『メリー! クリスマース! 今年の東京銀座では……』





………

…………



『見て下さいこのカップルの数。今夜はイブ! 恋人同士が』



………

…………



「ケイ? どうしたの? 晩御飯まずかった?」

「……ううん……違うよ。おかん」



……

………十分うまいよ……御馳走だし。





















「御馳走様……」

「あっ、あとでケーキ食べるから先風呂入りさない」

「わーりやした」













「ふう……いい湯だ」





飯の後に風呂に入る。

なんとなく風呂場の天井を見上げる。





「……クリスマスがなんぼのもんじゃい。いつもと同じじゃい」





恋人同士の日? おいしいのですかそれは?

えーえー、どうせ恋人いませんよ。いないやつにとっては普通の日ですよ。

むしろ先日帰って来た期末試験の結果で真っ青ですよ。





「我が兄妹め……」





兄貴は彼女のとこに朝から消えやがった。

妹も皮肉を言いながら、今日は晩飯いらんと言って出て行きおった。

残った俺は昼まで布団の住人で、大掃除を早めに終わらせるぞと親に言われ掃除の手伝い。



くそう。家の掃除の大部分を俺とおかん、婆ちゃんでやらせやがって。

あいつら自分の部屋くらいしかするとこねえぞ。





「ケイ〜 お湯貰うぞ〜」

「おー、持ってけ。持ってけ」



アギトが風呂の窓から入ってきて俺の作ったミニサイズの風呂桶に湯を溜める。

そのまま屋根の方に飛んで行った。





『ふ〜……夜空を見ながらの風呂は格別だぜー!』

『おまえ羨ましいとこで入れるからいいよな』

『ぬっはっはっはっは。このサイズの特権だぜ』





アギトとの風呂は基本別々。

外に湯を持って行って俺が作った風呂桶に入るのだ。

温くなったら火で熱して温度調節も可能だから外でも問題ない。

シャンプーとかも適当に小さな器に入れていってる。





『そーいや今日はなんか特別な日みてーだな』

『まー簡単に言うと聖王が誕生したからそれを祝いましょうっていう日が、いつの間にか恋人同士が乳繰り合う聖なる日になった日だ』

『へ〜ヴィヴィオの誕生日を祝う日か』





そー考えるとあいつは生き神様なんだな。

ぶっちゃけその親もすげえが……

神様の親は死神と魔王様……聖なる感じまったくしねー





『まー俺にとったら普通の日さ。関係ねえ』

『ふ〜ん……色々一緒に過ごす相手探してたのにか?』





……言うな。





『記録もバッチリだぜ? 振り返ってみるか?』

『お前まで俺を独り身だと蔑むのか?』

『……悪い』

『………少し黙って湯に浸かる』









************************************************







はー……マズッた。

言い過ぎたかも。



せっかくの露天風呂も気が滅入るぜ……



ケイもアタシも本当は八神家主催の六課メンバーと集まってクリスマスパーティーの予定だったんだけど……

なんか食中毒で八神家全員入院。

主催者いなくなってオジャン。



その後は色々相談してみけどなんか仕事で無理なのばっかだった。

場所取りとか、下準備とかそういうのしてる暇がねえ奴らばっかだしな……



つうかシグナムのとこのロードはどうやって準備の時間作ってたんだ?

場所はまあ……どうにかできる地位だろうけどさ……



他はせっかくだから実家帰りとか。

地球にいる組も金持ちだから、会社関係のゴージャスなパーティーに駆り出されるし。



まあここん家はここん家で御馳走食えたしいいんだけどな。



明日にはまた能天気馬鹿に戻るだろ。







****************************************************





風呂あがってケーキを食う。

その後部屋に戻って適当にマンガ読む。



あっ、そういやこの漫画の最新刊今月発売だった。

コンビニ行くか。





「アギト。コンビニ」

「行く〜」













コンビニで漫画やらいろいろ買って帰る。

外は雪が30センチくらい積もってる。

まあそれでも除雪してあるとこだし、コンクリの部分も車の通った跡でできてるから自転車で走る。





「あったけーなこれ」

「だなー」





今アギトも俺も赤いサンタの服を着てる。

なんかコンビニでの買い物のクジで当ったら貰えた。



まー天からのクリスマスプレゼントだと思えばいいか。





「あっ、流れ星」

「おっ、マジだ」





「1人身じゃないクリスマスがいい。1人身じゃないクリスマスがいい。1人身じゃないクリスマスがいい」



あっ……言えた。



突如タイヤがスリップ。

ぎゃああああああああああああああ!!





「おいーーーー!?」

「ブレーーーーキ!!」





ってブレーキ折れたーーーー!!

いかんーーー!! この先はーーーーーーーーーー!





「ああああああああああああああああああああああああああああああ!」

「のおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」





どがしゃーーーん! ってな感じでガードレールをぶっ壊して吹っ飛ぶ。

奇しくもそこは以前俺が落ちたところと同じ場所だった。













時空を駆けちまった少年



“超”外伝?



クリスマス with 事務員ワールド






























う〜……寒い。

ヴィヴィオが雪降ってきたとか言って外に連れ出された。



ったく……他のやつらは暖かい施設内で飲んだり食ったりしてるつーのに。





「パ……ケイスケにぃ〜」

「ん? どした?」





「ヴィヴィオいい子にしてるからサンタさん来るかな?」

「あ〜……来るんじゃないか?」





正直よーわからん。

サンタってなのはさんの世界の爺さんだったよな。

たしかクリスマスとかいう今やってるパーティーの日に来るだとか……



煙突から入ってきてクリスマスプレゼント置く代わりに

親の財布の中身を奪っていくとか……



ミッドに来るのか?

そもそもミッドで煙突ある家ねえぞ。



まあ俺の財布の中身は絶対にやらんがな。

あるかないかは別として。



つか子供がいねえ、いねえったらいねえ。





「あっ、流れ星〜」





雪降ってるのによく見えるな。



ん?

流れたとこからなんかが……





「―――――――――――ぁぁぁ」





なんか変な音……つか声?







「あああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」





って自転車!?



誰か乗ってるみたいだけど知らん。

ヴィヴィオ危ねえ。



脇に抱えて真っ直ぐ落ちてくるであろう場所から離脱。

自転車は轟音と共にクレーター作ってコンクリに激突。





「大丈夫か?」

「うん!」





さっきの何だ? 上空から自殺か?

クレーターのど真ん中で全壊してるし……

これは死んだか?





「い……ってええええええええええええ!!」





いや、あれで痛えで済むってねえよ。

もう人間ですらねえだろう。 

ここに奴らもそうだが。





「パパ! サンタさん来た!」





えっ? サンタって海鳴の住人?









****************************************************









おー……いててててててて……

なんでまた崖から落ちるんだよ……

ここどこだ?



クレーターまで空いてら。





「パパ! サンタさん!」





ん? ヴィヴィオ? てことはここミッドか。

てかここあれか。

よく見りゃ海上隔離施設だ。





「こんばんは〜サンタさん」

「ああ、こんばんは。メリクリ、メリクリ」





とりあえずクレーターから出るか。

ん?





「ヴィヴィオ、こちらさん誰?」





ヴィヴィオが黒髪の……日本人?っぽい男と手を繋いでた。

俺よりちと年上で背も少し高いな……





「待て。なんでヴィヴィオを知ってる」





何でって……いや普通に会ったことあるからだけど。





「ケイスケ君〜何しとるんや〜」





あれ? はやてさん入院じゃ?

つかケイスケ? どちらさん?





「部隊長、不審者」

「なんや? サンタの格好した強盗か? それやったらここ管理局施設やから場所ちゃうよ」





いやいやいや、何ボケてるますねん。





「何言ってるんすか。俺っすよ。俺」

「あいにくオレオレ詐欺には掛からんで」



「だからケイですってば」





何やら考え込むはやてさん。





「そんな人知らんで?」

「はっ? いやいや冗談はやめて下さいよ」





過去に実際に家族にすら言われたセリフっすよ?





「ほら! 丁度春に六課にお世話になった!」

「そんなのいたっけ?」

「いや、おらんよ?」





……また何かの事件に巻き込まれたのか……





「イテテテテ……おいケイ……下敷きにするんじゃねえよ」





あっ……アギト忘れてた。





「何や? アギトは知り合いか?」

「はっ? 何言ってんだ?」



つかアギトは覚えてるんだ……

今度の犯人だれだ。





「どうかしましたか主?」

「なー、サッサと戻って飯……」





あっ、今度はシグナム師範にアギトか……

えっ?





「「「「えっ?」」」」

「「アタシが2人いいいいいいい!?」」





なんじゃこりゃあああああああああああああああああああ!?



































「うん。あれだ。きっとこれは夢だ。それか並行世界」

「自分軽いな〜」





サラッと返事してくれるはやてさん。



とりあえず中に入って現状をお互いに把握。

アギトが2人もいることでお互いまさか……みたいな感じですんなり状況を予測。



俺は少し現実逃避したけど。

まーどっちかてと元から現実離れした状況だし。





「つうかそういうマンガみたいなことあるんだな」





みたいだな……

えーっとこの人。

ケイスケ・マツダだっけか。

俺の世界にはいないよな。事務員でここまでフォアードと親しいのいなかったし。





「ねえ、ねえ! そっちの私どんな感じ!? ティアと仲いいの!?」

「ちょっと、なんで別のとこでもあんたと一緒なのよ!?」





こっちのスバルとティアナも結局腐れ縁なのね。





「アタシはアタシ!」

「セインさんはどうなんだ!」

「とりあえずアホ」



「「んだとおおお」」



ぐあああああああ! ギブギブ!

関節技かけるな! つかどこで知ったそんなの!



とりあえずアホーズも健在。



ちなみにやったら高度な関節技だから誰に習ったのか聞いたらケイスケさんからだった。

事務員なんだよな?







「まったく……すまない。妹達が」

「いやいや」

「もう少し静かにできねえのかよ」





チンクは……大人っぽいのは同じか。

ドジなのかどうかはわからんが。

ノーヴェは……相変わらず常にイライラ感を感じるな。

まあ俺に対する棘は少ないな。

初対面だし。





「おねえ達みんなも元気なの?」

「元気だな。うん」





馬鹿やってるのもいるし、ドジしてるのもいるし。

そして何より元気よく俺をぶっ飛ばすからな。





「…………………………」





じーっとこっちを距離を取りながら見つめてくる。

いや、何?



「僕は? だそうです」



ああ、こっちのオットーは俺のとこ以上に話さないんだな。

ディードがその通訳か。





「無口で同じと言ってくれ」

「無口でスタイルが男の子と一緒だって」

「……!!」

「いてえ! いてえ! ポカスカ殴るな!」



んな子供みたいにポカポカと……

小動物か?





「姉を泣かせましたね。ご主人さま。制裁の許可を」

「誰がご主人さまだ!」





……ディードはメイドなのか?

そしてオットーに言ったあの台詞……

泣かしたどうとかじゃなく、お前が捏造して言った台詞じゃねえか!

黒い……

あのクソメガネを彷彿させるぞ……



そして何よりこのケイスケって人……





「鬼畜っすね」





つうか羨ましいぞ。

こんなかわいいメイドを持ちやがって。





「やれ」

「はい、ご主人さま」





ぎゃあああああああ!

固有武装使えないからってホウキでツインブレイズするな!









はーはー……

逃げ切った。

運動不足だったようだな。

俺の逃げ足、回避率の高さに体力が追い付かねえだろ……



ゼー……ゼー……ざまあみろ……ゼー……ゼー……



……あれ? そういやアギトは……





「アギトが2人って変です」

「「うっせえ、バッテンチビ」」

「2人揃って言うですか! そもそもあれです! 2人じゃややこしいです! ユニゾンでもして1人になれです!」

「「燃やすぞ!?」」





……見事にハモってるなー





「そういやそっちのお前のロードは誰だ?」

「シグナムだ。……まさかと思うけど」

「ああ、ケイがロードだ。シグナムもだけど。結構シグナムの任務にも行くし」







えっ……なんか今の一言で全員黙り込んだんだけど……





「……意外ね」

「うん……すごく」





ティアナとスバルの一言。



お前ら……





「というか戦闘できるんすか?」

「ああ、確かにノーヴェはどう思う? セインさん的にも弱そう」

「同意見。それにアホ面っぽいよな」



「…………」

「オットーも見えない。だそうです」



「お前たち初対面の相手に……」

「けど事実じゃないかな。チンクねえもでしょ?」

「む、むう……」





揃って馬鹿にしてくるウェンディ、セイン、ノーヴェ。

無表情で抉るオットー、ディード。

止めるけど結局否定しないチンクとディエチ。



……ナンバーズにまで……いや、確かにお前らに負けたけどさ。





「……ランクは何だ」

「いや……ないですけど……」

「戦闘方法は?」

「一応接近タイプっす」

「JS事件は体験したのか?」

「ここに生きてます」



「……炎熱系……アギトが2人でどちらもユニゾンも可能……ランクはなくとも……」





何うずうずしまてますか!?

戦らないよ!? 絶対戦りませんよ!?

師範絶対殺す勢いでしか攻撃しないタイプだもん!





「絶対戦りません!!」

「主……明日にでも訓練場お借りしても」





ちょっとーー!?





「おっ? 戦るのか?」

「おもしれえ……」





こらー! そこの同一人物!





「アギト……2人とも頑張って」

「「任せろルールー」」





ルーテシアも応援するなーーー!





「……けどマジで強そうに見えねえ」





……ヴィータ……流石に凹むぞ

俺結構頑張ってるんだぞ……





「みんなそういうこと言わないの」





ギンガ先輩……

あなたはやっぱし癒しっす……





「とか言いつつ姉さんも思ってるんじゃねえの?」

「そ、そんなことないわよ」





……どもった……絶望した!





「ん? 姉さん?」

「ああ、ガキの頃からの幼馴染」





さも普通のようにさらっと発言。

ってことは自動的にスバルとも……





「あんたギャルゲー体質っすか!?」

「ふつーだろ!! それとも何か? スバル達に男友達いたら変なのか!?」

「こんなレベル高い幼馴染が普通であってたまるかって感じなんすけど!?」





俺にはそんなのいねえんだぞ……

幼馴染と男友達ってジャンルも違うだろうが!





「そ、そういうケイスケはどう思ってるの?」

「ん? 滅茶苦茶弱そう」



「……一応魔力量AAくらいあるんすけど……これでも」

「……なんだその空気と魔力のギャップは」





ギャップって……





「魔力すげーのに、何か怖くねー」

「……そんなに?」





全員が同時に頷いた。

何だよ! 





「さー、部屋の隅でイジけたのは無視して飲み食いするか」





……軽く酷い。



つうか本当に無視してみんな食べだす。

……空しい。





「にゃはは、ほら、元気だして」





小皿に食べ物をいくつか乗せて差し出してくれるなのはさん。

……ええ人だこっちのなのはさんは。



はぐはぐ……なんかしょっぱい。





「ママ。サンタさん泣いてるよ」

「ヴィヴィオ。サンタさんも色々あるんだよ。ほら励ましてあげて」



「サンタさん元気出して」





そのままなでなでされる。

うう……なんか情けない……だけどこれが心に染みるのもさらに……




「この食材私とエリオ君で獲ってきたんです」

「おいしいから食べて下さい」





エリオ、キャロも持ってきてくれる。

うう……この2人はこっちでもいい子だな。



……ん? 獲ってきた? これどうみても肉だよな。

しかもマンガ肉(大)





「エリオ君に急所を教えて一撃です」

「あの……すっごく怖かったんだけど……」

「大丈夫だよ。ちゃんと訓練してるんだから」





……こっちのキャロはどっかすごいな……

そしてエリオ……苦労する気がする。

主に何故か恋愛面で。







「エリオ、キャロ、メ、メリークリスマス……」

「あっ、フェイトさ……ん……」

「うわ〜、フェイトさん似合ってます」







……いないと今気づいたが……

なんでこの人いきなり現れて、ビキニのサンタしてる。

しかも恥ずかしいのかモジモジしてるし。

エリオ反応に困ってるな……

キャロはキラキラした目で見てる。





「そ……そうかな……」

「……あの〜、何故にサンタ?」

「えっ? ケイもサンタだよね?」





俺の懸賞というかくじ引きでの景品。

コンビニ帰りに寒いから上に着ただけ。





「フェイト隊長……確かにくじ引きでサンタするってなったけど何でそれ……」

「えっ? だってケイスケがカタログくれたよね?」





何やら頭抱えるケイスケさん。

そしてそれに何か黒いオーラ出してリボルバー装備するナカジマ姉妹。



……南無。





「まてまてまて!? 俺は普通のカタログを……あんたかああああ!!」





「!?……あはは、ちょいクリスマスにお色気欲しいかな〜、思て……」





出口にそ〜っと逃げようとしたはやてさん。

だけど即バレる。





「ケイスケ……」

「あなたって子は……」





そして怒りによってさっきの会話をまったく聞いてない姉妹。





「スバルも姉さんも学習しろよ!?」

「問答……」

「無用!!」



「ぎゃーーーー!」















その後は……

まあ、うん。

ケイスケさんは見事な散り様だった。



そして見事に生きてた。

すげえ……





「すげえ生命力っすね。ホントに事務員っすか?」

「……俺も驚きだ。生きてられることに」





ですよねー。

衝撃のファース○ブリットやら、シェ○ブリッド。

しまいにゃギガ○リルっぽい技まで喰らってたし。





「パパ大丈夫?」

「だからパパって呼ぶんじゃねえ! にぃだ!」





……パパ?





「むぅー、クリスマスだもん! パパじゃなきゃ嫌!」

「どういう理屈だ」





……聞き間違いじゃない。

まさか……





「なのはさんとご結婚なされてたんで……」

「してねえ! アホなこと言うな! 俺は1人身でフリーだ!」



「いやいや、お子さんおられて羨ましい」

「何が悲しくて16で6つの子持ちにならにゃならんのだ!」





あだっ!?



頭カチ殴られた。



……ん? あれ非常に違和感が……パパって呼ぶ相手がいるってことは……





「あのー、すいません」

「ん? 何だ? まだ言うのか?」





いえいえそうじゃなくて。







「あの〜……こっちの世界のなのはさんて……………………もしかしてノーマル?」

「はっ?」





















































































時が止まった。



さっきまで食事が並んでる所にいたナンバーズ然り、

リインと喧嘩してるこっちのアギト然り、

ナンバーズと一緒にガツガツ食べてたスバルとギンガ先輩とヴィータ然り、

仲良く一緒に食べてたエリオ、キャロ然り、

酒を持ってたシグナム師範と一緒に飲んでたはやてさん、シャマルさん然り、

ティアナと一緒に何か話してたフェイトさん然り、



そして当の本人のなのはさん然り。







「「「「「「「「「「  ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!? 」」」」」」」」」」」





1分ほど時が止まってこの絶叫が響いたのだった。



……あれ? やっぱ違うの?

…………

……………





「いや……、むしろ俺が……」





すぅっと息を溜めて





「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?」





とりあえず俺も叫んだ。

うん、ビックリだ。







「ちょっと待って!? もしかして……」

「バッチシ、しっかりガチです」





いやー、現場見たときのこと思い出すとなー……

記憶ぶっ飛ばされましたよ。うん。





「……なのは隊長やっぱ……」

「違うからね!?」





やっぱって言われるって……疑惑はどこの世界でもあったんだ。





「お相手はフェイトさんと、はやてさんですから」



「私も!?」

「私もなんか!?」



「現場を俺のとこのスバルとバッチリ」





サムズアップしとく。



そっと、身を引いてるケイスケさん。





「なんで引くんや!」

「いや、別に」





なんつーかコントだなーこの2人。





「……私までそうだったりしないわよね……」

「安心しろ。ティ……ランスターさんは普通です。ついでにスバルも」



「そっ……」





おー、滅茶苦茶ホッとしてる。





「そうよね……周りが勝手に騒いでただけ。そんなわけないわよね」





……この人も疑惑あったんだ。

触れないでおこう。





「フェ、フェイトさん元気出して下さい!」

「そうですよ! 別の世界のフェイトさんのお話なんですから」



「………うん……」





あっちはあっちで完全に沈んでるな……

エリオとキャロが必死でフォローいれてら。

地雷踏んだか?





「なんなんや! そっちの男共は何しとるんや! ユーノ君は何しとんねん!」





あ〜……あの人か……

………うん。頑張ってますよ。

片思いのまんまで。





「またその人か」

「会ったことないんすか?」



「ねえ。隊長達の幼馴染でハイスペックみたいなのは聞いてるけど」





まー、確かにありえんくらい頭いいしな。





「で、どんなだ?」

「片思いで、行動してるけどあんま成果なし。そっちは?」



「まずなのは隊長の口から名前がほとんど出ねえ」





……うわぁ……









「あかん……ヘタレな男ばっかや……」

「部隊長、俺もカウントしてないか?」

「えっ、俺もっすか?」





「ったりまえや、このスットコドッコイ! フラグのようでフラグ立てないケイスケ君に、どう見ても告白できんタイプのケイ君やんか!」



「なんだそれは!? おい、お前も……ってどうした。いきなり体育座りして」





ファリンさんファリンさんファリンさんファリンさんファリンさんファリンさん……





「ブツブツと何か言ってるみたいだけど……」

「フェイト隊長ー、何言ってるかわかります?」

「……ファリンさんて連呼してる……」





「「「まさか……すずかちゃん家の?」」」



「どちくしょーーーーー!!」



「あー……ほら部隊長」

「………さー! ケイスケ君! 例の物で空気を盛り上げよー!」





しくしくしく……















***********************************************











さっきからよく凹む奴だな。



まあ正直見てて飽きん。

今度何かうまいこと言って嵌めてみるか。





「ねー、ケイスケ。例の物って?」





まー、待て慌てるな。





「これだ。リアル人生ゲーム」





取り出したるは大きめの6面サイコロ。

といってもサイコロに何か書かれているわけではない。





「何も書いてないわよ?」





まー当然の言葉だわなー

しかしこれは書いてなくていいのだ。

振って、表になった面にランダムに色々なパターンのお題が出るのだ。





「つまり……」

「何が出るかはわからないってことですか?」





エリオ、キャロ。

別にそこで台詞の引き継ぎしなくていいぞ。





「ってなわけで実験」





未だ体育座りでブツブツ言ってる突然の来訪者に持たせ転がさせる。

つうか、それにも気づいてない。





「あんた外道ね」

「じゃあお前からするか?」

「却下よ」





うむうむ。俺もそう言う。

流石に女だったらしないが男だし遠慮なしだ。





「えーっと……クイズ?」





クイズとサイコロに出る。

ちっ……つまらん。





「ねーねー、クイズ出せだって」

「……えっ?」

「だからクイズ出せって言ってんだよ」





見事に置いてけぼり喰らってるなー

状況を把握できてねえ。





「あー……」

「ゲームでなんかクイズしろってなったんだよ。サッサと言えこら」





2Pスバル……それじゃあ伝わらねえぞ。





「よし、スバルとノーヴェこっち来て」

「ん?」

「あっ?」





スバルとノーヴェを引っ張って廊下に出て行く。

肉を頬張りながら行くなよスバル。



何する気だ?





「おまたせしましたー」





後ろになんか黒い布で隠された人を引き連れて戻ってくる。

あー、なんとなくわかった。





「さー! さー! それでは出します! どっちがスバルでどっちがノーヴェでしょーーー!!」





黒い布から、スバルとノーヴェが現れる。





「ちなみにヅラとカラーコンタクトをしてもらったから、見た目のまんまとは限りませんので」



「あっ、そういうことッスか」

「簡単ですね」



「ちなみにナンバーズ組、なんかサーチ機能で見わけるの反則な」





ナンバーズ数名が押し黙る。

する気満々かよ。





「それがねえと見わけつかねえのかよ!?」



外見ノーヴェの言葉使いはいつも通りか。





「…………」





なんか顔赤くして恥ずかしがってるスバル。





「あんたわかる?」

「普通にな」





てかランスターもわかってるだろ。

何年付き合ってると思ってるんだよ。





「さー答えをどうぞ! ちなみに当てたら景ひ」



「はいはいはいはいはい!! 赤くなってるのがノーヴェで、さっき切れたのがスバル!」



「はい、残念ーーー」





「いえーい! 実はそのまんまでしたー」

「見わけつけろよこの馬鹿!」





やっぱしな。

こういう場合ノーヴェの方がスバルの真似とかできるわけがねえ。

逆にスバルはこういうのノリノリでやるタイプだ。





「ねーねー、ケイスケはわかった?」

「んー普通にな」



「……ふ〜ん……ねっ、恥じらう姿どうだった?」





……………





「あーそっぽ向いたー」

「うるせー」





無視だ。無視。









「………あいつらあれで友達とか抜かすのよ」

「……やってらんねーっすね」

「撃っても悪くないわよね?」

「よし、一発かまして……」

「あんたそのハンマーどっから出したのよ!?」





おいコラ、物騒なこと言ってんじゃねえよ。























何だかんだでそのまま進み、いよいよ残りはなのは隊長。





「えいっ」





さて、何が出るやら。





「んーっと…………………恋話」













沈黙の再来。











「ぶっ……く、くっくっく……」





訂正。1人だけ笑いを堪えてた。





「ちょっと!? 何で1人以外みんな黙るの!?」





だってなー





「えーっと……私らも見たことないし……」

「うん……小中一緒だったけどなかったから……」





幼馴染組。





「えーっと……あははは……」

「なんて言うか……」

「その……」

「…………すいません」







何も言えん星組。

そして謝る雷組。





「あんな砲撃撃てる人にできるの?」

「アタシは怖くて無理ッスねー」



「Sランク砲撃も普通に止めるし……」

「………………」

「オットー……流石に言い過ぎ」



「色恋沙汰は姉もわからぬ」

「あたしも知らねえし」







色々言ってるナンバーズ。







「ぶっく……くはっ……しししし……」





未だに笑い堪えてる馬鹿1名。







「よーするにあるわけないってのが総意」

「ひどい!? あるよ初恋とか、好きな人とか!!」



「家族とか親戚で逃げるの無しなー」

「うっ……」





はっはっは! 退路は既に絶った!





「さあ! 誰ですか! さあ! さあ!」

「なのはママの好きな人はパ」





余計なこと言う口は言い切る前に塞ぐ。





「あっ、俺も気になります」





おっ、何か乗ってきたなこいつ。





「さあ、誰ですか!?」



「えっ……えっと……」





「さあ! さあ! さあぎゃあああああああ!!」

「さあ! さあ! さあさあげばああ!?」



「ケイスケ調子乗らない! 大丈夫ですか? なのはさん」

「えっ、あっ、うん」





「あんたもよ」

「……さ、さーせん……ガクッ……」





ぐっ……スバルにリボルバーを喰らったか……

あっちはランスターにスフィア……



む、無念……













*****************************************************











ん……あいたたた……いかん。

異世界ティアナに撃たれて気を失ってた。





「いてえ……」





あっ、ケイスケさんも起きた。

スバルのリボルバー喰らってあれだけしかダメージないって頑丈な人だな。





「どもっす」

「おーお前頑丈だな」





それはお互い様では?

しかし賑やかだな〜

半年もしない少し前まで命のやり取りをしてた者同士なのに笑って食って、叫んで。





「こーいうのいいっすね」

「んっ、まあな」





近場のジュースと酒を持って来て酒の方をケイスケさんに渡す。





「お前はジュースか」

「酒は苦手なんすよ。飲んじゃ不味いんで」





鬼殺しとか。





「ふーん。……なあお前事件で前に出たのか?」

「出たっていうか……まあ……ややこしいコウモリのような位置にいたというか」

「何だそれ」





あはは……

まあ自分の立ち位置ハッキリしなかったせいでもあるんだよな。

見事に呆れられた。





「まあみんなと同じ立ち位置で前に出れたのは羨ましいな」

「えっ……でも事務員でしょ? ケイスケさんは……」





じゃあ前戦に出ることはないんじゃ……





「六課襲撃で借りを作らされたから返すためにちょっとな」

「……魔力ないのに……」

「まあ銃やらナイフやらトラップでだな」





うはー……無茶する人だなー

つうかよく戦えたな・

俺ならそんな立場だったら逃げるしかしない。





「すげえっすね。無謀な気もしますけど」

「いいんだよ。俺の我儘でやったんだから。まー後でキツク怒られたり処罰喰らったけど」

「あはは……」





そこは何も言えません。





「まあそれでも今は笑ってられるし、事件前以上の楽しい日々になってるからな」

「でしょうね。飽きそうにないっす」





俺も地球で離れてるからたまにしか会わんけど、会ったりすると飽きることがない。





「お前は……って聞くまでもないか」

「俺も楽しいですよ」





こっちの六課や、ナンバーズ連中と微妙に性格違ったりしてるけど

みんな面白いし、いい人だ。



そのまましばらく男2人で飲みながら話をするのであった。







「もうすぐ日付が変わるな……」

「ですね……」





そろそろお開きかな。

なんかお礼でもするかな。





「アギトー」

「「 ん? 」」



あっ、いけね。2人いるんだった。

同時に飯食いながらこっち向いた。





「サンタ服の方な」

「なんだ?」

「“アレ”やるぞ」

「“アレ”って“アレ”か?」

「そう。まあクリスマスバージョンでだけど」



「何するんだ?」





まあ今日のお礼と言うことでちと締めに。





「はーい、注目ーー! ちょっと外は寒いけどみんな外に出て下さいーー!」





何だ何だと言ってみんなで施設の外に出る。

とは言っても海が見えるとこまでだけど。







「今日は本当にありがとうございました。実は今年のクリスマスはアギト以外いなくて寂しかったんで嬉しかったです」





来年は俺のとこのみんなで騒ぎたいな。うん。





「というわけでこれからそのお礼をしたいと思います」

「「ユニゾン・イン!!」」





バリアジャケットは生成しないで、ユニゾンする。





「マジでできたんだな」

「うむ、明日の模擬戦が楽しみだ」





だからしませんて。





「んで、何するんだ?」

「こうします」





飛行魔法で空に上がる。

大体数百メートルくらい空に上がったところで停止。





「アギト……いいか?」

『おう、行くぜ』



「『 ハああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!』」





アギトと2人で魔力を練る。

俺の体の周りに魔力が纏い、それをアギトが炎へと変換する。







『準備はいいぜ!!』

「よっしゃ!! 打ち上げろ!!」





「『 轟炎!! “ 超特大花火 ” !!!!!』」





アギトの轟炎をさらに俺の魔力で大きくし、それを空に向かって打ち上げる。



その花火はさらに上空に向かって飛ぶ。



そして轟音を立て、普通の花火でも出せないほど様々な色合いの大輪の花たちを咲かせ、ミッドの夜を照らす。





「まだまだいくぞ!!」

『おう!!』





さらに違う色を出すように設定した轟炎を打ち上げる。

魔力の許す限り、限界まで打ち上げてやるぜ!

















「うっひゃあ〜〜〜〜すっげー」

「見事だな」

「あの馬鹿意外とまともなことできるんだな」

「たまやーー!!ッス!」

「……………」

「うん。綺麗だねオットー」

「夏になったら社会見学で夏祭りを見に行きましょうか」







「ほお……」

「よくもまあアタシとこんなことするなー」

「宴会には持ってこいの魔法やなー」

「まあ司会とかはド下手だけどな〜」

「いいじゃない。こっちにははやてちゃんとうまくそういうのできる子もいるし……中々くっつかないけど」

「誰のこと言うてるんやねん」





「ママーサンタさん花火上げてるー」

「そうだね。これがプレゼントかな?」

「すごーい……でもパパも欲しかった」

「にゃ……にゃはは……」

「ママとパパ結婚しないのー?」

「えっ!?」

「行き遅れーとか、しんぐるマザーになっちゃうよー」

「ど……どこでそんな言葉を……」







「うわー綺麗だね。キャロ」

「うん、そうだね」

「エリオ、キャロ、今度海鳴でも夏になると見れるから3人で行こうか」

「えっ? フェイトさん……けーさんは一緒に行かないんですか?」

「………そうだよね……2人ともお兄ちゃんの方がいいよね……ふふふ、もうころしてでも……」

「うん、今度の旅行でけーさんとフェイトさんの子供かな……エリオ君手伝ってね(ボソ)」

「えっ!?」

「異世界の方みたいになってほしくないでしょ?(ボソ)」

「それは……うん、そうだね」

「じゃあ早速計画立てようね。今夜部屋行くね?」
「えっ!? あっ……その……うん」
「あっ、大丈夫。ちゃんと自分の部屋で寝るから、エリオ君のベッド占領はしないから安心してね」
「えっ……あ、その…………うん、ありがとう」









「大きい花火だね〜」

「マジで魔法使えたんだな」

「帰るまでの間どーすんだろ」

「さーなー、いて欲しいのか?」

「おもしろい人じゃん」

「ふーん」

「あ、妬いた?妬いた?」

「は、誰が」

「ぶーつまんない」

「……ここでもそーやって普通に寄り添って、そんな会話するあんた達に腹が立つわ」



「「そーお(か)?」」



「……もーいいわ……」



















…………何でだろ………また無駄に腹立つことを引き起こした気がする。





『ケイ、そろそろ魔力切れるぞ』

「おっ、じゃあ最後の一発かますか」





まー楽しいクリスマスだったし、少しはいい気分で終わらせよう。

嫉妬はまあ……我慢ということで。







「スペルはわかるか?」

『当然。お前は?』

「一応受験生だぞ」

『間違ったら恥だからな』





わーってるわい。



それじゃあ……





「『せーーーーのーーー!!  Merry Christmas!!』」







最後に放った轟炎が夜空に上がる。

それは真上ではなく、真横にその軌道を取る。

アギトによる酸素濃度や空気中の分子の濃度を調整して、その炎の色を変えながらも、その炎は夜空に

今の言葉の文字を刻む。



街の方を見るといつの間にか海岸に多くの人たちが花火を見物し、楽しそうに笑い、

カップルらしき人たちは寄り添うようにして微笑みあったりしている。





『魔力はもうほとんど空だからな』

「おう、わーってるよ。あ〜あ、カップル共を盛り上げるようなことしちまった」

『嫉妬するんだったら彼女さっさと作るんだな』





できるのかね〜

正直そういう関係になれる自分の姿が想像できん。





『あと10秒で文字も消えるし、ちょうど日付が変わるな』

「そうか。しっかしどうやって帰ればいいんだろうな」

『さ〜……』





はあ……また迷子になるのかね〜

ん?



どう帰るのか考えていると俺の頭上がやや明るくなったように感じる。

何かと思い見上げてみると1つだけ星が綺麗に輝いている。



何だ? 何か少しづつ光が強くなってるような……





「って」

『星がこっちに落ちてきてるーーー!?』

「アギト! 回避!!」

『無理――――――!』







ぎゃあああああああああああああああああああああああああああ





























んあ……あれ?



気付いたら俺は事故った道に寝転がってた。

横にはアギトも寝転がってる。





「……夢か?」





時計を見ると午前0時過ぎ。

……夢だったとしちゃあ時間的におかしいわな。





「なんだったんだろうなー」





流れ星に願いが叶ったのか?

天からのクリスマスプレゼント?

………うわ、自分で考えといて何だがくさっ。





「ううん……」





アギトが寒そうにくるまって眠る。

はあ……ここは寒いし、サッサと帰って寝よう。



寒そうに寝ているアギトを胸元に入れて、俺は自分の家に帰るのだった。



夢か現実か……

それははっきりしないけど、楽しい時間だったのでそれでよしにしとこう。



来年のクリスマスは俺の世界のみんなでああいう感じで馬鹿騒ぎをしたいもんだな。













あっ……自転車がない………………

新しいの買う必要あるからお年玉がーーーーーーーー!?















                                    おわり









     おまけ







「「「「「「「「「「 あっ 」」」」」」」」」」」」





何か星が強く光ってるなと思ったら落ちてきた。

そしてケイが流れ星に轢かれた。

そしてぶつかった瞬間そこだけ爆発したような光に包まれ、その爆発は外側にではなく内側へと時間が巻き戻ったかのように消えた。



花火が終わってみんないい気分になってるところにこの光景。

唖然とするしかない。





「……あれ……生きてる?」

「い……いやどうなんだろ……」





いや……落下でも生きてたし生きてたり……

つうかケイごと消えた……





「ねーパパ。サンタさん帰ったの?」

「さあな……」





そうだといいんだがな。





「きっとそうだよー。サンタさん流れ星と一緒に現れたもん」

「というかお前はさらりとパパと呼ぶな」

「いやー! パパはパパなの!」





だあああ、もういい加減にしろ!





「……どう事後処理しよ……」





あっ……もしかしてこの報告書書くのって……





「ケイスケ君任せた」





待てよ部隊長!?

どう報告しろと!?





「流れ星と共に来て、流れ星と共に帰りました?」

「そんな報告書で済むわけねえだろ!」





オカルトだろうがこれ!?

あの野郎今度会ったらぜってー詫びいれさせてやる!!





「……マツダ」

「いや、そんな怒りの顔でどうしました」

「次来たらすぐに知らせろ」





はっ?





「……模擬戦をすっぽかしおって……許さん」

「わかりました」





シグナム副隊長の模擬戦の後に傷口に塩塗り込もう。

そうしよう。



















あとがき





メリークリスマス!!

ということで今回のSSを書きました。

まー別段どうでもいいクロスだったと思う方もいらっしゃったかもですが、今回書いてしまいました。

最初は「1人身な寂しいクリスマス」って、テーマだったのですが鬼丸さんの許可をいただきこうなりましたw



まあお互いの身の上話とかそういうのはあえて深くは書きませんでした。

お互い山場を既に過ぎた時期なので、



「もう過ぎたことだし、別に深く話さなくていいや」



な考えだろうなーと思い会話を想像したらなんとも長くない短い会話にw

キャラ数が今までになく多すぎて非常に難しかったです。

いやはや……次からはイベントSSは誰かに絞って書かないと辛いことになると実感させられましたね。

何より1人当たりの台詞が少ないww

では次回のイベントSSはお正月です。

もしよければ、本編と共にこちらも見てやって下さい。

それではメリークリスマス!!









作者さんへの感想、指摘等ありましたらメ−ル投稿小説感想板
に下さると嬉しいです。