『北の高校生の非常識な日常 第四話』



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○ この話は原作での悲劇は起きていません。
○ ONEも出てきます。
○ 能力も出てきます。
○ オリキャラも出ます。ていうか男が基本的に目立ちます。
○ 以上の設定が嫌な方は読まないほうがいいです。 


北の高校生の非常識な日常
祐一達は手榴弾を一斉に投げこんだ。そして、
どっごぉぉぉぉーーん
かなりの大爆発が起きた。そして
「全員で正面から乗りこむ。庭に入ったら派手に暴れてくれ。」
と龍二が言う。しかし、
「そういえば、なんでわざわざ今日を選んだんだ。別に明日でもいいだろ。」
とただ働き組の心情を北川が言った。
「明日じゃ、遅いからだ。」
「今日中にやらなければ、ここにある麻薬は全て、末端の人間に渡されるからさ」
と生徒会コンビがいう。しかし、
「そんな情報、仕入れられるのはあいつか?」
「確認のためにあいつも動いたろうな。」
「まぁ、そんなところだ。」
と龍二がいった。実際言っていることは当たっている。
「君達、無駄話はやめたまえ。集まってきたよ。」
久瀬の言葉通り、群がってくるヤクザたち。
「なに、してん…」
そこに、
ズガガガガガガガガガッ
北川がマシンガンをぶっ放す。
「あんた達、個人には恨みはないけど、組織が悪いからな。まとめて、叩き潰す。」
マシンガンを放った男…北川はそう言った。
ヤクザは注意深く彼らを見ている。まだ、戦闘が始まるには時間がかかりそうだ。


「なに、攻めてきた?誰がだ!」
「はっ、高校生ぐらいのガキどもです。」
と報告した。その言葉をきき、
「なんだと、たかがガキごときにこんなことをされたのか?ふざけるな!」
と怒りを露わにしている。当然かもしれない。
「いいか!そのガキども、捕まえて、その親類どもも全員ぶち殺せ!いいな!!」
ふん、と鼻を鳴らしている。
「そのガキどもの死体の処理を考えなくてはな。」
しかし、彼は知らない。
今日この日をもって、この組は壊滅し自身も多大なダメージを負う事になる事を。


いまだに膠着状態が続いている庭で
「ふん、しょうがない。こないなら、こちらから行こう。全員、派手にやれ。ただしあまり殺すなよ。
殺しすぎると言い訳が出来ない。」
と久瀬の言葉に頷き、全員が散った。


祐一の日本刀、「冬華」が月の光をうけて、綺麗に反射している。
刀というよりは一つの芸術品としても見える。
祐一は構えた、
「うおおーーーー!」
と何人かのヤクザが突っ込んでくる。そして、
ヒュンッ
彼が一振りすると、突っ込んできたヤクザがまとめて5人が吹き飛んだ。
全員がその刀技に一瞬ひるむ。そして、
祐一はその一瞬の隙で彼らの元に走る。
まるで走り抜けるその姿は、風のようだ。
緩やかに見えるときもあれば、時に激しく、そして、その走りには一切の無駄が無い。
彼が走り抜けると同時に、刀を鞘に納める。
それと同時に全員が倒れた。全員の血が吹き出る。
走りながら全員を斬るという、およそありえない事がおこっている。
「…楽勝だな」
祐一は冷静そうに、一言つぶやいた。
ただ、当たり前の事だというような口ぶりだった。しかし、
なんというか、自信に満ち溢れているような笑みを我慢して、言っているので、冷静…というより、
ただ、笑いを堪えているだけかもしれない。
そして、奥から、拳銃をもった男が5人ほど出てきた。
「…なめたこと、してくれるじゃねぇか」
男は殺気を出しながらそういってきた。
「今なら、まだ、間に合うぜ。謝れば、腕一本ですむぞ」
という。男にすれば、最大限自制しただろう。が、
「いやだね。」
と祐一が一言の元に断ち切った。
「馬鹿め」
合図を送り、銃弾が発射される。祐一は
パァァァァァン
ヒュパ、ヒュパ、ヒュパ
彼がまた刀を振るった。そして、何故かそこに無傷で立っている祐一がいる。
「なぜだ、なっ…」
男は周りを見ると、銃弾を放ったものが全員倒れている。
「な、なにが…」
「教えてやろうか?」
と背後に既に祐一は立っていた。男は恐怖した。見えなかったのだから。
「あっ、かっ」
「お前らが銃弾を撃ったな。その銃弾の、当たりそうな弾だけを見極めて、全部斬った。
ちなみにその斬撃は、真空波になって同時にお前ら斬ったってことだ。」
さも当然のように話している。が、その実体は、普通なら絶対に出来ない事だが彼は、
簡単なんだよ。と言っているように感じる。事実そうなのだろう。
「まっ、俺達は銃弾なんかじゃ傷一つかないけどね。それと…」
祐一は一つ息を吐いた。
「気絶してくれ。」
そういった祐一を、男は悪魔のようだと言ったそうだ。


浩平は愚痴を言っていた。何故なら。
「…普通、マシンガンを持っている北川が相手をするんじゃないか?」
見るとそこには、銃を構える男達がたくさんいた。
「ふん、テメェらは全員殺…」
「ああ、いい、いい。お決まりの台詞は飽きたから。」
と浩平が挑発する。全員が殺気を放ち始める。
「ほぉ、言うじゃねぇか。何言っても殺す。」
「ちなみにオレの、今の台詞聞いた奴、どうなったか知りたくない?」
無視し、質問をしている。
「撃て!!」
今度は無視して、銃を撃った。しかし、当たらない。
「どうした、撃て!!当てろ!!」
とまた銃弾を撃つが当たらない。
「何故だ、何故、当たらない!?」
「気にするなって、じゃ、オレからいくぜ!」
棒を持って突進してくる。
「今だ、撃て!この距離なら…」
放たれる銃弾、しかし浩平には当たらない。それを知覚する前に
ばきっ
棒の一振りで3人を薙ぎ倒す。そして、その場で半回転し、通りすぎた男たちに一突きをいれた。
回転の運動のお陰で威力や速度が増している。
ただでさえ、超人的な運動能力を誇るこの男の突き、
一般人程度の運動量しかない組員は為す術もなくその一撃をうけ、倒れる。
そして、回転のエネルギーをそのままで、体の流れに従い、棒は横にいる男を殴りつける。
全員の組員は倒れた。
「楽勝、楽勝。」
と浩平が言う。全員を倒したようだ。一人だけ気を失わなかった男が
「何故…当たらない?」
「実はさぁ、オレは攻撃が来ると勝手に、空間っていうの?そこに穴が空いて防いでくれるんだ。
こんなふうに」
といった。見えにくいが、そこには確かに穴がある。
「そういえばさ、さっきの答えは…」
と浩平が一拍、間をあける。
「気絶するか、もしくは死んじゃうんだ」
と言った。そこから先は意識が無くなったそうだ。何故なら
ドカッ
素晴らしい音が響いた。


北川はぼやいた。
「マシンガンを持ってくると楽だけど、楽過ぎるよな。あまりこないし」
ドガガガガッ
マシンガンを放ちながらそんな事を言っていた。北川は
ポイッ
「ハンデだ。来い。」
マシンガンを捨てた。それに反応して、一人の男が日本刀で斬りかかってきた。
北川は相手の、柄にある手を左手でパンチを繰り出し、手の骨を折る。
そして、右ハイキックで昏倒させる。
そして、後ろから不意打ちを仕掛けようとしている男に右ひじで攻撃する。ひじを戻した。
そして、突っ込む。
祐一はスピードに緩急をつけた動きだったが、北川は違う。トップスピードのまま突っ込んでいる。
祐一を風とするなら、北川は雷といったところか。
全員はこの雷に呑まれ倒れていく。全員骨が何本かは、確実に折れている。
「なめた真似をしてんじゃねぇー!」
一人の巨漢が突っ込んできた。その男は身長にして、190を超える大男だった。しかし、
「ふぅ、」
と北川は溜息をついた。
「なんで、こんな馬鹿を相手にしないといけないんだ?」
と北川の台詞。彼にすれば体がでかいだけの、木偶の坊だった。
「ウラァァーーー」
台詞と同時に、手を突き出して攻撃しようとする。しかし、
「はっ」
避けながら、鳩尾にパンチを叩き込こんだ。突っ込んできたため、カウンターになっている。
その一撃で既に勝負はついた。しかし崩れ落ちるところにさらに、膝を蹴りで攻撃し折った。
男は苦悶の表情を作る。そして、倒れこんできた頭に
「ハッ」
発剄を打ち込んだ。
バグッ
完璧に気絶した。
「手加減したから、死んではいないだろ。それに」
伸びている男を見て
「頭、悪いのも直るといいな。」
と呟いた。


久瀬は棒で遊びながら、周りの様子を見ていた。ちなみにまだ一人として倒していない。
周りを見るとかなり動き回り、敵を倒している祐一達の姿がある。
「ふー。思ったより楽だね。この分なら、後1時間ぐらいかな、」
と冷静に計算した。このメンバーでは唯一の頭脳組のためである。
「それにしても…ただ働きなのに、よく働くね。」
祐一達のいつもと変わらない働き振りに、彼は満足していた。
「…なめるのも、いい加減にしろよ。兄ちゃん」
見ると、久瀬は囲まれていた。
「余裕見せ過ぎだぜ、ここが敵地だってこと、忘れてたんじゃないか?」
余裕の表情で久瀬を見ている。それを見て、久瀬も笑う。
「…何がおかしい!!」
男は激昂する。見下していた相手になめられる。それが彼のプライドを傷つけた。
「何がおかしい?ふん、君の無能振りがおかしいのさ。
たったこれだけで、この僕を止められると思っているのだからね。」
と久瀬の言葉。男は
「殺せ、何があっても許すな。絶対にぶち殺せ!!」
男達は拳銃を取りだし、一斉に久瀬に向ける。
「撃てっ!!!」
パンッパンッパン
キィィッン
放たれた、銃弾は全て久瀬にあたる前に弾かれる。
浩平の時と違い、弾かれるのを見たため全員に動揺が走る。
「な、なんだ。なんなんだ!」
「僕の力は、まぁ一般的に魔術と呼ばれる物なんだ。」
久瀬の説明だ。
「「ま、魔術?」」
「そう、簡単に言うと魔力というものを、形の無いものや、形のあるものに込めると、
ある程度、自分の好きなように出来るのさ」
という久瀬。
「今回は、空気に魔力を送り、空気の密度を異常に固くした。
それだけでも十分だが、更に中の水素を氷にして、空気ごと超高硬度にした。
これが今回のシールドの種明かしだ。」
説明が終わり、
「じゃ、今度はこちらから行くぞ。」
手を上に掲げた。そこに肉眼で確認できるほどの風が集まる。
「問題だ。今回は何に魔力を込めたでしょう?」
彼等は全員答えられなかった。そして、
「正解は、風だ。全員答えられなかったから、これの威力を、身をもって確かめろ。」
と久瀬の言葉。そして、破壊力を秘めた風を解き放った。


ズガァァァァーーン
かなりの轟音が響く。近くにいた龍二はこの音を分析した。
ちなみに、すでに20人以上の人間が倒していた。
ちなみにこの時点で全員、龍二と同じ位の人数を倒している。
「これは…久瀬だな。少しやり過ぎだ。」
龍二はしっかりと、手加減するように言ったはずなのにこれだけの破壊力の風を解き放った、
久瀬をどうしたのかと思った。
「もしかして…少しきれてるのか?」
久瀬は無能の者に使われるのも嫌いだが、無能の者の話しを聞くのも嫌いだった。それで少しきれたようだ。
ちなみに、祐一達が佐祐理さんの事でからかったら、街中にも関わらず最大の威力を解き放とうとした。
あの時はかなり焦った。
「まぁ、いい。俺は先に屋敷に攻撃でもするか。」
と龍二は屋敷に入っていこうとした瞬間…
「けけけ、屋敷には入らせねぇよ。」
という声が聞こえた。龍二はうんざりとした様子だ。存在事体を無視していたのだ。
後ろを見ると小柄な男がいた。見ると両手にはナイフを装備している。
「うるせぇ、とっととどけ。殺すぞ。」
龍二の淡々とした口調。男は無視し、
「けけけ、見てたぞ、貴様は確かに強い。ここに来る前に楽に20人以上を殺さずに無力化していた。
正直、勝てないだろうさ。だが、貴様は殺せない!」
ナイフを手に襲い掛かる。龍二は巧みにナイフ攻撃をかわしつづける。
右に左に、上や下からも、攻撃が来る。見切っているのか紙一重でかわし続ける。
「殺し合いに身を置くものの攻撃はちがうだろ!」
試合と殺し合いは絶対的に違う。試合はある一定のルールがある。
例えば、何でもアリのルールの試合だとしても、格闘の世界だとしたら、
暗武器は持たないという、黙の了解がある。
武器を持って戦う、例えば剣道でも、竹刀は持っていなくてはならない、
というような、最低限のルールがある。
だが、殺し合いには無い。格闘のみでも武器を持って闘う。剣道であろうと武器を捨てて、
素手で攻撃を仕掛ける事ができるだろう。卑怯といえばそれまでだが、そういう強さもあるのだ。
そのため、現実にこの違いは紛れも無く大きい。しかし、
「殺せないような奴が…ヤクザに喧嘩売るんじゃ…」
その瞬間、龍二はためらいもせずに、ナイフを持った両腕ごと斬り飛ばした。
「ヒッ、ヒィィィィィィーー」
「勘違いするんじゃねぇよ、馬鹿が。」
と別に怒りも何も無いような口調で話しかける。しかし、全身から殺気が滲み出ている。
男は勘違いをしていた。目の前の男はいつでも人を殺せる男だった。
「殺そうと思えば、いつでも殺せるんだよ。ただ、めんどいだけだ。」
と言いきる龍二。ちなみに、学校でも本気で斬ろうとしている男である。
「それにな、殺すなんて、貴様のような男が軽々しく口にするな。
お前のように殺しても、何も背負わない奴が言っていい台詞じゃない。」
龍二は倒れている男に近づいた。そして
「…じゃぁな。」
剣を振り下ろした。ナイフ使いの男が死んだ瞬間だった。
(…俺は…いや、俺達は迷わない。背負ったものからは目を背けない。それを後悔はしない。
自分達のした事は絶対に後悔しないと決めた。)
これがこの場に突撃した、男達の覚悟なのだろう。


ほどなくして、全員が到着し屋敷に突撃したのは、それから、5分後だった。


20分後
「くっ、まだ始末したという報告はこないのか!何をしているんだ!!」
組長は怒っていた。いまだに報告がこない現状に苛立ちを隠していない。
その時、
コン、コン
扉がノックされた。組長はこれやっと自分が望んだ報告が来ると信じて疑わなかった。
「始末しました。今から入るのでカギを開けてください」
組長は急いでカギを開けた。
「さぁ、入れ。」
「では、遠慮無く。」
ドカッ
入った瞬間。いきなり殴られた。「ふー、すっきりした。」
見るとそこには5人の少年が立っていた。ちなみに殴ったのは金髪の少年だ。
組長には彼らを見た覚えは無い。当然だ。彼らこそが侵入者なのだから。
「なっ、貴様ら」
「俺達が侵入者だ。だから殴った。以上だ。それと手加減したからな」
と北川の説明を聞き、
「おい、侵入者はここだ、早く来い!」
「無駄さ。ここに来るまでに全員、叩きのめした。まっ、俺は斬ったけどね。」
と祐一の説明。組長は唖然としていた。
「オレは叩き伏せたぜ。」
浩平だ。
「俺は、ぶん殴ったのがほとんどだ。」
北川。ちなみに組長はまだ、反逆精神旺盛である。怒りで顔を紅潮させている。
「貴様ら、生きては帰れないぞ。いいのか!」
「そんな事はどうでもいいんです。麻薬のありかを教えてください。言っておきますが反抗は無駄です。
あなた如きでは勝てませんから。なにせ僕達が来たのに状況判断すらできないんですからね」
久瀬だ。丁寧に話しているが、知り合いが見れば切れていると一目でわかる。
「ふん、誰が…」
ボキッ
「ギャァーー」
耳障りな悲鳴だ。ちなみに
「言っておくが、速く言わないともっと折るぞ。被虐趣味があるなら、止めないがな。」
龍二だった。いつもの調子である。
「分かった。地下だ。この部屋に隠し部屋があるんだ。そこからいける。」
「嘘じゃないよな。嘘だったら折るぞ」
「本当です。ですから折らないで下さい。」
と情けなく許しをこいていた。
「で、どこに隠し部屋がある。早く言え」
「おっ、龍二あったぞ。」
祐一が見つけた隠し部屋。その先には地下への隠し階段がある。
「行こうぜ。早く帰りたいからな」
と浩平。ちなみに浩平の棒の先には組長が吊るされている。
彼等は組長を人間扱いしていないようだ。ちなみに彼らの組長を見る目はごみを見るかのようだ。


降りた先には
「……これ全部麻薬か?」
浩平は呆然としている。そこには山のように積まれた麻薬がある。
「そうだ。どうだ。これをやるから、わしを見逃して…」
ドカッ
北川が殴りつけた。そして、気絶した。
「さて、どうする?」
と祐一の問い。流石にこれだけの量の麻薬を処分するのは大変だ。
「久瀬に吹き飛ばしてもらうのが妥当だろう。」
北川だ。しかし、
「俺達は戻って、組員全員を縛ろう。その後吹き飛ばす。」
龍二だ。事後処理は警察に任せるようだ。
「見えないのに、どうやって吹き飛ばす?」
祐一の疑問ももっともだ。しかし、
「これで安全に吹き飛ばす。これでいいか?」
全員気付いたようだ。麻薬の鞄を一つだけ持っていった。
ちなみに持っていたのは時限爆弾(秋子&龍二作)だった。

一本のロープで全員を縛るとガソリンをかけ、
一人でも逃げようとすると火だるまになる仕掛けが施されている。
その近くに麻薬取引の証拠と麻薬を置き、準備完了。
「じゃ、浩平。頼む。」
「おう、ではスイッチ…」
と浩平は手を出した。そこに、
「…久瀬?」
久瀬が手をつかんでいる。そして、
「僕が、吹き飛ばしたい。だから、やらしてくれ」
と言った。ちなみに久瀬の目は血走っている。何秒かの静止状態の後、
「じゃっ、一緒にやろうぜ。それでいいな」
浩平の問いに久瀬は頷く。浩平は久瀬が切れていると本能で察知した。そして、久瀬にスイッチを渡す。
「じゃ、押せ。すぐに押しちまえ。」
と久瀬に言う。そして、
「「「「「いっせーの、せ」」」」」
全員の掛け声とともに押された。なぜ掛け声かというと気分だそうだ。その爆発は地下から
ドッゴォォーーンという音が響いた。爆発はかなり大きいようだ。
そして…久瀬は先程、雑魚を倒した魔術を上回るだけのエネルギーを集めていた。
「確実に吹き飛ばそう。ふっふっふ。これは日頃のストレスを吹き飛ばす口実ではない。
断じてない。そうだな。」
誰も答えるものはいない。答えてもいいことは無いだろう。絶対に。

「……帰ろうか。みんな。」
と久瀬の言葉で解散となった。



なお、ヤクザの屋敷が完全に消滅したという事を受けて、警察が駆けつけたという話しを聞いた。
その際にヤクザの組員は保護されたらしいが、
今日の記憶は、記憶消去ジャムの力により、消されていたため何も覚えていないらしい。
ちなみに彼等は全員、刑務所に直行だったという。


追記として、久瀬は、
「暴れるというのは爽快だな。」
だそうだ。


後書き
作:終わった。終わった。いまいちだけど
浩:強いな。強過ぎだろ
作:ちなみに君の能力、単純な防御能力では一番強い設定だし。
浩:ふーん、じゃ、オレって最強?
作:君の場合、基本的体術と身体能力が他より、ちょっと低いからやっぱり同じくらい。
浩:なにー。もしかして祐一達は直接攻撃系で、オレと久瀬は能力系なのか。
作:その通り、能力だけみれば最強だけど、そのため体術磨いてないという設定だから
浩:くー、何故だ!
作:君が怠け者だから。久瀬もだけど。まっ、君達の体術は一般人よりは遙に強いよ。
浩:…………そういや、久瀬の魔術、かなり強いぞ。
作:そうだな。でも能力より性格がやばくしているから
浩:おいおい、いいのか。
作:いいんです。次回からは学校編です。君達はもう1年同じ学年やるからね。そのためにいろいろします。
では、次回。おそらく演劇部編です。まだ未定ですけど。
浩:まぁ、いいや。じゃ、速く書けよ。
作:………そういや、祐一と北川と龍二の能力出してない…
浩:おいおい。
                              



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