魔法少女リリカルなのは gdgd剣士の奮闘記 第1話 夢を騙ろう
魔法少女リリカルなのは gdgd剣士の奮闘記 第1話 夢を騙ろう
side―修
2人が出て行ってしまったが、少し気になることがある。
それは食事だ。
ノエルさんが食事を用意すると聞いているので、メンテナンスをしていては作れないはずだ。
「修くん・・・料理できますか?」
どうやらファリンさんは料理できないみたいです。
「できます」
「お、お願いしてもいいですか」
それはいい。いいんだけど・・・
「ファリンさん」
「はい?」
「ネタに走ってもいいですか?」
side―忍
異常なし・・・・・・
明らかにノエルじゃないのに・・・・・・
2時間もチェックしたのに・・・・・・
「何を落ち込んでいるのですか?」
「ノエル。私とあなたの車内での会話と屋敷に着いてからの会話を思い出しなさい」
「はい」
「稼動してから昨日まで会話も思い出せる限り思い出しなさい」
「はい」
「・・・・・・何か思うことは?」
ノエルは首を傾げ
「問題はないと錯覚します」
「自覚あるじゃない!」
本当にどうしよう・・・・・・
「そういえば、わたしがここにいる以上、本日の夕食は?」
「・・・しょうがない。外食にしましょう」
今から作っても、遅くなるだけ。
なら外食にしよう。ノエルに本当に異常がないかまだ怪しいし。
「大丈夫です。修くんが作ってくれます」
「・・・なんでそこまで信用できるの?」
「勘です」
・・・・・・ごめんなさい。かなり一杯一杯です。
私は目に異常を抱えたのかもしれない。
食材が舞っていた。
修くんが食材を切れば、その食材が宙を舞い、フライパンに吸い込まれ
麺を茹でるために、沸騰した湯の中に麺を放り込まれ
鍋を少し振り上げたら、麺(パスタね。あれは)フライパンに吸い込まれ、先程の食材に絡ませた。
しかも、鍋を振るったりするたびに光が視界に飛び込んでくる。
そんな凄まじい光景だった。
というか、それなんて『真・中○一番』?
見学しているファリンは手を叩いて喜んでいるのが腹立たしい。
「『カリオスト○風・肉団子スパ』できあがり」
「一度食べてみたいと思ってました」
「次は『センチュリースープ』でも・・・」
「やめなさい。本気で色々と苦情がくるわよ」
限界だった。色々な意味で。
「あ、安心してください。『センチュリースープ』は透明なだけで味がないので」
「ただのお湯じゃない!?」
作れるわけないじゃないかよぉ・・・いつか作るけど。と言っているのを見て、本気で作りそうだと思ってしまった。
「いつかグルメ細胞を見つけ、最終的に『畑のレストラン』を開発する事を目標にしています」
「『ト○コ』はまだしも、大長編ドラえもんにしか出てきてない道具を言うな! 分からない人が多いわよ!」
「あの道具を見て美味そうだと思った奴はたくさんいるはずです」
「論点が違う!」
今なら殴れる。子供を殴るのはいけないことだと思うが、きっと許される。
今のわたしは本気でそう思える。
「修くん」
「ノエル?」
「『センチュリースープ』に関しては冗談ですね」
「ノエルが分かる冗談に本気でツッコミを入れてしまった!?」
どうしよう。今までで一番ショックなんだけど!?
「できる女は違いますね」
「恐縮です」
・・・なんでこんなに仲が良いのだろうか?
非常に不思議だ。
「というか『畑のレストラン』と聞いて、すぐに大長編ドラえもんを思いついたあなたも大概です」
「同類扱いされた!?」
「小さいころはとても純粋だったので」
「今は違うみたいに言わないで」
「「「マッドじゃないですか」」」
「3人に突っ込まれた!?」
・・・って、わたしも何時の間にか毒されている!?
恐るべし、行長 修。
「お姉ちゃん」
少年の主が帰還したようだ。
「あのね・・・なんで漫才やってるの?」
「お願いだから聞かなかったことにして!?」
妹に全部聞かれていましたとさ。
その後、出来立てを食べてほしいという修くんの頼みがあって、夕食を頂き、すずかとの自己紹介が行われ、2人の自己紹介は滞りなく終わってくれた。
ちなみに料理はとてもとても美味しかったです。ちょっと信じられないくらいに。
「・・・そうだ。修くんは執事でもあり、お客様でもあることを忘れないですね」
「どういうこと?」
「就業時間中は執事、休憩中はお客様っていうちょっと普通じゃ考えられない状態だってこと」
「なんでそんな面倒な待遇にするの?」
「いくらなんでも小学生を働かせるわけにはいかないでしょ。あと、4月になったら学校に行ってね」
世間一般の常識である。
「あれ? ノエルさんから聞いてませんか?」
「聞いたけど・・・眉唾だし、第三者だったら絶対に信じないでしょ」
成人男性(?)らしいけど、絶対に信じられない。
現にすずかが驚いているし
「そうだよな・・・ま、それはいいか」
「いいの?」
「俺をここに置いてくれるんです。あなたたちがとても良い人だというのはわかったので」
それで充分です。と何の気負いもなく言い切った。
・・・なんとなく、ノエルが信じる理由が分かる気がする。
「すずかお嬢様」
「えっと・・・すずかでいいよ」
「すずかが忍さんに似てるのもポイント高いし」
「どういうこと?」
すずかが小首を傾げる。
「10年もすれば、忍さんがもう一人だなんて俺勝ち組一直せんーーー!?」
ロケットパンチが飛んでいった。
ノエル・・・隠す気なんて全然ないんだね。
「の、ノエル!?」
「忍お嬢様と違って純真なんですから、自重してください」
「わたし貶すのやめてくれない?」
「「「マッドじゃないですか」」」
「てんどん!?」
「お姉ちゃん!? そっちじゃないよ!? 最初にそこをツッコむの!?」
ぐ・・・気をしっかり持たないと
これ以上はまずいと本気で思える。
「しっかりとマジメに働いてね」
「俺の人生の目標は『テキトーに仕事やってテキトーに稼いで美人でもブスでもない普通の女と結婚する』ことです」
「なぜシカ○なの」
「グルメ細胞はどうなったの?」
やっぱりおかしいよね。この子
というか、テキトー言うな。
「そんでもってノエルさんを愛人にするーー!?」
「失礼ですよ」
ロケットパンチが飛んでいった。
ノエルの中でロケットパンチは失礼ではないのだろうか。
「女性に対して、誠実な対応をお願いします」
「すいません」
「本命だったら考えてあげます」
「マジで!?」
冗談よね・・・冗談だと言ってお願いだから!
「今ならこの娘(ファリン)もつけます」
「6行前の台詞を見なさい!?」
「空白を数えてはいけません」
「あ、愛人はそのダメですけど、友達なら・・・」
「ファリンも落ち着いて・・・話が進まないから漫才はやめようよ」
すずかのツッコミのお陰で話が軌道修正される。
ちなみに上からノエル、わたし、修くん、ファリン、すずかの順である。
「よろしく頼む。すずか」
「うん」
「というわけで、早速ファリンさんも入れて桃鉄しよう」
「お仕事は!?」
「すずかのお世話が主な仕事だし、掃除とかは一通りノエルさんとファリンさんと一緒に昼にやった」
「で、一緒にポケモンやってました」
「というわけで遊ぼう」
「お姉ちゃん?」
「いいわよ。終わってるなら」
「では、わたしも一緒に」
「ノエルはこっちよ」
そう言って、広間を出て行った。
修くんの桃鉄プレイ感想。
すずかは予想外の大厄災を起こしてくるので困ります。
ファリンさん? 美味しく料理させていただきました。
少しすずかと仲良くなった思う。
後書き
遅くなった。
しばらくはgdgdと日常編を書いて進めてみたいと思います。
次こそは2週間を目処にしたい・・・(今回1ヶ月以上かかっている)
本編までもうちょいかかりそうだ。
あと、念のためもう一度書きますが、こちらでFateの感想の返信は控えますのでご了承ください。
遅筆というかスランプの身ですので、励みにとてもなってます。
では、以下感想の返信です。
>※iseizinさんへ>>おっぱいミサイルwww
>以前の奴も面白かったですが、この話も中々面白くなりそうな予感大!
>私としてはこちらのほうが好きな気がする。
>と、いうわけで、こちらの方を重視して進めてくれたら嬉しいです!!!
この主人公は女の子が大好き。友達はもっと好き。恋人へのハードルはとても高いとなっています。
こっち優先でいかせていただきます。ちょっと深刻にスランプです
>※ iseizinさんへ>>gdgd、まだプロローグだけど、まじで面白いと思った。
>こういうのはなんだが、前やっていた作品以上に続きが気になってしょうがない。
>次はまだかなぁまだかなぁと心待ちにしています。
基本コンセプトは『銀○』です。ギャグやって時々シリアスで行きます。キャラの魔改造も状況次第ではありえます。
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