広大な宇宙

何億という星々が輝く世界

その輝く星々のうちの一つ

青き星

またの名を『地球』

その青き星『地球』を含んだ銀河系全体の存亡をかけた

戦いが

行われていた・・



「うおおおおお!!」

『ゴアアアアア!!』

青き星『地球』と『月』の間で金色の巨人と闇色の巨人がぶつかり合っていた。
両者の力は拮抗し、膨大なエネルギーの奔流を余波として撒き散らしながら
お互い身動きができなかった。

『ぐぐ・・これ程の力とは・・!』

「く・・力は互角か・・」

身動きできない状態で両者は焦りを覚え始めた。

「一か八か、全てのエネルギーを一転集中し一気に勝負をつける!」

『こうなれば・・・我が力全てをかけて、あの鋼鉄の巨人を粉砕
 する!』

お互いのエネルギーが今までとは比べならない程放出し

「はああああ!」

『グオオオオ!!』

両者の輝きが増幅し

「いくぞ!」

『喰らうがいい!』

お互いの最強の攻撃が

「ゴルディオンハンマー!光になれえええええええ!!」

『ブラックジャベリン!無に帰れえええええええ!!』

炸裂した。
だが、そこで異変は起きた。

「こ、これは!?」

『!?な、なんだと!?』

両者の周りの空間が歪み始め、亀裂が入り始めた。
どうやらお互いのぶつかり合った膨大なエネルギーの奔流が
空間を歪ませるほどに至り、しまいには亀裂を生じ始めるほどに至った。

「空間が!く、このままでは崩壊してしまう!」

ピシ

何かが割れる音とともに空間が崩壊した。

「しまった!う、うわあああ・・・」

『くそ!ぐ、ぐおおお・・・』

絶叫とともに二つの巨人は割れた亀裂の中に吸い込まれてた。
数秒後、亀裂は元通りになりその場には誰もいなくなった。




「うおおお!!」

ヴァンガードに搭乗したヒビキは次々と襲い掛かってくるキューブを
雄叫びを上げながらソードで薙ぎ払っていった。
だが、倒していっても敵の数が減る様子はなかった。

「く、敵が多すぎるぜ!」

「宇宙人さん!」

キューブの攻撃をなんとかかいくぐりながら、ヴァンガードに
ディータが搭乗しているドレッドが近づいてきた。

「うし、いくぞ!」

「はい!」

お互い接触すると同時に青い光が放ち、中から
青い巨人、ヴァンドレッド・ディータが現れた。

「いくぜ!」

前方からやってくるキューブの大群に向かってキャノン砲を発射した。
半分くらいは命中し、残り半分は回避するとヒビキ達に
襲い掛かった。



「メイア機被弾!」

「ヴァンドレッド・ディータ 各個所にダメージ増大!」

「敵機、一向に減る様子はありません!」

次々と送られてくる報告をブザムは指示していったが
敵の数が一向に減る様子はなく、本体である艦は次々とキューブを
送り込んでいた。

「たく、これじゃきりがないね」

状況を見ていたマグノは苦い顔をしていた。

「お頭、このままではいずれやられてしまします」

指示をだしていたブザムもさすがに困った顔をしていた。

「と、いってもどうしたらいいのかね・・」

マグノとブザムが困惑してる中、戦場と化しているヒビキたちから
少し離れた場所で異変が起きていた。



パリンと音ともに空間が割れると、中から一機の戦闘機が出てきた。

「う、うう・・ここは・・?」

搭乗していた男は頭痛する頭を押さえながら辺りを見回した。

「・・・オレは飛ばされたのか?・・ん、あれは・・」

前方を見ると少し離れた場所で戦闘があっていた。

「戦闘?・・けど、一体誰が・・」

少し様子を見ようと思ったら、その戦闘場所から何かがこっちにやってきた。
何だ?と思い眺めていたら、ひし形の機械・・キューブが迫ってきた。

「な、なんだ!?」

戦闘機に向かってキューブはビームを放った。
ビームが当たる前にそれを回避した。

「く、問答無用かよ」

ペダルを踏みブースターを展開させ、迫ってくるキューブの横を
通り戦闘区域に突入していった。




「!後方から高速で迫ってくる戦闘機発見!」

「なに!」

「こままだと本艦に衝突してしまいます!」

「急いで回避するんだ!」

「ま、間に合いません!」

クルーの叫び声と同時にニル・ヴァーナに衝撃が走った。
だが

「あ、あれ?ほ、本艦、被害なし」

「な、なんだと?」

衝撃が走りてっきり被弾したかと思ったら、ニル・ヴァーナには
被弾した様子はなかった。

「こっちにむかってきた戦闘機はどうした?」

「え、あ、はい!戦闘機は・・え!?」

「ほ、報告します。こちらに向かっていた戦闘機、本艦の前にいます!」

驚愕するブザムは急いで前を見ると、眼前に戦闘機一機がいた。
その戦闘機は今まで見たことないタイプだった。

「?攻撃する気配がない?」

その戦闘機には攻撃する気配がなく、艦から離れるとヒビキたちの方に
向かっていった。



「くそったれ!これじゃキリがないぞ!」

「う、宇宙人さん、またきたよ」

どんなに倒しても後から沸いてくる敵にヒビキたちは焦りを隠せなかった。
他のメイア達も応戦してるもの敵の大群に押されていた。

『ヒビキ、ディータ!ここは一旦引き上げるぞ』

通信を開いてきたメイアは引き上げるようにとヒビキにいってるとき
キューブの大群がメイアのドレッドに取り付いてきた。

『く、しまった!』

動きを止められたメイア機に取り付いたキューブごと他のキューブが
ビームを放とうとした。

「リーダー!」

『く!』

一瞬覚悟をしメイアは目を瞑った。

ドオオン

突然、爆発音が響きメイア機に取り付いていたキューブが吹っ飛ばされた。

「え?」

目を開けたメイアは何が起こったのかわからず前を見た。
そこには、一機の戦闘機が佇んでいた。

「あ、あれは」

戦闘機はメイアから離れ、キューブの大群に向かった。

『フュージョン・・』

戦闘機から男性の声がするのと同時に戦闘機は変形を開始した。
全員が見守る中、それは人型になった。

『ガオファー!』

「変形した!?」

変形した人型機体、ガオファーは襲い掛かるキューブを両腰部のスラスターで
上に回避し、上空から真下のキューブの頭上に迫った。

『うおおお!』

両腕部に展開されたクローがキューブを薙ぎ払った。
そのまま、蹴り、パンチ、クローで辺りにいたキューブを倒した。
敵を倒すとスラスターを展開させ、一気に本体に近づいた。

『うおりゃああ!』

ガイファーのクローが本体を攻撃したがカスリ傷程度しかつかなかった。

『く、なんて装甲だ!なら・・ガオーマシン!!』

ガイファーはサポートしてくれるマシン郡を呼び出した。

宇宙空間から現れる二連ドリルがついたマシン、ドリルガオーU

ヴァンドレッドの横を通り過ぎる影、ライナーガオーU

ドレッド隊の頭上を通り過ぎる巨大な翼、ステルスガオーV

三機のガオーマシンがガイファーの周りを飛び交う。

『いくぜ!ファイナルフュージョン!!』

宇宙空間でファントムチューブを放出する。
各ガオーマシンはファントムチューブ内へ突入した。
プログラムリングの軌道にのったガオーマシンは変形をし始めた。
ドリルガオーUはガオファーの両脚部をくわえこみ、ライナーガオーUは
胴体部を貫通する。最後にステレスガオーVが背部を覆い尽くした。
ファントムチューブが消失するとその中から巨人が現れた。

『ガオッファイッガー!!』

現れた鋼の巨人にヒビキたちは驚愕していた。

「な、なんだ、ありゃ!?」

「きょ、巨人!?」

敵は未知なる巨人に一斉にビームを放った。だが、ガオファイガーは
直撃する前にウォールリングを発生させ、防御した。

『プロテクトウオール!』

左腕に発生させたフィールドが襲い掛かるビームをキューブたちに跳ね返した。
返ってきた攻撃を受けたキューブたちは全滅した。

『一気に勝負をつける!』

ガオファイガーの両手が広げられる。

『ヘル アンド ヘブン!』

右手からは破壊エネルギーが、左手から防御エネルギーが溢れ出す。

『ゲム ギル ガン ゴー グフォ 』

二つの力を寄り合わせ、緑の輝きを全身に纏い敵の本艦に向かって
正面から打ち砕きにいった。

『うおおおお!!』

本艦の装甲を打ち砕き、内側から巨大なエネルギーを解放した。
膨大なエネルギーの奔流が駆け巡り、艦の各所から閃光と爆炎が噴出され
大爆発を起こし、撃沈した。

「す、すごい」

ブリッジで見ていたクルー達はガオファイガーの圧倒的戦闘能力に
驚愕を隠し切れなかった。


爆炎を背に鋼鉄の巨人はヒビキたちを見回した。
一瞬身構えるヴァンドレッドだったが、

『・・・あ〜、ちょっと聞きたいことがあるんだが』

「?」

『ここはどこだ?』




あとがき

ども烈風です♪
やってしまいました・・・
私はGGGが好きなので思わず書いてしまったのですが・・・
なははは・・^^;
と、とりあえず楽しく読んでくれたら嬉しいです^^;
感想を御待ちしてます。
では、今日はこの辺で失礼しまっせw
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