魔法少女リリカルなのは gdgd剣士の奮闘記 第8話 ホントにえらいことするよな


転入前にちょっとしたイベントがあったのだが、今語ろうと思う。

「ノエルさん。ちょっと女子寮に行って」
「止まりなさい」ズドン!
「ぎゃぁぁぁぁぁっ!?」

何!? 何なの!?

「女子寮に行って不埒なことをしようとするなんて・・・」
「何で何かを起こす事みたいに言うんです!? まだ何もしてませんよ!?」
「『まだ』?」
「は!? 本音ぎゃぉぅっ!!?」

追撃のロケットパンチが飛んできた。
忍さんが対俺用にロケットパンチの威力を向上させているだけあって、かなり鋭い!

「じ、実はですね。先日会った警察関係者の方がその女子寮に来いと」
「警察関係者・・・女子寮・・・ああ、あの方ですね」
「知ってるんですか?」
「はい。この辺りでは有名ですよ」

もしかして、ノエルさんからほとんどのことが聞けるのではないかと思ったが

「本人から聞いた方がいいですよ。察しの通り、特殊な方ですから」
「ああ、そうですか」
「悪い方ではありませんし、彼女以外にもそういう方はいらっしゃいますので、頑張ってください」

何をと思ったが、楽しいことが起きそうだと思った。



こうして、俺は警察関係者を名乗ったリスティ・槙原さんがいる女子寮に行こうとしたのだ。
女子寮ということで浮かれていたが、彼女自身特殊な力を持っているので、その点を考慮して

「この山猫も連れて行くか」

俺の血を飲んだこともあり、この山猫だが、持ち直した。
だが、問題があった。




俺が血を与える前に一度喋ったのだが、持ち直したにも関わらず喋らないのだ。




考えられる事としては、本当は喋ってはいけないので、今後二度と喋らない事。
その次は俺の血のインパクトが強すぎて、山猫自身に何らかの不良が起こってしまったこと。
第三は空耳だった説だ。




第一の理由は多分、無いだろう。
喋っていけないのなら、あの時も喋らないだろう。そのまま消えるはずだ。
死にかけていて、諦めていたから喋った。でも、生き残ったから喋らない。
そういう可能性もあるが、もしそうならさっさとこの家を出て行くはずだ。
もしも、喋ることを知っている俺に対して、対策を立てるために機を窺っているという可能性もあるが、そんな気配を感じない。
本当に何もしないのだ。猫としての生活を楽しんでいるのだ。
よって、これは除外。




第二の理由は、悪いことに前例がある。
俺の血は語ったことがあるが、かなり強い力を帯びていたりする。
弱くて、戦う術がなかった当時はそれだけで狙われる対象だったのだ。
その度に守ってもらったりしたのだが、誤って下級妖怪である友達が俺の血を吸ってしまったことがあるのだ。
結果、強くなったが『アホ』の子になってしまった。
具体的に変移を言うと




「俺は自分の仕事をするだけだ」←スカシ系
       ↓
「乳とは何だ? ロマンだ」←飲んで1時間後
       ↓
「クスハタン、ハァハァ」←1年後




それを見て、友人共は俺のことをどっかの不思議生物扱いするようになった。
そんなことがあったために、かなり有力なのではないかと思う。




第三の理由については却下の方向で。
俺、普通に耳良いので、それはないです。




という訳で、現在『さざなみ寮』の目の前にいます。
何となく感じるオーラからこの女子寮の美人度は半端ないと告げている。
ついつい拝んでしまいます。

「・・・君は何をしてるんだ?」
「リスティさん。女子寮なんて神の社にも似た存在に敬意を込めて祈ってます」
「そ、そうか」

何か引いているけど、俺は特に気にしない。

「ここに来たということは、君の事情とかを語ってくれるということでいいかな?」
「いいともー」
「軽いな・・・うん?」

そうして、俺が抱いている子に気付いたらしく

「で、君が抱いている・・・山猫かな? それは何だい?」
「実はこの子についてちょっと確認したいことが」
「ふむ?」

こうして、俺はさざなみ寮に入りました。




「単刀直入に聞きますけど、この辺りに猫又っています?」
「ホントに唐突だな。 普通はこっちから話さないか?」
「余計なことは省いていこうと思います」
「君のことが本題だろう?」

それはそうなんだけど、本番まで秘密にしたいんです。
俺がここにいる以上、何かの騒動が起きると予想はしている。
だったら、その時まで秘密にしたいのが男の子というものです。

「君の質問とその関連が終わったら、君の事を少し語ってもらうよ」
「わかりました。その辺りはどうせカットされるでしょうし」
「君はメタな発言が好きだな!」
「大好物です」

この手の会話はSSだからできるのです。
それ以外でやったら顰蹙物でしょう。

「猫又というか・・・厳密に言うと違うけど、助けになりそうな娘はいる」
「おお!」
「今は所用で出ているが、それが知りたいのかい?」
「というよりも、俺が連れてる山猫なんですけど、喋ったんですよ」
「・・・その猫がかい?」
「はい。ただ、それ以降喋らなくて」

とりあえず、俺が最初の方で語った推論を聞かせて、何とか納得させる。
だが、渋い表情が浮かんでいる。

「ケース的に違うな・・・確かに妙な何かを感じる」
「でも、未だに何も反応がないんですよね」
「キッカケが必要なのかも・・・」

ちなみにそのキッカケが原因でとてつもない事が起きてしまうのだが、それは後の話。

「では、本題に入ろうか」
「あ、キングクリムゾンしますんで」
「飛ばす気満々だね」

本気ですよ。俺は




と、こんなことがあったわけですよ。
で、俺はなのはたちのクラスに転入して分かった事。
学校の勉強は一度やったから退屈だということ。
そして、それ以上に

「イーブイとフリーザーってどこにいるの?」
「G級の狩猟手伝って?」
「DM対戦しようぜ!」

元居た世界でもゲームマスターの名を冠していた俺にとってはとっても居心地が良い場所という訳だ。
ちなみにすでにポケモンは10週目だったりして、図鑑はコンプ状態。
モンハンも装備完璧。というか、俺がやると不思議なことに毎回『天鱗』が出てくる。
DMは対戦用のモンスターと進めるようのモンスターを両方取り揃えている。
ゲーム友達は日に日に増えていった。



授業で将来の目標というか夢のお話が出てきて、現在は屋上でみんなとお弁当を食べている。
話題は先の授業でやった将来の事

「なのははやっぱり実家を継ぐの?」
「うーん・・・それも含めて考え中」
「考える必要なんてないだろ? なのはは俺たち専属の愛玩動物なんだから」

なのはがゲシゲシと脛を蹴る。
地味に痛いです。

「でも、なのはの筋力じゃケーキの生地を練れないだろ」
「う、練習するもん」
「練れなくて泣くんですね、わかります」

ポカポカ叩かれた。
こっちは全然痛くないです。

「そういうあんたはどうするのよ?」
「ノエルさんを愛人にする」
「TPOっていう言葉をあんたの脳に叩き込んであげるわ」

アリサが何故か持ってる国語辞典で俺を叩こうとする。
流石にそれはダメです。

「冗談はともかく、まずはすずかの家にお世話になってるから、その分はしっかり返さないと」
「あれ? 随分とマトモね」
「それぐらいは」
「だいじょうぶ。出世払いでいいからね」
「それは人を堕落させるんだぜ」
「養ってあげるよ」
「いや、本気で勘弁」

最近、すずかの冗談がきついです。
・・・冗談だよね?

「へー・・・」
「???」

アリサは何故か楽しそうにしていて、なのはは疑問顔をしている。

「返すのは当然として、俺は俺のやりたいことを全力でやるよ」
「ありきたりね」

アリサはそう言うが、それが一番難しいんだぜ。



で、放課後になって、今日はみんなと一緒に歩いて帰ることにしたんだけど・・・
突然、なのはが公園に向かって走っていった。
慌てて、みんなで追いかけた。
そして、そこにいたのは・・・




「男の娘だ!」
「あんたは黙れ!」




アリサのハイキックが俺の頭部に直撃した。
シマシマでした。
空気を読んでそれ以上は言わないけど。
いや、それはともかく。
その女顔と言っても差支えがない可愛らしい顔立ちから判断した俺の目は正しいだろう。
だが、その男の娘は・・・

「に、逃げて・・・」
「え?」
「逃げてください!」

その男の娘は叫んで、背後で大きな破壊音を響かせた。
何か妙な・・・ケムクジャラな大きな生き物がそこにいました。

「な、なにあれ・・・」
「え? え?」
「ぐぉぉぉぉぉーーっ!!」

いきなり襲い掛かってきた。

「やかましい!」

とりあえず、蹴り返した。

「え? ちょ・・・ええー!?」
「俺のご主人と友達とペットに何をしようとした!」
「ペットじゃないよ!」

なのはのツッコミが入っているが、それは気にしない。
構えて、襲い掛かってきたので

「だから、うるさい!」

地面にへばりつけた。




Another Side
「か、彼は一体・・・」

信じられない・・・ジュエルシードの暴走体を蹴ったり、殴りつけるなんて・・・
魔力は一切感じないのに・・・
でも、このままだと大変な事に!

「あ、あの!」
「な、なに!?」
「あの男の子にペットって呼ばれてた君!」
「ペットじゃないよ! なのはだよ!」
その・・・確かにそんな呼び名をして悪いとは思うけどさ。
なんで1秒も間を置かずに返答できるの?

「なのは! 君なら彼を助けられる!」
「・・・必要なの? ホントに」

金髪の娘の言葉を聞いて、そっちに目を向けると・・・





殴って

蹴って

投げ飛ばして・・・





ありとあらゆる攻撃を駆使して、暴走体を蹂躙していた。
しかも、僕たちの所にこないように飛ばす方向まで計算しているようだ。
だけど・・・

「だけど、あのままだと暴発しちゃうんだ!」
「暴発?」
「そんなことより、一度、物陰に隠れよう! 修くんの邪魔になるよ!」
「そ、そうね・・・なんでそんなにすずか冷静なの?」
「修くんが家に来てから、こういう意味でも賑やかなの!」
「あいつ、ホントに何者よ!?」

どうやら、あの子はとてつもない規格外みたいだ。
こうして、一度隠れて

「なのはなら暴発を抑えることができるんだ。これを使えば!」
「宝石? それに結局アレってなんなの?」
「あれはジュエルシードっていう物が暴走してるんだ。今のままだと大変な事が・・・」

暴走体がコンクリートを破壊した。
そして、地面が少し揺れて、赤い宝石こと『レイジングハート』が宙を舞った。

同時になのはがよろけて、転んだ。



ぱくっ

ゴクン!



「大変な事って何が起こるの?」
「たった今、君が起こしたことだよ」

この娘、レイジングハート飲み込んたーーーーっ!!??

Another Side End



話しを聞く限り、何か大変なことが起こっているようだ。
まぁ、とりあえず・・・

「いい加減」
「がっ!?」

そのまま殴って、蹴って、踏み込んで

「眠れ!」

胴体に潜り込んでアッパーを打ち上げた。
腕は捻りながら打ち上げるのがコツです。

「おーい。終わったぞ」
「ま、まだです!」
「あん?」

見ると、青い石が宙に浮かんでいて。
何か、妙な力で膨れていた。

「あれが暴発するってヤツ?」
「そ、そうです! 僕が何とかしま・・・」

とりあえず、呼吸を整えて

「とぉっ」

思い切り拳骨をぶつけてやった。
結構強く打ちこんだから、地面にめり込んだ。
そして、膨れていた力は霧散した。
そうして、俺は鼻を鳴らして

「愛ある拳に防ぐ術なし!」
「「「ガープ!?」」」

ワンピースを知っている面々が突っ込みをくれた。
こうして、ロストロギア『ジュエルシード』との初戦だった。



そして、戦いが終わったそこには!

「この男の娘どうしようか?」
「事情を聞きたいから、家に一度連れ帰りましょう」
「あはは・・・発掘できたよー・・・みんな」

放心している男の娘(顎は外れて地面にまで落ち、白目が飛び出している)諸共月村家に直行した。
あの石は回収しました。



後書き
レイハさんが・・・
なのはさんの未来のパートナーが・・・
そして、主人公も色々やらかしてくれてます。
では、拍手の返信です。

※iseizin様へ こういうバカは大好きです!…端から見る分には。
確かに周りから見る分にはかなり楽しそうです。実際にいられると困る気がする。

※iseizinさんへ これは……中々笑えるwww
この主人公は戦闘パートでしか格好良くなりません。基本はいつもgdgd野郎です。

※作者さんへ この主人公といると、なのはもいろいろな意味で鍛えられそうですなww
鍛えられる前にレイハさんが・・・今後の展開にご期待ください。





作者さんへの感想、指摘等ありましたらメ−ル投稿小説感想板
に下さると嬉しいです。