魔法少女リリカルなのは Crossing of the Fate
Stage18「終わりと始まり」

side - Emiya Shirou -

現在、ある意味ピンチな光景が俺の眼前に広がっている。

なんでこんなことになったのだろうか?

「あーん。士郎くん」

「あ、あーん・・・士郎」

なのはとフェイトが顔を赤くしながら、俺にスプーンを差し出しているのだ。

スプーンの上の食べ物はとても美味しそうである。

とにかく、無心で俺は頬張った。

・・・正直、考えても何も解決しないのは分かっている。







何せ、俺の体はほとんど動かず、車椅子に座っている状態なのだから。







そして、そんな時に俺の世話に役立ちそうな俺の使い魔はというと・・・







「うー・・・フェイト・・・なのはちゃん・・・使ってない方の片手を添えるとさらにポイントアップだぞ」







俺の膝の上で呻きながら、語るネフェルさん・・・苦しそうなのに、そういう発言ができるのは正直凄いと思うが。

「こ、こう?」

「そう、可愛いよ、フェイト。・・・あ、なのはちゃんはスープを冷ましてあげてね」

「は、はい・・・」

「なのはちゃんもいいねぇ・・・フェイトと一緒に士郎のお嫁さんに・・・」

俺の魔力は今治癒に充てられているから、こいつには補充されていない。だから、発声するだけでもきついはずなんだが・・・

あと、倫理という言葉を知っているか?

言っても無駄っぽいので、言わないけど

「・・・ほら、吸え」

痛む体に鞭を打って、指を浅く傷つける。

血が滴っており、そしてそれが狙いなのだ。

魔力を送れないので、魔力が多い血を直接吸わせているのである。

・・・もう一つの方法については、なんか言ったらエロいことになりそうなので言っていない(ちなみに誤字にあらず)

血を与え終わって、俺は溜め息を吐く。

思い出すのはプレシアのことだ。







固有結界――展開完了。

プレシアも魔法を放とうとしているが、俺はそれを宙に浮かんでいた刀剣を落とし、相殺する。

――それは俺とプレシアとの死闘。その再開の合図だった。

プレシアは意識を集中し、魔法を放つ。

そして、俺は視線、殺気の感じなどを読み取り、剣で相殺する。

間隙を縫って、プレシアに直撃しないように刀剣を落とす

プレシアはそれに対して、魔法を放つがそれは相殺できず、地面に突き刺さった。

プレシアの顔が青くなる。

プレシアの魔法が何の役にも立たないのだ。

だがこの場で俺だけは当然だと思っていた。

『王の財宝』と比較すると、俺の固有結界は本来弱い。

だが物事には相性があり、英雄王は剣を取り出すという作業が必要なのだ。

対して、俺はすでに外に剣が展開されている。

だからこそ、英雄王に対してでも優位に立てるのだ。

今回のプレシアも同じこと。







プレシアは魔法というプログラムへ魔力を変換させなくてはならない。







この時点で、プレシアは英雄王とほぼ同じタイプの戦闘方法を駆使している。

だが・・・プレシアの魔法は――ジュエルシードを制御していても――『王の財宝』には及ばない。

だからこそ、プレシアは俺に勝てない。物量戦を仕掛けても、俺はそれを叩き潰せるだけの速度を出せるのだから。

加えて、威力の面でも劣っている。

俺はプレシアを睨みつけた。







interlude







あの悲しい言葉。

それが唱えられた言葉は何よりも悲しくて・・・寂しくて・・・

士郎は・・・どれだけの悲しみを背負ったのだろうか。

どれだけの命を背負ったのだろうか。

士郎はきっと今までも同じようにして、これからも同じように生きる・・・

なのに・・・それなのにここはとても孤独なところ

これが士郎の世界・・・

何もできないのかな・・・

「フェイトちゃん」

呼ばれた方を見ると、なのはがいた。

「さっき言った士郎くんの言葉に嘘はないと思う」

「・・・・・・」

「だけど、これからもずっとこんな世界のままなんて嫌だ」

それは当然・・・だって、私にとって士郎はとっても大切な人だから。

「頑張って、士郎くんの世界を変えよう。こんな孤独な世界じゃ・・・わたし嫌だ」

そうだね。わたしもいやだ。

「なのはも手伝って・・・士郎のことを助けよう」

「うん」

そう言って、士郎と母さんの戦いをみる。最後まで見届けよう。







interlude out







体が軽い上に魔力が漲っている。

固有結界を展開しているため、あの圧倒的な魔法防御が若干落ちているが、いつになく調子が良い。

俺の意志に反応して、剣が動く。

また、打ち落とす。あれほど脅威だと思った魔法があっさりと叩き落される光景に若干の違和感を持つ。

だが、これは良い意味での現実だ。

そして、反応速度も今まで以上だ。

地面に突き刺さっている剣―デュランダル―を引き抜き、魔法を振り払う。

同時に贋物の剣が舞う。

プレシアから見れば、正しく剣の舞だ。

クロノが使った背中からの奇襲の魔法攻撃もプレシアは展開している。

だが、今の俺にはそれさえも――攻撃に集中しているというのに――察知できる。

(・・・これなら!)

防御しながらカウンターというスタイルを俺は一貫して行っていたが、今の状態でそれをする必要がない。

遠坂が自慢するわけだ。

だが、同時に思う。

俺がここまで動けるということは一体どこまでペナルティーが起きるのか?

それが予想できない。

だからこそ、早く止めなくてはならない。

だが、同時に俺は殺すわけにはいかない。

甘いと言われようと、俺は人殺しは許容できないのだから。

「なぜなの?」

プレシアの言葉がこの部屋に響く。

それは本当に悔しそうで、恨めしそうで、そして何よりも悲しそうだった。

「なぜ娘にもう一度会いたいという願いさえも叶わない!?」

プレシアからすれば、俺の存在は理不尽の極みだろう。

長年の研究の成果の一つであろう、ジュエルシードの制御装置。

それは魔導師としてのレベルを上げるのみならず、プレシアの目標であるアルハザードへの到達させ、そして目的を達成するために必要なもの。

そう・・・この世界において恐らく最上の物の筈が、たった一人の人間さえも止めることができないという理不尽。

そして、その人間に願いが砕かれようとしているという現実。

「なぜ世界はこんなにも無慈悲なの!? 私からアリシアを奪い、取り戻すという願いも叶えられるはず!? こんな理不尽なことが!?」

「・・・世界はいつだって犠牲の元になりたっている・・・願いが叶わないことも多すぎる。あんたとは形こそ違うが、俺もいつも逆らっている」

救えない命を見るたびに俺は思う。

なぜ、全てを救えないのか?

いつも世界に問いかけている。そういう意味では俺はプレシアとも似ているのだろう。

「・・・そこまでわかっていながら、なぜ貴方は私の邪魔をする!?」

「簡単なことだ」

俺は今でも割り切ってなんかいない。

俺が目指す正義の味方は10を救う者。

だが、それが叶えられることはたぶんない。でも、俺はそれでも歩いてみせる。

「あんたが行うことを許せば多くの人間が死ぬ。だけど、今回の話は簡単だ。あんたを止めれば、全員の命を救えるんだからな」

「・・・私の全てを――アリシアを奪ってもか!?」

「改めて言葉にしよう・・・プレシア・テスタロッサ」

ここで言葉を切る。プレシアは認められないかもしれないが、行動原理は

「あんたの想いは否定しない・・・だが、あんたは決定的にやり方を間違えた・・・だから、あんたの想いは俺が砕く」

プレシアは俯いて、顔を見せない。

だが、数瞬で顔をあげ、プレシアは宣告した。

「そう・・・関係ないわ・・・」

憎悪・・・そうとしか言い表せない声。

「世界は無慈悲で残酷なこんな世界・・・」

魔力を振り絞り、全魔力を魔法に集中させる。

その魔力は禍々しいが、目を離せなくなるような何かがある。

「ならば! わたしは世界そのものを否定する!」

それは運命の言葉だった







interlude







「その言葉を・・・憎悪を待っていたよ。女」

スイッチを構え、押した。

画面上の女は呻いた。

もう終わりだ。憎悪を糧に『種』を成長させたのは正解だった。

リンカーコアに根付くのがその装置の本来の使い方だ。

貴様の魔法は『種』にコピーされた。

そして『種』からデータがコピーされた時点で、もう用済みだ。

これで、貴様のデータは奪った。

「最後だ・・・プレシア・テスタロッサ。協力に感謝しよう」

いつも通り。極めて棒読みで語る。

背後で青色の華が咲いた。







interlude out







なんだ!? プレシアが急に・・・

「がぁぁぁあぁっ!?」

人の声でここまでの音量を出せるものなのか!?

「母さん!?」

フェイトの叫びが聞こえる。

プレシアは胸の辺りを抑えているが・・・

(まさか・・・制御装置が暴走しているのか!?)

ほとんど起動実験さえしていない装置なのだ。

それは予想できて然るべき事だった筈だ。

そして、それが裏付けられるかのように、プレシアを中心に雷が広がる。

俺も―固有結界も―無事だが、なのはたちはそうはいかないだろう。

二人に合流することを目的に俺は駆け、合流に成功する。

「ど、どうしたの!?」

「わからない・・・けど、状況から察するに暴走して」

「あ!?」

フェイトが指差した先には、幾つかのジュエルシードが宙に浮いていた。

その瞬間、発光した。

・・・まさか、固有結界内から無理矢理暴走する気か?

そうとしか思えなかった。すでに黒い裂け目ができてしまい、重力・・・いや斥力か? までもが発生しているのだ。

そして、プレシアの魔力の暴発もすでに無視できないものになっている。

すでに、雷が膜状になりかなりの広範囲に広がっている。

それだけでなく、雷はその膜を突き破り荒れ狂っていた。

荒れ狂う雷は庭園を破壊し、地面を伝いそれが広がっていく・・・ここは小規模な地獄といっても過言ではない。

今は防げるが、どれくらいまで強力になるかが予想できない・・・

成功するかはわからないが、成功したら幾らなんでも死ぬだろうし・・・

しょうがない・・・ルールブレイカーを投擲し、プレシア目掛けて投げる。

魔法に当たってはいるが、それを無効化しながら突き進み、プレシアの上腕部に刺さった。

その瞬間、プレシアの魔法の暴走は収まり、そしてルールブレイカーは地面に落ちた。

本当に魔法相手だったら、反則染みた宝具である。人体には投げたくらいじゃ突き刺さらないくせに。

そして、次元の裂け目と形容すべき黒い穴については・・・

「・・・思ったより強いな」

時間が立つに連れ、加速度的に重力の力が増している。

これは相当やばい状況だろう。

『偽・螺旋剣』でもなんとかなるかもしれないが、余波が漏れる可能性がある。それほどまでに今の暴走している魔力は強い。

年月という点では劣るかもしれないが、プレシアの願いの年月と想いがジュエルシードの力を更に押し上げているようだ。

となると

「・・・根こそぎ吹き飛ばすか」

まだ空中に浮いている宝具に向かい手を伸ばす。

「士郎くん?」

なのはの疑問の声に応えずに、俺は思い切り手を振り下ろした。

突き進む剣の弾丸。古今東西の名剣、名槍などの全ての武器は穴に吸い込まれた。

なのはやフェイトは唖然としている。ただし、まだ何も起こらない。

1、2秒程の短い時間・・・俺は目的に突き刺さったような手ごたえを感じた。







「――壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)







世界を揺るがした。

そうとしか表現できなかった。

その瞬間、俺の固有結界も解除され、そして激戦でボロボロになってしまった庭園に戻った。

「・・・ここは」

「庭園の中だよ。あの爆発で俺の固有結界も解除されたみたいだ」

「士郎くん・・・」

「士郎・・・」

固有結界の単語で二人の表情が暗くなってしまった。

思いっきり、俺の心って言ってしまったからなぁ・・・

「大丈夫だ。そんなに暗くなるなって」

「「・・・・・・」」

やっぱり余計なことを背負わせてしまったのかもしれない。

二人とも優しいからなぁ

「・・・ぅぅっ・・・・・・」

そうしていると、別の声が割り込んできた。

「プレシアの声だな」

言うまでもなく気付いたフェイトは駆け出していたが・・・

見せるのではなかった。







プレシア自身の魔力で四肢は黒焦げになり、火傷や骨折なども見受けられる。







だが、それ以上に衝撃的だったのは・・・







何故か、心臓部に穴が開いていることだろう。







「プレシア・・・」

答えられないとは思うが、俺は問う。

だが、恐らく耳が聞こえず、目も見えていないのだろう。

反応らしい反応がなかった。

「なんで? なんでこんな・・・」

「たぶん・・・プレシアは自分の心臓に直接制御のための何かを埋め込んでいたんだろう」

あの時に自分の胸を抑えたのは、そういうことだろう。

こちらの魔法の仕組みはわからないが、制御に必要な部位が心臓――またはそこに近い所――にあった。

魔法を使って、体内からジュエルシードを取り出したり、取り込んだりしていたのだろうか。というよりもそれぐらいしか思いつかない。

そして、心臓に極端な負担がかかってしまった。

その上で、魔力の暴走に巻き込まれてしまった・・・

辛うじて、息をしているのはもしかしたらジュエルシードのおかげなのかもしれない。







人間の生存本能が刺激されたため、このギリギリな状態で持ち堪えたということだろう。







だが、その制御装置は俺が壊してしまったため、もう生きられないだろう。

悔いができてしまった・・・もしも、病気だけだったら打つ手はあったのだ。







宝具にはありとあらゆる病気を治したとされるものがあったのだから







「フェイト」

「なに?」

「すまない・・・プレシアはもう・・・」

「うん・・・」

「・・・いくらなんでも、心臓を元に戻すことはできない・・・よな?」

「うん!」

フェイトの瞳から涙が溢れた。

俺は何もできない・・・いや・・・そうじゃない。責任は取らないとな

もしかしたら、プレシアは生きられたかもしれない・・・その責任を。

「俺は・・・プレシアを楽にする」

なのはが息を呑むのが聞こえた。

この状況でいうということで察しがついたのだろう。

「だから、フェイトは後ろを向いていろ」

「・・・え?」

「ネフェル・・・いや、アリシアもだ」

アリシアを見据えて言った。

そう言うと二人は驚いた。まぁ、本来いないはずの娘―しかもフェイトにとっては母の使い魔であり師でもあるのだ―がアリシアだというのだから。

「ダメだよ・・・あたしのせいで起こったことでもあるんだから・・・最後まで見ないと・・・」

そう言って、アリシアは一度言葉を切って







「始まりの原因があたし・・・なら、終わりも見届けないと・・・新しい自分にはなれないと思うから・・・」







そうはっきりと言われたらしょうがない。

フェイトも今の言葉を聞いていた。だから、フェイトも頷いた。その意志を大切にしようと思う。







「・・・あたしはアリシアでもあって、リニスでもある・・・だけど、これが終わったら・・・新しい自分になる。
 その時の名前はネフェル。あたしが自分で考えた新しい名前だよ」







こいつがそう言うのなら、それでいい。

俺に最初に名前を教えてくれたのは、きっとそうするべきだと決めたからだろう。

「わ、わたしは・・・」

「フェイトちゃんはフェイトちゃん・・・名前の経緯は良い物じゃないかもしれないけど・・・わたしも士郎くんもいい名前だとおもってるんだから」

それでいい。ネフェルはネフェル。フェイトはフェイト。そして、なのははなのはだ。

あとはみんなで折り合いをつけていけばいいんだ。

願わくば、全員で・・・







そして、俺はプレシアの心臓に剣を突き刺した。







interlude







何も聞こえない。

何も見えない・・・

何も感じられない・・・

全てが終わった。そう思う。

意識を閉じよう。全てを失ったのだから・・・

「・・・・・・アリシア・・・・・・」

誰かの声が聞こえた。

娘の名前・・・まさか、生きていたの?

いや、そんなことはない・・・でも・・・

空耳だったとしても・・・どういう意味かもわからないけど・・・

アリシアが・・・生きて・・・いや・・・そうじゃなかったとしても・・・

誰かの心に根付いたのだとしたら・・・それは・・・良いことだ。

・・・悔いはない。出来れば事の真偽くらいは知りたいが・・・それでも・・・私の想いは意図したことではないが、少しだけ叶ったのだ。

・・・それで充分と思うことにしよう・・・







お母さんが死んだ・・・

それだけしかわからない・・・

いや、違う。もう一つわかることがある。







士郎はまた一人の命を背負い、一人で行こうとしていることが・・・







この人はきっとそういう人だ。

そして、泣かない。それもわかる・・・

誰よりも強くて、そして同時に弱い人なのだから・・・

「ネフェル・・・」

「なに?」

「・・・もし俺が死んだら、誰でもいいから再契約しろ」

「・・・・・・え?」

「――接続終了(トレース・オフ)

士郎の言った意味が分からなかった。

言い終わった瞬間・・・何かが突き破る音を聞いた。







その音を認識した瞬間――気付いた。







士郎の体から、無数の剣が突き出していることに・・・







士郎の体は崩れ落ちた・・・







interlude out







俺の体から剣が突き出したのを最後に意識を失ったのは覚えている。

その後、クロノたちが到着して俺はアースラに運び込まれたらしい。

ネフェル自身が自分のことを詳細に話したらしい。

もし報告するなら俺の使い魔として、登録してほしいとも言ったらしい。

その際の名前は『ネフェル』にしてほしいとのこと。

ちなみに名前の由来は俺の世界の猫の神様であるバステトの子供の名前を元にしたらしい。

俺は突っ込みで『それは息子の名前のはずだぞ』と言ったのだが、こっちの名前の方が可愛い。とのことだ。

あと、名前を呼ぶ時はアリシアでもリニスでも構わないとのことだ。

俺はこいつが考えた名前を呼ぶことにした。やっぱり名前には意味があると思うから。

閑話休題

おかげで説明は楽だった。

そして、俺の心残りでもあるプレシアの病気の治療の目処があったことも教えておいた。

フェイトには攻められても仕方がないと思ったが

「士郎・・・ごめんなさい」

と逆に謝られてしまった。

上手く立ち回ることができれば、プレシアもこの場にいたのだから、攻められるべきなのは俺だろう。

そう思っているのだが・・・

そのことを話した瞬間、ほぼ全員に呆れられた。

・・・なんでさ

それでフェイトなんだが、やはり実行犯として裁判にかけられるらしい。

とはいえ、そこまで罪は重くならないだろうということだ。

プレシアからは目的を知らされていなかったことと、本人が管理局への協力に前向きなことが作用するようだ。

そして、本局に行く前に命じられたフェイトの罰はというと・・・

「衛宮士郎くんの看病をお願いしまーす」

というリンディさんの鶴の一声であった。

リンディさんやエイミィさんが実に楽しそうだったのは言うまでもない。

そしてさらにフェイトが

「あ、あの・・・なのはも一緒に・・・」

という提案で、さらに楽しそうになった。

そして、冒頭に至る。







・・・まぁ、普通の男子だったら泣いて喜びそうな状況だが、体が痛くて痛くて・・・

確かに、あの状態の時だったら死ぬ確率が跳ね上がると聞いていたが、正しくそうだった。

これは使うべきではないなと真剣に思った。

・・・当然『固有結界』も使わないようにしよう。

もし使うにしても、あの『スーパーモード』(俺命名)はなしの方向で。

だって、あんなの使ってたら俺がも・・・!?

「なのは。聞きたいことがある」

「なに?」

「桃子さんなんだが・・・怒っていなかったか?」

そう言うと、なのはがスプーンを落とした。

すでにガクガクと震えている。

・・・もう答えが分かってしまった

「あ、あのね・・・士郎くん」

「なんだ?」







「お、お母さんは・・・とっても怒ってるんだよ?」







確実に俺の景色が歪んだ。

なんか、周りが幼稚園児がクレヨンで書いたような景色になってしまったような錯覚を覚えた。

俺の体が崩れ落ちそうになるが、それをなのはとフェイトに支えられた。

「「し、士郎(くん)!?」」

「だ、大丈夫だ・・・」

そう言うと二人は安堵したが・・・







「この川を渡ればいいのだろう?」







「だ、ダメだよ!? そ、その川渡ると死んじゃうよ!?」

「え? ど、どういうこと?」

「士郎の国では、死ぬ直前に綺麗な川が見えるみたい・・・」

「だ、ダメだよ!? も、戻ってきて!」

「・・・そこまで怖いのか?」

「たぶん・・・士郎にとっては、ジュエルシード制御したプレシアが5人くらいなんじゃないかなぁ」

「それは・・・怖いな」

「クロノくんにとっての艦長みたいなものだね」

「・・・今のでよくわかったよ」

「クロノ? エイミィ? それはどういうことかしら?」

・・・とりあえず、場は混乱しているようだ。うん・・・今後の人間関係が非常に不安になる一コマである。

結局、体調が戻ったなのはが先に戻ることになった。

ちなみにそのさいに







「だ、大丈夫だよ・・・が、頑張ってお母さんの怒りを鎮めてくるからね!」







と、やたらと気合を入れたなのはだったが・・・

だいじょうぶかなぁ・・・

それと・・・ネフェルについてはどう説明しよう?







俺の体調が完治とは言わないが、ある程度回復したので高町家に戻ることになった。

結論から言おう。俺は桃子さんに徹底的に怒られた。4時間にも及び、俺の精神は擦り切れそうだった。

・・・ところで何回か質問にあった『なのはと何か進展あった?』ってどういう意味でしょうか?

ともかく、本当にごめんなさいとしか言えないです。

なのはの説得(何をしたかはわからないが)もあまり効果がなかったのだろう。

「そんなことはないと思うよ・・・なのはが頑張ったから、これくらいで済んだんだし」

「そうですか・・・そのなのはは?」

美由希さんは二階を見て







「頑張ったこととあまりの恐怖で38.0℃を超える熱が出ちゃった」







・・・なのは。本当にありがとう。

俺は今、猛烈に感動している。

今なら、なのはのためになんでも出来そうだよ。

まぁ、そんな感じではあったが、しばらくして二人とも体調が回復。学校に通った。

学校では、俺となのはについての噂が色々立っていたが、俺はそれを笑って否定した。

そうしたら、何故かなのはが怒って、色々と約束を取り付けられた。

アリサとすずかは助けてくれないし・・・

ネフェルのことについては、話して飼うことが決定された。

・・・・・・時々、美由希さんにまでセクハラしようとするのは止めてくれとしか言えない。

途中で気付かれるみたいだけど。恐るべし御神の剣士。

・・・・・・習っていない桃子さんについてはこんな回答がきた。

「いやぁー・・・はっきり言って旦那さんは化け物ね」

と心底、恐怖している我が使い魔がいたが、気にしないことにした(士郎さん・・・あなたは間違いなく怪物です)。

そんな平穏を取り戻したある日のこと・・・フェイトの護送する日が決まった。

次元震の影響や綿密に調査、それが長引いてしまったため遅れているらしいが

・・・後日聞いたのだが、俺の魔術の誤魔化しもあったようだ。(俺の魔力が凄まじい勢いで漏れていたみたい・・・)

本当にリンディさんには頭が下がる。

リンディさんたちがなんとか時間を作ってフェイトとアルフに会わせてくれるようだ。

最初はなのはと二人っきりにして、友好を深めてもらおうと思う。

俺はと言うと、アルフと話がある。

「あのネフェルってやつは?」

「いるよ。ほら」

そう言って、姿を表す我が使い魔(山猫形態)。

姿を透明にする魔法・・・というか幻術らしい。

元のリニスよりもジュエルシードの魔力を取り込んでいるせいか、魔法の才能はさらに上がっていると聞いている。

しかも、ある程度は魔力を自分で取り込むことができるというハイスペックな使い魔である。

・・・・・・その才能を少し俺に分けて欲しいと思ったのは俺だけの秘密である。

「何か用?」

「・・・正直、あんたには複雑なんだけどね」

当然だろう。

何しろ、このネフェルはプレシアの使い魔の姿をしていながら、フェイトの前身でもあり、アルフにとっても師匠でもある存在だ。

これでそのまま受け入れられたのなら相当な能天気だ。

「あんたにとってフェイトは?」

「妹にして、士郎のお嫁さん候補筆頭にして、萌え担当だよ」

「お前は待て」

この常時晴女。不穏当な単語がかなりあったぞ。

「一部気になるところがあったけど、フェイトに危害を加えるつもりじゃないのはよくわかったよ」

「いや、納得するな。主人思いも大事だけど、人として大切なところはあると思うぞ」

俺が使い魔だったら、このお気楽猫はとっとと遠ざけた方がいいと思う。

なんというか情操教育的にも。

「まぁ、あたしはフェイトが幸せなら問題ないし」

「そうだよ。わたしはフェイトの幸せ最優先!」

「だから、本人にそういうことは了承を得なさい」

・・・なぜあからさまに溜め息を吐く?

やれやれとかぶりも振られた。

なんでさ?

そんなことを話し合ってる間になのはとの話し合いが終わったようだ。

そうして、フェイトが近付いてきて

「士郎もありがとう」

「お礼を言われるようなことはしてないつもりなんだけどな・・・」

むしろ攻められるべきだろう。

プレシアは結局俺が殺してしまったんだ。

「そんなことないよ。士郎が頑張ってくれたから、お母さんは世界を滅ぼすこともなかった」

真剣に見てくれて。

「お母さんが・・・死んじゃったのは確かだけど、救うために頑張って、傷ついた・・・そんな貴方だからわたしは感謝してる」

その声は何よりも真摯で、俺の心にも届いた。

「それに士郎は歩き続けてる・・・同じようなことがあったら、もっと良い結果になるように頑張ってる」

「・・・」

「だから、わたしも貴方みたいに前を向いて歩き続けたい。そう思えるんだ」

フェイトが前向きになれたか。

だから、管理局への協力を申し出たのだろう。きっと彼女の手で救える人がたくさんいる。

それに俺の想い・・・それをもう一度確認させてくれた少女。だから俺も







「ありがとう・・・少し軽くなった」







安心できた。それが分かる。だから、笑う。

「うん。それでなんだけど・・・」

あれ? なんかフェイトが赤くなって俯いている。

我が使い魔は無責任に声援を送っていた。

「あ、あのね・・・」

「どうした?」

俺がフェイトに近付こうとした瞬間、







フェイトが俺にキスをした・・・・・・唇にだ。







「え・・・」

呆然とした中で思い浮かんだのは、やっぱりネフェルの妹なんだなぁ・・・という思いだった。

「あ、ありがとう・・・士郎・・・大好き・・・

最後の方が転送の音に遮られてよく聞こえなかったが、微笑んでフェイトはアースラに戻ったようだ。

俺はかなり呆然としていたのだが・・・







ごごごごごごごごごごっ!!







なんか背後ですごい怒りの気配を感じる。

「士郎くんの・・・」

「え!? ちょ!? な、なんでさ!?」

「士郎くんのばかぁぁぁぁっ!」

そのなのはの叫びと同時に俺はレイジングハートで頭頂部をポカポカと叩かれた。







interlude







実入りは少なかったが、欠番の復活には目処がついた。

代わりに懸念事項はできてしまったが・・・

やはり『地球』がいいだろう。

あの世界は一種の特異点・・・それを取り込むことにより、世界の発展を促せる可能性がある。

だが・・・

「『夜天の書』・・・いや『闇の書』があるのなら、別の場所で行わなくてはならないか」

あれは世界を破壊する忌むべき存在・・・取り込んだと同時に発動など非道くバカらしい。

「どうするんですか?」

「静観だ」

集まった6名に告げる。不満そうな者もいるが、これは決定事項だ。

「どのみち欠番の復活は2、3年はかかる。それまでに対象世界を決定しよう」

「・・・は」

「不満な者は秘密裏に魔導師を連れて来い。足が付かないようにフリーのをな」

どのみち準備が足りない。ここを完全発揮するのにも時間が必要だろう。

「で・・・あの不確定要素はどうする?」

「計画と一緒に排除しよう。あの力は脅威だ」

そう。次元震をも掻き消すような存在を放置しておくわけにはいかない。

だが、彼の周りには高ランク魔導師とその使い魔がいる。

今、我々の存在を突き止められるのは困るのだから。

「・・・心得た」

そう言って、集まっていた者は消える。







「さぁ・・・行こう。我らの目的・・・『アルハザード』の復活を」







TO BE CONTINUED
Next Episode 『???』







番外編







フェイトがアースラに帰還してのこと・・・

五分後:とても嬉しそうにニコニコしている

十分後:ツインテールが振れるほど首を振っている。

二十分後:自分のしたことに頬どころか顔を赤くする。

三十分後:何を妄想したのか、ボンッとちょっとした爆発音が響いた。

お終い







タイガー道場・・・跡地・・・
現在、A’S編に向けて改装中です。
少々のお時間を・・・

大 河:待った待った待った待った待った!

イリヤ:どうしたんすか?

大 河:くわ・・・!? な、何をまったりしてるか!?

イリヤ:もうここを道場の代わりに使っていいから、それに合わせて改装するよう言っただけっすよ?

大 河:・・・なんだ。そういうことなら、言ってよ。今回で打ち切りかとヒヤヒヤ・・・

イリヤ:というわけなんで

ガシッ

大 河:へ? ・・・って、ああ!? あんたは!?

イリヤ:『矢玖座 駄像』さん・・・しっかりと保護しておいてくださいね

こくっ

大 河:ま、待って!? おい!? ろ、ロリっ娘ブルマぁぁぁぁっ!?

イリヤ:現在、イリヤ城を改装中です。A’S編や外伝をお待ちください。

終わっとけ

後書き

コードギアスR2に嵌っています。

それと忙しさは緩和せず。大型連休も色々あってあんまり書けなかったし・・・

ちなみに(予定通りなら)次の外伝はなのはとデート、アリサのフラグ樹立話、フェイトとアースラの人々の順番になると思います。

なんで、アリサだけ2話あるんだというツッコミはスルーしてください。

あと、次回予告が『???』ですが、タイトルが確定してないだけなのでご了承ください。

とりあえず、無印編での士郎のテーマは『再認識』

衛宮士郎にとっての永遠のテーマを再認識させたいと思い、こんな結末になりました。

変わりに救えた命もあったのですが、やっぱり命を扱う上で『±0』と言うわけにはいかないと思います。

次回の本編はA's編ですが、クロスした結果はプラスにだけ作用するわけではない。

そういう展開になると思います。重視する点はは以下の通りで

1.なのはとフェイトの精神的成長
2.介入するオリキャラたち
3.士郎とグレアム提督

他にも色々と追加する予定ですが、無印では基本的に追い風傾向だったのが、A'sでは逆風も強くなると思います。

・・・士郎にギャグをさせるのは変わりませんが(決めるべきところできっちりと決めてもらう予定です)

それはともかく、最後はハッピーエンドになるように書けたらいいなと思います。感想で大人気なあの人も含めてです。

士郎についてですが、感想掲示板にて質問があったので答えたいと思います。

『StrikerSに入った場合、やっぱり外見がアーチャーみたいなるんじゃないですか』

という内容です。これの類似品として、どんな格好しているのか? という内容の質問があったので、いくつか答えたいと思います。

容姿:基本は士郎でアーチャーの肉体。髪型も士郎状態で超本気時のみオールバック
渾名:『仕事中毒』『ブラウニー』
説明:聖王教会所属で管理局には出向扱い。任務内容としては陸士部隊の底上げと情報収集。他にも幾つか抱えているが、
   機密事項にあたるものもあり、六課設立前には『アサルトフォース』(士郎が設立した非魔法能力者の部隊)が大々的に活動しており、
   色々合ってほとんどの部隊に顔が広い。
   また『仕事中毒』の異名通り、残業、休出などは当たり前にしているため、総務や人事のブラックリストに載っている。
   『衛宮士郎を休ませ隊』などという名称の部隊まで出来ており、必ず1時間以内に士郎を捕獲するという辣腕を発揮している
   ・・・・・・ちなみにその部隊を「とっとと(その部隊を)前線に出せ」と某髭中将は訴えている・・・もっともだね

愚痴と報告も終了。拍手の返信行きます。

16話で受け取った拍手の半分です。

※この作品好きです、更新楽しみにしてます
※なんというか… 流石です!
※凄いです!自分が見た中で最高の小説でした。これからも頑張ってください
※ おもしろかったです。こらからも連載頑張ってください
※あ〜、続き気になるぅ〜!! 続き待ってます!!!!!
※いつも楽しく読ませていただいてます(^^)
※とても面白かったぞー続きが読みたい
※Crossing of the Fate面白い、更新がんばってください。
※面白かったです、次の更新楽しみにしてます
※全俺、興行収入no.1作品です!
※Stage16「アリシア」面白かったです。
※更新お疲れさま、これからも期待。
感想ありがとうございます。できれば、個別で書きたいんですけど、そこまで時間がないので・・・纏めてしまって申し訳ないです。これからも鋭意頑張ります。更新が遅いのは・・・本当に申し訳ないです(汗

※おもしろかったですそういえばなのはさん達猫状態のアリシアはスルーですか?
この時は気付かれないように幻術使っていました。最終回でネタをばらしたかったのでその時はあえて書きませんでした。

※お兄さんもフェイトのような妹が欲しかった!!
※はい、先生。僕もアリシアさんに賛成です。フェイトは最高だと思います!
フェイトさんは最高だと改めて思いました。

※STSで士郎が行うお仕置きは「フィッシュ」の他に「〈前略〉・・オレ外道マーボー」も含むのでしょうか?
最新の小ネタにて別のお仕置きが展開されました。他は鋭意考えてます。

※貰ったデバイスの機能やら名前やら人格がとても気になります。性格がルビーだったら・・・
いやー・・・ルビーみたいなデバイスあったら本当に困りますからね。A’S編にて詳細発表予定です。ちなみに外伝にてルビーが来てしまったという外伝を構想中です

※士郎に使い魔ができるとは・・・セイバーがしったらどんな反応をするのでしょうか
まぁ、嫉妬は免れないかと。どんな行動しても死亡フラグに直結するのが士郎なんで・・・

※アリシアの性格がかなり変わってるがそれはそれでメッチャ良いwww
意識的に改変してます。ちなみに士郎が抱いているイメージは「えっちぃお姉さん」です

※STSまで続いても、結局士郎は最後には帰っちゃうんですか?
多分、基本は帰るのではないかと思います。とりあえず、士郎は元の世界で切嗣の理想の体現をしたいと思うので。それがない場合はこちらで何らかの事情があった時でしょう

※士郎はユニゾンデバイスだよりで空中戦なんとか可能の方が
多分、宝具投影で空中戦していることに対する意見でしょうね。ただ宝具らしく、今使っている物も0か100かのどちらかという仕様になってます。士郎の空中戦の詳細を今後明らかにしたいと思います。あと、ユニゾン・・については今後の課題にしたいと思います

※辛口意見ですが、ここの士郎は最早オレキャラだ。なんかこう、微妙に違う。が、どうしてなんだ? 面白いと思っている自分が、次回が待ち遠しいと思っている自分がいる!!!もうあれです。全力(?)で応援してますんで!
ありがとうございます。確かに半分オリな気がしています。ですが、受け入れて貰えてありがたいです。

※士郎が年齢をカミングアウト!ヒロインズがそれを知ったらどうなるのか……フフフフフwww
私がバラさないわけないでしょう? どうにかしてバラしますよ。絶対に・・・ね

ここから下は16話修正版にて受け取った拍手の返信です。
※楽しく読ましていただいてます。…凜達は来ると思いますがうっかりスキルで帰れないとかありそうですよね。
そうなったら、完璧に永住することになるかもしれませんね・・・そうなったら、冬木はやばいことになりそうですが

※ここの士郎は相も変わらず最高だな〜
ありがとうございます。こんな主人公を受け入れてくれてありがたいです

※オリジナルの場合だったらなのは達はどうするんでしょう?士郎を止めるかまさか、一緒に月型世界へ……
オリジナルは今回また欠片が現れました。とりあえず、型月世界には行かないです

※プレシアフラグって無いのかなあ。キャスターと被る気がするけど。
プレシアさんのフラグはないです・・・救えそうで救えないという形にしてしまいました。

※リインTを士郎専用の融合騎にして欲しいですね!その為にリインが最後の別れをはやてに告げる時に士郎がリインに対して、ルールブレイカーを使用して体の中の防御機能を破壊して欲しいですね。
士郎単独行動を予定しているので、その際になんらかの対策を取りたいと思います。リインT大人気ですね

※士郎とエリオ、初対面の人に肉親と勘違いされそうと考えてしまったのはマズイですよね
朴念仁で赤毛・・・印象は似てますね。まぁ、二代目・・・いや、三代目衛宮でもあるのか

※見てみたいですデバイスを使う士朗様を
とりあえず、通常デバイスではないです。というよりも士郎は通常デバイスじゃ役に立たない・・・(汗

※プレシアママも可哀想ではあるけど士郎の怒りが正しいでしょうねー
プレシアにも一理はあると思いますが、フェイトへ取った行動は許しちゃいけないことだと思います。

※ところでアルハザードって魔術師的に「」のようなもの? …抑止力こないだろーな?(ガクガク
アルハザードのことってよくわからないので、好き勝手にやっちゃおうと思います。主にオリジナルで

※無いと思いますが、無限の剣製発動希望!!
ざーんねんでしたー(某プリン伯爵風)もう展開済みです。全く関係ないですが、私はこの伯爵が大好きです

※修正版の士郎君はなんとゆうか修正前よりもやわらかい感じがしていいと思います
ちょっと高圧すぎたかな? と思ったので、気をつけて修正しました。気が付いてくれて、ありがとうございます

※今のころエリオしか同姓の弟子をとれませんね
え? それは士郎の味だと思いますよ?(待て

※桃子さんあたりが『士郎君しゅうせい日記』とかつけそうと考えてしまうのはマズイですか
わたしは『士郎くんの翠屋 2代目就任への道』を付けようかと思ってたんですけど。それも面白そうです

※原作の関係から性別、『男』がすくないのでぜひオリジナルキャラ、デバイスで男をだしてほしいのですが弟子三号なエリオ君ですが一号、二号よりも指導時間がはるかに多くなりそうな予感がします
エリオくんは相当に強化されてます。予定なら、士郎とランサーの英才教育・・・そして、フェイトの魔法です。ちなみにオリは登場予定ありで、こんな感じです。

アルド・フェリーラ 年齢:17歳(クロノより3つ上)役職:教導隊隊長
説明:管理局史上初めて『近代ベルカ式』で教導隊の隊長になった人物。
   卓絶した剣士で近接戦闘ではシグナムと互角の力を有し、固有のレアスキルである『魔力同期』を所持する
   魔力資質は『A』だが、レアスキルを使用した際の戦闘能力は『S』級でも上位クラスとされる
   登場時にて、戦闘の一端を出す予定なのでこのくらいで

こんな感じです。レアスキルに関しては、使い方を試行錯誤した結果、辿りついたという努力型のキャラです。
そして、オリでも完全無敵キャラはあまり好きではない(趣味が変わったので)ので、レアスキルにはデメリットも付加させます。

※士郎のデバイスはどんな性格に、心をもたす予定ですか
こちらは現在考え中です。士郎の性格上、しっかりとした人格にする予定です

※やはりどこの小説でも母は強しなんですね(ふたりとも士郎君の本当の母親ではないですが
士郎は叱っても直らない困ったちゃんなので、これくらい強くないといけないのではないかと思います

※エリオ、キャロ、ヴィヴィオ視点で『士郎の六課でのとある一日』とかやったらおもしろいですかね
すごい面白そうです。ネタの提供感謝です

※案外、大人より子供のほうが士郎のゆがみを直せるかも
いや、逆に士郎の思想が子供に行ってしまう・・・そうなったら、もう大変ですよ。

※イイヨーイイヨー無理しないでね
了解です。無理しない程度に、急いで更新したいと思います

※小さなころよくある『パパのお嫁さんになってあげる』イベントをヴィヴィオが士郎にしたらどうなるんだろう
やるとしたら、その時は大人Verの存在は知られていない時なので、嫉妬攻撃はないでしょう。問題は大人Ver降臨した後でしょうね

※ここの士郎君の女性関係の守備範囲はどんだけひろいんですか
具体的に言うと、セイバーとできちゃうということです・・・やばい。stsじゃロリ組(ヴィータ、リィン、アギト、キャロ、ルーテシア、ヴィヴィオ(幼女Ver))以外は全部守備範囲だ!?

以上です。感想ありがとうございました。





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