魔法少女リリカルなのは Crossing of the Fate
Stage17「突入」

side - Emiya Shirou -

俺は告げた。

だが、すでにプレシアは俺の言葉では止まらないだろう。

余命幾許もない状況。加えて、もう時空管理局に攻撃をしている。

もう言葉では止まらないのだ。

「・・・言いたい事はそれだけかしら?」

その声は笑っていた。

隠しようがないほどに笑っていた。

だが、俺は知っている。

人間は真に怒ると最初に笑うということを。

「・・・あなたが使う魔法には興味があったけど・・・」

そして、言葉を切り。

俺を思い切り睨みつけられた。







「塵も残さず消し飛ばすわ・・・ガキが!!」







憎悪の視線だ。

これほどまでに強い憎悪は本当に久しぶりだ。

・・・だが、同時に狙い通りでもあった。

そして、モニターは消えた。

「よし・・・これで俺が殺されるまで、ジュエルシードが使用されることはないな」

そう言うと、アースラスタッフ全員が唖然とした。

「・・・あなたは・・・言っても無駄ね」

リンディさんが心底呆れたような口調をした。

・・・流石に今回は言いたい事はわかる。

だが、問題を先送りにすることはできたのだから、勘弁してもらいたい。

すぐにでも使用できるはずなのだから、先送りにできたのだからこれでいいと思う。

さて、と。

とはいえ、あまり時間はないだろう。

流石にアースラを撃墜するような攻撃をするには入念な準備が必要なはずだ。

だからこそ、その前に攻めよう。

そうすれば、アースラは大丈夫。

そう思って転送してもらおうとしたのだが・・・

「待って」

なのはに呼び止められた。

「なのは?」

「先に私たちが先行させてください」

「いや・・・」

黙って、なのははフェイトを指差した。

つまり・・・

「士郎くん・・・フェイトちゃんをお願い」

そう言われてしまっては反論できない。

なのはたちが出て行くのを背後に感じながら、俺はフェイトと対峙した。

フェイトは立ち尽くしている。

彼女を助けてくれと言われたが、何をすればいいのだろうか。

「フェイト」

名前を呼び、手を近づけてみた。

反応は顕著だった。

ビクッと震えて、俺から離れようとした。

「・・・」

そのまま動かなくなってしまった。

・・・あれだけ暴言を聞いたんだ。無理もないか。

聞こえているかはわからないが、

「おーい・・・フェイトはどうしたいんだ?」

「・・・・・・」

沈黙である。これは重症である。

やがてポツリと口を開き

「わたし・・・人形」

「てい」

俺はフェイトの額にデコピンをかました。

「きゃっ」という可愛い悲鳴が聞こえるので、完全に心を閉ざしたみたいでなくて一安心。

「な、なにをするんですか?」

「こっちの台詞だ。自分で自分を追い込む娘にちょっとしたスキンシップと言う名のお仕置きをプレゼントだ」

なのははこれを見越したのではないかと思う。

戦って、フェイトの性格を掴んでいたのだろう。

・・・でも、人選ミスだろう。俺よりもなのはがやった方が効果が高いと思うぞ?

「でも・・・母さんが・・・母さんは私のことを人形だって」

「・・・うーん。そうかもしれないけど、さ。俺もなのはもフェイトのことを人形だなんて思ってないぞ」

これは絶対だ。

「でも・・・私はお母さんに認められたかった。だけど・・・」

フェイトにとってプレシアは唯一血の繋がった家族だ。

無論、フェイトにはアルフがいたし、育ててくれたリニスがいた。

でも、最も甘えたかったであろう人物には拒絶されていた。

今まではそれを言葉では伝えられていなかった。だが、今回伝えられてしまった。

フェイトにとっての目標は・・・プレシアにとって何の意味も成さないものであることが。

その絶望は・・・アイツと同じなのだろう。

あの赤い弓兵が抱いている絶望・・・それと似たようなものなのだろう。

たった一つ求めたものが届かない・・・なるほど。似てる。

俺がフェイトを救いたいと思ったのは、無意識のうちに感じたからなのかもしれない。

「フェイト・・・おまえにとって、プレシアはどんな存在なんだ?」

「・・・え?」

ならば、聞こう。

フェイトの想いは無駄になんかさせない。

たとえ、フェイトが望む答えじゃなかったとしても・・・それでも、新しく前に進むことができる答えに辿りつけるように。

「プレシアの答えは―悲しいけど、嫌いということだ」

フェイトが辛そうに頷く。

「だけど、それはプレシアの答えであってフェイトの答えじゃないだろ?」

フェイトは頷いた。ならば、聞こう。

「もう一度聞く。フェイトにとって、プレシアはどんな存在なんだ?」

俯いて表情は見えない。

きっと思い出しているのだろう。

それはアリシアの借り物の記憶かもしれない。

だけど、そこに価値を見出したのはフェイトだ。

なら、その想いは無駄なんかじゃないのだから。







「・・・わたしは・・・母さんのことが・・・・・・好き」







涙をこらえようとしているのだろう。震えている。

少しでも、落ち着けるように、手を握る。

「母さんに嫌われていても・・・わたしは・・・好き。認めて・・・もらえなくても・・・」

「ならいい。それがフェイトの気持ちだろう」

強く握る。

落ち着けるように

「確かにフェイトの望む形にはならないだろう」

「・・・」

「でも、フェイトの気持ちがそれならそっちの方がきっと大事だ」

両手で優しく、だけど強く握る。

「望んだ形ではないかもしれない・・・だけど、そこに行こうと歩いた道のりは決して無駄じゃない」

俺は伝える。

この言葉はきっと自分にも当て嵌まる。

「間違いでもない。フェイトが歩いた道は・・・決して」

啜り泣きが聞こえる。泣いているところは他の人に見せたくないかもしれないから、俺はフェイトを抱きしめる。

「フェイトが頑張ったことは・・・きっと誇れるものだから」

泣きながら、フェイトは頷いた。

たとえ否定されても・・・結果、報わなくても・・・そこに行くまでの歩いた道のりは嘘ではなく。

俺もそう信じて歩いている。

フェイトが選んだ答えが俺と同じじゃなくても・・・後悔しないように歩いてほしい。

それが・・・俺の答えだから。

「わたしは・・・まだ言ってない。でも・・・」

「でもじゃない・・・幸いなことにまだプレシアはいる。俺も決着をつけるために向かう。フェイトはどうする?」

フェイトは戸惑いながら・・・しっかりと頷いた。

そうして、フェイトは頷いてなのはたちのところに向かった。

さて、と。

「リンディさん」

「なにかしら?」

「楽しそうにエイミィさんに録画を指示するのはやめてもらえません?」

「あら」

困ったように苦笑していた。

・・・まぁ、いいや。

「あの・・・詳細は後でお話するので、聞いてほしいことがあるんですけど・・・」

とりあえず、アリシア・・・

(あ、あたしの名前はネフェルで教えておいてね)

ということでネフェルのことをリンディさんに教えておいた。







interlude







私たちは今プレシアさんの元に向かっている。

襲い掛かってくるのは、魔法で動いている鎧。

一対一ならそう苦戦はしないけど、それでも数が多すぎる。

それに・・・

「・・・この鎧に再生能力なんてあったのか?」

アルフさんの疑問の声。

そう。それは私たち全員が思っている心の声だった。

「たぶん・・・プレシアがジュエルシードの魔力を使って即座に再生させているんだろう。

クロノくんは冷静にそう判断した。

本当に制御してるんだ。

「突破する・・・!?」

クロノくんの指示が飛ぶ瞬間、辺りに雷が落ちた。

「これは・・・フェイトのサンダーフォール!?」

良かった・・・フェイトちゃん。元に戻ったんだ。

そうして、舞い降りた姿はとても頼もしく見えた。

「遅くなってごめん」

「いいよ」

フェイトちゃんはそれでちょっと俯いて、顔を上げた。

「なのは」

「なに?」

「あのね・・・し、士郎のことなんだけど・・・」

言い辛そうにしているけど、不思議だなぁ。

何を言おうとしているのかが分かるよ。

「フェイトちゃん・・・士郎くんのことに関してはライバルだからね」

「そ、それでなんだけど・・・その・・・厚かましいかもしれないんだけど・・・友達になってくれると・・・嬉しいな」

それに対する回答は決まってるんだよ、フェイトちゃん。

戦い始めてから、わたしはずっとフェイトちゃんの友達になりたかったんだから。

「いいよ。フェイトちゃん。友達に・・・そして、一緒に戦おう」

頷いて、そして先を見据えている。

・・・やっぱり士郎くんを残してきて良かった。

フェイトちゃんには一番の特攻薬・・・?

あれ?

「ねぇ・・・士郎くんは?」

「え?・・・転送して少ししたら合流したはずなんだけど・・・?」

フェイトちゃんも首を捻っている。

・・・!?

「ま、まさか・・・一人で先に行った!?」

「ど、どうやって!? お母さんが何処にいるかわからないはずだよ!?」

interlude out

さて・・・ネフェルの案内で俺はと言うとプレシアのところに向かっている。

ガーディアンがいるみたいだが、干将・莫耶で斬りながら先に進んでいる。

「わかるのか?」

「うん・・・地下の大空洞かな」

あそこなら、侵入してきても一番遠いはずだし。と、呟いている。

そして・・・

ネフェルの案内は止まる。

「お母さんはアリシアと思い出をたくさん作りたかったの・・・外は昔の草原をモチーフにしていたし」

「・・・」

俺にはプレシアの絶望はわからない。

だが、たった一人の肉親であり、それを失う。

それがどれだけ辛いことかは想像するしかない・・・

そして、その想像は間違っているのだろう。

俺はフェイトとの交流を主にしているが、アリシア本人との記憶はない。

だから、どうしてもフェイトを主眼においてしまう。

俺たちとプレシアの線はもう交わらない。







interlude







ジュエルシードを試作制御装置から二つを残して外す。

結局のところ、数が少ないから暴走させなくてはならない。

あの人形は役に立たなかったと嘲笑う。

だが、強制転移させたジュエルシードのお陰でこれを行うことができる。

「・・・ようやく、わたしの願いが叶う」

アルハザード・・・全てを取り戻す。

そのためにわたしは全てを犠牲にした。

本来なら、そんな夢物語は一笑に付すが、確信がある。

だって、わたしの目の前に現れた・・・来たか

「遅かったわね」

「これでも急いで来たつもりだがな・・・プレシア・テスタロッサ」

さぁ、最後だ。

わたしの心残り・・・この目の前のガキを消し去る!!







interlude out







素晴らしい憎悪の視線だ。

はっきり言って、視線に力を宿すことができるのならば、俺はこれだけで3度は死んでるかもしれない。

「貴方だけは始末するわ・・・人形の始末よりも優先する」

「それはありがたい」

本心から思う。

もうはっきり言って時間がない。

ネフェルは退避してもらった。

戦いが始まったらフォローは出来ないだろうし、何よりも母親との戦いを見せるわけにはいかない。

「――投影開始」

黒鍵を持ち、構える。

プレシアのデータは少ないが、恐らく遠距離からの圧倒的な魔力による殲滅戦だ。

そして、始末という言葉から分かるとおり、確実に非殺傷設定など付けていないだろう。

プレシアが手を翳し







轟―! という音が響いた瞬間、俺の体は動いていた。







右に飛びながら、右足を軸に1回転。そのまま反動で黒鍵を投げる。

恐らくプレシアはジュエルシードの魔力によって誰よりも堅い障壁を使っているのは間違いない。

だからこそ、全身の反動を使ったこの投擲が必要だ。

投擲するは3本。

1本目――難なく防御される。

2本目――1本目と同じく。

3本目――鉄甲作用が付加されている黒鍵は少しだけ後方に弾き飛ばしたが、無傷。

プレシアは驚き――そして、嗤った。

その嗤いを見た瞬間、俺の体は咄嗟に後方に飛んだ。

瞬間、俺がいた場所に雷撃が落ち・・・そして、電撃が拡散された。

「――っ!?」

聖骸布を羽織っているため、背中で受ける。

だが、ダメージは緩和されたが、若干だが痺れが広がってしまう。

(・・・これは喰らうとまずいな)

通常のなのはの魔力弾なら、そこまで深刻ではないが、これは電気・・・つまり身体が痺れるのだ。

ある程度の痛みだけならまだマシだが、痺れてしまうと身体が動かなくなる。

長期戦はまずい。

「完全に魔力の漏れは消したはずだけど・・・回避するなんてね」

「なら表情も消すのだな。バレバレだ」

とりあえず、心理的に攻める。

これで少しでもそっちに注意が向いてくれれば、活路が開けるかもしれない。

「関係ないわ」

そう言って、宙に浮かぶは雷の槍。

それはフェイトのファランクス・シフトを思い出させる。

だが、フォトンランサーで行われるはずだが、サンダーレイジのように大きくなり目に見えるだけで50本。

これよりも驚異的なものを見ていなかったら、正直足が震えていただろう。

「――投影開始(トレース・オン)

だが、俺はあの英雄王の『王の財宝』を見ている。

それと比べると1ランクどころか2ランクや3ランクは落ちる。

「――工程完了。全投影待機(ロールアウト バレットクリア)

こちらが投影するは、神秘が詰まった。だが、無銘の剣。

これでは打ち落とせないが・・・それでも軌道を逸らすくらいはわけはない。

「あんたの歪んだ想いを・・・俺は砕く」

そうして、俺は突っ込んだ。







interlude







ロストロギアを制御したオーバーSと互角に戦う。

とはいえ、なんとか防いで間隙を縫って攻撃しているだけか。

だが、脅威だな。

我々が知っている全ての魔法とも合致しない。

なぜ剣の形にしているのかも解せないがな。

だが・・・それよりも驚くべきことかもしれないが

「どう見ても、外見年齢と戦闘経験の深さが一致しない」

あの後、大量の剣――ソードバレル・フルオープンと言ったか――は雷の軌道を逸らしていた。

ここまでも驚嘆すべきことだが、それよりも当たる雷を目で把握し、それのみを逸らした。

そして、黒白の双剣を投擲した。

同じものを幾度か投擲した後、それが引き合うようになった。

魔法の原理でも似たようなことはできるだろう。

だが、それを時限式にして尚且つ相手の動きをコントロールした上で操作する。







何よりも問題なのは女の障壁を貫通したことだ。







それほどの攻撃を持っていながら、その後も基本は変わらずだ。

女が仕掛けた攻撃を子供は捌き、間隙を縫って攻撃する。

それのイタチごっこ。

両者とも相手に傷を負わせている。

女は回数こそ少ないが、一撃が強力無比であり、少年は数で相殺していた。

だが、どちらが勝つかはまだわからない。特に少年は攻めた瞬間に敗北するだろう。俺はそう確信している。







interlude out







一撃でも撃ち洩らしたら俺はやられる。

そう肌に感じる。

相手の攻撃は明らかにオーバーキルだ。

干将・莫耶で防御または回避しながら思う。

相手の攻撃は正しく必殺。訓練やフェイト、クロノの攻撃を受けたからこそ分かる。

この攻撃の重さは明らかにおかしい。

一撃一撃が速く、重い。セイバーの訓練(手加減した状態)並みかもしれない。

だが、それよりも遥かに問題なのが・・・

(痺れる・・・!?)

当然といえば当然だが、これは電気なのだ。

干将・莫耶で防御すればするほど、俺の手は痺れていく。

このままならば、負けは確実・・・

だが、俺は今も持ち堪えているという事実こそがプレシアの実戦経験の少なさを表している。

つまり『雷』属性でなのはと同じ誘導操作弾を使えば、それだけ俺は回避が困難になるはずなのだ。

だが、今も使う様子はなく、ただただ薄く嘲笑っていた。

(そう簡単には・・・やられない!)

こちらも宝具で打ち合いをすれば勝ちは必定だが、それはできない。

取り押さえることが俺の目的だからだ。

「火葬式典!」

黒鍵を投げ火を起こす。

プレシアの視界は悪くなり、そして狙いが雑にする。それが目的だ。

炎を突き破り、雷が奔る。

それを黒鍵で地面に突き刺すようにして、狙いを逸らす。

だが、威力は明らかに凄まじく、庭園を破壊するのだ。

足場の崩れを利用して、さらに黒鍵を投擲して、体勢を整える。

現在、膠着しているのは

プレシアの戦闘経験が少ないため、そして俺自身の戦闘経験が噛み合っている結果なのだ。

俺の戦闘経験は常に格上を想定しているため、大威力の攻撃に慣れている。

プレシアはその俺の経験に近い形で攻撃している。

だからこそ、極めて不安定にも膠着している。

こちらが崩れるのが早いか、相手が崩れるのが早いか。

二つに一つだ。

「・・・舐めているわね」

プレシアの呟き。

プレシアもすでに汗が浮かんでいる。

先程の干将莫耶の時に悟ったのだろう。







俺の攻撃は障壁を貫通するということに







「別に舐めちゃいないさ」

「・・・殺す気はないと言う気?」

「ああ」

歯軋りが聞こえる。

こちらに不利な状況なのは確かだが、それはプレシアにも跳ね返るのだ。

このままならば、確かに俺はプレシアを拘束できるという確信がある。

「あんたは研究の人間だったらしくて、戦闘経験は少なそうだしな」

「だけど、一撃当たれば貴方も死ぬわよ」

「そうだな・・・だが、それはそちらもだろう」

そうだ。いまプレシアは気付いた。

確かに俺はプレシアを殺そうとは思っていない。だが、一歩間違えれば死んでもおかしくないのだ。

俺の手元が狂えば、プレシアは死にかねないのだから。

「それにな。俺は非殺傷設定なんて機能はないところで戦闘していた。だが、あんたは違うだろう」

「ふん・・・だとしても、魔力は尽きないわよ」

「そうだな・・・だが、それを使う体力は著しく減るだろう」

「・・・・・・・・・」

「さらに言うと、死ぬかもしれないということをお前は知った。その状態で今までと同じような反応ができるかな」

魔力が有り余っていても、体力がなくなればいずれ判断力の低下により捕まるだろう。

戦いとは本来それほど神経を使うものだ。

まして、プレシアは病気の身体を押して使っている。

ジュエルシードである程度回復していても、結局それも制御できなくなり終わってしまう。

この場で突入したメンバーが一人でも来れば、持久戦に持ち込んでも詰みだ。

結局のところ、プレシアは誰よりも優れた魔導師だが、数に負けるのだ。

「・・・なるほど。そうかもね」

「負けを認めろ。どのみちあんたに勝ち目はない」

「ええ・・・でもね・・・あなたを倒せばフェイトと白い少女は動揺する。そして、その後使い魔二人も動揺する」

そうかもしれない。

だが、プレシアの狙いは荒く、攻撃も点ではあるが線ではない。つまり、フェイントがない。

攻撃の範囲こそ広いが読みやすいのだ。

生半可なことではないが、防御に専念すればなんとかなるはず・・・

「認めるわ。確かにあなたは強くて防御も堅い。すぐに当てるのは難しい」

「そうか・・・」

「けどね・・・貴方には傷がある」

俺は怪訝な表情を浮かんだのを見て、プレシアは嘲笑う。

「わたしがフェイトに何もしなかったと思うの?」

「な・・・に?」

フェイトに何か仕込んでいたというのか?

「フェイトを捨てることはすでにあの時点で決定していた。だけど、愚かにも刃向かう可能性があった・・・だから!」

「何を・・・何をした」

「安心と言っていいのかしら? ジュエルシードの回収のためにも、能力を減じるかもしれないことはしなかった」

そうして、俺の背後を見て







「でもね・・・どこでもフェイトがいることをわかるようにして・・・」







感じるのは二人の気配・・・そして、二人の上空にプレシアの魔力を感じる。

「一度だけ・・・わたしの合図で・・・フェイトを殺せるだけの・・・」

俺は後方に飛んだ。間に合え!

「雷撃が落ちるようにしておいたわ」

その言葉を認識する前に、俺は吹き飛ばされた。







interlude







私たちはお母さんのところに向かっていた。

士郎とお母さんの戦闘の余波が、動力炉までの道を作ったので、それに合わせて砲撃したから壊せた。

あとは止めるだけ・・・

そう思って、私たちは到着した。

だけど、いきなり士郎が魔法を受けてしまうのを私たちは見てしまった。

士郎が吹き飛ばされたのを見た瞬間、わたしたちは駆け出そうとした。

その瞬間を狙って、広範囲に雷が舞い落ちた。

なのはが障壁を張ったけど、いくつかは貫通・・・!?

「「きゃぁぁぁぁっ!」」

痛い・・・凄く痛い・・・!?

あれだけの広範囲だ・・・きっと士郎にも追撃の意味も篭っていたはず・・・!

「あはははは・・・フェイト。やっぱりあなたは出来損ないね」

お母さんの嘲笑が響く。

他は何も聞こえない。わたしは・・・また士郎に・・・

「貴方がこなければ、そこの子供は勝っていたかもしれないわ・・・それに白い少女も傷つかなかったでしょうね・・・やっぱり出来損ないね」

ま、まだ士郎もなのはも生きてるから。

だ、だから・・・

「目障りね」

そう言って、なのはの『スターライトブレイカー』以上の砲撃がわたしとなのはに放たれ・・・

なぜか、突き飛ばされていた。

「ぐぅっっ!!?」

士郎がまた吹き飛ばされている。士郎がわたしたちを助けるために・・・

なんで!? なんでなの!?

「フェイトの・・・ことを・・・出来損ないとか、人形とかいうな」







interlude out







本当に・・・人形とか、出来損ないとか・・・しつこいんだよ。

フェイトに目で合図を送る・・・お前の気持ちを伝えろと込めたつもりだ。

その瞬間、またプレシアの攻撃が飛んできた。

吹き飛ばされ、フェイトが叫んだが、俺は力を込めてフェイトを見た。そうして、決意を固め見据えるフェイトの姿があった。

「お母さん・・・わたしはあなたの娘です・・・」

フェイトの説得がよく聞こえない。

プレシアに伝えようとしているのはわかる・・・

そうして、俺の感覚にプレシアの魔力が高まるのを感じた。







「くだらないわ」







そう言って、魔力砲が放たれる。

フェイトはそれを避けて・・・

「わかりました」

「そう・・・消えなさ」

「止めます」

「・・・なに?」

「止めると言いました・・・あなたに何を言われようとわたしはあなたのことが―『プレシア・テスタロッサ』―のことが大好きです」

そう言って、フェイトはプレシアを見据える。なのはも立ち上がった。

「大好きなあなたが・・・世界を滅ぼすなんて認められない・・・だから」

「フェイトちゃんは・・・人形なんかじゃない・・・わたしの大事な友達だから・・・それを認めてもらいたいから」







「「だから、あなたを倒します!」」







プレシアは冷酷に見据えて

「・・・黙りなさい」

攻撃は放たれた。

二人はそれを回避して、戦闘が始まった。

「ディバイン――!」
「サンダー――!」

砲撃が放たれる。若くして『AAA』ランクの二人が同時に放つ砲撃魔法。

それを片手で防ぎながら、プレシアは雷を圧縮して放つ。解き放たれ、黒い雷はドーム状に広がる。

その破壊力に二人は戦慄するが、勇気を出して攻撃する。

なのはの誘導操作弾が――フェイトの直射型が――プレシアに襲い掛かる。

だが、それを難なくプレシアは防御して、放たれる無数の矢。

なのはも、フェイトも、よく防御し、避けているがそれでも能力差は圧倒的だった。

確実に魔力も体力も削られる中、同時攻撃を仕掛けようとした瞬間、突如空間が爆発した。

二人は吹き飛ばされた。

「あははは・・・少しは楽しんだわ・・・消えなさい」

・・・俺の目の前でまた・・・何かが消えるのか・・・いやだ!

「『――――熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)

力を振り絞り、ロー・アイアスを投影する。

やはり、宝具の方が強いようだ。

「・・・お願いだから・・・もう立たないで・・・士郎くんは・・・立っちゃダメ・・・」

なのはの掠れた声が響く。

「・・・お願い」

力なく呟くフェイトの声が届く。

「うるさい・・・もうちょっと・・・人を頼るべきなんだよ・・・おまえらは」

すごいやつらだ・・・こんな状況でも、他人にそんなことが言えるなんて・・・俺が言えた義理じゃないけど

でも、その願いは俺には届かない・・・

「ははは・・・そんな人形に命を賭けるなんて本当にバカね」

「てめぇ・・・!?」

気力に反して体が上手く動かない・・・熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)で魔力もやばいか・・・

でも、嫌だ・・・俺はプレシアを止める・・・

「いいから! わたしは人形って呼ばれてもいいから! だから・・・立たないで」

くそ・・・悲痛な叫びをするんじゃない。

そんな声を出させてるってだけで、色々と折れそうになるんだから

・・・だけど、俺は折れてない。

「バカな子ね・・・まぁ、あなたはどの道死ぬわ・・・」







「そうでしょうか?」







そう言って、最近使い魔にしたあの猫の声が響いた。

「・・・リニス!?」

「ご主人様を置いて帰るわけないでしょう?」

「・・・戻れって・・・言ったぞ?」

「戻りません。例え、命令違反だとしても最後まで見届ける義務はありますから」

そのまえに・・・関わるつもりはないって言わなかったか?

それと口調がいつもと違うと思ったが、リニスの真似でもしてるのだろう。

なんだかんだで母親と妹が心配だったようだ。

「・・・今日は驚くことばかりね・・・で、あなたの今の主人はそこの子かしら」

「その通りです」

「ふむ」

圧倒的な魔力をそのまま砲撃にした。

だが、俺の使い魔であるネフェル―いや、アリシアは―

「はっ」

シールドを展開して、射線を逸らした。

「・・・なるほど・・・今のを防ぐなんて本物かもね」

どうやら、偽者かもと疑っていたようだ。

まぁ、当然だが

「・・・やっぱり凄いですね・・・士郎・・・勝てますか?」

「勝つ・・・さ」

「なら・・・私は二人を防御します」

そうだ。誰に何と言われようと負けない。負けるわけには・・・いかない。

「り、リニス・・・止めて! 士郎が死んじゃうから!」

「・・・それは無理です。士郎は・・・例え死ぬと分かっていても、理想を進む人です。だから・・・私は信じるだけです」

全く、使い魔なのに人使いが荒く・・・同時に嬉しいことを言ってくれる。

「そうだな・・・俺は・・・」

思い出すのはあの日のこと

親父から夢を託され・・・俺は今日まで歩み続けた。

そして、それはこれからも変わらない。







「なのはも・・・フェイトも・・・プレシアも・・・全員を救うと決めた・・・」







だから、何度でも言う。

「あんたのその想い・・・それを俺は砕く!」

そう言って、今までで一番冷酷な笑みを浮かべて

「ふん・・・そうね。あなたの願いを一つだけ叶えられるでしょうね」

プレシアが言う。俺を嫌悪の表情で見ている。

「フェイトよりもあなたの方が人形ね・・・しかも出来の悪いブリキ人形」

かもしれない。

俺の理想は借り物だから・・・

(くそ・・・もう魔力も体力も限界・・・か)

遠坂にも使うなと言われたあの機能。

いよいよ使う必要が出てきたようだ。俺は説明された時のことを思い出す。







「いい? 士郎・・・その機能は人間であるはずのあんたの力をサーヴァント級にまで無理矢理押し上げるものよ」

俺は頷いて、同時にそんなことまで可能にした遠坂を改めて尊敬した。

「だけど・・・本来人間にサーヴァントの力は耐えられるものじゃない・・・使い終われば、半分以上の確率であんたは死ぬわ」

やっぱりそんな上手い話はなかったか。

「・・・本当はそんな機能も付けたくなかったんだけど、あんたは勝手にトラブルに首突っ込むでしょ
 逆に考えようによっては、限りなく死に近い状態から50%近く生存できる可能性が上がるんだから感謝してよね」

そう言ってはいたが、絶対に使うなと目が語っていた。

その目は何者よりも真剣で、遠坂が俺の身を心配していることは明白だった。

「約束はできないが・・・使わないように努力する」

「・・・わかったわ」







ごめん・・・本当にごめん。

こんな返答しかできず、今使おうとしている俺を許してくれとは言わない。

だけど、すでになのはは戦闘不能。フェイトもだろう。

アルフやユーノは現状を見て、まともに動けるかは不明だ。

クロノは動けるだろうが、この世界の魔導師ではロストロギアを単体で戦闘はできないだろうからな。

それに







なのはにも――フェイトにも――そして、アリシアにもあれだけ啖呵を切ったんだ。俺が簡単に負けを認めるわけにはいかない







「消滅しなさい・・・」

翳された右手に雷を濃縮させた黒い珠があった。

ジュエルシードのパワーが大部分を占めており、途轍もない威力になるのは間違いない。

俺とフェイトを同時に消す気か・・・

「――接続開始(トレースオン)

俺の言葉と同時にプレシアの魔法が放たれた。

魔力が・・・力が・・・漲る。

放たれた魔法弾を両手で掴む。

「な!?」

プレシアの驚きの声。

そして、濃縮された雷が解き放たれようとしているが、俺は

ただ、魔力を振り絞ってそれを握りつぶした。

何も小細工せずに

「プレシア・テスタロッサ・・・」

プレシアは先程のファランクス・シフトを放つ。

俺はそれをガードせずに立ち尽くす。

効かないことは分かっている。

今の俺は一時的にだが、サーヴァント並みの出力だ。

当たっても掻き消されるのみだ。

「あ・・・ありえない・・・」

プレシアの驚愕の声が辺りに響く。

魔法を知り尽くしているからこそ、プレシアは驚愕している。

前に一歩歩き出す。

魔力が立ち上る。いや、わざわざ確認するまでもなく圧倒的と言っていい魔力だ。

そして、それは俺の身体全体を包み込み、傷が癒え、魔力に満ちていく。

「あんたに勝ち目はない・・・退け」

「・・・ふざけないで! 今のあなたの魔力が強大であろうとも」

プレシアもジュエルシードの力を利用して、魔力をひねり出す。

いや、庭園も揺れた。

ということは、この庭園に残存している全ての魔力を吸っているようだ。

庭園の魔力が無くなれば、どのみち全員生きて帰れないだろう。

ならば、隔離すればいい。







「――――I am the bone of my sword.(体は剣で出来ている)







俺が使える唯一つの魔術。それを使おう。

プレシアは詠唱に気付き、魔法を放つ。だが、それは意味を為さない。







「――――Steel is my body, and fire is my blood(血潮は鉄で  心は硝子)







本来、俺の投影はこの魔術の劣化品。







「―――I have created over a thousand blades.(幾たびの戦場を越えて不敗)
 ―――Unaware of loss.(ただ一度の敗走もなく、)
 ―――Nor aware of gain(ただ一度の勝利もなし)







投影だけじゃない。強化も解析も







「―――With stood pain to create weapons.(担い手はここに独り)







この魔術の劣化品。







「―――waiting for one's arrival(剣の丘で鉄を鍛つ)







己の世界を







「――I have no regrets.This is the only path(ならば、    我が生涯に 意味は不要ず)







現実世界に投影させる







「―――My whole life was “unlimited blade works”(この体は、         無限の剣で出来ていた)







『固有結界』――魔術の一つの到達点だ。

炎が奔る。

俺を中心として奔り、それは広がった。

赤い荒野。そして、地面に突き刺さるは古今東西全ての剣。その贋作。

「なんなの!? これは!?」

プレシアもなのはもフェイトも――いや、おそらくモニターしているアースラのメンバーも驚愕しているだろう。

「『固有結界』―術者の心象心理を現実に投影させる・・・魔術の奥義にして禁忌」

そう言って、俺は一つの剣を手に取る。

「あなたは・・・世界を作り上げたと言うの!?」

「そうだ・・・これが俺の心―俺の世界。あの詠唱通り・・・孤独なこの場所で鉄を鍛つ者」

左手を上げる。

呼応するかのように左側に存在する剣が全て地面から離れて浮いた。

「驚くことはない。この場にある全ては贋作・・・本物には及ばない」

右手を上げる。

呼応するかのように右側に存在する剣が全て地面から離れて浮いた。

「だが、偽物が本物に叶わないという道理はない。本物が相手だったとしても、その存在を叩き落とそう」

プレシアを睨みつけ、最後の台詞を吐いた。







「いくぞ――大魔導師――貴様の魔力は充分か?」







俺の体の中からギシリという音が響いた気がした。







魔法少女リリカルなのは Crossing of the Fate Stage17「突入」 End
Next Stage 「終わりと始まり」







タイガー道場







※注意書きはもういらないよね?





イリヤ:良い子のみなさん・・・タイガー道場の始まりです。

大 河:もう最終回も近いので、今回はスパスパ行きます。

イリヤ:というわけで、士郎のスパロボ的ステータスを見たいという方がいましたので、早速公開したいと思います。

衛宮士郎          射撃 134  格闘 137  防御 134
                回避 175  命中 173  技量 145
特殊技能         集中力  見切り  カウンター LV8 援護防御 LV3 ガード
精神コマンド          LV SP
            必中   1 15
            不屈   1 10
            ド根性  8 15
            鉄壁  15 15
            熱血  19 40
            気合  27 35
総評:基本的になのはの精神コマンドに似ているが、戦い方といい結構似てると思ったので。
   特殊技能がすでに5個埋まっているのは戦闘経験の賜物だが、見切りとガードが重複しているのはらしいと思ってます。
   使用に当たっては、射撃か格闘どっちかを徹底的に成長させると使い易いと思います。見切りを削除すると使い易い。
   あと、士郎の本領は宝具の使用にあると考えているため、圧倒的に能力は高くしてません。

イリヤ:こんな感じですね。

大 河:あくまでも作者の脳内設定ですので、異議があったら言ってください。

閉幕・・・





イリヤ:・・・って!? あ、あっさりと終わりすぎじゃないっすか!?







閉幕ったら閉幕

後書き

(これを書いている時点で)前回の修正から約2週間

GWで書き溜めたいと思ってるけど、できるのでしょうか?

予定が不明瞭なiseizinです。

というわけで15話の拍手(後半)から返信を開始します。

15話の前半に関しては、16話の修正版の後ろに掲載しています。

何せ、感想掲示板でもアリシアさんについて反響が凄かったので、今回は多いだろうなぁと思ったことと単純に拍手が多かったため
分割しました。

あらかじめご了承ください。

※ヴィヴィオに「将来の夢は何?」って聞いたら、「(士郎)パパのお嫁さんっ!」っていいそうだなあwww
言うだろうなぁ・・・最終的に諦めちゃうと思っていますが、どうなることやら

※機動力で問題が出るけど、Stsでも超遠距離からカラドボルグやフルティングそれだけで終わらなくもない?
終わりますが、士郎は人殺しは極力避けるので。あと、もしstsまで行くなら、リミッター付けたいと思います。

※なのは達が親公認で重婚可能な次元世界に士郎の戸籍を移して、全員で迫りそうだwww
もういっそのこと個別編をifにして、ハーレム編にしちまうかと思った私はやばいでしょうか?

※幼女(アリシア)登場ですか・・・いい仕事してますねw あと士郎・・・・・幼女に溺れて溺死しろw
もう溺れてます。まぁ、うちのアリシアことネフェルさんは成人女性ですけどね

※クロノ・レザー・バレットに続く第二弾、ユーノ・レザー・バレット(フェレット型と人型の二種類)
ユーノくんだとすり抜けないでしょうか?(待て)

※つまりチンク(ナンバーズ)は襲撃時、個人的理由で士郎を持ち帰りしようとして六課と対立する? その時に迂闊な一言で総攻撃を受ける士郎が見える
考えている通りだと、stsは原作通りにはいかない・・・というか、スクライド(アニメと漫画)みたいに凄く変わっちゃいそうな状態です。

※今回も良い感じでgood!!!
※いつも楽しみにしています、これからも頑張って書き続けてください。
※忙しそうですが、完結目指して頑張って下さい。
※とりあえず面白い!!この一言につきますな♪
※いつもたのしみにみていますめげずに頑張ってください
※iseizinさん、今日一気に読ませていただきましたが、素晴らしいの一言に尽きます!
ありがとうございます。楽しみにしてもらえると本当に励みになります

※拍手の返事を見て思ったこと、ユニゾン中に固有結界使ったらどうなるんだろう?結界内に雪でも降るか?
別のSSで似たような描写を見たことがあります。クロスが違いますが・・・どうしましょう?

※アリシアやリインT参戦してくれるのを期待していたり・・・。この二人に救いの手を。
アリシアさんは16話であんなことになっちゃいました。リインTはどうするべきか・・・

※士郎君、老化が遅延されている君ならばヴィヴィオだって手が出せるはずださあ言おう、体はエロでできている
色々とヤバイですね。士郎はこれからも獣道を邁進します

※iseizinさんへいつも楽しく拝見させて頂いている者です。私は携帯から拝見させて頂いているのですが、掲示板の小ネタが携帯の容量をオーバーしてしまうため見れません。どうか、簡単なあらすじでいいので 次回の本編の終わりにもあらすじを書いて頂けませんか?どうかお願いします。
現在、掲載している小ネタのあらすじは下記の通りです。

1.士郎の魔法習得編
士郎はバインドを習得し、なのはとの模擬戦に挑む。士郎の魔法の才能がよくわかると思います。
2.フェイトについて
とある日の昼食時、フェイトに士郎の言うことならなんでも聞いているのではないかという話が出て、士郎はフェイトにある命令をしました。フェイトが士郎に対してどれだけ忠誠が高いかが良く分かります。
3.シャマルとの場合
ある日のこと、八神家でいつものようにメシ使い(誤字にあらず)をしている時、シャマルの家事能力で事実が明るみになります
4.キャロの場合
ある日の平穏な日に、キャロがやってきて、エリオがまた女の子をひっかけたらしい。士郎はアドバイスをします。エリオの女性関係の一翼がわかります。
5.お仕置き編
いつものように3人娘が演習場をブッ飛ばしたので、士郎は女の子にとって致命的なお仕置きをしました。

こんな感じですね。

※突発的に思いついたネタですけど、士郎が突然、元の大きさ迄戻るなんてことないですかね? コ○ンみたいに。そこで更にフラグ乱立させる。なんてのはどうですかね?
デッドエンドに直行するのが、目に浮かびます。プロットを考えてみたいと思います。

※基本的に凡人 それが士郎。そして、努力でカバーしてようやく人並み....悲しい現実だぜ士郎。
凡人ですが、なんとか頑張ってます。現在は経験や相手が苦手な距離で頑張って勝っているのが現実です

※To a you sideとクロスさせるとどうなるか少し気になるところです。
基本的に両方とも重複してるところがあるから難しいですね。違いがあるとすれば、レアスキルに値するものが戦闘向きであるということですかね

※ちくしょぉ!図書館だしはやてだと思ったら アリシアだったぁはやて分プリーズ!まあ面白いから良いけど
はやてさんはA’s編で頑張ってもらいましょう

※いっそなのはに大剣のデバイスを持たせて「これが私の全力全開…『星薙の太刀』!!」
なのはさんの運動神経で撃てるのでしょうか? 予想するに士郎がミッド魔法覚えたときと似たようなことになりそうです。

※確かに続きは気になりますが、無理はしなくていいと思います。これからも頑張ってください。
GWの予定は未定だけど、3日間は確実に休みだから、書き溜める予定です。

※小ネタのフェイトが実にかわいいです。和むなぁ・・・。
和みますか。確かに書いてて一番楽しかった。

※リンディ茶ですけど以前知り合いに飲まされたことがありますがじつわそれほどまずくはありませんよ(笑) 考えてみたら『抹茶オレ』なんてあるくらいですからそれほどおかしな飲み物じゃなんですよね。(笑)
そうなんですか・・・でも、紅茶やコーヒーの飲み方で緑茶を飲むのが許容できなかったんだと思ってください。

※ギンガが、士郎の歪みを直すのも1つの手かと思われます
直りますかね? 死にかけても直らない男ですからねぇ・・・(苦笑

※if編で凛が来る話が読みたいかも…。修羅場と嫉妬の嵐がw
たぶん、その場合血で血を洗う血戦になりそうで怖い・・・ただし、リリカル勢が18禁になってなかったら凛の一人勝ちだと思います。

※士郎はセイバーを令呪で呼ばないのでしょうか?
無理だと思います。令呪はそこまで万能じゃないので。並行世界移動なんていうスキルはセイバーにないですし

※とても面白いです。確か、固有結界内ではマナがないので(魔法)が使えないと思います。
展開を読まれてしまった・・・まだまだ未熟・・・そういえば、マナ使用するんですかね? リリカル魔法って?

※「fate unlimited codes」ってしってますか?fateの格ゲーなんですけど、 アーチャーの必殺技に無限の剣舞(アンリミテッドブレイドダンス)というのがあります。 公式サイトのムービーのラストにそれっぽいのがあるんですが、結界内の宝具を大量使用してメッタ刺しに しています。派手でカッコイイですよ。参考にされては?ぜひ士郎君に使ってもらいたいw
あそこまで派手なことができますかね? 士郎は器用なようで不器用な奴というのが私の評価なんですけど・・・とはいえ、使わせたい

※士郎、最高です。[主にボケが] これからも、自分のペースでがんばってください。
はい。うちの士郎を褒めていただいてありがとうございます。これからも頑張ります。

※フラグ立てまくりな士郎はいつかは元の世界に戻るんですかね?まぁ、そのうち赤い悪魔がきそうですが。
そこらへんは考えありです。戻るときは赤いあくまが来たときですね

※いつも楽しく読ませてもらってます。無印編では士郎の固有結界は見られるのでしょうか?
今回でついに登場。どのような結末かは次回で明らかに

※固有結界展開したところをみてみたいですが、流石に無印では無理そうですね。stsde
すいません。もう出しちゃいました。(ちょっとネタバレですが)前話での予告で分かるとおり、士郎は(最初)時空管理局側で関与しません。その理由がこれです。だから、危険なことは出し惜しみなしで行く予定です

※iseizinさん頑張ってくれ! リィンTとセイバーの士郎争奪戦が見たいです
サーヴァント最強で動いているのが、私の世界観ですから、リインでも勝てないかなぁ。とはいえ、ギャグ補正でどっちが勝つかはわかりないようにします

※タイガー、あんたやくざの娘でしょーが。それくらい倒せるだろ!ロケットタイガー号とか
世界の修正というかギャグ補正です。これには誰もが勝てません

※ここの士郎は女性関係で問題をおこすのは決定しているのでしょうか? ヴィヴィオまでも落としたらある意味さされてもしかたがないような
すでにやばいと思いますよ? なのはにフェイト、はやてにネフェルさん・・・外伝ではアリサとすずかが決定でstsはスバル、ティアナ、ギンガ、ナンバーズ(収容所組)・・・ちなみに脳内ではファリンさんも入っているのは秘密だぞ?

※士郎はstsまでにいったい何人の女性を落とすのでしょうか
現時点で、ヴォルケンが不明ですが、それでも相当数・・・上記で上げているだけで10人を楽に超えてます

※大丈夫ですぜアニキstsといえども士郎はもともと童顔で、身長が低い、その上このssでは、老化の遅延。 完璧だ。完璧のフラグゲッターだ。
ここの士郎は成長は普通ですよ。高校卒業でいきなり伸びるというようにはしてないです。ですが、童顔は変わらないのでいけるかも

※レリックヴィヴィオを士郎が調教。制御できるようになったらママと三人で誘惑?・・・アリだ! レリックヴィヴィオじゃなく聖王ヴィヴィオだった。すまん
基本的に(女性関係で)NOとは言えない日本人を地でいくのが士郎です。・・・できちゃう?

ここから下は16話の拍手の返信です。また、申し訳ないですが、今回も数多いので半分で区切りたいと思います。

※Crossing of the Fate 面白いです! 目指せハーレムルート! 士郎のギャグキャラ化
とりあえずハーレムに凄い乗り気になってます。どうなるんでしょうか?

※Crossing of the Fate更新期待
更新遅れ気味で申し訳ないです。

※ふうアリシアさんあんたは漢です師匠と呼ばせてください(オイ
うちのアリシアさんことネフェルさんは行動が早かったです。先手必勝です

※フェイトに魔導の才能が有ったのは、左利きでなく右利きになったのと同様、プレシアの意図時じゃないですよ
指摘がありましたので、修正しました。

※理想で現実を殺してるか、言いえて妙ですね。デジタルな記録ではないアナログな記憶でアリシアを作ろうとする限りアリシアを作り出す事は不可能でしょうね。あと、元の世界に拘れるのなら士郎は赤い丘に立つ事はなくなったのかもと思いました。正義の味方という手段だけを求めて目的を持たない彼が元の世界の為という目的を得たのなら壊れ方が直りつつある証拠かなと。
当初のコンセプトでこの台詞だけは絶対に言わせようと思ってました。士郎がギャグに走ろうが士郎ということを明確にしたくて

※Crossing of the Fateおもしろい
※Crossing of the Fate面白いです。
※最高です、これからも更新頑張って下さい。
※毎回楽しみに読ませてもらってます これからも頑張って更新してください
ありがとうございます。感想があるとほんとうに頑張れます

※士郎は母性が強い女性にはとくに弱そうだ。
桃子さんとリンディさんに弱いというのが露呈していますね。他の女性陣はどうなるんですかね? クイントさんと会ってると確実に弱いでしょうけど

※ここの士郎にはリンカーコアはあるのですか?
一応あります。ただし、なのはやフェイトとは比べられないほど弱いですが

※sts編で乱戦になったら一番強いのは士郎なのでしょうか
乱戦というか生き残るのに長けています

※さすが士郎だ。またしても嫁を一人手に入れたか……
手に入れちゃいました。ネフェルさんは使い魔なので愛人でも気にしなさそうです。

※今回も最高でした!が、一つ。士郎の魔力量でリニスの体になったアリシアを維持出来ますかね?
聖杯の力があるとはいえ、セイバーを維持できますからね。できるんじゃないかと

※アリシアが士郎の使い魔に成った様ですが、士郎が元の世界に帰る時は如何するんでしょうか?
適宜相談でしょう。とはいえ、付いていく可能性が高そうです

※士郎、帰るな・・・マジで
こっちの方が確かに幸せそうです。でも、帰りそうです。

※最終戦はボロボロになる悪寒ww
ボロボロ→復活→???です。次回、???の部分が分かります

※iseizinさんの書く士郎は強くて格好いいです。これからもがんばってください。あと、エクスカリバーの真名開放が見てみたいですね〜。やはり、魔法ランクはSS〜SS+ぐらいですか?
士郎を褒めてもらいありがとうございます。エクスカリバーはすでに測定不能の域だと思います。

※なぜだ!!士郎が指輪を作成するも フェイトに渡す際に他の人に見られフルボッコに合う姿が見える
私も幻視できちゃいます。フェイトの顔は真っ赤だから、余計に・・・

※ん?アルハザードって士郎たちの世界?なんかいろいろと当てはまるような…
いえいえ・・・あんなある意味地獄みたいなところがアルハザードだなんて言えないですよ

※指輪争奪戦再び、何れはこれにはやて等も参加しそうですね
たぶんします。本当にやばいアイテムです

※ちょっ!? まさかのアリシアフラグ!?
まさかのフラグです

※シロウ イン ヘブン(ヘル?)!!ハーレムは加速するっ!!!
もう亜音速でしょう。stsに行けば光速に・・・

以上です。残りの半分はstage18に掲載します。ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。







作者さんへの感想、指摘等ありましたらメ−ル投稿小説感想板
に下さると嬉しいです。