ユーノくんのお手伝いでジュエルシードを探し始めて数週間。

最初のころが嘘のように見つからない。

勿論、残り少なくなれば見つかりにくいのは分かってる。

分かってるけど……

ベッドに体重を預けると疲れが私を眠らせようとする。

「レイジングハート」

浮かび上がる宝石はたったの五つ、半分にも届いて無い。






「五つか……きっとあのフェイトって子が残りを」

寂しそうな、ほっとけない瞳をした子。

もう一組の回収者、フェイトちゃん……

きっと私なんかよりすっごく沢山集めてるんだろう。

……揃えるなら、私のを取りに来る。

お話し……したいな。





















「っ」

痛くない、そう思って焼ける背中の痛みを忘れる。

「大丈夫かいフェイト」

心配させちゃったね、大丈夫だよアルフ。

母さんのところに持っていったジュエルシード。

五つしか無い事を叱られた。

仕方が無いよ、母さんの期待を裏切ったんだから。






「ちくしょう、あのババア!!」

「ダメだよアルフ、そのくらい母さんに大切なものなんだよ」

「でもさ!! これもアイツらが邪魔したから!!」

うん、あの白い女の子と使い魔。

初めての時は大した事無かった。

次に会った時には信じられないくらい手強かった。

ひょっとしたら、次は互角ぐらいかもしれない。

何より……私達よりもジュエルシードを集めているだろう。







此処のところジュエルシードが見つからない。

きっとあの子達が先に回収してるからなんだろう。

もう未発見のジュエルシードは殆ど無いのかも。

奪うしか……無いのかな……

あの子は理由を話してと言う、でも……知らないから言えない。






母さんは時々怖くなる。

そんな時には何も話せない。

聞くことだって……









大丈夫、ジュエルシードを全部集めれば、そうすればきっと。

お花畑で、母さんと遊んだ日。

あの日がきっと帰ってきてくれるから……

だから、もうちょっとだけ、頑張るんだ。



















「ほい、ねーちゃん」

この間回収した石をリスティねーちゃんに渡す。

これからねーちゃんはテレポートで東北までの長旅だ。

葉弓さんからしてもこの石はとっても強い力があるらしい。

できるだけ早く、大丈夫な場所に移すべき。

郵送よりも、バイクよりも早いねーちゃんのテレポートでの郵送。








「はー、お前に任せられたら私の手間も半減なんだけどね」

「あははは、ごめんねー!! テレポート下手くそで!!」

くそう、オレだって出来るならやってるよ。

どうもアポートは出来るけどテレポートは苦手だ。

一度訓練でやったらとんでもないところに飛んでそれ以降禁止令。

自分でも二回も白熊と鬼ごっこしたくない。











「ま、精々、那美達の足を引っ張らないようにな」

ちょっとムカっとくる。

「うっさい分かってるよ!!」

帰ってきたら、もう一個くらい見つけて見直させてやる!!

「ハイハイ、頑張りな」

ふっと消えそうになるねーちゃん、あ、忘れてた。








「ねーちゃん」

振り返ったねーちゃんに投げるパック。

栄養補助の高カロリーゼリーだ。

ねーちゃんは体内カロリーを消費して羽から熱を放出して能力を使う。

だから東北なんて長距離なら必要なはずだ。

「サンクス、雪児」

ウィンクするねーちゃんを見て不覚にもちょっとドッキリした。

美人は何しても絵になるを体現してるようなねーちゃんだから仕方ないと思い込んどく。

「雪くーん、行くよー」

「くーん」

玄関で待っててくれる那美さんと久遠。

今日も頑張るか、と少し元気がでた。






          HOME_REHOME 5話















「槇原ー見たか? 見たか?」

相変わらずとしか言い様が無いテンションでやってくれる竹下。

教室に来た途端の出来事だ。

「なんだ竹下、美人の転校生が来て杉並がフラグを立てたか?」

よくある事じゃないか。

「ちっがーう、大体そうだったらとっくに杉並を襲ってる」

確かに……









「この間見た事ない金髪のちっちゃい子がいたんだよ、違うぞ、バニングスのキックの子じゃないぞ」

「バニングスは知らんが、取りあえず落ち着けロリコン」

鼻息荒くしてる級友なんか朝一に見たくねーよ。

「違う、間違っているぞ槇原!! おれはこう、可愛いものを愛でたいんだ!!」

「言ってる事は正当だがそんなテンションじゃ説得力がねぇ」

擬音化するとムッフーだよ? 今のお前。

「久遠ちゃんを日々愛でる貴様には分からん!! 可愛いは正義だ!!」

……誰かタスケテ……

フェイフェ〜イ、は別の組と話して見えないふり。

杉並〜はまだクラスに見えない。















「……竹下、杉並は?」

「その紅いかがや、杉並、そうだよ杉並はまだか! この感動を分ち合って貰わなくては」

今のうちと自分の席に、未だに鞄も置いて無いんだから……

窓ガラスを通して広がる空は青く澄んでいる、グラウンドはもう遅刻組しかいない。

む、杉並発見、スーツ姿な人に肩を貸している。

はあ、またか。

「ギリギリギリギリギリギリ、今度は実習生にフラグかあああああ」

なんか、杉並が自分はモテないとか抜かすのって自慢じゃなかろうかと常々……

教室入場そうそう、竹下の怪鳥蹴り、杉並の空手パンチが拝めたのは言うまでも無い。






















学校が終わり、今日は街中を歩いて周るが……

普通、街中だったら誰かがとっくに拾ってないかな?

なんか人気が無いところに転がってるケースが多いんだよね。

オバケがでそうなとことか、その辺那美さんに聞いてみると。

「多分無いよ? オバケビルとかそんなところなら人なんかいないもの」

霊能巫女な那美さんが言うとオバケビルがシャレになりません。

「那美さんに薫さんがいたのに何でまた残ってんのさオバケビル」







薫さんは実質七年、那美さんが来るようになって二年。

常駐のとーちゃんだっている。

海鳴界隈なら全部終わりそうなもんだろ。

「雪くん、私達は何でもかんでも祓ってるんじゃないよ」

どうしても残念が晴れなくて、人様に迷惑をかけるのだけでしょ?

薫さんから耳タコだよ……


















「しかし薫さんはどーしてんの?」

本件は那美さんだけがやるのだろうか?

とーちゃんも時間が出来たら探してくれてるみたいだけど……

「薫ちゃん、なんだか大きい事件をやってるみたいで……終わったら来るって言ってたけど」

「う、頼もしいような来て欲しく無いような……」

那美さんの笑顔は苦笑い、懐の久遠も微妙そう。









薫さんは、そう一言で全てが表せる。

さざなみ寮の風紀委員だ。

いた頃は毎朝早く起床、素振り300本を毎日こなす。

日常でも、シャツが出てるの、靴下が違うだの、学校には三十分前に行って予習しろだの……

寮の末弟であるオレに対しては特に厳しかったような気がする。

しっかりしてて、頼りになって、真面目で、でもいたらいたでってタイプだ。

「はあ、来る前に全面解決したいな」

「あはは、そうだねー」

薫さんを見返すために、オレ達同盟は力一杯協力を約束した。


















海鳴繁華街、時間は八時。

まさに一番人がいる時間だ。

こんな時間に発動とかは勘弁してくれよ。

真面目にこの辺で問題起こしたら、リスティねーちゃんととーちゃんに殺される。

でも、うーん……









「どうかした?」

心配そうな那美さん、だがいま俺が悩んでいるのは……

「オレ達、制服のままって不味くないかな?」

目の前の那美さんは風ヶ丘のセーラー姿。

巫女さんスタイルをするわけにはいかないから。

学ラン姿だし、自分も。








「大丈夫だよ、この辺りのお巡りさんは知り合いが多いから」

「流石は夜のお仕事の人、頼りになる」

「……その夜のって間違って無いけど、何か嫌……」

うん、ちょっと思った。

久遠の話によると街中にもあるようだ、見知らぬ人がやっつけたらしいが。

別に驚くような話じゃないし。

倒せないのはどう考えてもオレが弱いからだし。








足音二つ、三人組での巡回は続く。

ふっと気が付くと人がいなくなった。

「あれ?」

「あれ?」

「くん?」

変だなとは思ったが、何が変とは言えずに進む。

そうして……

「あ、めっけ」

道の真ん中に浮いている石発見。

何で浮いてんの?

……ま、いっか。

ポケットにしまう。

「帰ろっか」

「そうだねー」

「くーん」




















ジュエルシードを探索してきて大抵の事には驚かないつもりだった。

それはもう、偶然頼った女の子が僕、ユーノ・スクライアなんか問題にならないくらいの才能を持ってたり、

ジュエルシードの暴走で目茶苦茶になった街があっという間に手作業で修復されたり、

僕となのは以外に魔法世界の住人がいたりと。

これでも色んな世界で発掘作業を手伝ってきたつもりで、ミッドの同年代からしても経験豊富なはずなんだ。

うん、僕が張った結界は魔法が無いこの世界の人が入ってくる訳無いんだ、無いんだ……











「あ、みっけ」

何で普通の人がさも当然と入ってきて……

「帰ろっか」

当たり前のようにポケットに入れて帰ろうとしてるの?

いや、だってさっきまで上空ではなのはとフェイトって子が色々賭けた戦いを繰り広げてたんだよ?

僕だってアルフって使い魔と戦うって訳じゃないけどそれなりにシリアスな展開だったんだよ?

何? もうなんて言うか、空気読んでって言わざるえないような雰囲気で、ふつーに持ってってるの!?

「あ、あの!!」

あ、流石はなのは!! 黒い魔導師や使い魔よりも早く我に返ったんだ!!

「ん?……おお、HGS仲間?」

「はい? あれ? 雪児……さん?」

「おお、高町先輩の妹さんじゃないか」

え?

……このあたりで僕は状況の変化に付いて行けなくなりました。























何か白い子が飛んで来たと思ったら高町先輩の妹さんである。

「あ、なのはちゃんこんばんは」

「へ? 那美さんですか? こんばんは……」

ああ、那美さんとは知り合いなんだ。

学校の改造制服で深夜外出とは……意外に不良だなこの子。

「あんまり高町先輩に心配かけんなよ」

「あ、はいさっきまで帰る途中だったので」

うん、そっか、早く帰れよ。

「んじゃ」

こっちも早く帰ってとーちゃんのメシ食おう。



















「って、そうじゃないんです!!」

「その宝石を渡して下さい」

む、何か黒い子も飛んで来た。

「雪くん、この間の久遠の時の子だよ」

おお、この子も御同類だったのか。

街のHGSは大概知り合いだったつもりなのに。

「やあ、こんばんは」

「え? はい、こんばんは」

「え? え? え? 知り合いなんですか!?」

はて? 二人とも飛んでるから知り合い何じゃないの?

……うーん。


















「うーん、取りあえず自己紹介しようか」

「おお、那美さんナイス」

さて、オレから

「フェイト!! 何やってんだい!!」

あ、赤いでっかい犬だ、喋るんだ。

黒い子がポケットを狙って飛び込んでくる。

黙って取られる理由は無い、危ないし。

ひょいっとバンザイするみたいに石を握った手を上に上げた。

「避けた!?」

「避けたじゃないよ、駄目じゃないこんな泥棒みたいな」

全くだ、こんな子がスリとは……嘆かわしい。

「いや、あの」

「だめだぞ、いきなり取ろうとするなんて」

シュンとしたフェイトちゃん? なのか?

意外といい子みたいだ。

「あの、雪児さんその宝石は大変危ないので渡して貰えないでしょうか?」

「なのはちゃん、危ないものを子供に渡す訳には」

うーん、流石にオレでも分かった。

オレ達、なんか死ぬ程噛み合ってないや。



















「取りあえず、オレは槇原雪児、海中二年、こっちは神咲那美さん、風ヶ丘三年」

それと。

懐がもっさもっさ始めて、せり上がる感じ。

「くーん」

「わ、キツネさんだー」

「この子は久遠っていうの」

おお、なのはちゃんの目がキラキラと。

どうも人タラシ力が有り過ぎるのが久遠の悪いところだな。

こうして話ている時もフェイトちゃんは宝石を狙ってアタックしてくる。

だが甘い、ちっちゃい時からみなみねーちゃんに、今はさとみさんにバスケを仕込まれたボール回し。

こんな子に取られるような事は無い。

はい、背中回し、股下潜り、たまにアポートでインチキして。

ぴょんぴょん跳ねて石を追う姿に苛めっ子な感情に目覚めてしまいそうだ。













「高町なのは、聖祥小学校三年生です」

で、黒い子は?

おお、困ってる困ってる、キョロキョロしてる。

「フェイト!!」

む、犬が口開けて突っ込んで来た、が









口に思いっきり腕を突っ込んだ。

「アルフ!?」

「アルフってのか、いかんぞ話の腰を折ったら」

動物病院の息子舐めんなよ?

怪獣レベルでなけりゃ犬なんか怖くねーよ。

「あの!! 話しますからアルフに酷い事しないで!!」

あれ? 襲われたのオレなのにいつの間にか悪者?

う、気が付いたら四対の非難視線を感じる。

人型は二人しかいないが……











「え〜っと」

石を両手でパスを繰り返す。

逃避だが

あれ? 手の中に石がない。

「あ」

む? フェレット類似種の声と視線で見つかった。

なんかビルの方に飛んでってる。

……アレ? 確かあそこっていわゆるオバケ……













気が付いたら突っ走ったフェレット。

素敵に嫌な予感がするオレは動けない。

帰って来た、石は持って無い。

フェレットの後ろから別の影が迫る。

頭にちょい凄い血を垂らした男性。

……うん、足が地面付いてねーや。

なのはちゃんが対象を指差してカタカタと震えている。

気持ちは分かる、あのお化けは明確にこっち。

生きてる人に対する害意を感じる。

七瀬さんみたいな幽霊なら全然平気なんだが……

そういや七瀬さん何処に生まれ変わったんだろ?

取りあえず、視覚的にクル映像だ。













む、黒い子が雷を出した。

「打ち抜け!!」

当然と言うか何と言うか、彼女の掛け声と同時に空中に描かれた魔法陣みたいなのから飛び出した雷。

それは幽霊を打ち抜いた……うん、だって幽霊の背後に雷落ちたし。

うん、効いて無いし。

「へ?」

「やっぱりー!!」

呆気に取られるフェイトちゃんと動物二匹、予想通りとビビりに入るなのはちゃん。

オバケはもう、気にした様子も無い。

さて、俺は余裕、だって














「安心しろ、ここにいる那美さんはなんと御祓いの人だ!!」

そう、オバケはむしろ那美さんの対象。

さあ那美さん!! ドーンとお願いします!!

「あの、落ち着いて下さい」

……













「あのー」

あれ?

那美さんは鎮魂専門なんだが……

オバケは両手を上げて……












「いやー!! 何だか話を聞いてくれなーい!!」

「えー!! そんなに強いの何で放置してたのー!!」

ちょ、ちょっとー那美さーん、いきなり切り札が。

「だって普段は悪い事も出来ないで、もうすぐ成仏するかと」

って、それが石でパワーアップしたと?

「あの、雪児さん……ひょっとして……ピンチですか?」

あ、いかんなのはちゃんがヤバそうだ、主に精神的に。

フェイトちゃんは……














「あれ? 何で? 透過? AMF? いや、あれは……」

遠い世界の言語に至っている。

「アレっていわゆるゴーストですね、確か退魔系の魔法が有効の筈です」

「で、使えるの君?」

フェレット……そこで黙らないでくれ!!

だが

















「安心しろ、こうなったらリーサルウェポンに登場してもらう!!」

そう、わが懐に眠るさざなみ寮の最終兵器!!

「久遠ゴー!!」

「くーーん!!」

開いた懐からジャンプ三回転、空中で変身する久遠。

ちなみに変身シーンで裸になったりはしない。












「久遠ちゃんが変身した!!」

「久遠?」

「使い魔だったの!?」

「やっぱり使い魔か」

……久遠。






「ちょっと気持ちいいな」

「うん」






しかし久遠の力は本物だ、しかもキッチリフェレットの言う退魔系!!

「さあ久遠!!」

「雷!!」

鋭いながらいつもの久遠の軟らかい響きを持った言葉。

同時に落ちる雷に耐えられた怪物は無し。

















「やったか?」

雷の落着地点は煙が上がり、オバケは見えない。

思えば残念しているとはいえほっとけば消えたオバケ、安らかに眠ってくれ、ナムナム。

「ふわぁ、久遠ちゃん凄い……」

感心の声を上げたのはなのはちゃん。

うーん久遠が褒められると俺もなぜか嬉しい。

「雪くんまだ!!」

「へ?」

那美さんの声で煙がはれているのに気が付いた、オバケは……いた。

とはいえさっきまで匂いがするくらいハッキリ認識できたのに、既に消えそうなくらい弱っている。

これなら。
















「久遠、再攻撃」

「雷!!」

あれ?シーンと何も起きない。

「「久遠?」」

気せず那美さんと揃って問う。

「……おなかすいた」

……うそーん。




















無人のビル街に四対の足音が響く。

その背後には、音もなく迫るプレッシャー。

これは逃亡ではない、転進だ!!

「言い方変えてるだけだと思うんですー!!」

なのはちゃん余裕あるね。

「自縛霊の方なのにー、きゃ!!」

走ってる途中に喋らないで那美さーん!!

見事にアスファルトに前転しかけた那美さんの腰をキャッチ。

「ゆゆゆゆ、雪くん!?」

「また舌噛むよ!!」

自体重が平均の三倍を上回るオレにとって那美さんぐらいではデッドウェイトにはならない。

またコケられるくらいなら。

「きゃ!!」

隣りにもいたよ、コケる人が

















「あ、すみません」

懐に久遠、右手に那美さん、左手になのはちゃん。

「フェイトちゃん、君はコケないよね?」

「え? はい、大丈夫です」

流石に二人と一匹で限界だ主に手が

だが現在差し迫った問題は









「ぐああ、左右で重さが違うからバランスがぁぁ」

「微妙だよどう反応したらいいのかぁ」

何をいうんだ、久遠は微妙な体重移動でバランスを取ってくれるぞ。

しかし自縛霊が何で離れてしかも元気に追っかけてくるんだよ。

それどころか高速ババア並みにハイテンション、声が出るならぶらアアアだ。

「た、多分ジュエルシードで活性化したんです、恐らく動いて恨みを晴らすって」

「恨みって、あの人は完全な事故なんだよ!?」

フェレットの検証からも那美さんからのも回答にならない、オレは……

うーん……













分からん!!

「た、多分対象が目に付いた人だと思う」

「な、なんと!!」

黒い子から衝撃の事実、人がいないからいいものの、人が見つかったら大惨事だ。

「け、結界を解けない!?」

「フェレット、お前がなんかやってんのか!!」

「あの、詳しくは色々在りすぎまして、落ち着いたらお話ししますので」

左手に抱えられながらのなのはちゃん提案に異議は無い、無いが……

問題は、空飛ぶ子二人、喋る動物二匹、オレ達。

こんだけ揃って、









攻撃力ゼロな事だ。

「那美さん、携帯でとーちゃん呼んでとーちゃん!!」

こうなったら最後の手段、とーちゃんに泣き付く。

極めて情けないが、今一番有効な。

「雪くん、電波が無い!!」

うえええ!?

それはみんなで体力が尽きたらお終いって事?

ちょ、マジでー!?

「外にいるんですか!? 何とかできる人が」

「いるぞフェレット、だが連絡が」










「……アルフって言ったっけ」

「なんだい」

フェレットの言葉に反応するデカい赤い犬。

極めて真面目なんだろうけど見た目は喰われそうなのは何ででしょう?

そうしてる間も地面を蹴る足からはドンドン熱が篭り続ける。

熱は筋肉を引っ張る分切れていくのを感じる。

この熱を吸収できたら随分と楽になるだろうけど……

そんな精密コントロールやった事がない。

大体息が苦しいのは変わらないし、止まったら動けなくなるような気もする。













「分かった、フェイトの為だい、協力するよ!!」

へ? いつの間にか話がまとまった?

「雪くん、話聞いてた?」

聞いてませんごめんなさい。

「じゃあ、悪いけど!!」

赤い犬が近付いて来て那美さんを……咥えた。








「ほえ?」

「結界の端で少しだけ外に出す、そしたら何とかなる人連れてくる!!」

明確かつ分かりやすいということは大変素晴らしいと思われる。

那美さんの衿を咥えたワンコはパッと空を駆けていく。

那美さんの悲鳴付きで。

その姿を見て。

「あ、飛べばよかったんだ」

……

……









なんだこの沈黙は?

「「飛べるんですか!?」」「魔導師!?」

フェレットは動物だから当たり前だが、セリフが一人仲間外れであった。

フェレットはなのはちゃんが持って、久遠は黒い子に持って貰った。

空を飛ぶとなると走る以上に力を使う。

そうなると久遠サイズでも軽くした方がいい。

「じゃあ久遠をよろしく!!」

「えと、はい、お預かりします」

「あー、いいなー」

羨ましいなら久遠を口説き落としてくれなのはちゃん。













相変わらず背後のオバケのテンションは異常。

足も無いのに両手と背筋のフォームが美しく感じるくらい異常。

空を飛ぶ準備を走りながらするのは大変だったが、まあ何とかなるもんだ。

足からピンクの羽根を生やして魔法陣みたいなのを地面に描くなのはちゃん。

まるでスーパーマンみたいに舞い上がる黒い子。

そしてオレも、バンクルを外して能力を解禁する。














「むう」

身体の内側からリミッターの解除で何かが沸き上がっていく。

同時に目で見る世界から熱の動き、強さまでが視界に被さるように分かる世界に。

春の夜だけあって昼間とは比べ物にならない程弱々しく、それでも大分暖かくなってきている。

力を押さえず外に流す。

二人と一匹が見ている中、オレのリアーフィンが開放された。

















「わ、羽根、背中に羽根ですよ!!」

「ああ、触れないから、基本」

見せると必ず触らせてって人がいるんだよ、残念だが触れません。

イメージだからね。

む? 黒い子がそっぽを向いてる。

「アレは違うアレは違うアレは違うアレは違う」

「大丈夫?」

なんか久遠が慰めてんですが?

「なのはちゃん、なんか変?」

ただのリスティねーちゃん達の色違いの枚数少なめなだけなんだが……

釈然としない中、三人組の飛翔は始まった。



















取りあえず問題のオバケは未だにオレ達をロックオン。

しかし狙い撃ちも何もしてこないので安全、チートモードである。

「フェイト、アルフと連絡は取れたのかい?」

フェレットにしては偉そうな物言い。

家にも久遠以外にも動物っ子な美緒ねーちゃんがいるが、こいつも化けるのだろうか。

「ううん、まだ……」

……はてそういえば、

「二人とも取り合いの件はいーの?」

「「は!?」」















あーこの子達おもしれー

どっちにしろとーちゃんが来ないと何も事態は進まない。

何しろオバケから石を取り出さないと誰が持つかなんか決めたところで意味が無いのだから。

「……あの、アルフからなんだけど」

待望んだ連絡、でも残念なことに。
























「その、耕介って人、出かけてるって」

……はい?

「あ、あの、アルフが言うには一緒に行った人が電話したら留守だって」

……へー、そっかぁ、うん。

留守じゃあ仕方ないよなぁ。

ならせめて御架月が来てくれればいいや。

御架月には特殊な能力がある、握った相手を操って霊力を強制的に使用する能力だ。

むかーしむかし、頼み込んで使ってもらった事だってある。

問題は使い手の力を強制して引っ張るから凄い容量がないといけない事。

その点とーちゃんとの相性は抜群だが、那美さんやオレでも使えない訳じゃ。

「その、御架月って人も一緒らしくて」

……うそーん。

















と、同時に視界が下がって来た、何故? っと思った瞬間理解する。

「やべえ、エネルギー切れてきた……飛べない」





















数瞬の間を置き。

「「「えーー!!」」」

「ゆきじー!!」

四種の声が月夜に響いた。





























ビルの屋上に避難してライターに火を灯す、リアーフィンを展開して熱量を吸収するけど、昼間よりも効率は悪い。

「来ました、ビルの下に見えます」

そもそもあの石はなんなんだ、動物からオバケまで幅広く強くするなんて。

凄い力がある以外何にも分からないんだが。

聞いてみるか。












「あれはジュエルシードといって願いをかなえる魔法の宝石なんです」

「なんだとぉ!!」

「えーー!!」

答えたのはフェレット、反応したのはオレと久遠。

「ほ、本当なんです」

いやなのはちゃん、信じられないとかそういう問題では無いんだ。

「それ、今持ってるの?」

「はい、レイジングハートの中に」

レイジングハートってそのメカメカしい杖だよな。

……















「……は!? ダメです!!」

黒い子、悪いが邪魔はさせん、その前に。

オレはその杖に向い。

「PS3PS3PS3PS3PS3PS3PS3PS3PS3PS3PS3PS3PS3PS3PS3!!」

「だいふくあぶらあげかしわもちだいふくあぶらあげかしわもちだいふくあぶらあげかしわもち!!」









「「なんでーー!?」」

何故ツッコミを入れるんだ二人とも……

「な、なんて害の低い欲望……」

フェレットにもツッコミ入れられた、久遠、オレ達何か変か?

「? わかんない」

だよなぁ。

















「うわ、キモ」

オバケから逃げるために確認をしているが、何と壁走りをはじめた。

ついでに首は左右に激しく振り回して、今にでもグルグル回りそうな勢い。

オバケだから濡れるわけではないが頭部に流れる血も振り撒いている。

なんというか、普通のオバケとは別の意味でショッキングシーン。

「雪児さん、大丈夫ですか!?」

こうしてる間も熱量を貯めてはいるんだが……











「一応飛べるが、このペースだとジリ貧だな」

いかん参った、この回復量では逃げ切れない、不味いかも……

那美さーん、カムバーック!! 早くとーちゃん連れて来てー!!

「あの」

「なんだフェレット「ユーノです」ユーノ」

割と忙しいんだぞ、お前みたいに軽くないんだぞ、このままでは取り付かれてろくな目にあわないんだぞ。

ああ、もう、どーすんだよー。











「雪児さんはどうやって飛んでるんです!?」

え? どうやってと言われても……

「念動だぞ?」

空を飛んでいるようでも割と違う、どっちかって言うと持ち上げてるが正確。

これは我が家のHGSに共通している事。

とはいえ能力が安定する前から飛んでたりもしてたから……学校に飛んでいこうとして怒られたりも。

「あの、ジャンプじゃダメなんですか? こう、足も使って、一族の陸戦の人がそんな感じで」

……

「そうか、そうやればいいんだ」


















力で体重を極力持ち上げてる状態でジャンプ、一度目は思いっきり金網に突っ込んで偉い目にあった。

二回目から隣りのビルの真ん中くらいまで飛べる事が判明、結論。

「よし逃げる!!」

これはいい、いずみさんみたいにぴょんぴょん跳ねるのが気持ちいい。

ネズミ男なヒーローのチビに共感してしまう。

これで下に人がいたら見られる快感に目覚めてしまいそうだ。

「あの、事態は全然好転してないような」









……なのはちゃんナイスツッコミ。

結局こっちの対応が逃亡の一択しかない現状が変化していない。

命が続く時間が伸びただけだ。

しかし見ろあのオバケ、屋上まで上がってキョロキョロしやがって。

ハッハッハもうそこにはいないぜ、ざまあみろ。

お、こっちを見たな。

悔しかったら下まで降りて登って……










オイオイ、何こっちに向って走ってくんの?

あれ? ビルとビルの間が見えない?

「危ないですよ!!」

優しいなー黒い子。

多分相手聞いて無いが、死んでるから死なないだろうが。

そのまま隣りのビルのフェンスをぶち破り、地面までの谷間に足を踏み入れ……

……踏み入れ……



















漫画でよくあるじゃん、問題無い、15m迄ならって水の上走るの。

アレって誰もが試すと思うが二歩目を踏み出せた人はいないと思うんだ。

でも、空気相手にそれを言うのは見た事無いな、うん。

オバケは走ってる、空中を……

うそー!! って五つの声が響く。

今日こればっかり。
























ビルをジャンプで移動する影が一、その上を飛行するのが二。

そして背後に迫る影の無いのが一。

反則だ反則、オレの知ってる幽霊は浮かんで飛ぶ事はあっても空中を走ったりはしなかったぞー!!

まあ例は三件だけなんですが。












「十六夜さーん、御架月ー、七瀬さーん、助けてー」

「誰なんですかそれ!!」

「それにななせ、もうじょうぶつしてるよ」

分かってるよちくしょーう!!

七瀬さんならあの幽霊にだってスカートのまま豪快なジャーマンをしてくれるはず!!

「ぶご!?」

何故か突風が顔面に看板を持って来て直撃。

なんて恐ろしい、確かもう転生して今小学生のはずなのにツッコミ入れるなんて……

真一朗さんと一緒にいる時のフリーダムゴーストっぷりを思い出すと有り得なくは無いと思えるのが凄いとこ。

なのはちゃんからティッシュを貰って鼻に詰めとく、中々しまらない格好だな。














「え、何アルフ?」

黒い子が唐突に話し出す、テレパシーか!?

「アルフから学校に向えって来たんですけど」

「学校って沢山あるぞ、なんて学校だよ!!」

もうちょっと詳しく聞いてくれ、そうでないと……








いかん、怒鳴ってしまった。

「えっと、えっと」

「雪児さん……」

「ゆきじ……」

ああ、黒い子はちょっと涙目だし、久遠となのはちゃんからはやたらと冷たい目が。

「あの、風ヶ丘って」

「風高ね、うん分かったから、道案内するから」

だからその半泣きは止めてくれ、こっちが泣きたい。












先導して走るがどうしてもなのはちゃん達の方が早い。

やっぱりおっきく跳ねてるのとまっすぐじゃどうしても負ける。

そう、負ける。

「ゆゆゆ、雪児さん、何だかあのオバケドンドン元気になってますよー!!」

「ジュエルシードが活性化してるんだ、早くしないといくらなのはでも封印できなくなる」

妙に冷静だなフェレット。

とはいえ、背後のオバケは直進まっすぐにこっちを、

久遠を連れた黒い子に突進む。

地面でもないのに土煙があがるのはオレの羽根みたいなものなのか。

深夜の空は中々のカオス状況、カップルにざまあみろと言いたいけど、件の結界で見当たらない。




















見えた、二つの校舎が並ぶ学校。

オレが通う海中と風高、二つの校舎が立つ敷地が。

真暗で、夜遅くまで部活をしている野球部もいないグラウンド。

別の意味でホラーな雰囲気を醸し出している。

「で、ここでどうするんだ?」

オバケは段々正面の物体を踏みつぶす重戦車になって来ていて実に前に立ちたくない。

こころなしか筋肉肥大してどっかの伝説の野菜人に見える。

「グラウンドに降りろってアルフが」

よし、そうと決まれば話が早い。

黒い子と初めてあった公園に飛び下り、道路を……道路を


















右見て左見て。

「何やってるんですかー!!」

「だ、だって車が、飛び出たら危ないだろ?」

「封鎖結界に普通の人は入って来ません!!」

自信たっぷりに叫ぶフェレットだが、

そもそもその封鎖結界ってなんだ?

「フェイトちゃん後ろ!!」

へ?  あオバケは!?
















横には肥大化したオバケの肩が見えて、その前には黒い子が

「あ」

間の抜けたような声と、地面から響く破壊音。

アスファルトに激しい破壊跡のラインは、真直ぐ黒い子に向って。

そしてラインにクロスするのは白い影。













「おい!!」

オバケはオレの前を五十メートルほど先まで突っ走った。

砂埃に隠れて、オレ以外の人の姿は無い。

「あ、ありがとう」

「ううん、大丈夫?」

晴れた中から二人の少女の声が届く、無事か。

久遠とフェレットも大丈夫みたいだ。

「久遠、こっち来い」

「ゆきじ? うん」

黒い子から久遠を受け取る。

懐にキツネモードで入り込んだ久遠を確かめて改めてオバケを見る。











……飛ぶ事。

それに気が付いた時に久遠に来てもらえばよかった。

自分より小さい子に。

危ない目に……

「ゆきじ、だめだよ」

久遠……だけど、情けないんだよ。

迂闊過ぎた、危ないだろうって分かってたのに……

「雪児さん、学校のグラウンドに行けばいいんだって」

なのはちゃん……クソ!!

返事をせず、二人が空に上がったのを見て、最後の跳躍を行なう。

高い空に何も感情は浮かばなかった。


















グラウンドに空から目をやる、明かりが無いが分かる、人の体温くらいの熱を……四つ感じる?

ワンコと那美さんととーちゃん? と御架月は体温無いし。

相変わらず突っ走るオバケは唐突に人影に向う。

危ないと誰かが叫ぶと同時に四人のうち一人が











「神気発勝」

力ある言葉が凛とした声を放つ。

その声の主が輝き始めその姿を晒す。

長い髪に動きやすさを優先した服装が大人ってイメージを抱かせる女性。

あの人って













「真威・楓陣刃!!」

どう見てもビームにしか見えない光がオバケにカウンター気味にぶち込まれる。

光の跡に残るのは蒼い石。

残光が残る日本刀、それを腰の鞘に納める動作。

動き一つ一つがメリハリがきき、カッコいいと呼ぶのがあっている。

キリッとした目とスラッとした背、それが美人でありカッコいいという二つの印象を人に与えるだろう。















「か、薫ねーちゃん……」

「雪児、もう中学になるんけんねーちゃんは止めいうた」

さざなみ寮の初期メンバーにして、退魔集団神咲にして歴代最強と言われる女性。

当代神咲三家のうち、一灯流の当主でもあり。

さざなみ寮の風紀委員と呼ばれた人。

神咲薫がそこにいた。






後書き

やっとこさ合流しました無印ヒロインズ。

でも対象がゴーストなので攻撃不能でいいとこありません、もちろん雪児も物理攻撃なので役立たず。

そんな時に出てくる頼りになるおとーちゃん、ではなく薫ですw。

多分文中に出てきた七瀬って誰だ〜〜ってなると思われるので解説。


春原七瀬 1ヒロインおよび外伝ナツノカケラヒロイン

1時点の27年前の幽霊w

いわゆる自縛霊らしいけど結構自由に出歩きます。

3時点では成仏していますが、1時期なのかナツノカケラの旧校舎取り壊し時期なのかが不明w

ちなみに没設定では、なのはの前世らしいw




拍手レス

>鬼丸さん>
>A○Rキタァアァァ!!!そんでもってカリムどんどん変な方向へ!?

あれはなあ、本当にダメージでかかったです。

歳がばれるが声なしの方をやったので、もう余計に。
アニメの京都じゃないほうのKを見て絶望していたので途中から見たんですが……
強力過ぎる。


>鬼丸さん>
>それにしても、ケイスケ、いったいいくつゲームを持っているのだろう?やって
>るゲームが結構有名どころなのは・・・。そんでもってカリム、そんな短時間で
>ゲームクリアできるか!?っていうか、あなた執務はどうした!?あぁ、もうカ
>リムが元に戻ることは二度とないのか・・・もっとやれ(笑)

もっとマイナーに走ってもよかったのですがそれだと分からないかと。
ゲゲゲのとか島をドリルで沈めるゲームとか……

まあ、こうなったら最後ですねwwもう戻れませんw


>鬼丸さんへ
>もしかしてカリムの予言は時を操る程度の能力の副産物なんでしょうか?
>でなきゃありえん…フェイトを1晩でなんてマジでありえん…
>後、エアはマジで名作ですな。あれは知らないカリムが見ても泣けるのは当たり前です。
>というかベルカにお米はあるのか…?

とりあえず、みんながねーだろ!?って突っ込んでくれるネタにしようかとwww
米は……とりあえず、ゲンヤが和食食べるんであるんじゃないでしょうか?


>鬼丸さんへ
>とりあえず、いまいち読みにくいです。地の文を少し増やして読みやすくすべきかと。

ご忠告ありがとうございます。
テンポが悪くならない程度に増やしたつもりですがどうでしょう?



>鬼丸さんへ 
>とりあえずナチュラルにエロゲやりつくすカリムに全俺が泣いた。入り口がAIR
>か〜。ワタシ月姫だったな〜。それにしても有無を言わさず『やれ』は吹いた
>wwやっぱこの世界女強すぎ。いろんな意味で。そしてディードのメイド化は泊まらず。
>ケイスケの家に住み着くのはいつか。

いいや、ドゥーエさんが強すぎるのです。
そう、FCのDQ2のシドーのように……

いくらHPが255までだからといってボスがベホマを使うなと……
ああミルドラースとかもやったか、瞑想で500回復。



>鬼丸さんへ 
>ケイスケキター!と思ったけど番外編か、いや十分笑わしてもらいましたよ?
>ここ特有のヴィヴィオの黒さにw IFティアナルート待ってますぜー!

何時になるやら…(オイ
ヴィヴィオがどんどん黒くなったのはある意味気がついたらなので出るたびに暴走が始まる。


>鬼丸さんへ
>カリムきた! 実はStSで一番気に入った新キャラだったり
> いやはや、教会で純粋培養だからすぐ染まる……あれ?ケイスケ色に染められんじゃね?

ある意味たくさん染めてしまったww
しかもとてもダメな方向に
これでいいのでしょうか……


>男なら激烈に肉弾戦ばかりにするべき!

勝利が全てに優先される!!
でもゲームは肉弾に走る気持ちがよく分かります。


>鬼丸さんへ ケイスケの教会編への感想
>うーむ、カリム嬢ってばどっぷりだw某王様の仕立て屋にでてくるナポリの伯爵
>令嬢を彷彿させますなw
>確かにジャ○プの黄金期は入手大変でした、
>クラスでコ○コロ、ボ○ボンなどとシェアしながら何とか毎週読んでましたね。黄金期は中身
>もすごかったですよね、巻頭からジ○ンプ放送局まで余すところなく読んでまし
>たww
>しっかしココに出てくる金髪はポンコツがでふぉなんでしょうかww

ある意味月間漫画も熱い時代でした、サイポリスとかSDガンダムとか……
GFも少年向けが割りと多かった……

腐と熱血が適度に融合して……


>※鬼丸さんへ>
>ヴィヴィオの大量の魔力を浴びてよみがえったケイスケ。そのおかげで、さらな
>る力に目覚めた!・・・的な次回作観てみたい気が・・・大いにします。
>いつかできたらでいいので、次回作の長編を作ってほしいです。

あーうんどうなるでしょう?
4期で結構好き勝手やっていみたいな感じにはなっていますが。
とりあえず雪児の方もよろしく?


>※ 鬼丸さんへ
>ちょwwwカリムさん!?あなた染まりすぎでしょwww
>しかも最終的にはBLにまで走り出した…恐ろしい人www

無色の紙は染まりやすいのですよ……
それが楽しいとも言うwwwww






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