七話 真昼の戦い 天竜VS火男

 

 

デバイスの補助無しでブラッディダガー(魔法)を使った俺は自分の家に帰るなり、ベッドに倒れ込んだ。

「良介!?大丈夫か!?」

「あぁ〜ワリィ、ドラコモン・・・・体がもう言うことをきかねぇや〜・・・・ドラコモン・・すまねぇが、今日はこのまま・・・・寝る・・・・」

そう言うと良介はそのまま寝てしまった。

ピコデビモンから受けた傷はドラコモンがちゃんと手当をし、ドラコモンもその日は休んだ。

 

 

翌日、朝一に宮本家の電話が鳴った。

「はい、宮本でございます」

さくらが電話に出ると、電話の相手はさくらと良介が通っている剣術道場の師範代からだった。

「ええっ!!師範が熱中症!?」

俺はお袋からさっきあった電話の内容を聞き思わず声をあげた。

さくらが師範代から聞いた話では師範が昨日、熱中症になり倒れたとの事だった。

そして二人いる師範代のうち一人は夏風邪を引き、残るもう一人は看病のため、手が離せないと言う。

よって、道場は暫くお休みということで、今日予定されていた稽古は中止となった。

魔法を使ったことによる疲労は一晩寝てなんとか回復したのだが、道場が休みということで今日の予定が全てパァーとなった。

最もピコデビモンから受けた傷のため、今日はあまり激しい運動は出来なかったので、幸いだったかもしれない。

(くそっ、こんなことなら太一さんと一緒にサマーキャンプに行けばよかった・・・・あっ、でもキャンプも中止になったんだっけ?)

今年のサマーキャンプは異常気象のため、中止になったと昨日太一の家に行ったときに良介は太一が母親の裕子に話しているのを聞いていた。

 

道場が休みと言うことで、今日の予定が全てパァーとなったので、俺は公園にでも行ってジョギングでもしようかと思い、フード付きのパーカーを羽織らせたドラコモンを連れて公園に行こうと玄関のドアを開けたとき、マンションの通路でヒカリと出くわした。

「あっ、良介君。おはよう」

「あ、ああ。おはよう・・・・」

ヒカリはだいぶ風邪が治ったようで、もう外を出歩いても大丈夫の様だった。

俺はヒカリの顔を見て、昨日ヒカリの家で拾ったデジヴァイスがもしかしたらヒカリの物なんじゃないかと思い、ヒカリを家に招き入れた。

「良介君、用ってなに?」

「ああ、実は昨日ヒカリの家でコレを見つけたんだ・・・・」

「コレ、お兄ちゃんが持っていた・・・・」

「そう、デジヴァイス・・・・これはもしかしたらヒカリのデジヴァイスかもしれないと思って・・・・」

「これ、本当に私のデジヴァイスなの?」

「その可能性は十分にあるな。何せ、拾ったのはヒカリの家だし、太一さんが帰って来る前に落ちていたんだから・・・・取り敢えず触ってみてくれ・・・・」

「う、うん・・・・」

ヒカリが恐る恐るデジヴァイスに手を触れると、デジヴァイスが光だした。

「デジヴァイスの作動ヲ確認。ショユウシャを『ヤガミ・ヒカリ』と登録。パートナーは未定」

やはりこのデジヴァイスはヒカリの物だった。

しかし、肝心のパートナーデジモンがヒカリには居ない。

「ねぇ、ヒカリ。最近、ドラコモンやコロモン以外で、外でデジモンは見たことはあるか? もちろん異常気象の起きているところにいる奴以外だけど」

「ううん、見たことないよ」

「そうか・・・・・」

ヒカリはドラコモンとコロモンとテレビに映っていたデジモン以外は見ていない。しかし、8月1日の昼過ぎから、太一さんが一度この世界に帰って、再び異世界へ旅立った少し後から頻繁にデジモンがこの世界に現れ始めている。

もしかしたら、ヒカリのパートナーとなるデジモンもしくはデジモンのタマゴ(デジタマ)が近くにあるかもしれない。

俺はそう思い、ヒカリに声をかけた。

「ヒカリ、今日は暇?」

「えっ?う、うん・・・・」

「それじゃあ、今日、俺と一緒に出かけないか?」

「え?」

ヒカリは良介の提案に首をかしげた。

 

 

「太一!光子郎君が迎えに来たわよー!!」

「あいよ!」

ヒカリが良介からデジヴァイスを受け渡される少し前、太一は光子郎と共に八人目と九人目の選ばれし子供の捜索に出かけていた。

「ええっ!!昨日の夜、東京湾に!?」

「はい、ヴァンデモンの手下のデジモンが現れました」

「それでソイツは?」

「カブテリモンが倒しました。・・ただその時に近くでデジヴァイスの反応がありました」

「それって・・・・」

「間違いなく八人目か九人目のデジヴァイスの反応とみて間違いないでしょう。それに帰り際に僕とカブテリモンは竜の姿をしたデジモンを見ました」

「竜の姿をしたデジモン?」

「ええ、もっともソイツはカブテリモンじゃ追いつけない程の速さで、すぐに雲の中に消えてしまいましたけど・・・・確か丈さんが光が丘で『竜を見た』っていていたじゃないですか。恐らく丈さんが見た竜も昨日の夜、僕が見た竜も同一のものと見て間違いありません。恐らくその竜型のデジモンは八人目か九人目のパートナーデジモンでしょう」

「そうか・・・・」

太一は「丈に悪いことをしたな」と心の中で思った。

 

その頃、太一と光子郎と以外のメンバーはというと、ヤマトは弟の高石タケルと、空は太刀川ミミと共に、八人目と九人目の選ばれし子供の捜索を行い、丈は他の皆から預かった小学校の連絡簿や幼稚園や保育園の卒園アルバムの電話番号から昔、光が丘に住んでいた子供に電話をかけ回っていた。

 

その頃、良介とヒカリとドラコモンは近くの公園へ来ていた。

来た理由はもしかしたら、ヒカリのパートナーデジモンないしデジモンのタマゴがあるかもしれないと思ったからだ。

しかし、なかなか見つからない。

まぁ確実な確証があったわけでもないし、探すといっても特に当てが有るわけではなかった。

昨日の会話から連中はヒカリの事も探しているようだったので、ヒカリのデジヴァイスはあのチビ蝙蝠(ピコデビモン)に襲われないように電源を切っている。

「はぁ〜・・・・取り敢えず、少し此処で涼んでからまたさた探そう」

「うん」

俺とヒカリが木陰で涼みながら休憩していると、尻尾に金色のリングをはめた白猫がやって来た。

ヒカリはその白猫を見ると、

「あなた・・・・アグモンのお友達でしょ?」

と、声をかけた。

 

テイルモン 成熟期 聖獣型デジモン 属性 ワクチン

猫の形をしたデジモンで、体は小さいが貴重な神聖系のデジモンであり、見た目にそぐわない実力を持っている。

神聖系の証であるホーリーリングを尻尾につけているが、このホーリーリングが外れてしまうと、パワーダウンしてしまい本来の力を発揮できなくなる。

身を守るために、サーベルレオモンのデータをコピーした長い爪が着いた手袋をつけている。

必殺技は長い爪を使って相手を攻撃する『ネコパンチ』と、鋭い眼光で敵を操る『キャッツ・アイ』。

 

ヒカリの言葉を聞き、白猫もとい、テイルモンは一瞬驚いた顔をしたが直ぐに「にゃお」と鳴いて猫の真似をした。

「ヒカリ、あれはテイルモンって言うデジモンだよ」

ドラコモンがヒカリに白猫の正体を教える。

「見かけは小さくてもあれで成熟期、グレイモンと同じクラスなんだよ」

「へぇ〜」

ドラコモンの説明を聞き、ヒカリは感心したように言う。一方、小さいと言われたテイルモンがムッとしたのはその場にいたテイルモン以外の皆が知る由もなかった。

テイルモンはドラコモンを含め、良介達の姿を見た後、何処かへ走って行った。

「あっ・・・・」

ヒカリは走り去ったテイルモンを見て残念そうに言う。

「行っちゃった・・・・」

「ドラコモン、アイツ放っておいて大丈夫かな?」

ドラコモンは走り去っていったテイルモンに対し、別に興味なさげに言うが、俺はちょっと心配になりドラコモンに聞く。

「大丈夫だと思うよ。テイルモンからは邪悪な覇気は感じられなかったし、あの大きさじゃあ街を破壊することはできないだろうし・・・・」

「そう」

「また会えるかな?」

ヒカリは暫くテイルモンが走り去っていった方を見ていた。

 

 

ヒカリの前から逃げ去ったテイルモンはビルの屋上で考え込んでいた。

(アイツはデジモンを連れていた。)

(ならばアイツが八人目と見て間違いないだろう。)

(あとは九人目か・・・・・)

(でも・・・・・)

テイルモンは良介が八人目の子供だとドラコモンを見て確証したが、それ以上にさきほどあったヒカリと言う子供に対し何処かモヤモヤとした思いを感じていた。

ヒカリにはあの時初めて出会った筈なのに・・・・。

(あのヒカリと言う子供、何故か私は知っていた様な気がする・・・・)

「何か考え事ですか?テイルモン」

その時、テイルモンの背後から声をかける者がいた。

「勝手に私の考えを読むなと何時も言っているだろ、ウィザーモン!!それから、話し掛けるなら目立たない夜にしろ!!」

「すまない」

「全く、私達は早く八人目と九人目を見つけなければならないのに・・・・」

そう言うが、テイルモンには既に八人目の目星はついていた。あとは残る九人目だけであった。しかし、テイルモンの心の中ではもしかしてあのヒカリという子供も選ばれし子供ではないかと思い始めていた。

「八人目の目星は貴女にもついているのではないですか?実を言うと私も目星はついています」

「ほぉ〜参考までに聞きたい。それは誰だ?」

テイルモンは目を細め、ウィザーモンに尋ねる。

「貴女が会った先程の少年です」

(やはりアイツか・・・・)

「私は昨日、彼と接触して別れた後も尾行し続けました。そして彼には他の選ばれし子供とは違う別の力を持っていました」

「別の力だと?」

「はい、彼は昨日、レアモンが倒された東京湾にも行き、ピコデビモンと接触しました。その際、彼は自らの血からナイフを作り出し、ピコデビモンと戦っていました」

「血からナイフだと?」

「ええ、あれは私の力と似た力・・・・魔術めいたものを彼は使えるようです・・・・」

「・・・・・」

一般の人間がウィザーモンの様な魔術を使えるとはテイルモンにはとても信じられなかった。しかし、普通の子供が成長期とは言え、ピコデビモンと戦って勝てるというのも腑に落ちない。

「それと、彼の心を覗いた時、彼には別の記憶も存在していました。それは孤独でありながらも熱い心を宿していました。孤独な心は弱まっていますが、熱い心の方は今も彼の中で燃え続けています。・・・・彼は何か大切なものの為に・・・・何か重大な使命を持ち、今を精一杯生きているようです。それに彼のパートナーデジモンもテイマーである彼との絆の力は強く、他の選ばれし子供よりも早く出会っています」

「あの時、デジタルワールドに居なかったのにかっ!?」

「はい。・・・・もしかすると、私達にとって一番驚異なのはもしかすると彼なのかもしれません・・・・おっと、これ以上話すとヴァンデモンに気付かれる。私は彼の後をつけます。・・・・貴女も一緒に来ますか?テイルモン?」

「ああ・・・・八人目と・・・・少し気になる奴が居てな・・・・もしかしてそいつが九人目かもしれない・・・・」

(あの女・・・・あのヒカリとかいう子供に何故私は此処まで気になるのだ?・・・・・私はそれを知りたい・・・・)

テイルモンとウィザーモンは良介とヒカリを追い掛けた。

 

 

デジモンを探している内に、良介もヒカリも半ば東京観光になりつつあり、二人は東京タワーまでやって来た。

「そう言えば俺、東京タワーって登ったこと無かった・・・・」

前世でもこの後世でも俺は一度も東京タワーに登った事が無かった。

そびえ立つ東京タワーを見ながら俺は呟いた。

「せっかくだし、行ってみようか?私も登った事無いし」

ヒカリもどうやら東京タワーには来たことがないようだ。

 

「やっぱり高いね!

東京タワーの展望台に登ったヒカリは下や周りの景色を見て、はしゃいでいる。

「おおぉー確かにこれはスゲぇー!!」

俺もはしゃいでいた。なんせ、初めて登ったんだ。テンションが高くならない訳がない。

二人がはしゃぎながら景色を見ていると、急に空調が止まり、展望室は一気に蒸し風呂のような暑さになった。

「良介・・・・」

ドラコモンが真剣な顔つきで俺に話しかける。

「ん?」

「いる・・・・近くに・・・・」

「デジモンか?」

「ああ。テイルモンとは違い、禍々しい闘気と熱気を感じる・・・・」

さっきのはしゃぎようが嘘の様に真剣な顔つきになる良介。

確かに空調が止まったとたんこんなに蒸し風呂の様にいきなり暑くなるのはおかしかった。

そこに、

「ちょっと!!何でこんな暑い日にコートなんか着てんのよ!?」

偶然、東京タワーに来ていた太刀川ミミがこの真夏にも関わらずコートを着込んでいる大男に文句を言っていた。

「ちょっとミミちゃん、失礼よ」

ミミと行動を共にしていた空がミミを諌める。

すると、ミミの言葉を聞き、大男はミミと空の方へ顔を向けると、大男は突然、全身が青い炎に包まれた。

 

デスメラモン 完全体 火炎型デジモン 属性 データ

身を包む炎は高熱化によって青い炎となっており、超絶な破かい力をほこるパワータイプのデジモン。

一応、火炎型系のデジモンは水系や氷雪系のデジモンに対しては弱いことになっているが、デスメラモンの火力の前には、まさに「焼け石に水」といった程度でしかない。

必殺技は体内の重金属を溶かして吐きかける『ヘヴィーメタルファイアー』。

 

突然、コートを着た大男が青い炎に包まれるのを見た、俺は急いでヒカリの手を握って走り出した。

「ど、どうしたの?良介君!?」

「デジモンが現れた。ここに居たら戦闘に巻き込まれるかもしれない!!ドラコモン!!」

「了解!!」

非常階段に出ると、ドラコモンは成熟期のコアドラモンに進化し、まず、最初にヒカリをコアドラモンの背中に乗せ、続いて俺もコアドラモンの背中に飛び乗り、東京タワーから急いで離れた。

コアドラモンが東京タワーから離れた後、東京タワーでは空のパートナーデジモンのピヨモンが成熟期のバードラモンに進化し、同じくミミのパートナーデジモンのパルモンが成熟期のトゲモンに進化して、デスメラモンと戦闘を開始した。

 

トゲモン 成熟期 植物型デジモン 属性 データ

巨大なサボテンの姿をした植物型デジモン。体内に栄養素データを保存することができ、何も無い砂漠地帯でもしばらくは生きていくことができる。

必殺技は腕先のトゲを更に硬質化させてバンバン殴ったり、体中のトゲを飛ばす『チクチクバンバン』

 

バードラモン 成熟期 巨鳥型デジモン 属性 ワクチン

ピヨモンが進化した姿。炎の翼で優雅に空を舞う不死鳥のようなデジモン。

必殺技は炎の羽を流星のように飛ばす『メテオウイング』。

自由に大空が飛べるので、テイマーの空は戦いだけでなく移動手段としても活用している。

 

しかし二対一にも関わらず、完全体と成熟期の差か、バードラモンとトゲモンはデスメラモンに苦戦している。

「良介・・・・」

コアドラモンは戦いを見て、何かを訴えるような目で俺を見てきた。

「ああ、分かっている。・・・・助けに行くんだろう?」

「うん、アイツはどうやら完全体のようだ。二体とはいえ、成熟期では荷が重い・・・・」

「それならコッチも完全体で一気に決めてやれ、落ち合う場所は・・・・だ。絶対に勝ってこい!」

「誰に言っているのさ?僕は良介のパートナーだよ」

俺とコアドラモンは軽く拳をぶつけ合い勝利を約束した。

 

コアドラモン超進化―――――

        ウイングドラモン―――――

 

コアドラモンから進化したウイングドラモンは物凄い速さで東京タワーへと向かって行った。

その頃、太一と光子郎はカブテリモンに乗って東京タワーへやって来た。

そこにはバードラモンとトゲモン、そして見た事のない竜型のデジモンが居た。

「な、なんだ?あのデジモンは?竜の形をしているという事は昨日、丈や光子郎が見たデジモンか?」

「昨日とは少し形が違いますけど・・・・少し待ってください・・・・」

光子郎はデジヴァイスとノートパソコンを使い竜型デジモンの情報を検索する。

「あれはウイングドラモンと言うデジモンです。クラスは・・・・完全体です!!デスメラモンと戦っている所を見ると、八人目か九人目のデジモンだと思います!!」

「じゃ、じゃあ、この近くに八人目か九人目の選ばれし子供が居る訳だな!!」

太一は単眼鏡を使って辺りを見回したが、騒ぎが大きくなり、辺りは野次馬だらけで、誰が八人目か九人目の選ばれし子供なのか分からない。

最も太一の心の中ではヒカリはこの場に居ないでくれという願いもあった。

その間に戦いは完全体のウイングドラモンの参戦ということで一転していた。

「ストライクボマー!」

ウイングドラモンが尻尾を使ってデスメラモンを東京タワーから空に跳ね飛ばすと、

「エクスプロードソニックランス!!」

空中に飛ばされたデスメラモンに向かって飛び、背中の槍でデスメラモンを串刺しにした。

「ぐあぁぁぁぁぁあ」

デスメラモンは悲鳴をあげながら粒子になり、消えた。

「す、スゲェ・・・・あんなにあっさりと・・・・」

「完全体である筈のデスメラモンを・・・・」

カブテリモンに乗っていた太一と光子郎はそれ以上に言葉が出なかった。

成熟期とはいえ、二体がかりでかかっても苦戦を強いられていたデスメラモンをあっさりと倒したウイングドラモンに驚異すら抱いた。

敵(デスメラモン)を倒したウイングドラモンは良介との待ち合わせ場所に向け、その翼を羽ばたかせた。

「っ!?マズイ、奴が行っちまう!!アグモン!!」

「う、うん」

ウイングドラモンがこの場から去ろうとしているのを見た太一は何とかその場にウイングドラモンを留まらせるか、後を追おうとした。

 

アグモン進化―――――

        グレイモン―――――

 

グレイモン超進化―――――

        メタルグレイモン―――――

 

アグモンは二段進化し、空が飛べるメタルグレイモンへと進化した。

 

グレイモン 成熟期 恐竜型デジモン 属性ワクチン

アグモンが進化した姿。恐竜並みの巨体と腕力と頑丈さを誇る。

兜の様な頭部を持ち、もちろんその頭部も硬く角を使った突進力も強力。

必殺技は口から巨大な火の玉を吐き、相手にぶつける『メガフレイム』

 

メタルグレイモン 完全体 サイボーグ型デジモン 属性 ワクチン

体の半分以上を機械化しているサイボーグ型デジモン。

メタルグレイモンの攻撃力は核弾頭一発分に匹敵するといわれ、その一撃を受けるとレベルの低いデジモンなどは跡形も残さず消滅する。

必殺技は強化されたクロンデジゾイド製の『トライデントアーム』と、胸の部分にあるハッチから有機体系ミサイル『ギガデストロイヤー』。

 

太一はメタルグレイモンの背中に飛び移り、ウイングドラモンを追った。

しかし、

「メタルグレイモン。何やってんだよ!?アイツ逃げちまうぞ!!」

「無理だよ、太一。これで限界だよぉ〜」

「くそっ」

メタルグレイモンの飛行速度では、マッハ20以上を出せるウイングドラモンに追いつける筈は無く、ウイングドラモンの姿はまた雲の彼方に消えた。

太一は苦虫を潰したような渋い顔で、ウイングドラモンが消えていった空を見ていた。

 

 

登場人物紹介

 

太刀川ミミ

お台場小学校4年生で、光子郎とはクラスメイト。

クラス一の美少女で、明るく男女問わず友達が多いが天真爛漫で喜怒哀楽が激しく、誰に対しても自分の気持ちを隠さないので、デジタルワールドを旅した選ばれし子供の中で、一番子供っぽくワガママに見え、泣き虫でもある。しかし、根は優しく誰からも好かれるタイプでかわいいものが好き。

何故か汚物系デジモンに好かれる。

独特の味覚感覚を持っており、歌が上手い。

デジヴァイスの色 緑

紋章 純真の紋章

CV 前田愛

 

パルモン

ミミのパートナーデジモン。ミミに似た性格で、マイペースであり癒し系。喜怒哀楽のはっきりした所がありミミと同じように子供っぽいが、ミミのワガママに手を焼くこともある。

進化順は以下の通り

幼年期 ユラモン

幼年期U タネモン

成長期 パルモン

成熟期 トゲモン

完全体 リリモン

CV溝脇しほみ

 

 

 

 

あとがき

 

原作ではデスメラモンを倒したのは太一のメタルグレイモンでしたが、せっかくウイングドラモンが援軍に参加したので、原作とは違う結末となりました。

 

原作の良介君が今後、東京タワーへ行くかもしれませんが、この世界の良介君は前世では、東京タワーへ行ったことの無い設定となっています。

 

ヒカリも良介君も互いに仲の良い友達と思っており、恋愛感情はもっていません。

 

では、次回にまたお会いしましょう。




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