきちんとお名前とか。

もう取り合うって空気じゃないよ。

無人の公園のある一点、今はいないけど、そこでたまにお兄ちゃんと。

フェイトちゃん。

「一緒にたい焼き食べよう」





















ベンチに座って、隣りのフェイトちゃんはなんだかおっかなびっくり。

なんだろう、最初はこんな事出来る空気じゃ無かったのに。

雪児さんはユーノ君とアルフさんを連れて芝生にいる、久遠ちゃんも。

久遠ちゃんは美味しそうにたい焼きを食べて。

「いかん、イタチ科と犬科って砂糖よかったっけ……餌は分かるんだが……」

なんだか葛藤してます。

フェイトちゃんはたい焼きをじーっと睨んで……食べた!!

「はふッ……熱い……」

……なんだか可愛い。

ペットボトルのお茶を飲んで舌を冷ましてるフェイトちゃん。

まずは










「昨日も言ったけど、私高町なのは、小学生三年生」

「……フェイト・テスタロッサ」

……やったあ!! 遂に名前が聞けた!!

これまできちんと聞いた事無かった、アルフさんから聞いただけだったから凄く嬉しい。

達成感に浸る私、気が付くと近くに久遠ちゃんが来ていた。

不思議な子、ユーノ君が言うには魔法とはちょっと違うみたい。

トコトコとたい焼きの欠片を咥えた久遠ちゃん。

何をするかと思うと芝生に爪を立て何か書き始めた。

えっと……







「く、お、ん、だ、よ?」

「くーーん♪」

か、可愛ーい!! 思わずギューっとしたくなった。

そしたら久遠ちゃん、フェイトちゃんの後ろに。

「えっと、久遠?」

「くーん」

今度は不満を言ってるように感じる、ムムム。

新しい目標が出来ました、久遠ちゃんとも友達になります。

でもその前に、














「フェイトちゃん、私の」

「失礼」

……え?

突然知らない声、その元は髪の毛まで真っ黒い男の子。

テレビで見た裁判官さんみたいなマント? をしてる。

「魔法ってご存じで?」

ほえ!?

男の子は小さく、危うく聞き逃すような囁く声で

「当たりか……」

そう言いました、つまり私達と同じ。

「時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ、この町に起きている事件で話が聞きたい」






●●●●●●





「じくーかんりきょく?」

なんかなのはちゃんと同じよーな格好をした奴がいつの間にか現われた。

魔法っつーくらいだから異世界の王国くらいのノリだと思ってたんだが……

あれ? フェイトちゃんがなんか顔色が変わって……

「あっ」

超高速、比喩でもなんでもなくそれだった。

彼が名乗った、それを聞いた瞬間だった。

フェイトちゃんは

「……ごめん」













そのまま飛びさっていく……

アルフもいつの間にかいない。

「ユーノ、アルフは?」

「あっという間にいっちゃったよ」

おやおや、取りあえず分かった件。

「「「「じとー」」」」

突然浴びせられる目線に「な、なんだ?」と聞き返すが、分かるだろ。

ようするに

「タイミング悪すぎ」











「と、取りあえず君達も関係者だな」

「えっと、何の?」

……数秒の間が……

取りあえず解説役は任せたユーノ、ズズイッと彼を前に出す。

「この子に聞いてくれ」








クロノったっけ? とにかく全身がフェイトちゃんよりまっくろな奴。

口振りからして魔法の国から来た奴なんだろう、なら……

「……見たところ君が一番年上のようなんだが」

「ああ、オレ事情とかなんとかなーんも知らなくってさぁ、いや参った参った」

そもそもその辺の細かい説明を、

今日、

寮で、

してもらう予定だった訳で。

というかそもそも。











「時空天ってなんだ?」

「時空管理局だ!! 誰が超宇宙規模の敵だ!! それで僕はその執務官で」

「悪い、でその執務官って」

ああ、って叫びながら頭かくなよ、んな事言われても知らねーんだよ。

彼女にそれと無く知ってる? と聞いても知ら無いって。

「……すまない落ち着いた、何処から説明したらいいんだ?」

「何処から聞いたら理解できるんだ?」

そ、そんな睨むなよぉ。

「あの、ちょっと僕が説明しますので」















取りあえずユーノと少し情報交換をしてもらう事に。

蚊帳の外、なのはちゃんと久遠がお仲間。
 
彼女にそれとなく知ってる? と聞いても知らないって。

「えっと、私はユーノ君は魔法がある異世界から来て、自分が見つけたものを無くしたから見つけてって」

おお、なのはちゃんもそんなもんか……

オレと久遠に期待するな、で

「……どうも色々事情が複雑らしいな……」

話終わった黒助の発言。

複雑っつーか、行き当たりばったりなだけな気もするんだなこれが。











「取りあえず転送で船に戻る、付いて来てくれるか? 二人とその使い魔も」

……使い魔ってあれだよな? 烏とか勝利すべきなんたらとか……

そもそも固有名詞が沢山でオレはもー脳味噌がオーバーフローで流体が溢れそうなんだが……

「まあ取りあえず行って話だけでも」

そうしないと話が進まない、黒助のが桟橋に案内しようと。










「だめ」

久遠?

拒否を久遠がしめした。

一々子供形態に変身してまでだ。

「何故?」

とは黒助、どっちにしたってここで込み入った話をする訳にもいかないのに……

「久遠ちゃんなんで?」

「しらないひとに付いてく、め!!」





















凍り付く時を動かしたのは空間に浮かぶ窓。

カメラ付きチャットみたいな画面が黒助の前に。

茶色の髪をした人と緑のポニーテールをした二人が映って。

腹を抱えていた。










後書き、ちょっと短いです。
まあ久遠のオチを超えるオチがないのが原因ですが。



レス返し

>鬼丸さんへ
>久遠が可愛すぎwww もっと活躍させてくださいwww

うん、久遠が影? むしろメインの主役?wwww


>鬼丸さんへ
>アニメ化で雷・金髪・癒し属性を久遠から引き継いだフェイトと久遠の絡み……俺
>の血が足りないぃぃぃ!

ええいもちつけえええ!!


>鬼丸さんへ 
>巨大な油虫…なんというM○Bwww 手が出せるアルフに嫉妬w あれは生理的に
>_ フェイト嬢1日で久遠を懐柔…。
>やはり天然は動物に好かれやすいのか。

なんとなくあの二人は波長が合うような気がしてああなりました。
Gは……強敵すぎます、生理的にww


>鬼丸さんへ>
>いやー、ホントケイスケの機動六課の日々は素晴らしい!
>暇があるときは何度も読み返しているほどです!
>私の好きなリリなのSSベスト10に入るほどです!(もちろん上位)
>特に好きなのはなのはとティアの模擬戦のところです。
>どの作品でも大抵なのは肯定的なものばかりでケイスケではないですが私もそこのところにはちょっとイライラしてしまいます。
>みんななのはは悪くないみたいな感じですし。
>私もケイスケの意見とおなじですよ。どんなに強い魔力を持っていても、
>どんなにうまく戦えても、どんなに強くても、なのはさんは人間なんです。
>間違うことや失敗することがあってもそれは当り前のこと。
>それを他のところでは(原作もだけど)分かっているのかいないのか。
>いつかこの作品のアフターストーリーが出ることを期待しています。
>いや、むしろケイスケクンを過去にトリップさせてほしいかも(もちろん子供にして)
>これからのあなたの作品をいつも楽しみに待っています。

どうも、ありがとうございます!!
なのはを身近な人に戻すというのは目的の一つでしたので、そう思ってくれるととてもうれしいです。
無印は現在HOME_REHOMEってものでやっています、ケイスケは関係ないですが読んでくれるとうれしいです。


>鬼丸さんへ>
>いろんな話でもありますが、闇の書ってなんだか消えなくても済んだ気がする。
>みんな破壊することばかりにとらわれているけど、あれって、夜天の書のデー
>ターを集めて上書きか守護騎士システムだけを新しく作った夜天の書に移せば済
>むのではないかと思った。無限書庫もあるんだし、探し物をするのに最適な存在
>スクライアもいるんだし。もし私の考えが正しかったらグレアムさん、10年?
>間いろいろと無駄な努力ごくろうさまって感じですね。

あー色々考えたことがあるんですが、長ったらしいので詳しくは省きますが
上書きとかしてメモリーが保持できるかは疑問です。
他にも色々と現代のプログラムで考えると大変困難でして……
具体的には年単位で何十人もかかってやるような作業では?と予想されます。


>鬼丸さんへ
>雪児のリアーフィンはカブト虫の羽根みたいで熱を吸収するということなので、
>強殖装甲ガイバーに出て来るゼクトールというキャラを思い出してしまいまし
>た。雪児もレーザーとか撃てるようになれますかね?

一応1話で撃ちましたよ!?全然効かない上に効率最低ですがwww


>鬼丸様宛電文:
>いけません! フェイト&久遠は危険です!!
>具体的に言うと、那美とファリンを並べてダブルドジっ娘とか、
>フェイフェイと八神はやてを並べてダブル病弱小柄関西人とか、
>晶とスバルを並べてダブル鉄拳制裁とかぐらいに危険なんです。
>……リリなの、とらハ3のキャラ再利用しすぎですがなw

気にしてはいけません、むしろ会ったら面白そうと!!


>鬼丸さんへ>今更ながらなのはエンド、これからのことがめっさ気になった。
>高町家とその他大勢を巻き込んだリアル鬼ごっこは!?
>なのはが子供を産んだらなんて名前をつけるか!?
>ぶっちゃけ、親子丼でなのはとヴィヴィオをいただいてしまってもいいのでは!?
>新婚旅行はどこ行くのか!?
>それに便乗して6課全員が旅行について行ったり。
>なのはもの、フェイトもの、はやてものといろいろなエンドを見ましたがどれもいい!
>すべてのアフターストーリーを期待しています!
>むしろケイスケが高町家と、他もろもろとがリアル鬼ごっこをするのを見てみたいだけだったリ・・・(黒笑

サラッと本性が!?
もしかしたらIF2をやるかもしれませんね。



>※鬼丸さんへ 教会編感想
>ちと全編見直してておもったんですがカリムが目覚めちゃったなら、
>その内以前はやてに言わされた「はいか、イエス」のモトネタにたどり着いちゃうんじゃ
>無いでしょうか?w 場合によってはカリム小暮ロット化もあり得る……か?……w

むしろ金髪で絵馬さまだとみんな大好きヤンデレビッチの天使さまが。
どうも結婚準備中PC版小説の主人公君だと信じておりますw


>鬼丸さんへ
>ケイスケの?新作読みました。
>しかし、ここでケイスケがカリムにラッキースケベなことをしてたら。どんな事態になっていましたかね?

セイン「通報しました」 ぎゅいーーーん。


>※鬼丸さんへ>
>ケイスケの雫&ヴィヴィオエンドは存在しないのだろうか!?
>むしろ、雫とヴィヴィオが必要以上にケイスケに絡みすぎて
>彼に好意を寄せているものすべてが嫉妬の炎を!?(幼女相手に(汗))
>そして、嫉妬している彼女らに男どもがさらに嫉妬の炎を!?といったようにネズミ算式に嫉妬の集団が増え
>ていき結局原因の元であるケイスケを袋に!?次の短編集期待しています!

いやいやいや、それどーやって収集つけるんですかあーた!!













追記 拍手は出来るだけあて先を書いて送ってください。
拍手はリョウさんの手で切り分けられています。

作者さんへの感想、指摘等ありましたらメ−ル投稿小説感想板
に下さると嬉しいです。