四十二話 もう一つのデジタルワールド 天使達の依頼

 

 

翠屋で顔馴染みの女性達を占った翌日、

良介は教室の自分の席で考え事をしていた。

(なのはについては魔法関係・・・・すずかについてはおそらく夜の一族関係だろう・・・・しかし、アリサの出会いの意味が分からない・・・・)

なのはとすずかは多少前世とこの後世に違いはあるが、八割以上は前世とほぼ同じ・・・・しかし、残る一人、アリサだけは違っていた。

前世のアリサの生前の環境とこの後世のアリサの生活環境が全く違う。

前世のアリサは早くに両親を亡くし、研究施設で暮らしていたが、この後世のアリサには両親がおり、しかも月村家と並ぶくらいの大金持ち。

となると、この先アリサが良介の助手兼メイドになることは無いだろう。

と言う事は、アリサに関してはこの先全くの白紙でアリサの身に何が起こるか分からない。

もうすぐユーノとジュエルシードが地球に降ってくる。

そうなれば当然フェイトも地球へやってくる。

それらの対策もとらなければならない良介だった。

 

その夜、海鳴の町の夜空で二十数個の流星があった・・・・。

 

翌日、良介は朝、学校へ行く前に自分の部屋にドラコモンとミヤを呼んだ。

「二人とも気が付いていると思うが、昨夜、海鳴にあるロストギアが降って来た・・・・」

「あるロストギア?」

「ロストギアって?」

ドラコモンはロストギアの意味が分からないらしいが、ミヤはロストギアである闇の書生まれなので、ロストギアの意味は分かっていた。

「ロストギアって言うのはな・・・・」

良介は前世の記憶からドラコモンにロストギアの正体を教える。

「そんなモノがこの町に!?」

「ああ・・・・そこで二人には俺が学校に言っている間、そのロストギアの回収をしてもらいたい。極力俺も捜索に参加するつもりだから」

「でも、はやてちゃんが・・・・」

「分かっている。お袋がパートの日は、はやてと一緒に居てくれ、それ以外の日には二人で探しに行ってくれ。 今日は地理の把握を含めて放課後、俺も一緒に行く」

「分かった」

「了解ですぅ」

「それでそのロストギアってどんな形なの?」

ドラコモンが海鳴に降って来たロストギアについて質問してきたので、良介は紙にジュエルシードの絵を描いた。

「コレだ・・・・ロストギアの名前は『ジュエルシード』 望みを限定的にかなえる力があるが、かなえる望みに比例して、使用者はそれなりのリスクを負う危険性がある」

「ドラ○ンボー○みたいに何でも願い事がかなう訳じゃないんだ」

「ああ、正しい使い方を知らないものが使用すると非常に危険な代物だ。特に、急いで望みをかなえようとしすぎると暴走状態になり、正気を失い、時には姿さえ変化させてしまうことがある」

「・・・・」

「・・・・」

ドラコモンとミヤは良介からジュエルシードの説明を聞き、その危険度の高さと事態の重さを改めて認識する。

「それと、ドラコモン」

「な、なに?」

「くれぐれもジュエルシードを見つけても食うなよ・・・・形はお前が好きそうな青い宝石状なんだが、こいつは実体のある生物を取り込む・・・・そうなれば紋章やデジヴァイス無でカオス・スレイヤードラモンになって世界を滅ぼしそうだからな」

「うっ・・・・」

確かに良介の忠告がなかったら、ドラコモンはジュエルシードをこっそり食べていたかもしれない。

しかし、それが原因でこの世界を滅ぼしてしまっしまっては本末転倒なので、良介はドラコモンに釘を刺した。

「それじゃあ今日の放課後に町の案内を含めてジュエルシードの探索に行くぞ・・・・」

やがて登校時間になり、良介は学校へと向かった。

 

授業中、頭の中にはユーノのSOSがしきりに入ってきた。

(あのフェレット・・・・今度会ったら、一発殴る・・・・これじゃあ俺が電波野郎みたいじゃないか)

既に魔力回路が作動しているため、なのはよりもユーノの念話感度が高かったため、

良介はユーノの発している念話に悩まされた。

 

放課後、良介は朝、ミヤとドラコモンに言った通り、町の案内ついでにジュエルシード探索のため、授業が終わると急いで家に帰った。

前世通りならば、ユーノはなのはが助けるだろうから、放っておいた。

どうせジュエルシードを探しているならば、そのうち巡り合うだろうと思って・・・・。

一方、隣のクラスのなのは達は、この日塾があったらしく、アリサとすずかの三人で一刀の追撃を振り切るため、別の道を通っていた。

(誰か聞こえますか?誰か助けてください)

「えっ!?」

良介同様、なのはも学校に居る時、頭の中で不思議な声(ユーノからの念話)を聞いていた。

そして公園に入った時、その声は学校に居た時よりもはっきりと聞こえてきた。

「どうしたのなのはちゃん?」

すずかがなのはに尋ねてきた。

どうやらこの声はアリサとすずかには聞こえていない様子。

「ううん・・・・何でもないの」

やっぱり空耳かなと思っていると、

(誰か・・・・助けて・・・・)

なのはの頭の中に確かに声がした。

「やっぱり聞こえる!!」

なのは突如、声をあげ、駈け出した。

「ちょっと!!なのは!?」

「どうしたの?」

アリサとすずかも慌ててなのはの後を追う。

そして、なのはが、立ち止ると、その視線の先には赤い宝石のペンダントを首からぶら下げているフェレットが横たわっていた。

「フェレット?」

「怪我をしているの!?」

「たしかこの近くに動物病院があった筈よ。行きましょう」

「うん」

フェレットをハンカチで包むと、三人は動物病院へと向かった。

こうして良介の予想通り、ユーノは何とか、一命を取り留めた。

 

その頃、海鳴の町をジュエルシードの探索をしながら歩き回っていた良介達は、近所の神社の近くまできていた。

良介にとってこの神社は懐かしい思い出のある神社だった。

前世でこの神社の巫女をしていた神咲那美とマスコット的存在で良介の家来一号だった狐の妖怪、久遠・・・・。

残念ながらこの後世ではこの神社は無人で、調べた所、この海鳴にはさざなみ寮は存在していなかった。

そうなれば当然、さざなみ寮に住んでいた住人達も海鳴に居ない可能性もあり、それどころか、この世界に存在していない可能性もある。

父親に聞いた所、海鳴署にリスティ・C・クロフォードと言う名前の警官は居ないと言う。

似ている世界なのに・・・・前世とほとんど同じ世界なのに、知っている筈の人がいない世界は良介にとって残酷な世界であった。

「良介どうしたですか?」

「えっ!?」

顔を伏せていた良介にミヤが顔を覗き込みながら尋ねてくる。

「な、なんでもない」

慌てて平静を装う良介。

「そうですか?なんか思いつめたような顔をしていましたけど・・・・」

「大丈夫だ・・・・」

良介が再び歩み始めた時、

「良介」

今度はドラコモンが話しかけてきた。

「なんだ?ドラコモン」

「・・・・デジモンの気配だ」

「なっ!?」

ドラコモンからの予想外の言葉に良介は息を飲む。

「デジモンが・・・・なんでこんな所に?」

「分からない?でも、この上から気配がする・・・・」

ドラコモンが神社の石段の上を睨みながら言う。

「どんな奴だ?凶暴そうな奴か?」

「分からない?今まで会って来たデジモンともなんとなく違う気配なんだ」

「ともかく行ってみよう」

良介達が石段を駆け上がり、神社の社へ行くと、そこには確かにドラコモンの言うとおり、一体のデジモンが居た。

「あれは・・ガブモン!?」

「でも色が違う」

そこには色が違うだけで姿形はガブモンそっくりなデジモンがいた。

 

サイケモン 成長期 爬虫類型デジモン 属性 データ

ガブモンの姿が似たデジモン。

ただし、カブモンと違い白い毛皮を来て、肌は赤い派手な色をしている。

必殺技はカラフルなエネルギーを集めて相手にあてる『カラフルスパーク』。

 

「なんでデジモンがこの世界に?」

「分からない。でも、ゲートは何時開くか分からない不完全なモノだから、もしかしたらついさっき開いてそこから出てきたのかもしれない」

良介とドラコモンが目の前にいるデジモンの事を話していると、

「あっ!!」

ミヤが何かを発見した様で声をあげた。

「どうしたミヤ?」

「あの、生物の腕の所にジュエルシードがあるです」

「なに!?」

ミヤが指さした方を見ると、確かにミヤの言うとおり、サイケモンの右腕にはジュエルシードが埋め込まれていた。

「あいつまさか、ゲートを潜った後すぐにジュエルシードをとりこんだんじゃ・・・・」

良介は何か嫌な予感を感じられずにはいられなかった。

すると、サイケモンを黒い霧が包むと、

 

サイケモン進化――――――

       グルルモン―――――――

 

サイケモンは突然進化した。

 

グルルモン 成熟期 獣型デジモン 属性 ワクチン

白い毛皮に身を包んだ狼に似たデジモン。

姿はガルルモンに似ているが性格はガルルモンと違い凶暴。

必殺技は口から強力な火を吐き出す『カオスファイヤー』。

 

「す、姿が変わったですぅ!!」

ミヤは始めてみたデジモンの進化に驚いている。

「アイツ・・・・」

「進化した・・・・」

目の前で突然進化したサイケモンに良介とドラコモンは唖然とした。

 

グルルモンへと進化したサイケモンは空に向け、咆哮すると、辺りを見回した。

「良介」

グルルモンの様子を見ていたドラコモンが良介に話し掛ける。

「アイツ・・少し様子が変だ。・・・・アイツの周りからは狂気に満ちた感情しか感じられない・・・・進化して凶暴になったのかもしれない・・・・」

「ああ、それにジュエルシードの影響も受けているんだ・・・・アイツの闘争本能がジュエルシードの力で増大されているんだ」

「このまま奴を野放しにさせておく訳にはいかないな・・・・」

「しかたない・・・・やるぞ」

「おう!!」

「や、やるって!?あの狼と戦う気ですか!?」

ミヤはグルルモンを見て良介とドラコモンが戦う気だったので、本当に戦う気なのかを問う。

「当たり前だろう?あんな奴が町に降りたら大変な事になるぞ」

「ここなら被害を最上限に抑えられるしね」

「そう言う訳だ・・・・行くぞ、ドラコモン」

良介がデジヴァイスを掲げると、デジヴァイスが光だした。

 

ドラコモン進化――――――

       コアドラモン―――――――

 

ドラコモンは成熟期のコアドラモンへ進化した。

デジタルワールドの異変を治めるため、紋章を使い、完全体、究極体への進化がしづらくなったが、成熟期への進化は何の問題も無く進化する事が出来た。

「はぁぇ〜・・・・ドラコモンも姿形が変わりました・・・・」

顔馴染み?のドラコモンが進化した光景を見て、ミヤは唖然としていた。

一方、グルルモンも突然現れたデジモン(コアドラモン)に感づき、コアドラモンに襲いかかって来たが、相手は成熟期に進化して間もないデジモン。

戦いと進化の経験の差は歴然としていた。

一撃でグルルモンをノックアウトさせ、埋め込まれていたジュエルシードを取ると、グルルモンはサイケモンへ退化した。

ボロボロになったサイケモンはそのまま意識を失い、気絶している。

コアドラモンも成長期のドラコモンへと戻った。

 

「しかし・・・・なんでデジモンがこの世界に・・・・・」

応急手当をしながら、気絶しているサイケモンを見ていると、

「それは私から説明します」

と、背後から声をかけられた。

良介達が慌てて振り向くと、そこには金髪に白い服を着ている一組の男女が居た。

男女は前髪が長く顔は良く見えないが、怪しい雰囲気ではない。

「貴方達は誰ですか!?」

ミヤが男女の正体を問う。

すると、

「・・・・アンタ達・・・・人間じゃないな」

と、ドラコモンが男女の正体が人間でない事を見破る。

「流石、歴戦の兵は違いますね・・・・そうですね・・・・私達の正体が知りたいと言うのであれば、私達の世界に来てもらえませんか?そこで少し貴方方とお話もしたいですし・・・・」

女の人?は良介達に話があると誘ってきた。

「し、知らない人について行っちゃダメだとさくらさんがいっていたです!!」

ミヤはこの男女が怪しいと思い、誘いを断る。

しかし、

「いいだろう・・・・」

良介はその誘いに乗った。

「良介!!」

ミヤは声をあげるが、良介は何処吹く風。

結局、ミヤもこの白い服の男女と共に良介達と一緒に着いて行った。

理由は、「一人は嫌ですぅ」と泣きついてきたためである。

男女は町はずれのゴミ捨て場につくと、一つの捨てられているテレビの前で立ち止まった。

やがてテレビの画面が眩い光が放たれ、良介達はあまりの眩しさに目を閉じた・・・・。

そして目を開けると、そこは先程までいたゴミ捨て場ではなく、デジタルワールドにあった、はじまりの町そっくりの街並みをした町だった。

「ここは・・・・もしかして・・・・・」

「デジタルワールド・・・・?」

良介達が辺りをキョロキョロと見渡していると、

「さぁ、どうぞ、こちらへ・・・・」

女の人が先導し、良介達を町の中心の広場の様な場所へと案内する。

広場へと着くと、男女の身体が光だし、女の人は背中に金色の羽を生やした天使となり、男の方も同じく十枚の金色の羽を生やして天使の姿となった。

そして空からはピンク色のウサギの様な天使が舞い降りて来た。

 

オファニモン 究極体 座天使型デジモン 属性 ワクチン

女性型天使デジモンの最終形態である座天使型デジモン。

セラフィモン、ケルビモンと共にデジタルワールドの中心部“カーネル(神の領域)”を守護する三大天使型デジモンの一柱でもある。

神の側面でもある慈愛と慈悲を伝えるデジタルワールドの聖母的な存在で、徹底した神の法の執行官であるセラフィモン、神と智の守護者であるケルビモンと、それぞれの役割がある。

必殺技は『エデンズジャベリン』と、『セフィロートクリスタル』。

 

セラフィモン 究極体 熾天使型デジモン 属性 ワクチン

白銀に輝く聖なる鎧に身を包み10枚の黄金色の翼を持つ、熾天使型デジモン。

天使型デジモンの中ではもっとも位の高い存在で、全ての天使型デジモンを統治している。その素顔や正体は仮面に隠されて垣間見ることはできないが、“神”と呼ばれる「善の存在」に一番近い存在である。

必殺技は7つの超熱光球を相手に放つ『セブンヘブンズ』と、自らの命と引換えにビックバンを起こす最大奥義『テスタメント』。

 

ケルビモン 究極体 智天使型 属性 ワクチン

獣の姿をした天使型デジモン。

熾天使型デジモンのセラフィモンと同じく最高位に位置する3大天使デジモンの1体である。

本来の役目はデジタルワールドの“カーネル(中核)”を守護することである。究極の“善”に位置する天使型デジモンは、その極端さゆえに対極である“悪”に身を染めやすい一面を持っている。

強烈な雷系の技を使い、その一撃は神の天罰を思わせる。

必殺技は雷の槍を放つ『ライトニングスピア』と、巨大な雷雲を呼び、無数の雷を敵に落とす『ヘブンズ・ジャッジメント』。

 

「天使!?」

ミヤは依然はやてに見せてもらった本に出ていた天使と目の前の男女達の姿があまりにも天使に似ていたので、思わず口にした。

「デジモン・・・・なのか・・・・?」

「あ、ああ・・・・エンジェウーモンやホーリーエンジェモンよりも更に上の天使型デジモンだ・・・・天使と言うよりもむしろ、神に近いデジモンと言ってもいいかもしれない・・・・」

本当に彼らがデジモンなのかと疑ってしまうくらい、目の前に居る三大天使デジモン達は神々しい存在だった。

「まずは、あなた方にお礼を言いませんと・・・・」

「お礼?」

「はい、他の世界へ迷い出てしまったデジモンを見つけてくださってありがとう・・・・」

オファニモンは自らの腕の中で眠っているサイケモンを治療しながら良介達に礼を言う。

「そ、それより此処はどこなんだ?それにどうして俺達の世界にデジモンがまた現れたんだ?」

良介が、自分達の世界に現れたサイケモン(デジモン)についてと、此処が去年の夏に冒険をしたデジタルワールドなのかを聞いた。

そして天使達はその問いに答えた。

天使達が言うには、この世界は良介達が去年の夏に冒険をしたデジタルワールドとは違うデジタルワールドであり、何故、良介の世界にデジモンが現れたのかと言うと、この世界で次元震が起き、その影響でデジモンやデジタマがこの世界から別の世界へ跳ばされたり、逃げ出してしまったのだと言う。

そこで、オファニモン達は良介とドラコモンにデジタマとデジモン達の回収を依頼してきた。

正直に言って今、現状でジュエルシードだけでも手一杯なのだが、この上、デジモンまで現れるとは・・・・。

太一さんに応援を依頼したいところだが、あの世界のゲートは依然閉じたままなので、アグモン達を再びこの世界に呼ぶことはできない。

そうなれば今、デジモンを連れている自分が今回の問題に対処しなければならない。

放置しておけばお台場の様な惨状が世界中で起きる可能性もあるし、今年の春休みに現れたあのクラゲ(ディアボロモン)のように、電子世界から混乱を引き起こすデジモンも存在するかもしれない。

「・・・・わかった・・・・その依頼受けよう」

「「良介!!」」

天使達の依頼を受けた良介に声をあげるドラコモンとミヤ。

「ただし、デジモンの出現する位置はそっちで調べてもらいたい・・・・生憎こっちも色々と事情を抱えている身でね・・・・」

「分かりました。調査と後方支援は此方で行いましょう」

「ああ、頼む」

「ちょ、良介、大丈夫なの!?今、僕は成熟期までにしか進化出来ないんだよ。もし、相手に完全体や究極体が出てきたら・・・・」

「その点については、私たちからプレゼントを用意しました・・・・」

セラフィモンが空中に手を掲げると、キラキラと光る何かが降りてきた。

「あれはっ!?」

「もしかして!?新しい・・紋章?」

「未来を示す紋章です。この先、貴方達に素晴らしい未来が訪れる事を願っています」

「それともう一つ・・・・君のデジヴァイスを貸してほしい・・・・」

今度はケルビモンが良介のデジヴァイスを受け取ると、デジヴァイスが光輝き、以前と形が変化した。

「新しいデジヴァイス・・・・」

「ホーリーデジヴァイス・・・・君達の未来に光と幸があらんことを・・・・」

新たな紋章とデジヴァイスを受け取った良介。

天使達からの情報はこの新型デジヴァイスを通して連絡する事となった。

そしてもう一つ、この世界のデジモンは、良介達の知るデジタルワールドのデジモンと少し、違い、粒子となった直後にデジタマとなって再構成をするという。

だから先程のサイケモンの気配を感じた時、ドラコモンは少し気配の感じ方に違和感を抱いていたのだ。

連れ戻せない様なデジモンは一度倒し、デジタマにして回収してくれと天使達は言った。

こうしてジュエルシードそしてデジモンの回収・・・・前世よりもハードな事になりそうだと、思った良介だった。

 

 

あとがき

良介君のデジヴァイスは一足先に02のデジヴァイスとなりました。

色合いは一乗寺賢のデジヴァイスと対を成す様な色合いをご想像下さい。

では、次回にまたお会い致しましょう。




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