ジジイの修行がやっと終わった……

長かった……とにかく長く感じた……



2ヶ月くらいの修業だったはずだけど……2,3年くらいに感じた……



けど……とにかく俺は地球に……日本に帰っていた……





「アイ・シャル・リターーーーン!」







時空を駆けちまった少年



第23話










ぐっす……苦節約2ヶ月と2週間程……

俺の街だ……

周りをたいしてそう高くもない山に囲まれ人口もそう多くない。

万単位で人は住んでるが老人の方が多い。子供の数も減って閉校になった小学校とかもあるような所謂田舎。

でもそんなでも俺の生まれた街だ……



帰ってこれて涙が出るぜ……



家に帰ったらまずは風呂だ。

そんでもっておかんかばあちゃんに飯作ってもらって久々の我が家の味を堪能するんだ。









       〜 地球 武ノ内家 〜







結構でかい庭付きの一戸建て。

田舎な分結構土地のあるこの我が家。

多分街でもでかい部類に入るけどそこまでいい家柄というわけでもない。

庭には池もあってでかめの鯉とかも十数匹いる。

ちなみにそれは爺ちゃんの趣味だ。





「ぐっす……俺生きて帰ってこれた……」



あ、あれ……目から汗が……

泣いてないぞ……泣いてなんかないんだから……

とにかく家に入ろう……

今日は日曜だし丁度昼時だ。家族みんないるしな。





俺は意気揚揚と家に入る。





「ただいまーーー! ケイ! 只今帰りました!」



「「「「「「 …………………… 」」」」」」





あ、あれ?ノーリアクション?

流石に2ヶ月以上帰ってないから怒ってる?

まあそうだろうけど……けどせっかく帰って来たんだからさ……もう少しこう……





「誰だお前」

「えっ……」



あ、兄貴?



「ちょっ!? 強盗!?」

「け、警察! 警察!」



妹よ!?

おかんよ!?

何言ってる!? なんで強盗!? 警察!?



「今すぐ出てけ!」

「ちょっ!? おとん!? 俺だよ!? 次男のケイだってば!?」

「家に息子は1人だけだ!」





えっ!? マジでどうなってる!?





「出て行かんか!」





爺ちゃん!? 何飾ってある刀持ち出してますか!?

孫を斬るつもりですか!?





「出て行ってまた来られて襲われたらどうすんだよ!? ここで捕まえる!」





そう言って何も俺が持ってないと判断した兄貴がおもいっきり殴りかかって来た。

それを避け話をしようとする。





「兄貴! 俺だよ! 弟のケイだよ!」

「俺に妹はいるが弟はいねえんだよ! 気色悪いこと言ってんじゃねえよ!」

「そんな!?」



「警察ですか!? 早く来て下さい!」



婆ちゃんまで……

くっ……!





「逃げたぞ!」

「追うな! 警察に後は任せるんだ!」





俺はわけがわからず家から逃げ出した。



なんで……なんでみんな俺のこと忘れてるんだ……











あの後……俺は友人の家を訪ねたりもした。

だけどどいつもこいつも俺のことを知らないと言った。

学校にも行った。だけど生徒名簿から俺の名前は消えていた。

市役所に行って戸籍を調べた。



俺の名前は出てきたことは出てきた。



しかしその籍は戸籍ではなく鬼籍から出てきた。



怪しいと言われ警察に突き出されそうになったのでなんとか逃げだして来た。





その後暗くなってきたので、山の中に逃げ込んで川の上流あたりで火を焚いて今現在に至る。

山に逃げたのは下手に街中にいたら警察に捕まりそうだからだ。





「……何がどうなってるんだ……」





ここは間違いなく地球で俺の街だ。

家族もいたし学校だってそのままだ。

俺の存在以外すべてが2ヶ月前と変わらない。





「ぐっす……何でだよ……」





存在忘れられるってこんな辛いことだったのか……

くっそ……涙が止まらねえ……



そのままどのくらいだろうか……

俺は1人で泣いた。

泣いて泣いてすっきりしたところでどうなっているかを考える。





可能性1:ここは俺のいないパラレルワールド

却下。それだったら謎じいが俺を知ってるわけがねえ。



可能性2:俺の記憶違い

うん。これも絶対ない。



可能性3:誰かが俺についての記録、人間関係を消した

……これが一番有力だな。しかし誰が……



……………

おもいっきり該当する相手おるがな。

時空管理局の裏側。以前俺を誘拐しようとしやがった奴ら。



けどなんでわざわざ戸籍やらを消した……誘拐するなら別にここは管理外だからそんなことまでする必要が……



もしかしてはやてさん達との身体検査の件のせいか?

俺の検査のために地球に迎えに来て俺がいなくて誘拐されたとなったら怪しむだろうし……



鬼籍に入っていれば事故死でもしたと書けばいくらでも誤魔化せるからか……

家族に死因を確認しようにも管理局と面識がないはずだから確認のしようがない。



そう考えると辻褄が合う。



多分六課の情報が裏から漏れたんだろうな……

3週間ほどしかいなかったけどそんなことするような人たちでなかったし。

六課の方に頼るかな……

ティアナとの約束だとできることは自分でするとか言ったけど……こんな状況をどうやって解決せえ言うねん。



「はあぁ……マジでどうしよ……」



けど六課に行く方法がない。

検査のときに会うことになったけどあと1ヶ月ほど先だ。

こっちから行くにしても崖からじゃまた行ける保障はねえし……



あっ、海鳴のすずかさんの家だ!

あそこにたしか転送ポートがあったはず!

無許可で向こうにいくのはまずいだろうが、そんなこと言ってる場合じゃねえ。



よし、今すぐ海鳴に向かおう。



「まずは山を下って……それから……」



隣町の方に向かって下ろう。

元来た道を降りたら警察に捕まるかもしれんし。



俺は山を下り、隣町の駅に行くと海鳴までの道順を調べることにした。









       3日後









「や、やっと……着いた……」



3日もかかった……

電車……途中までしか使えなかった……

理由は至極簡単。金が底をついた。

持ち金千円ちょいじゃ3分の1くらいしか移動できなかった。

残りは歩き。

金もないから公園の飲料可能な水を飲んだりして過ごした。

食い物は……見つからなくて山の木の実を必死で探して食べてた。

でも……



「あ……あかん……もうダメ……」



バタンと倒れる。

ま、まさか行き倒れるとは……食料もないし、水もない。

腹が減って死にそう……嗚呼……ここで俺を救ってくれるやつがいたら俺はそいつを天使と崇めよう……



でも誰も来なかった。



……さらば我が短き人生。

そこそこ強くなっても俺は意識が飛ぶのがデフォか……

シット……











「うっ……」



目を覚ます。

そこは知らない天井……いやマジで知らない天井だ。どこだここは。

周りを見てみると装飾は洋の雰囲気で相当豪華だった。

どこの金持ちの家だ。



「あっ、やっと起きましたーー!」

「……天使ですか?」

「……はい?」



目の前には赤い瞳に長い薄い紫色の髪でおっとりした大人しそうなメイドさんがいた。

か、かわいい……歳は同じくらいかな……やべえ……顔といい雰囲気といい……ストライクだ……



「お名前は!?」



つい両手をガシっと掴んで勢いよく質問してしまう。



「えっ、えっと……ファリン・K・エーアリヒカイトです……」

「ファリンさんですか。俺は武ノ内ケイと言います。助けていただきありがとうございます!」

「ふ、ふええ。 え、えっとどういたしまして……」



俺を助けてくれたら天使と崇めると言ったがマジで天使が舞い降りたよ……

一目惚れだった。

ついでに初恋だった。

俺の惚れる要素・かわいい・同じ歳くらい・大人しそう・おっとりしてる。

バッチシじゃねえか!

スバルたちもかわいいかったから惚れかけたし……あ、あれ? 俺結構惚れやすい?

まあ今はいいや。



「ところで今お暇ですか?」

「ふえ?」

「お暇なら是非助けてくれたお礼を」

「助けたの私なんだけどな……」



がちゃっと扉の開く音がしたと思ったらどす黒いオーラで笑顔を振りまくすずかさんが立っていらっしゃった。

のおおおお!?

天使じゃなくて吸血鬼に助けられましたか!?



「散歩してたらケイ君が倒れてて慌ててうちに運んであげたんだけどな〜」

「そ、それにさっきまですずかちゃんが看病してくれてたんですよ?」



マジっすか。

それは申し訳ないことを……



「すいませんでした」

「それだけ?」

「えっ?」

「助けられて、その上助けた相手を間違えて、さらには私の家族を誘っておいてそれだけ?」



にこにことした笑顔がさらににこにこになるすずかさん。

ひぃいいい! こ、怖い!



「うふふふふ……」

「……お好きなだけどうぞ」

「いいの? じゃあ遠慮なくいただきま〜す♪」



すっと柔らかい手が優しく頬から肩に伝わり、すずかさんの綺麗な顔が首筋に近づく。

やや上気した息遣いを直に感じる。

甘い女性特有の香りと何か怪しい甘美な匂いが鼻を刺激し、思考を奪う。



「んっ……こくっ、こくっ、はむっ……ちゅぱっ、ちゅうううううう、んあっ……ご馳走様」

「お、お粗末さまでした……」



今回は以前ほどギリギリまで吸われなかった。

さっきまで気絶してたから手加減してくれたのだろう。

よかった……のか?



「す、すずかちゃん!? そ、そんな堂々と飲んでいいんですか!?」

「あ〜……いやこれ約束なんで……」

「そうだよ。それにケイ君とは契約もしたし大丈夫だよ」



吸われ過ぎなければですがね。

てかなんかつやつやされてませんか?



「エロく感じるんで次はも少しそこらへんを抑えてください」

「嬉しくなかった?」

「嬉しいですけど色々やばそうなんで」



今は特に危ないです。



「すずかちゃん……でも時期を考えないと……」

「大丈夫だよ。そのときはしないから」



時期がどうしたんだ?



「ところで体調はどう? 立てそう?」

「あっ、はい。大丈夫っす」



ベッドから降りて立とうとするが貧血と空腹で立ちくらみがした。

ぐらっときて倒れてしまいそうになる。



「あ、危ないです!」



ファリンさんが倒れそうになった俺を支えようとしたが



「きゃあああ」

「うわっ!?」



そのままファリンさんごとぶっ倒れてしまう。

ファリンさんを下敷きにするわけにもいかなかったので体を倒れる途中で入れ替えて俺が下敷きになった。



はっ!? 手とか変なポジションにないよな!?

確認する。

右手、ファリンさんの肩。

左手、普通に柔道の受身をとったためどこにも触れておらず。

結果 セーフ!



「大丈夫っすか?」

「うわわ、ご、ごめんなさ〜〜い!」



慌てふためく感じでしゅぱっとっ立ち上がりまた反対方向に勢いあまってコケるファリンさん。

……か、かわいい……

はっ!? 殺気!?



「ふふふふ……ファリンに変なことしちゃだめだからね」

「いえ別にそんなことは……」

「いいかな?」

「了解です。すずか様」



いやこの人笑ってない笑顔素敵ですよ。

俺ちびりそうですよ。



「お腹すいてるみたいだしご飯食べる?」

「いただきます!」

「じゃ、じゃあ準備してきますのでお先に食堂の方へどうぞ」



すずかさんに誘われ、ファリンさんの勧めで食堂に向かうのであった。











食事が来る間に何故行き倒れていたのか、海鳴にきたのかを簡単に説明することになった。

俺の体のことも関係しているためそのことも簡単に説明する。

結構夜の一族に近い存在の血が混ざってしまった俺だけど、いやだからこそすずかさんには鬼の血のことを話したほうがいいと思い話した。



「そっか……ケイ君も普通の人じゃないのか」

「ええ。まあ結構便利というかいいとこも多いですが」



実際身体能力が上がったのは俺は嬉しい。

副作用的なものもあるが……こっちはな……結構キツイが。



「だけど日本の鬼か〜……聞いたことないかな」

「まあ相当昔と聞きましたし」

「それにそのお爺さんも不思議だよね。そんな血液持ってるだなんて」



まあそこは俺も聞きましたが今は話す時期じゃないとか言われましたし。

いつ話してくれるんだ?



「そういやすずかさんの方はなんで記憶が消えてないんですか? 多分変なやつ等が何かしにきたと思うんですが」

「あっ、そのとき丁度お兄さんとお姉ちゃんとノエルさんが帰ってきてたから返り討ちにしてたよ。

アリサちゃん家にも出るかもって言ってアリサちゃんの方も行ったら、出たから倒したって言ってたけど」





はっ? つまり管理局の裏の奴らを撃退されたと……

魔法使えないんじゃなかったんでしたっけ? ジジイの言ったことマジだったのか。魔法使えなくても人間は勝てるってのは。



「お兄さんとお姉さんいたんですね」

「お兄さんはなのはちゃんのお兄ちゃんだよ。婿養子に来てて、今はドイツにいるよ。ノエルはお姉ちゃんの専属メイドさんだよ」



へ〜流石なのはさんのお兄さん。

なのはさんのお兄さんというだけで俺は納得したわ。



「アリサさんの方は? ショックとか受けてなかったんですか?」

「すぐに撃退したから大丈夫だったよ。最初は泣いてたけど元気がでてきたらものすごく怒ってたよ。何で私が襲われなきゃダメなんだって」



泣いたというのがものすごく意外だ。



「その泣いてるところ見たかった気もしますよ」

「へえ? 誰が誰の泣き顔見るって?」



椅子からダッシュで離脱。後ろの声から距離をとるために横に跳ぼうとするが足に何かが引っかかりコケて壁に激突する。

自滅した……



「……あんた何、人の足に自分で引っかかって転んでるのよ」

「……離脱に失敗しました」



呆れたと言って額に手を当てるアリサさん。

いつから来たんですか。



「あんたが行き倒れてたって聞いて来てやったのよ。感謝しなさい」

「はあ……」

「何よその反応は」



いや1日しか会っていない仲だというのに律儀というかなんというか。



「まあいいわ。それより私達を襲ってきたやつらがあんたの記憶を消しに来たってことは当然あいつらの正体知ってるんでしょうね? 教えなさいよ」



ギクッ。

それ聞かれなかったからそのまま流そうと思ってたのに。



「私も気になるかな。相手がわかるのとわからないのとじゃ全然対処が変わっちゃうから」



話した方がいいのかな……

だけどすずかさんの場合も相当特殊な部類の人間だからな……警告も兼ねて話すか。











「「………………………」」



話を終えると2人の沈黙が続く。



「ちょ、ちょっと待ちなさいよ。なのは達そんな怪しい組織にいるって言うの!?」

「いや組織っていっても上層部の一部だけっぽいですし」

「そんな問題じゃないよ!? なのはちゃん達が危ないっていうことだよ! そんなことしてるなんて知ってたら入局だって絶対止めるよ!」



心配そうな顔で叫ぶ2人。

親友3人がものすごく心配なのがよくわかった。



「今すぐなのは達に話すわよ。そんでもって管理局なんかやめさせる」

「そうだよ。そんなところにいたらなのはちゃん達だって……」

「それはやめた方がいいかと」

「なんでよ!」



俺のストップに激怒するアリサさん。

当然といえば当然の反応だ。



「まずそれを六課の人たちが知ったら地球に来ても、ミッドにいても狙われるということ。それにあそこは管理局にとって大戦力と言ってもいい場所。知らないなら知らないで絶対に変なことはしない場所です」



人手不足とかいうのにSランク魔導師をそう何人も排除なんかしようとしないだろ。



「それにあそこの指揮系統は人体実験をしてるところとはまた別みたいですから、こっちが何か怪しい動きを見せない限り変な命令もいかないかと」

「だからって……」

「それに2人から漏れたと知れたら今度は殺しにきますよ? 多分」



だから話したくなかったけど……



「本当は話したくなかったけどすずかさんの場合俺と同じでその特殊な生まれがバレて狙われる可能性もありますし、

アリサさんなんかは話せと暴れるでょ?」



まあ意地でもそこは言わないで通すべきだけど……そしたら転送ポート借りれなさそうだし。

使わせてもらえても教えるのが交換条件になる。



「あ、暴れたりはしないわよ……」



じゃあ詰まったセリフとその汗はなんですか。



「でも……だからって放っておくなんてできないよ」



でしょうね。



「俺が行きます」

「はあ(えっ)!?」

「俺が六課の方に行って、六課だけじゃなくてミッドの報道機関やらなんやらに暴露します。そうすれば多分やつらが襲ってくる前に潰せるかと」

「ちょっと待ちなさいよ! それじゃああんたが危ないじゃない!」

「そうだよ! それに敵地のど真ん中なんだよ!?」



そこに今すぐ連絡いれようとしたのはどなたですか。



「向こうはまだ俺を見つけてないですし、ささっと行って暴露すれば大丈夫でしょ」



うまくいけば1日で終わる。



「それに六課っていうすずかさんもアリサさんも信用できる場所に行くんですよ?」

「「…………」」



そう言っても納得できなかったようだ。

2人とも難しい顔で考え事をしている。





「ご飯お持ちしました〜〜……あれ? タイミング悪かったでしょうか……」



ニコニコスマイルで食堂に食事を持って入ってきたファリンさんだがこの空気の重さにビビってる。



「いえ、そんなことないっす」

「で、でも……アリサちゃんもすずかちゃんも難しい顔してますけど……」



う〜ん……と頭をぽりぽりと掻く。

どうしたらいいんだか……



「どうしても納得できません?」

「できるわけないじゃない」

「そうだよ。ケイ君だけそんな危ないことさせられないよ。それに言う前に見つかったらアウトだよ?」



いや、それもそうですが。



「どのみち俺狙われてるから全然構わんのですが」

「「それでも駄目なの(だっていってんでしょうが)!」」



う〜む……説得が難しい。



「じゃあ他に手でも?」

「そ、それは……」

「言っときますけど2人も来るとか駄目ですよ。その方が護衛対象増えて危なくなるんですから」



2人は今日俺に会ったことを他言しないでいればまだ安全なはずだ。



「……ああ、もうわかったわよ! あんたが行きなさい! ただし無茶とかすんじゃないわよ! 何かあったら私たちも手伝ってやるから連絡すること!」

「うん。そうだよ。できることがあったら手伝うから」



……なんつうできた人たちだ。

普通そういう危ないことに関わるやつなんか見捨てるものだろうに。

それどころか何かあったら頼れと言った。

ホンマええ人たちだ。



「了解です」



ちょっと涙ぐみそうなのを抑えながら返事する。

あかん……涙腺緩んできたかな。





「あの〜……お食事どうします? 冷めちゃいそうなんですけど……」

「いますぐいただきます」



皿を置いてもらい被ってた銀の蓋を開ける。

香ばしい肉の香りとともにステーキが姿を現す。

ステーキにかかったタレがさらに匂いを香ばしくし、鉄板の上でジュージューと音を立てて蒸発している。

くっはーーー! うまそーーー!

まともな飯食うの久しぶりだ〜〜。そしてそれが好きな人の手作りとは……

たっはーーー! 最高!



「あんたね……緊張感ある話し合いしててすぐそれ?」

「腹が減っては戦はできぬです」



呆れた感じで言われる。

まあ確かに仕方ないけど、こっちも3日碌に食ってないから仕方ない。



「!? うまいっす! ファリンさん料理お上手っすね!?」

「本当ですか? ありがとうございます」



ああ……こんなうまい料理に天使スマイルっすか……

俺今死んでもいいや……





「ねえ……あの反応……」

「なんかファリンに惚れちゃったみたいなの」

「はあ? あいつ一目見て惚れたってこと? でもどうせあれでしょ? 告白できないとかいう奥手なやつでしょ」

「う〜ん……どうだろう……」







何ヒソヒソ話してるんだ?

しかしファリンさん……かわいい上に料理も上手いのか……性格もよしだ。

くっ……ワンダフルだぜ。





「ファリンさん!」

「は、はい!? なんでしょうか!?」



立ち上がり両手をがっちり握り、



「今回の一件が無事すんで帰ってきたらお付き合いしてくれませんか!?」

「「「………………えええええええ!?」」」



ファリンさんだけでなくアリサさんすずかさんも驚く。



「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!? あんたいきなり告白!?」

「そうっす! 顔よし、性格よし、器量よし。こんないい人滅多にいないっす!」

「だからって会ったその日に告白するの!?」

「人生一期一会! それに俺は恋愛で奥手なことはすべきでないと悟ったのです!」



修業中にだけど。

何度も死にかけて思った。せめて彼女欲しかったと。

生きて帰ったらめっちゃ好みの彼女作ろうと!



「お返事貰えますか!?」

「あう………」



気絶したーーー!?



「ファリン!?」

「あんた何やってるのよ!?」

「俺だって気絶されるなんて思ってなかったですよ!?」













その後3人でファリンさんの部屋まで運んだ。

何故かやったら重かった。こんな華奢な体なのに何故にあそこまで重い……

つうかなんか肉の部分は普通の人間の感じだったが関節部分が変わった感じがしたな。

何か手術でもして入ってるのかな。



部屋も少し変わってた。

女の子っぽいぬいぐるみやそんなのもいくつかあったが、何故かそのほかに馬鹿でかい機械類がいっぱいあるのだ。

特大の充電器みたいなものまである。

……何かでかいゲームでもあるのか?





「ううん……あ、あれ? ここ私の部屋ですか」

「ファリン大丈夫?」

「はい。ちょっとビックリし過ぎてフリーズしちゃいましたけど大丈夫です」

「すんません。そこまで驚かせて」

「え、えっと。驚いたけど嬉しかったですよ」



にっこりと笑ってくれる。

かわいい……



「その……さっきは急でしたよね。返事はまた今度で……」

「あ、あのお返事なんですけど……」



何!? 今貰えるのか!?



心臓がバクバク音を立てる。今までにないくらい緊張する。





「ごめんなさい。私はお付き合いできません」



……へんじはごめんなさい

ゴメンナサイ……ゴメンナサイ……ゴメンナサイ……





「ま、真っ白になっちゃった……」

「そりゃ告白して断られたらなるでしょ……今までかなり振ってきたけどこのリアクションは初めて見たけどね」

「あっ、それ私も一緒だ」





ナニカガイヤカラキコエル……

デモソンナコトイイヤ……フラレタ……フラレタ……





「け、けしてケイさんが嫌いとかじゃなくて……その……私がわけありといいますか」





……キライジャナイ……キライジャナイ……

じゃあまだチャンスはある!?



「ど、どんなワケですか!? すずかさんみたいに夜の一族だとか!? それなら大丈夫っす! 俺だって普通とは違うっす!」

「え、えっと……」



すずかさんのほうをちらっと見るファリンさん。

すずかさんは小さく頷き何かを了承しているようだった。



「あの……私は夜の一族でもないんです。その……自動人形っていう……ロボットなんです……」



ビシィっと体が石になる音が聞こえた。

……ロボット……ファリンさんはロボット……



「そ、それにケイさんは15か16くらいですよね? 私……見た目は同じくらいですけどかなり昔に作られましたから。

……再起動時で15歳と数えても10年は経ってるので人間でいいますともう25くらいで……」





10歳も年上……

その場で両手両膝を付く。





「……大丈夫かしら?」

「大丈夫だと思うよ。ケイ君結構大雑把だし」

「そういう問題?」

「……ケイ君の場合……多分」





つまりあれか……付き合ってもHとかできないのか。子供作れないのか……

キスまで止まりか……容姿、性格、器量、極上なのに結婚とか考えられないのかーーーー!!





「今度はなんか頭抱えて悶えてる……」

「アホね」





「あ、あの……」

「わかりました……そういう理由なら仕方ないっす……この話なかったことで……」

「はい……」



シュンとなるファリンさん。



「ちょっと、あんた……」



怒り爆発しそうな感じでアリサさんが何かを言おうとする。

……まあええわ。先にこっちを言ってから聞こう。



「だから代わりにお友達としてこれから付き合ってください!」

「……えっ? い、いいんですか? ロボットですよ?」

「……いや、俺は半分鬼ですが……」



別に友達ならいいのでは?

流石に付き合ってもHもできないとか、結婚したとしても子供できないとか結構つらいし……

もしそうなったとしてもファリンさんも負い目感じそうだし。



「で、アリサさん何すか?」

「……別になんでもないわよ」

「はあ……」



なんか怒ろうとしてたみたいだけど……いっか。

それよりも俺は初恋が実らんかったことのがショックだ……

初恋は実らない……

くっ……泣いちゃいねえ……泣いてなんかいねえんだ。



「大丈夫だよ。きっといい人みつかるから」



すずかさん……その笑顔は綺麗ですが今の俺にその台詞だと、止めを刺しにきた死神の笑みにしか感じません。



「まあ付き合うにしてももっと男としてレベル上げなさい」



グサァ!

胸になんか刺さった。



「そもそも、ただでさえアタシ達の周りの男は少なくてもレベルが高すぎるってのに、あんたからっきし駄目駄目じゃない」



グサグサグサ!



「もっとこう……頼れるような……」

「アリサちゃん……」

「何よ? 今こいつに説教を」

「ケイ君フリーズしちゃってる」

「うわ〜、ケイさんも自動人形だったんでしょうか」



もう俺の心は止まってます……











再起動可能状態に精神回復。ケイ。再起動します。

…………はっ!?

意識が切れてた! どんだけ飛んでた!?



「う〜ん。15分37秒」

「結構思考止まってたわね」

「大丈夫ですか?」



……いや何タイム測ってますか。

まあええわ。それよりそろそろミッドに向かわねば。





「ご、ごほん……ちょっと心の傷になること色々ありましたが……転送ポートお借りしてもいいですか?」

「うん。じゃあラボの方に行こっか」



外の方に設置してあったそうだが、この前の襲撃で少し壊れたそうで今はラボにあるそうだ。

修理はもう終わってるらしいので今からでも行けるらしい。













うわぁ……流石金持ち。

六課のシャーリーさんのデバイスルームにも負けない設備が整ってるな。

ここで一体何作ってんだろ。



「う〜んと……ミッドチルダの起動六課の座標でいいの?」

「ええ。下手に中継ポート使うと怖いんで」

「時間はかなり掛かるけど……仕方ないか」





前地球に来るときは中継ポート使って飛んできたがそれも無理だ。

10年前だとここから直では行けない距離だったらしいが、今だとギリギリ行けるらしい。

まあ中継はさんだ方が断然早いのであまりしないらしいが。



すずかさんが座標入力して準備する。



「向こうから来るのにこっちの許可はいらないけどミッドに無断で行くのは密入国みたいなもんだから気をつけなさい」

「はい。了解です」



しかしなんだかんだキツイ口調で言うけどアリサさんも面倒見のいい人だな。

姐さんみたいな感じだわ。





「何よ?」

「いや意外と姐御肌だなと」

「あんたがしょうもない奴だからでしょうが」

「うわ、ひでえ」

「転送準備できたよ」



さて……それじゃあ行きますか。

すずかさんがスイッチを入れ、俺は転送ポートのほうに入る。

体が光に包まれ、どこかに飛んでいく感覚がする。





「すずかちゃ〜ん。この前整備してって言った部品持ってきました〜これって転送ポートのでした……よ……ね……」



すでに転送されかけの俺を見て言葉が無くなる。





「ちょ、ちょっと待って!? それってあっちの機械のことでこれじゃないよ!?」

「ええ!? じゃあ私整備する部品間違えましたか!?」





えーーー!? じゃあこれ今欠陥ありな状態!?



「すずか! 今すぐ転送ストップ!」



アリサさんがあわてて指示を出す。

すずかさんもすぐに中止しようと機械に打ち込む。



「ちょっ!? マジで止め……」





けど完全に間に合わなかった。

俺はそのまま正常に作動するかどうかわからない転送ポートでミッドかどこかわからない場所に飛ばされたのだった。

なんでこうなるのーーーーー!?













パッと目の前に薄暗い光景が現れる。

どこだここは!? ミッドか!? それとも違う場所か!?

空気は!? 生物は!?



息が! ……あっ、息はできる……酸素はあるなよかったよか……



でも足場がなかった。



「ぎゃああああああああああ」



そのまま真っ逆さまに落ちる。

あっ、下に誰かいる。



「んっ?」

「ぁああああああああああ、どけええええええ!」

「うおおおおおおおっ!?」



俺の頭がその下にいた男の頭の上に落ちる。

つまり頭から落下して、下にいた男が頭で受け止めたというかぶつかったような感じになった。





「ドクター!?」





俺はそのままぶつかった勢いをうまく殺せないで何か台座に激突する。

その台座の上には何かがあったようでその衝撃で飛び散る。

赤い……宝石?





「レリックが!?」

「あ、危ねえッス!?」





そしてそれは結構数があったようで地面に叩きつけられた俺の顔の上を飛び散る。

そしてそのうちの1個が、





「ごっくん」





見事に俺の口元に飛び込んできてするりと喉を通っていった。









                                    つづく









    〜 おまけ 〜





「ああああ!? どうしよーー!? ケイさんがーーー!」

「落ち着きなさい! すずか! あいつの飛んでった先わかる!?」

「ま、待って! どこの部品かによってミッドまではいったかどうかわかるから」



「ふぇえええ!? どうしましょーー!」

「だから落ち着け!」

「だ、大丈夫だよ! この部品が足りなかったくらいならミッドにはちゃんと行ってるよ!」

「ほ、本当ですか!?」

「ただ……」

「な、何よ!?」

「六課の前じゃなくてどこか別の場所かも……」

「うえええええ!?」

「……と、とりあえずケイがミッドにまた行っちゃってどこにいるかわからないってなのは達に連絡よ!」

「う、うん! 急いで連絡するね!」







      〜 おまけ2 〜





「ふむ……例の小僧がミッドに落ちたようだ」

「記憶を処理させるための部隊はやられたが見張っておいて正解だったな」

「機動六課の方の関係者だろう。そっちに連絡はいかないようにしたのか?」

「ああ、細工は済んでいる。向こうからこっちに来たが座標がズレたせいで探して欲しいと書いてあったわ」

「六課に届くこともないというのにな」





「しかし……魔導師の部隊を破るとはどういう街だ?」

「所詮処理のための裏部隊だ。油断でもしていたのだろう。戦闘用部隊でもないしな」

「そうだな」

「餌として張っておいたのがこうもうまく捕まるとはな」

「捜索はあの小物にやらせればよい。これ以上手を回すの必要もあるまい」

「そうだな。我らのからの指示のことだけさせればよいか」







   あとがき





ミッドに舞い戻ったケイ。

しかし落ちた先は……

というかよく落ちる男です。体も意識も。

そしてファリンに惚れて告って振られるケイ。まあ惚れられてばっかてのはないと思ってこうなりました。

実は自分の1期での好きな女キャラはファリンだったりするんですよね(苦笑)

襲撃のことはなのは達にも連絡は行ってます。そのころから張っていたけどそこは目を通してから六課に行くようにしたといったところです。

このときは管理局の裏部隊だとバレていなかったので六課に情報が流れても問題がなかったためです。



脳みそ達もケイが管理局の裏が犯人だと知ってるということは知らないので、そこまで興味を示してません。

いたらいいななくらいの研究材料くらいにしか考えていません。

あとやっぱり普通の人間が魔導師に勝てると思ってないので、恭也達が勝てたのは戦闘ではなく処理を専門にする裏部隊だったので勝てた人間だと勘違いしてます。

なのは達は海鳴に一度帰ろうとしますが仕事を押し付けてそうそう帰れないようにしました。あんまりすぐに海鳴になのは達が戻ると魔力を使った痕跡を見つけられる恐れがあるからです。



そこも書けたらいいのですが基本主人公視点なので書けませんでした。

あと視点をコロコロ変えるのはタブーだったようなのでこれからはあまりしないようにします。







   Web拍手返信





※ケイ、年頃の男子のクセに、鎧はジャージ、武器はラケットってドンだけイメージ貧困なのよ

ケイ「失敬な。ジャージは動けて寝巻きになって最高じゃねえか」

アギト「そんなだから貧相って言われるんだよ」


※もし言ったら判ったのか、って言葉は私は大嫌いです、試して駄目だったら言えと、ケイの言い分は正しい尾k目
読者としては悪いのは脳みそ爺連中だとわかってるんですが、流れだけ客観的に見ると、抵抗手段(ラケットとか)を奪い、君は人外だと脅しをかけて拉致って
言う、最後に会った連中に騙されたとしか思えない状況ですねぇ。

>まあそう思えないくらいいい人たちというのはケイ自身もわかっていると思います。


※ガチ更正フラグhaケイくんに是非立ててほしいです。やっぱり主人公には恋の相手が居てほしいですし、個人的には赤の妖精さんが公私ともに付き合えるし一番なきがしますが。

>アギト「まあロードだしな」

>ケイ「まあ相棒だし」

>ケイ・アギト「「多分やってはけるだろ」」


※ケイ氏へ 別に百合で良いと思う。ミッドチルダと日本では法律が違うのだし、事実上日本人でなくなっている彼女たちが従う理由もない。そもそもユーノやケイでは人としてもとうてい釣り合わない

>おっしゃるとおりでw ケイがハーレムになりえないはずのキャラなのは話が進むたびに思います。

>もしなったら結構強引にそうしたということになりそうです(汗)


※集団にしか見えませんがな。自分達の仲間のフェイトやはやてには異様に気を使うくせに外野のケイには実験動物になってもらいますって言ってるように見えますよ。

ついでになのはは正しいのかもってそりゃないですよ。
軍人は殺せ、死ねって他のどんな組織にもない命令があるから組織にもない命令があるから厳しい、考え方だって変わる(意思を上官に依存させる)訓練するんですし、人を殺した事もなければそんな命令できそうもないなのはやフェイトが非殺傷関係ない機械相手の最前線になるってわかってる部隊に新人入れさせて(ご丁寧に入隊して得られるメリットだけ説明して誘導、四人の内二人が災害救助と自然保護志してるってのに)、あげくガジェットとの戦いがメインだからと対人(魔導師含)のまともな訓練もせずに自分は長所を伸ばす訓練してたんだから、文句言わず従いなさいってのを間違ってるとか、はいはいなのはさんは正しいんですねぇすごいすごいと言うなというのは難しいと思うんですがどうでしょ?
おまけに今後も管理局と関わらざるをえないようにする為だかしりませんが人の体内にあったのを(しかもよくわからないって言ったのに効果はわかってる)取り上げたまま返さないって完全モルモットに対する実験じゃないですかリンカーコアだって形違うってわかってるなら尚のこと自然の状態から少しずつ検査を重ねていくべきなのに。説明も何もなしでいきなり都合を押し付ける、あげく相手にNOを許さないってティアナの件で本当に何も学んでないじゃないですか。
後他の部隊どころか他組織のお偉方までいる前でお前のせいでなのはに処分下るみたいな言い回しもよくないでしょう。自分達が起こした不祥事はこいつのせいですよ、てもういなくなるやつに押し付けてません?



>な、長い感想っすね……

>2人の部隊入りに対してはフェイトの秘蔵っ子ていうのとなのはを英雄視しているのが大きいかと、能力も高いため悪い言い方をすれば使えるから、人情的には本人のため。

>まあ結構身内に甘いなのはたちですから後者の意見でやってるんでしょうね。

>長所を伸ばして訓練するというのは言わなかったなのはの失敗だと思います。長期の教導をしたことなかったから仕方ない気もします。それにまだ19歳ですからいくら優秀でもそういう失敗もあるかと。

>基本人は理解できないものを野に放ちたくないものだと思います。クロノの場合結構そのへんが硬い考えだと思うのでそういう結果になるかと思います。悪意はないのでしょうが結果的にはあんま良くない気もしますが。

>処分の方はまあケイも悪いと言いたかったということで……




※なんか拍手の感想見ると なのはの百合嫌な人多いんですねぇ 私はいいぞもっとやれwな感じなのですが・・・w

>おお、意外な感想っす。しかし結構不人気なのは事実なんですよね(汗)


※ しかし 原作でもそうだったのですが 新人達に歩み寄ろうともせず口で説明もしないくせに批判?してばかりのシグナムに疑問が沸きますね
ぶっちゃけなのはだけでなく隊長陣全員にそういった責任はあると思うのですがなんでなのは以外ろくに反省しないのか・・・・・

>テーマが魔法少女育ててますていうものだからでしょうか……原作もそういう感じだったので深く考えずに書いてましたが……

>なのはの未来が後輩を育てるというものであって、他の面々はまた違う目標で進んでいるから特に深く描かれなかったのかと。


※双剣とか悪魔使いとか光使いとか出てきますか?

>あはは……コアの設定変わったので武器の方はかなり減ります(汗)

>双剣は……微妙っすね。これから先で出るかもですし、出ないかもです。

>光とかは基本光速で動けるとかそんなはしないつもりです。


※なるほど、これからナンバーズとどうやって接点を持ち原作と関わるかと思ったら、こういう風になりましたか管理局に売られてそこから助けられて一緒に行動。

>いえ、事故って出会います(ぇー


※原作でもそうだったけど、管理局のトップが犯罪者と協力していてあんなことがあったのにそのまま管理局があるのはおかしいですね

>管理局が消えたら纏められる組織がないということでしょうね。

>それに覇権争いをする世界もでるかもしれないのでやはり消えることはないかと。テロが増えることはあるかもですが。


※あの魔王…いえ、冥王に告られるケイというのはいったいどこに!?

>懐かしいw なりチャで書いたこういうことありましたとかで書いたやつですw 原作とはまったく関係ないのですいません。


※管理局に売られて犯罪者の実験動物いきになったケイはいったいどうなるのやら?

>今また科学者のとこに飛んじゃいましたw


※ロストロギアって言ってるけどケイの能力ってわかってるのに無茶苦茶だと思います。
これだと自分達のわからないものは全部ロストロギア扱いして強奪する犯罪者でしょう。
しかもリミッターって何故に? 管理局員でもない一般人をそんな処置するなんて横暴でしょう。
本当に自分たちが正義だから何をやってもいいって感じですね。



>危ないものには縄を付けるのが大人の世界だと思います。

>アイテムは設定変えて消えたのでそこも変わってしまいました。すいません。

※シグナムもなのは全肯定しすぎでしょう

>あの人深く考えても言葉にあまりしないからアニメじゃ何思ってるかよくわからんかったです。


※ケイさん、行っちゃやあぁ〜〜〜

>帰ってきました! またどっかに飛びましたが。


※なんか、返信含めての感想として、もうなのは達は地球人じゃないんだなーと思ってしまいました。

>というかほとんど地球に帰ってないのはどうかと思いますね。このワーカーホリックが!


※質問なんですが、リミッターは自由に解除できるんですか?戦場の志向を持つのであれば、弱者が制限された状況で危険地帯に行くのは危険だと思うんですが

>ケイの場合そもそも地球で戦場にいくことないからという理由で外せないっす。なのはたちなんかも上しかできないから……まあ何がしたいんでしょうね。リミッターは。


※なるほど、これが後のケイ、スカさんに助けられるフラグが立つというわけか

>いえ、事故って飛びましたw


※ケイの能力は、なんか文珠に似ている。

>すいません。設定変わって消えました。


※1.なのはガチ更生フラグを立てるのなら是非ともケイにして下さい。ユーノだとなのはだからで済ませてしまいそうで・・・
2.しかし、ケイ攫われましたね。次回はナンバーズとルーテシアとアギトがケイを救出する為に動くのかな?
3.そして、ナンバーズ達との生活が待ってるんですかね?ジェイルにオリジナルデバイスを作って貰うとか。
4.帰った筈のケイが自分達の敵として目の前に現れたらなのは達は如何するんでしょうね?
ケイに「帰る時管理局に誘拐されてこの人達に助けられました。」と言われたら如何反応するんだろう・・・

>そこら辺はねたバレになりそうなのでご勘弁を(汗)


※時空を駆けちまった少年感想 そもそも長期の教導ならその内容にどんな意味があるのか教えないと惰性でやるだけで効果が減るしそもそも実働部隊に育成途中の人間を加えるのが間違え。
それに本人の能力を危険だといって封じるのなら 魔道師の方がよほど高い身体能力や物を作る能力より危険なので言っていることがおかしいと思います。
そもそも司法と警察と軍隊が一緒になったような組織がある時点で下手な兵器や犯罪者よりきけんだとおもうのですがどうなんでしょう?

>魔導師が危険なのではなく、管理できない、把握できないものが危険というのが管理局の考え方だと思います。

>管理さえできれば安全だと考えるのは今の各国の上層部もいう台詞ですが……正直どうかとも思いますね。


※ケイ君、拉致されてますがな・・・ってどうなるのこれ!?

>こうなってますw


※個人的になのはガチ更正フラグはケイ君を激しく希望www

>うーん……ユーノ希望もいるしどうするか悩みますね。最初はもうずっと百合なつもりでしたし


※なのはガチ更正フラグですか……。

>ちと不人気過ぎるので……


※ここにきて急展開wwなかなかシリアスになりそうですね。期待してますww

>あと2話くらいでギャグに持ってく予定ですw


※ケイ頑張れ!隊長達・シグナムさんの誰かをおとすんだ!

ケイ「師範お付き合い願います」

シグナム「いいだろう」

ケイ「マジっすか!?」

シグナム「訓練場空いてるな。よし、木刀持って来い」

ケイ「そっちっすか!?」


※自分としてはフェイト隊長を落してほすぃいっす・・・

ケイ「なんか体が拒否してる……」

フェイト「されても困るよ……」


※ここにきて誘拐犯だとおお!?



>そして今はミッドに帰ったというより、また落っこちましたw











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