前回、エリオとキャロと仲良くなりました。

部隊長に復讐しました。

この部隊のうんさん臭さに気が付きました

ついてねえ。



        ケイスケの機動六課の日々その3



なんの因果かまたしても泊まり発動。まあ原因は書類不備発生、確認したのになー。

一部違うのが分かったらなし崩しに数十部。

流石に一人じゃ無理なので

「つーことで今日は帰るの諦めろ」

「ぶーぶー」

「女の子は大変なんだぞ先輩!」

新人ズにも泊まりを告げる。うるせえ無理だ諦めろ。

結局ロングアーチのアルト、ルキノ、シャーリーさんらが泊めることに。

つかルキノさんあんた事務兼通信だからお仲間だから

女子組一転してキャーキャーお泊まり会モード。うぜえ

さてそうなると困るのが俺の寝床、またロビーでもいいが今回は頼んでみたいやつがいる。

「つーことでエリオ、部屋貸してくれ」

午後の訓練が終わったフォワードを捕まえて交渉。

別にヴァイス陸曹のとこでもいいのだがこれもこれで面白いと判断。

エリオも快く承諾してくれた。さてやるかー。








作業は思ったより順調だった。

シャーリーさんがある程度作業ログを保管していてくれたからだ。

シャーリーさんあなたゴッドと呼ばせてください。

作業に終わりが見えたのが十時になるところ。意外に早かった。

これなら帰れるがもはや皆さん仕事後のパジャマパーティーをやること確定らしい

夜食くらい用意するかと思い補佐官に

「夜食作りますんで食堂いきます」

と告げる。

遠慮してたが補佐官の分ももう用意してんだよね。








食堂には残りものを使うことは言ってある。

ちょい気合い入れて厨房に入ると先客がいた、部隊長だった。

「おーケイスケ君やないかどしたん?」

ちょっと見ると部隊長スープを作ってる。香りからして美味そうだ

「いや、夜食作ろうと思いまして」

「なんや作れるん?」

聞くと部隊長が作るつもりだったそうな。

明日忙しいのに何してるんでしょうこの人。

ちょっと味見……




     マジうめえ!!




やばいな俺いらないじゃんw

しかし作成する、もう用意終わってるし。

パスタをトリガラスープにつけて味をつけて

フライパンにオリーブオイル、潰したニンニクを弱火で色付け&油に味付け

玉ねぎを炒めてパスタをフライパンに投入

最後に唐辛子の細切りを混ぜ込んで

かんたんぺペロンチーノ。

「味見していいかー、うわ辛!!」

部隊長返事する前に食いましたね……

人の話を聞かないのは六課のデフォですかそうですか……

「辛いけど結構おいしいなこれ」

「男料理なんてこんなもんです、早い美味い安いが重要です」

大体十人分くらい作って電話、エリオのやつ待ってそうだし。

でた、やっぱり起きてやがった。

「エリオー、夜食作ったから食堂きな〜」

「ほんと?すぐ行くよ」

いやーやっぱガキはこのくらいの会話したほうがいいね真面目くさってると気持ち悪い。

「ずいぶんフォワードと仲いいな、やっぱりスバルとw」

「まあ、スバル繋がりですけどね」

だからそういう関係はないですって、むしろランスターさんのほうが怪しいですw

たしかにと納得されてしまった、ええっと俺悪くないよ?








事務室に行くと作業はちょうど終わっていた。

「おーい飯作ったから食って〜」

わーいとかごちになりますとかデフォな反応。

部隊長も作ってたことを言うとロウラン補佐官とシャーリーさんが反応した。

食ったことがあるらしい、確かに美味かった。

料理屋でも開けばいいのに






食堂に戻ると何故かフォワード組勢ぞろいしていた。

なんでじゃ

「おーこれ作ったのお前か」

たしかこの幼女はヴィータ副隊長、あだ名が永遠のロリータ

ゴス、殴られた俺が言い出したんじゃないよ!!

「今度考えたらコロス」

考えるのも禁止!?

「はやて程じゃないけど結構美味いな、今度からあたしが作れって言ったらすぐに作れ」

何このジャイアン、階級社会に絶望

「エリオ……」

「だって僕だけ食べるってなんだか……」

く、なんていい子なんだ、俺だったら間違いなく独り占めする。

そしてその後しばかれる






エリオとキャロに皿で盛る、こいつらまだ辛いのの平気じゃないだろう。

温泉卵を皿に落とすさあ食え欠食児童ども

「うわ、ケイスケ美味しいよこれ」

「うん、ちょっと辛いけど美味しいですケイスケさん」

うーむやっぱり呼び捨てはやりにくいかね

「呼び捨てしにくかったらあだ名で呼ぶか?キャロ」

あだ名ならさん付けとかしてもタメ語になるし

「どれにする?「けーさん」とか「マツさん」とか「まっちゃん」とか」

ケイさんはかんべんな、俺はドリルは使いません。

「ええええええええ」

だから叫ぶなうるせえ。

!な、なんだ何処からかプレッシャーが!?

み、見えないぞ、入り口から半身でこっちを見てる金色とか。

ちょっとホラーですよ!?

「じゃあ……けーさんにします、ちょっとかわいいし」

男にかわいいとか言うものじゃないです、うおプレッシャーがあがった!!

子供達よ見ちゃいけません、トラウマになってしまう。








さて、そろそろツッコミいれるか。

一人山とスープもパスタも取っている

「スバル、自重せんかい!!」

謎時空から取り出すハリセンでスバルの頭をはたく。

すぱーんといい音がする、部隊長のみょーに輝いた顔が気になるがスルー

「だって美味しいんだよこれ!!」

「だからほかの人分も考えんかい」

こいつ一人で三人前くらい食ってねえか?

「あ、そうだケイスケ、お替り」

「まだ食うのかよ!!太るぞ」

「あ、私大丈夫だから、それより……」

あ〜はいはい、禁句ね禁句、言おうが言うまいが保存されるカロリーに変化はないというのに

たく、歯くらい磨いて寝ろよこの欠食少女。

あれ、いつもならスバルにつっこむランスターさんが何もしねえ?

なんか隅で黙々食ってる、悩み事かね?







とりあえず厨房であまりを使って追加作成、うーんベーコン入れるかな?

手伝うよと厨房に誰か入ってきた。

サイドポニー?と特徴的な髪をした人。

恐らく管理局で一番有名なのかもしれない人エースオブエース高町なのはさんだった。

普通なら緊張するシーンだろうが、俺は特に興味がないので

「あ、じゃあベーコン小口に切ってください」

と遠慮なく使う、立ってるものは神でも使う男だぜw

手つきは上手いというよりも慣れてる感じ

普段だと話さないのでちょっと聞いてみた。

なんでも実家が喫茶店だそうだ、パスタ料理とかそれなら慣れるな。

ニンニクと一緒にベーコンも炒める。

ほかのプロセスは一緒

むしろこれで重要なのはオリーブの酸化具合とトリガラの味のため具はあんまり気にしないのだ。

ふーんとしっかり手元を見てくる高町隊長

「なんか珍しいですか?」

「ううん、お父さんとお兄ちゃん以外の男の人の料理ってなかなか見ないから」

なんでも例外はクロノ提督とかいうどっかの艦長で焼きそばを作るらしい。

ああ、なんか伝統とか言って焼きそばの作り方仕込まれた記憶が

元々士官学校のほうだったらしいがいつの間にか一般にも流れたそうな。

ちなみに俺は粉ソースと液ソースを合わせるのが好きだ。

後肉な、肉肉!!



うし、四人前(約1000kカロリー)完成

高町隊長に皿を出してもらい全部盛る

後は小皿で取ってくれい。

馬鹿食いども以外に与えようあいつら食い過ぎだ。






なんかあんまり食ってなさそうな人発見。

確か初日に俺を睨んだピンク小馬

ギラリとまた睨まれた。

え、俺の地って全方位送信?

とりあえず小皿で渡す。

「どうぞ」

「ああ」

………………………………

会話終了!?

いや無口っぽい人だな〜と思ったがまさかここまでとは

移動するかと思い背を向けると

「お前は……何かやっていたのか?」

はい?いきなりなんですか?

「いや、重心があまりぶれないのでな」

「ああ、小さいころ格闘技やってましたんで」

小さいころだ、ギン姉さんに引っ付いてやっていたSA

そのころの癖って中々抜けない。

つか、喧嘩用に相当変えてしまって今じゃあ原型もないがな

そうかと返されて会話終了。いまいちやりにくい。








六課は一応即応体制の部隊24時間働けますが基本である。

この後俺たち事務や厚生関係の人間以外は交代部隊とシフト交換

ようは明日に備えて休めということ

約束通りエリオの部屋に移動して

風呂入って歯磨いて

「寝るかーエリオ」

「うん」

よい返事だ、リネン室から借りてきたマットと毛布に包まる。

さて後顧の憂いもない、明日は明日の仕事ができる

いい気分で睡眠できるっていいね。

フォワードは朝錬があるらしく朝が早いらしい

まー起きるの位付き合って

ちょっと体動かすのもいいかなーと思いながら俺は眠りについた









明朝、何故か俺は演習場にいました。
なぜ?Why?








後書き、ははは、誤字誤字誤字
絶望したしすぎた泣けてきた

六課の隊長ズと顔合わせの回
フェイトだけ会話してませんがw

ほんとはザフィーラ、シャマルさんとも顔合わせする予定が
長くなりそうなのでカット、好きなんだけどな〜








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