第13話 空の女王



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※そらおと最終回、てっきり原作準拠かと思いきやニンフだけでなく
イカロスもちゃんとヒロイン出来るようオリジナル設定した我らが神スタッフ、
流石プロフェッショナルの鏡ですね(・∀・)
戦闘シーンも文句無し、ただ原作と違いニンフがマスターに最後まで騙されっぱなしだったのがちと不満。
あと会長も救出に来たのが違和感)オイ 
何にせよこのアニメはとらドラ以来の興奮さで自分を楽しませてくれました。
スタッフには惜しみ無い感謝を。
そして13話ディレクターズカット版と14話収録のDVD最終巻、
第二期を楽しみに待つとしましょう。ヽ(´∇`)ノ

※「いけぇぇぇっ!」「タイプαイカロス、出撃します!」
ここでガンダム連想したのはきっと自分だけでは無いと思いたい中の人的にwww
戦闘シーン最高だったし他番組のトンデモ締めに比べても最終回として文句無いけど……
結局最後までイカロスが笑わなかったのが残念。
原作も新展開だしεとδの為にも大人しく二期を待つしかないか。

※そらおとの2〜13話のエンディング集がサントラと共に発売決定!
しかもサントラには文化祭のあの2曲も収録されるとか。買うしかないねリョウさん!



――イカロスもニンフも、勝手にいなくなりやがって……俺が心配しないと思っているのか。
だから嫌だったんだよ。エンジェロイドと暮らすなんて……

あいつらがいなくなれば、また平和な日常が待っている。


――はずなのに!


自分を想う人間達の為に、姿を消したイカロスとニンフ。
彼女たちを想って、走りだす智樹。
偽りの主従関係は、いつの間にか本当の絆に。
自分自身の命すら省みず、彼らは互いを救う為に行動に出ました。



「俺は、全然駄目ッスよ。
あいつらのこと、泣かせてばっかりで、笑顔になんてしてやれなくて……」

「見月を見習うことだな。例え無力でも、何かできることがあるだろう。
お前にしかできないことがあるはずだ。後悔したくないのなら」



疑問すら抱かなかった過去に戻る選択はせず、現実と向きあう為に。
今度こそ嘘偽り無い、想いを伝える――



「……黙ってたけど、本当は私、あんたのことを空に連れ戻すために……」

「知ってる」

「……そっか、知ってたんだ」



「……マスター、申し訳ありません。今まで嘘をついてきました。
私は戦略エンジェロイド・タイプアルファ、イカロス。

マスターの嫌いな、兵器です」


「――わかってたさ」


「!?」

「なあ、イカロス。
俺が兵器が嫌だってつったのは、お前がかわいそうだと思ったからなんだ」



――けれど、その想いは全て相手には伝わっていた。
向き合う勇気は無かったけれど、優しい気持ちは確かにあって。
ほんの少し素直になれれば、それで良かったのだ。

絆を実感した智樹と天使達。後はハッピーエンドへ向けて、自分の戦いをするだけ。



「先輩、どうやったら鎖切れますかね」

「鎖は引っ張られる力に弱いが、捻られる力には弱い。
捻ったところを斧で叩き切ればいいんじゃないか」

「それで行こう!」

「人の話を聞きなさいよ! 
あんたたちもこの辺り一帯もぜんぶ吹き飛んじゃうかもしれないのよ!」


「だから、どうした?」


「え?」

「私たちは友達だよ、ニンフさん」

「友達が困ってたら助ける。当り前のことをしているだけだ」



最終回。毎週見続けていたアニメも、いよいよエンディングへ。
鎖は意外に簡単に切れたり、ボンクラ共が結局生き残った事は拍子抜けしましたが、
心温まるエンディングを迎えられて涙腺が緩みました。
残り一話で締め括れるのか正直不安でしたが、スタッフの手腕は最後まで見事なものでした。
ニンフはようやく自由となり、イカロスも秘密を打ち明けて、今度こそ憂いの無い平和な生活に。
満面の笑顔では無かったですが、彼女たちにも幸せが訪れました。
天界が残っている以上、まだまだこの先苦難も待ち構えているでしょうが、
彼女たちと智樹、頼もしき先輩がいれば、どんな問題であろうと乗り越えられるでしょう。
我らが主人公である智樹は最後までカッコよく決めてくれました。

DVDでは第14話もあるとの事で、購入決定。
第二期を待望しつつ、ひとまずは終了です。これまでお付き合い下さって、ありがとうございました。



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