魔法少女リリカルなのは gdgd剣士の奮闘記 第2話 人物評価ってなんだろう


side-すずか
昨日は新しい使用人の子が来た。
何故、普通の子供がここに来て、ここで暮らすのかがわからない。
そう本当に普通の明るい子供・・・じゃないみたいだけど、それでも印象は変わらない。
わたしのこと知っているんじゃないのか? という疑念があるが、そんなこと聞けない。
聞きたくない。
拒絶は嫌
嫌われるのは嫌。
知られたらきっと拒絶される。
友達のあの2人にも拒絶され、みんなにも・・・



嫌な夢を見て、目が覚めた。

「・・・うう」

意味もない呻きを発し、意識の覚醒を促す。

タンッ

人と違うということはそれだけで拒絶の対象。
それは今よりももっと小さい時に知っている。

タンッ

交友らしい交友がない人たちでさえそうなのに、これが友達だったら・・・

タンッ

なんかさっきから外から妙な音がするなぁ・・・
疑問に思い、カーテンを開けてみると





外壁を垂直に駆け上がる修くんと目が合った。





「・・・・・・」
「あ、おはよ」
「おはよう」

思考が停止したわたしに挨拶をして、修くんはそのまま地面に落ちていった。
ここは3階なのに・・・

「あ、夢だね。うん」

うん。これは夢だ。
今もタン、タンという音が聞こえるけど聞こえない。
これは夢なの!

「おはようございます。お嬢様!」
「夢なの!? 人間が垂直に駆け上がれるはずないんだから!?」

ファリンも空気を読んで!?



side-修
「いやぁ。朝から見苦しい所をお見せして申し訳ない」
「中々衝撃的な光景だったよ・・・」
「人間努力すればできる」
「できないよ!?」

なら出来てしまった俺は一体なんなのだろうか?
自分の身体能力について考えてみるが、まぁいいかと思えてしまう。
ファリンさんは庭の植物に水をやりにいった。
絶対、家庭菜園にまで手を広げて四季の野菜を作り、最終的に『オゾン草』作ってやる。
最初の目標は『ネオトマト』だ。

「いやいや。俺の周りはそういう奴らばっかりだったから、問題はないし、できるんだ」
「細かくは聞かないよ。ちょっと怖いし」

そんなに怖いかなぁ。と思うが確かにそんな奴がいきなり目の前に現れたら対処に苦労するのは間違いない。
俺が苦労するんだから、きっと一般人だともっと苦労するにちがいない。
それぐらいの考えはできるのだ。

「なんだろう。なんかツッコメって言ってるような気がする」
「気のせいだよ」

女の子は勘がいいようです。

「なんであんなことをしたの?」
「身体能力の確認のついでだったんだけど、ついつい熱中しちゃって」
「そうなんだ」
「妙な事にこっちに来る前とほぼ同等なんだよね」

非常に不思議だ。
流石にパワーに関しては体格のこともあり下がっているが、それ以外はほぼ変わらないのだから。
ちなみに俺の元年齢は22年(不思議な体験多し)+4年(料理人人生)で計26歳である。
26歳の身体能力と同等な見た目10歳前後の少年。
不思議生物がここにいた。
ちなみに不思議パワーも使えます。
何かは言いませんが。

「お願いだから自重してね」
「善処します」

ご主人様に言われちゃしょうがない。
俺なりに自重しよう。





「おや、忍さん。徹夜ですか?」
「ええ・・・頑張ったわよ。成果はでなかったけど」
「結果を求めすぎちゃだめですよ。過程も大事です」
「なら、教えなさい」

忍さんが俺の肩を掴んで

「一体、ノエルに何をしたの?」

眼がとてつもなくマジだった。
もしかしたら殺されるかもしれません。

「俺が知ってる限りだと、最初からこんな感じでしたが」
「嘘だ!」
「ひぐらし!?」

中の人的には全く関係ないのに!?

「そう・・・言う気はないんだ」
「なんでだろう? 寒気がするな」
「お姉ちゃん・・・怖い」

あ、ぐらついた。
妹の声はしっかりと聞こえているようだ。
それにしても、あっさりと急所を抉るな、すずかは。

「会った瞬間に変わったっていうなら、未知のウィルスを垂れ流しているのかしら」
「この人、俺の事人間扱いしてない」
「修くんは・・・人間だと思うよ・・・うん、たぶん」

すずかよ・・・少しだけ距離が桃鉄で近付いたと思った俺は錯覚だったのでしょうか?

「髪の毛を一本でいいから貰うわ。そしてワクチンを・・・」
「眼が逝ってるよ、おい」
「正気に戻ってホントに!」

すずかが少し女神に見えました。

「正気に戻ってください。お嬢様」
「きゃぁぁぁっ!?」

ノエルさん。あなたこそ真の女神です。
ロケットパンチを放つけど!

「の、ノエル!? つ、ついにこの諸悪の根源以外にもロケットパンチを!?」
「人を黒幕みたいに言わないでください」
「今回はお嬢様が悪いです」

『は』に不必要に力が入っていたのは気のせいだと思いたい。

「修くんはちょっと愉快でちょっと悪ふざけがすぎてちょっとお茶目でちょっと運動ができてとってもスケベなだけです」

この人は俺に何を求めているのだろうか?
ノエルさん。貴方がスカウトしたんですよ?

「最悪じゃない!」

第3者の正しい意見だった。

「とってもスケベじゃないです! とってもムッツリスケベなだけギャォ!?」
「これから『それでもとっても良い子です』と言おうとしたんですよ」
「ロケットパンチは余計だと思います!?」

加えて、最近ロケットパンチの精度が増しているように思える。
俺が避けられるギリギリの範囲を把握しつつあり、かなりスリリングだ。

「ムッツリじゃなくてオープンだと思うよ」
「マジで!? 癒し候補のすずかにまで言われた!?」
「わたしそんな位置付けだったの!?」

く!? しょうがない。ファリンさんで癒されることにしよう。

「わたしもオープンだと思います。それはともかく、修くんは良い子です」

「バカな。俺のスケベ度は精々『ムッツ○ーニ』と同等程度なはずなのに!」

「オープンじゃない」
「ならば『ありゃりゃぎさん』と同等です!」
「完全な変態じゃない!?」

そんなわけ・・・と思ったが『偽』と『猫』を見る限り、相当にやばいな。
『化』と『傷』なら薄皮1mm(アウト)なはずだが。
しかも、あと6冊分パワーアップの余地があるという恐ろしさ。
ちなみにアニメは見たけど、原作知らない人のために(ネタバレしない範囲で)変態度を原作中の1文で表すとすれば

『もうお兄ちゃん、妹のおっぱい触り過ぎ!』

なのである。他にも色々しているけど、上記の台詞が1番わかりやすいでしょう。
・・・・・・・・・やべぇなホントに。

「俺がスケベかどうかはともかく」
「スケベじゃない」
「スケベです」
「スケベだと思う」
「それはともかく!」

精々、寝巻き(パジャマ)に着替えたファリンさんをガン見した程度なのに!
ノーブラだったのを確認した程度なのに!

「俺はノエルさんに何もしてません」
「・・・ホントに?」
「わたしが勝手に自重という単語を削除しただけです」

ノエルさんの言葉を聞いて忍さんが沈んだ。

「それはともかく、朝食の用意ができました」
「す、スルーするんだ」
「ノエルさんの料理♪ 料理♪」

超超超楽しみです。





「今日、友達がくるから、自重してね」
「わかった。脱げばいい・・・ギャオン!?」
「どこぞの『バルカン後輩』を賜っている場合ではありません」
「そっちなんだ・・・」
「すずかもわかったから同類だね」

本気でショックを受けたすずかがいた。

後書き
遅くなった。本気でごめんなさい。
それと『化物語』シリーズ続刊&第2期おめでとう。
次回はついに主人公登場予定です。
(毎度言っていますが)次こそは2週間を目処にしたい(今度は盆があるし大丈夫なはず)
あと料理シーンなんですが『真・中○一番』並みに面白いのはないでしょうか?
自分が知っているのはこれくらいで、後は「味っ○」ぐらいなんですが・・・
では、以下感想の返信です。

>※iseizinさんへ>
>主人公がボケ過ぎるwww だがそこがいいwww いつかセンチュリー○ープ作れるといいですねwwwww
凄い料理人がもっと登場してくれることを願ってます。トリコ。ギャグができると尚良し

>※iseizinさんへ
>いやぁ本当に面白いなぁ。
>もう忍さんの突っ込みも面白いし、てか、もう基本的に全体のギャグのテンポがマジで面白いというか大好きです!
>ノエルさんもクールなイメージがあったのでイメージががくっと変わってしまった(いい意味でw)。
>もうマジでこのノエルさんだし好きやぁ!と、いうわけでノエルさんMeの本命になってくれYO!
>……あれ?何かジェット音が……グボォ!?←どこかから飛んできたロケットパンチにより散っていきました
魔改造第1号です。とらハでもっとロケットパンチは前面に押し出したらどうなるだろう。ということから始めてます。
せっかくおいしい武装なんだから、有効活用しないとがこのSSの原典。
なら主人公はギャグにしようと思い、こうなりました。




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