俺でも使えるデバイスの開発が決まって失敗しまくって、次の日。

ついに2日目!魔法行使の手段の開発。既存の技術の応用でなんとかなりそうな感じらしい。

やったるで俺は!!

よしできた!!じゃあ試し撃…



ケ〜イ〜!!出張だって〜部隊長がケイも来いだって〜



うっそ!?あっ!?



          ドガーン!!



また失敗…

巻き添え飛んできたんだけど…

すまんスバル…





 



時空を駆けちまった少年

第9話










「んで?どこに出張で何故に俺同伴なんだ?」

「さあ?なんでだろ…」



今日から異世界に出張任務があるらしく何故か俺もいかねばならんらしい。

しかもその理由を聞かずに呼びにきたスバル。

いや聞いとけよ。なんで局員ちゃう俺が出張に行かなあかんのや。



「とりあえず行こうよ。わたし出張任務初めてだしみんな一緒だから楽しいよ?」

「んじゃ準備はしてくるけど…いいですかシャーリーさん?」

「うん、行っておいで。こっちで進めておいてあげるから」

「ホントすいません」

「じゃあ集合はヘリポートだからね」



とりあえずエリオの部屋に戻って荷物を纏めてヘリポートに向かう事にした俺だった。

ホントになんでだ?







          〜ヘリポート〜







荷物を持ってとりあえずヘリポートに来たらヴァイスさんがいた。

久しぶりに話してみるか、数少ない男同士で。



「どもヴァイスさん。お久しぶりです」

「おお、久しぶりだな。同じとこにいんのになかなか会わねえな」



まったくだ…会ってもなんか俺がひどい目に遭ったときくらいにしか現れねえし、話もしねえからな。



「ヘリで異世界なんていけるんすか?」

「んなわきゃねえだろ。転送ポートまでの送りだ」

「いや〜ビビった〜。ヘリで行くのかと思いましたよ」



いくらなんでもヘリで世界を渡っていたら驚きだ。

男同士で世間話をしていたら隊長陣が前線メンバーへの話をするために俺達を集合させた。

話を聞いていてわかったことは



1.正体不明のロストロギアの入手

2.出張は前線メンバー全員で行く

3.行き先は第97番管理外世界地球の日本海鳴市

4.現地では広域捜査でどこかに本部を置いて何日かかるかわからない



…やっぱし俺行く必要ないじゃん。

ロストロギアの入手なんて魔法使えないのにできるわけないって。

しかも地球!?日本!?海鳴!?

……海鳴ってどこ?



「ほな、ヴァイス君よろしくな」

「ええ、任されました。」



そしてヘリに乗り込んでいくみんな。



「いってらしゃ〜い」



やっぱり自分も行くのはおかしいと思いヘリに乗った組に手を振って見送ろうとするが、



「ボケかましとらんとケイ君もいくで!」

「Why?なんで?理由プリーズ!」

「地球へいくからついでにケイ君の身元の再確認するんや」

「納得しました。てことはもう戻ってこれないんすか?」



ここでしたいこと見つけている途中なのに戻されはかなわないっす!



「戻ってくるで。戻すための手続きまだすんどらんからな」

「うっす」



あ〜、よかった。それならこっちに戻ってきて魔法について調べたり使えるデバイス開発ができる。

なるべく早く戻ってこれることを祈ろう。









〜途中ヘリ内部〜







「はい。リインちゃんのお洋服」

「わ〜い!シャマルありがとうです〜」



そう言ってシャマルさんがリインにキャロ位の女の子の服を渡した。

いやいや明らかに普通の子供用のサイズでリインじゃ着れないでしょ。

他の新人メンバーも疑問に思ってる顔していた。



「えっ!?それってリインさんの服って…」

「はやてちゃんのお下がりです〜」

「そんなの着れないだろ?魔法で小さくでもすんのか?」



「ふっふっふっふ。見てるです!システム・スイッチ アウトフレーム・フルサイズ!」



     「「「「「おお〜〜〜!!」」」」



そうリインが言うと体の大きさが服にピッタリの大きさになった。

いや、マジビビった。全員でハモっちまったよ。



「どうですか!このサイズにもなれるです」

「でっか!」

「いや…それでもでもちっさいけど…」

「僕たちと大体同じくらいですね…」



「これでもう蒼妖精なんて言わせないです!」



勝ち誇った顔で俺に自慢げに言う。

その通りだなと俺は腕を組み、うなずきながら…



「そうだな。言えないな。これからは蒼チビに改名だな…ついでにエリオとキャロは…赤チビ・桃チビな」



「「「え〜〜〜!!」」」



俺の考えたあだ名にものすごく嫌そうに言う3人。

…そんなにダメ?



「ちょっと待つです!そんなこと言ったらヴィータちゃんはどうなんですか!?むしろ赤チビはヴィータちゃんの方です!元祖です!」

「なんだと!?ちょっと待てコラ!!」



いきなりふられてキレるヴィータだった。

うむそう思うかもしれんが甘いな…

俺はヴィータを指差して…



「いや、こいつは紅幼女」

「死ね!こいつ!!」



そういいヴィータはまた鳩尾めがけてストレートを放った!

ははは!予想はできてたぜ。

俺はそれをかわしそのままつづくラッシュをもかわし続ける。



「こいつ!大人しく当たれ!!」

「断る!!どうした?見える!見えてるぞ?はははは!!!」



あんなストレートそう何度も喰らってやる義理はねえ!!



「ふむ…訓練の成果が出ているな…しかしもう少し回避を小さくできるぞ…」



了解です師範。



「こんな時に教導してんじゃねえ!!」

「いや〜いい訓練になるぜ。サンキュー」

「うるせーーーーー!!」



そのままかわし続けてると八神さんとハラオウンさんがいい加減にしろと言ってきたのでそこまでになった。

はっはっは!残念だったなヴィータ。

ヴィータは俺を恨みがましい目でずっと睨んでいた。

…目つき悪いよな、こいつ…チビなのに怖えぞ…







注意され席に戻るとスバルが話しかけてきた。



「そういえばケイの荷物ってそれだけなの?」



俺の荷物は小さな袋だけだったためスバルは疑問に思ったようだ。



「だって俺訓練用の服か、ジャージしかねえし。だからジャージと下着だけだ。」



ちなみに初めてこの世界へときは部活が終わったときだったのでジャージで帰宅していた。

他の荷物は消えていたため持ち物はポケットの財布だけであった。

そして今は訓練服のままである。



「じゃあ地球ではジャージだけ?」

「ああ」



ていうか普段もジャージで行動してるし、どっかに出かける以外は。

私服も一応あるけど、どれも2、3千円程度のものばっかでブランドもんとかに興味ねえし。



「あんたオシャレとかしないの?いくらなんでも地味すぎよ…」

「基本ジャージで普段行動してるからな…それに興味ない」



地味ですよ。どうせ地味ですよティアナさん。

よく言われますから。



「けどそれはしなさすぎやで…ミッドに帰ったら買ってきたらどうや?バイト代増やしとくから」

「んじゃ行ってきます。それにありがとうございます」



まあせっかくだし異世界の服をおみやげに買っていくか…

ミッドに帰ってきてからの予定がいきなり増えたのだった。







一方、行き先の世界が気になったのかキャロとエリオは地球について調べていた。





「えっーと…いく世界の文化レベルは…B…ですか」

「航行手段なし…魔法なし…」



「ないに決まってんだろ。俺知らないって言ったんだから。」



……まあ知らない所に魔法使いがいたようですけど…



「ちなみに家のご先祖様の世界だって。だからお父さん魔力ないし」

「なぬ!?じゃあスバルは日本人の混血か…けど青髪って…ぜってー母親の血が濃いだろ?」



黒髪黒眼が基本の日本人なのにスバルの髪は青だから異世界の母親の血が濃いんだろうな。

母親のことを言うとスバルの顔が少し暗くなった。

あれ…もしかして問題発言?

もしかして体の事情と繋がってたか?



「髪とかどうでもいいわよ。なんでそんな世界から八神隊長やなのはさんみたいなオーバーSが2人も生まれるのよ?」



事情を知っているのかティアナさんがうまい感じで話を変えてくれた。

御迷惑かけます…



「たまたまやな。私となのはちゃんは突然変異なんやろ」



八神さんがそうこの質問に答えた。突然変異か…すげな。

そういやハラオウンさんも地球出身だったはず…



「ハラオウンさんも地球出身でしたよね?」

「私はミッド生まれなんだ」



あっ、そうなんですか。てっきりヨーロッパ辺りの血筋の人だと思ってましたよ。



「それに私たちが魔法と出会ったのは偶然なんだ」



高町さんがそう言った。

魔法の出会いが偶然に起こり、そのまま3人は出会い、そして今は管理局で働いていくことになったそうだ。



「「「「「「へぇ〜〜…」」」」」

           「へぇ〜、へぇ〜、へぇ〜…」



場の空気が凍った。

…あれ?みんな知らない?スバル、ティアナ、エリオ、キャロは?って顔してる…

地球に住んでた組は…呆れてる…



「それ古すぎや…冷めるで?」

「…はずしたか…」



くっそ〜ボケは難しいな…



「お〜い、つまらんボケもいいけど着いたぞ〜」



ヘリはそうこう話している間に無事に転送ポートまで着いていたらしい。

八神さんと副隊長二人は別のポートで行くらしく、すぐに別々となった。

ただ俺はヴァイスさんに言われた最後の一言が気になった。



「とりあえず…何かあってもしょげんなよ。何もないかもしれんことを祈っとく」

「はっ?」



まさか自分の世界に帰ってきても何か殴られるようなことが起こるとかそういう落ちじゃないだろうな…

いくらなんでもありえないって。







          〜第97管理外世界「地球」海鳴市湖畔〜





    キィーーン……





「到着です〜」

「「「「ほぁ〜〜〜…」」」」



到着したそこは周りが山に囲まれた湖があり近くにはコテージもあった。パッと見、どこかの金持ちの別荘のようだ。

いいな…どこの金持ちのだよ…



金持ちに嫉妬してると高町さんとハラオウンさんが土地の紹介をしてくれた。



「ここが私達の故郷、海鳴市」

「ここは現地協力者の別荘でここを拠点とするですよ」

「現地の方…」



キャロが誰のことなのかと呟く。

うむ、同感だ。誰だよ別荘持ちの金持って。格差社会に文句言ってやる。

すると山道の方から車がやってきた。

やったら乱暴な運転だな…事故るぞ?



「こっちにも車ってあるんだ…」



ティアナさんが車を見て驚いていた。



「いや。そりゃあるぞ。どんな世界想像してたんだよ」

「あんたみたいな馬鹿がいる世界」

「……もういいっす…」



ひどすぎるよ…そんな言い方…

一方車の方はこれまた乱暴なバックで止めるとその車から金髪のショートカットの高町さん達と同じ年ぐらいの女性が降りてきた。

うお!?金髪美人が増えた!?



「なのは!フェイト!」

「「アリサ(ちゃん)!」」

「なによもう!ご無沙汰だったじゃない」

「にゃははは…ゴメン、ゴメン」

「結構急がしくって」

「アタシだって忙しいわよ」



にゃはは…ってあんた、歳考えてよその笑い方。

隊長陣のさっき言っていた知り合いなのだろう。

久しぶりに会ったことで喜びを感じあっていた。

時間が掛かりそうだな…よし、今の内に離脱して…







     Sideアリサ





あ〜もうホント久しぶりじゃない。

まったく…管理局の仕事が忙しいのはわかるけどもう少し顔出しなさいよね…

寂しいじゃない。

そう思いながら話をしているとなのはが私の紹介を教え子達にしてくれた。



「あっ!こちら私達の友達で幼なじみの…」

「アリサ・バニングスです。よろしく」



「「「「よろしくお願いします!」」」」



うん、4人ともいい返事ね。



「あれ?ケイは?」



一人足りないのかフェイトがエリオに尋ねた。

懐かしいわねエリオ。少し大きくなったかしら…

けど…ケイ?誰よそいつ…人の自己紹介聞かないでいなくなるなんて。



「そういえば…」



エリオも気づかなかったかしら?周りを見渡して探し始める。



「あのバカさっきまでそこにいたのに…どこに…」

「あっ!あそこ!」



オレンジ髪のショートツインの娘が怒りながら呆れていた。

そして青髪ショートの娘が見つけたようで指を指す。

そこには黒髪の男がいた。歳は3,4歳下のようね…

そこは湖の入り江あたりだった。そしてそこに立ち、その向こうを見ているようだった。

何してるのかしら?

そして背をそらして、



「俺は帰ってきたぞおおおおおーーーーーー!!!!!」



いきなり湖に向かって大声でそう叫んだ。

その瞬間アタシは地面をおもいっきり蹴りそいつに駆け寄り、



「うるさぁ〜い!!人の自己紹介聞けぇ〜〜!!」

「ぐぼおおおおおお!!???」



そのまま全身全霊の力で強烈な飛び蹴りを背中にかましてやった。

うん!我ながら10点満点の威力だったわ。

このケイとかいうアホが思いっきり吹っ飛んだ。

はあ〜すっきりしたわ。

私は爽やかな気分で笑顔になった。







         Sideケイ







誰かが背中めがけおもいっきり飛び蹴りをかましてきた。

痛え…背中と吹っ飛んだ際に地面に擦れた部分が痛え…

なんでこんなに痛い思いが最近は多いんだ…



「アンタ!なのは達の生徒なんでしょ!人の話聞けって習ってないの!?」



背中を抑えて苦しんでいるとさっきの金髪の人が俺に指をズビシ!って感じで指し、そう言った。

あんたですか…いきなり蹴ったのは…



「お、俺は一般人っす!魔法使えないし生徒でもないっす!」

「…黙りなさい…人の紹介聞かなかったことに変わりはないでしょ…」

「イエッサー!!調子乗りました!スンマセン!」



そう言い俺はすぐに起立、敬礼、謝罪をこの上ない速さで行った。

だって今の声すげえドス効いてたし、顔なんかやばいぞ!?すげえ恐怖を醸し出してる!

顔をやや上げて目に影を作りつつ見下ろすように睨んでくるんだぜ!?



とりあえず心の中でこの人はキレやすい人No.1にランク付けだ。

絶対に反論しちゃだめだ。



「ったく…なんで一般人がいるの?」

「あ、あのねアリサちゃん…ケイ君は…」



そのまま高町さんは俺がなぜここに来ているのかを金髪さんに説明した。

笑う、絶対笑う…この人は…



「あははははは!な、なにそれ?アンタ馬鹿じゃないの!?」



ほら笑った…

腹を片手で抱え、もう片方の手で笑いすぎで出た涙を拭っている。

そこまで笑うことか?

反論したいけどまた蹴られるのも、さっきの睨みをされるのも嫌なため何も言えない…



「好きに言ってください…もう慣れました…」

「主にはやてに笑われたでしょ?」

「おっしゃる通りで」



やっぱりね、と言った顔で頑張れというかのように肩をポンポン叩かれた。

そんな励ましいりません…それより止めてくださいあの人を…



「で?そのはやては?」



高町さんとハラオウンさんの姿はあるが八神さんの姿がなくリインに尋ねた。



「別行動です。違う転送ポートで来るはずですので…」

「多分すずかの所に…」



付け加えるようにハラオウンさんはそう言った。

すずか?またわからん人が出てきた……そういやさっき蹴ってきた人なんて名前なんだ?



「すいません。名前なんでしたっけ…」

「さっきの聞かないからよ!!…まったく…アリサ・バニングスよ。あんたは?」

「武ノ内ケイです。さっきは失礼しました…」

「わかればよろしい」



いや…ホントスンマセン…



「そういえばアリサ、大学の方は?」

「もう大変よ。単位とかものすごく大変だから」

「にゃはは…でも楽しんでるみたいだね」

「そりゃそうよ」



そしてそのまま幼なじみ組は話が盛り上がったのか会話に熱中しだした。

しかも会うのが久しぶりと言うことでなにやらまた長い話になっていきそうな感じだった。





「はぁ……エリオよ…」

「え?何?」



俺はエリオに疲れ切ったサラリーマンの気持ちで話しかけた。

どんな気持かは知らんが…



「男女の比率…絶対おかしいよな…」

「うん…ケイ兄が来てくれなかったら僕1人だったんだよね…」

「…俺来る前とか居づらかったろ…」

「うん…男2人で助けあっていこう…」

「そうだな…」



男2人でどんどんテンションが下がっていく…

なんでここまで男は肩身の狭い思いをせにゃならんのだ?

……男はつらいぜ…







〜一方、フォワード女子陣〜





「なんかエリオ君とケイ兄さん沈んでるみたいですけど…」

「ホントだ。何でだろ?」

「さあ?」

「あっ、なんか互いに励ましあってるっぽい」

「励ますのはパートナーの仕事なのに…」



「あとで何が原因か聞いたら?」

「でも何かタイミングみたいなのが…」

「そういえば、父さんがそういうのは裸の付き合いがいいみたいなこと言ってたよ」

「裸の付き合いですか…じゃあエリオ君とお風呂に入ってきます!」



















「あっ、いけない仕事しなきゃ」

「あっ、そうだった。悪かったね」

「みんな、集合して」



「「「「「はい!」」」」





ハラオウンさんと高町さんが集合をかけ今回の任務の説明をした。

下準備としてロストロギアをさがすためのサーチャーを設置することとなり一旦別れることとなった。



「あの〜…俺は?」



解散と言われる前に質問した。

マジで何すりゃいいんですか?



「ケイは私と身元の再確認として戸籍を調べたいと思ってるんだけど…」

「そんなことなら鮫島に調べさせるわよ。フェイトはエリオとキャロと行ってきなさい」

「ごめんね。じゃあ、お願い」



ああ、そうか…エリオとキャロは保護者がいないと補導されるもんな。

設置に行くんでもこの時間じゃ普通はまだ学校だし、それに心配なんだろうな。

さて…じゃあすることないな…ならば久々の昼寝タイムだ!



「じゃあ、俺何もすることないっすね!よし!ボートに乗って昼寝に…」

「あんたはアタシと買い出しよ。あとですずかの車で行くんだから。アタシのはフェイト使っていいわよ」

「…俺の昼寝タイム…(泣)」



最近満喫できなかった昼寝をこんな気持ちのよさそうなところでできると期待していたためついそんなことを言っちまった。



「なに?アタシみたいな美人の誘いを断るわけ?」



バニングスさんはバックに炎を燃やしている幻覚を見させるほどのオーラを纏っていた。

しまった!

それを見て瞬時に俺は背筋を伸ばし、



「めっそうもございません!喜んでお付き合いさせていただきます!」

「素直でよろしい」



満足げに腕を組みうなずくバニングスさん…

よかった…蹴られなかった…



「ケイ…情けないよ…」



ひっそりとそう呟くスバル。



「ほっとけ!長いものには巻かれろだ!」

「あんたよく聞こえたわね…」



そりゃ視力、聴力共に良好。むしろ他人よりいいですからね。

けど自分でも思うよ。情けないって…







      〜解散から数十分後〜







六課の前線メンバーが街にサーチャーを設置しに行った後、しばらくしてからまたもう一台の車がきた。

そしてバニングスさんはそれを待っていましたと言わんばかりに近づいて行った。



「はやて!久し振り!!」

「アリサちゃん!!久し振りや!!」



八神さん自身も楽しみにしていたのだろう。

車から降りてすぐにバニングスさんに駆け寄り話をしていた。

仲いいな〜この人達。

そして同じ車からシグナムさん、シャマルさん、ヴィータ、そして紫色のロングの女性が降りてきた。



また美人ですか。そうですか。ここは美形が集まるところですか。

ひがむぞ!マジでひがむぞこの野郎!!



そして紫髪の人は話し込み始めている2人を見て微笑みつつ



「もう、はやてちゃんもアリサちゃんも」



と困っていないのに困ったように言う。

すると俺と目線が合った。



しかし俺を見た瞬間驚きの顔をつくった。

そしてその顔は何か敵を見つけたこのように、きつい視線と嫌悪が混ざりあったような顔になった。



えっ!?なんで?俺何かしましたか?マジで怖いんですけど…



「あの…」

「あっ!すずかちゃん紹介するな。こっちがさっき話した迷子の武ノ内ケイ君や」



なんで睨むのか聞こうとするが八神さんに質問を遮られてしまった。

そのせいで八神さんに目線を移してしまうがすぐに紫髪の人に目線を戻すが先程の敵対の視線は感じられなかった。

…いや…あれは隠しただけだな…



「なんやケイ君、迷子言うたのにリアクションなしかいな」



紫髪の人の隠している敵意に意識を集中していたためリアクションを取れなかったのだが

それに対して八神さんは不満だったようだ。



「えっ!?あっ…すいませんリアクションなくて。ど、どうも武ノ内ケイです。迷子とかいうのは勘弁で」

「うん。月村すずかです。よろしくね、ケイ君」



そう言い月村さんが手を出してきたのでそのまま握手をしたのだが本当に女なのかという位の力で手を握ってきた。

なんだこの力!?どんだけあんだよ!?

痛い!痛いっす!



「コラ!ケイ!いつまですずかの手握ってる気よ!買い物行くんだからサッサとしなさい」

「そうだよ?女の子と手をなるべく長く繋ぎたいっていうのはわかるけど、今は買い物に行こう?」



バニングスさんがそう言うと月村さんはすぐに手を放した。

そしてすぐに手を放さなかったのを俺が名残りおしがったからという風に言って先に車に乗り込んだ。

いやいや…なんでそうなる。

聞きたかったが正直まずい気がしたので聞かないでおこう…

ミッドに戻って実家にも戻ればもう会う事ないだろうし…



「ケイ!アタシとシグナムも設置に行ってくっけど肉ちゃんと買っとけよ」

「ヴィータ。野菜も食べるんだぞ」

「ウチとシャマルはバーベキューの用意しとくわ」

「よろしくね」



「了解しました」



八神一家からの要望を聞き、まあ普通にしとけばいいかと思いつつ車に乗り込んだ。



    







                         つづく







〜おまけ1〜





「お願いしま〜す」

「乗ったわね?じゃあ出発よ!」

「えっ!?バニングスさんが運転!?」

「…ケイ君はアリサちゃんに何か文句あるの?」

「ないっす!」

「じゃあ黙ってなさい!行くわよすずか」

「うん♪」

「ぎゃあああああ、運転荒過ぎだああああーーー」







   〜おまけ2〜





「あっ、フェイトさん運転上手になりましたね」

「そうかな?ならよかったかな」

「フェイトさん運転苦手だったんですか?」

「うん…初めて乗った時は前に進むはずなのにバックしてたから…」

「あれは恐かったです…」

「で、でも今は上手だからいいじゃないですか」

「そ、そうかな?」

「そうですよ。今は安心して乗っていられます」

「えへへ…そっか〜」

「!!??フェイトさん赤!赤!!」

「えっ!?きゃああああ!!」

「バカヤロー!!信号ちゃんと見やがれ!!」

「す、すいません…」

((…油断するような事は言わないでおこう…))







      〜あとがき〜



すいません!!更新遅れました!!

しかもホワイトデーSSがまだというこの体たらく!!

本気ですいません!!

次回はバーベキュー、銭湯の話です。次回の話は長さによってはそのままシリアスなのが続くかもです。

まあそれが済んだら次はナンバーズ登場かな?っと思ってます。

次回もよろしくお願いします。






〜バレンタインSSのWeb拍手返信〜

※とってもよかったです。特にスバルとティアスキーな自分にとっては特に。とにかくGJ!

>ありがとうございます。自分もこの2人大好きです。
多分なのはやフェイトより好きですね。(笑)



※ケイん家じゃ、アギト肩身狭いな、なんか可哀想。

>たしかに狭いですね。ですが部屋に行くと…

「なあ…お茶欲しい」
「自分で行け」
「姿消してても冷蔵庫開けたり、急須が勝手にお茶入れてたら怪しまれるぞ?」
  「くっそ〜…」

みたいにパシリになってますね(笑)











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に下さると嬉しいです。