三十七話 新たなる町

 

 

良介が神奈川県の海鳴へ引っ越すその日、デジタルワールドを共に旅した仲間たちが全員、引っ越しの手伝いに来てくれた。

そして引っ越しの準備が終わり、いよいよお別れの時が来た。

ちなみにドラコモンの事は皆には内緒にしている。

他の皆はあれだけ感動的な別れをしたと言うのに、自分だけまたパートナーデジモンと暮しているという事実がなんとなく、罪悪感を感じたからだ。

「それじゃあ、またな良介」

太一

「転校しても向こうで頑張れよ」

ヤマト

「時々でも良いんで連絡、ちょうだいね」

「私達の事忘れないでね?」

ミミ

「勉強で何か困った事があったらいつでも相談してくれ」

「元気でね?僕も良介君の事忘れないから」

タケル

「八月には必ず戻ってきてくださいね」

光子郎

皆から最後の言葉を受け、車に乗り込もとする良介にヒカリが、そっと耳打ちする。

「ドラコモンとあまり無茶しないでね?」

「っ!?」

ヒカリの言葉を聞き、ドキッとする良介。

相変わらず、ヒカリのデジモンに対する気配の読みはドラコモン並みに鋭い。

「あ、ああ・・・・」

良介は乾いた声で返事し、今度こそ車に乗り込んだ。

車が発進し、良介は後ろを振り向く。

良介の眼には手を振る皆の姿が映った。

良介も皆の姿が見えなくなるまで、手を振り続けた。

 

「良い友達を持ったわね」

「うん、皆、最高の友達だよ」

さくらの問いに良介は満足そうに言った。

やがて海鳴の新たな新居に着いた。

引っ越し業者が既に大きな荷物を入れてくれていたので、宮本家の皆は車に積んでいた比較的軽い荷物を新居に入れるだけで引っ越しは終わった。

(このマンション・・どこかで見たような気が・・・・)

前世の記憶から新居となるこのマンションがどうも気になる良介であった。

 

海鳴についた良介は早速行動を開始した。

まず、前世の記憶を頼りに、廃墟で出会った天才少女、アリサ・ローウェル・・・・彼女に会いにいった。

(法術で今すぐに蘇生・・・・と言う訳にはいかないだろうけど、早く会いに行きたい・・・・アイツ意外と寂しがりな奴だったからな・・・・)

雑木林の中にある忘れさられたように佇む廃墟・・・・。

前世でアリサと出会った廃墟・・・・。

(最初であった頃は、幽霊だったアイツを立体映像だと言い張ったっけ・・・・)

前世で最初にアリサと出会った時の事を懐かしく思いながら良介は廃墟へ足を踏み入れた。

鉄筋コンクリートの廃棄ビル・・・・。

けばだった壁が印象的な、今にも取り壊されそうな建物・・・・。

窓ガラスは全部割れ、かろうじて窓枠が残るのみの廃墟・・・・。

バラバラになったブラインドとボロボロに破れたカーテンが、壊れた建物の凄惨さを強調している。

(こんな廃墟でアイツは一人ぼっちで・・・・)

今になってアイツの孤独さを理解した気になれた・・・・。

それは前世と違い、この後世では自分にはちゃんと両親がいる・・・・。

友達が・・・・仲間がいる・・・・。

その事がアリサにすまないと言う思いが募る。

蘇生させたら、両親に頼んで、養子にしてもらえるように頼んでみよう・・・・。

アリサの事情を知ればきっと両親も認めてくれる。

そんな思いを胸に秘め、良介は声をあげた。

「アリサ!! アリサ・ローウェル!!」

廃墟に良介の声が響く。

「・・・・」

しかし、声だけが空しく響いただけで、アリサの姿は一向に姿を見せない。

「アリサ!!どこだよ!?アリサ!!出てこいよ!!アリサ!!」

良介はアリサの名前を呼びながら廃墟の中を歩き回った。

それでも、アリサの姿は出てこなかった・・・・。

(なんでだよ!?なんで、出てこないんだよ!?)

姿を見せないアリサに良介は何でも自問する。

やがて、

(そうか、アイツと最初に会ったのは確か夜だった・・・・夜じゃないと出ないのかもしれない・・・・)

そう思った良介は一度、廃墟を後にした。

 

そしてその日の夜。

「何だって、こんな夜遅くに出かけるんだよ?」

夜、両親が寝静まった頃、ドラコモンを連れて昼間来た廃墟へやって来た。

ドラコモンは目を擦りながら何故、夜更けに廃墟へ連れ出されたのかを聞く。

「しかたないだろう、子供がこんな夜遅くで歩いていたら、ヤバいんだって!!もし、リスティの奴に見つかったらメンドイ事になるんだから」

「リスティって誰?」

「海鳴署に勤める警官」

「なんで、その人の事を知っているの?」

「細かい事は気にするな」

「 ? 」

良介の言葉に首を傾げるドラコモンであった。

「良介、でもなんでわざわざ夜の廃墟なんかに・・・・肝試し?」

「ちょっとどうしても会いたい奴がいてね・・・・」

「会いたい奴?こんな時間に、こんな場所で?」

「ああ」

良介はドラコモンと共に廃墟の中を歩き回った。

「アリサ!!どこにいる!?アリサ!!」

良介は昼間同様、廃墟の中でアリサの名を叫んだ。

「アリサって誰?」

「俺の・・・・大切な奴の名前だ・・・・アイツはここでずっと一人ぼっちだったんだ・・・・俺がアイツを助けてやらないといけないんだ」

「知り合い?」

「ああ・・・・前世のな」

「前世?」

良介の言葉に意味が分からず、首を傾げるドラコモンであった。

 

「アリサ!!アリサ!!」

しかし、良介がいくら叫んでもアリサは姿を見せなかった。

「なんでだよ・・・・なんで・・・・出て来てくれないんだよ・・・・アリサ・・・・」

姿を見せないアリサに落胆する良介。

「良介・・・・事情は分からないけど、今日はもう、帰ろう・・・・」

ドラコモンが良介の後ろから声をかけると、良介は黙って頷いた。

 

翌日、まだ春休みの休日期間が残っていた良介はまたあの廃墟へ行き、アリサを呼び続けたが、やはりアリサは出てこなかった。

「どうして・・・・どうして・・・・出てこないだよ・・・・アリサ・・・・」

トボトボと海鳴の町を歩いていた良介。

何故、アリサが現れないのか、考えながら歩いていると、目の前に前世では、馴染みのある一件の喫茶店が目に入った。

誘われるかのように良介はその店に入った。

店の名は・・・・翠屋・・・・。

 

店に入った良介は、カウンターでマスターをしている男を見て、ギョッとした。

「いらっしゃいませ」

入店してきた良介を出迎えたマスターは前世では故人だった筈の男、高町士朗だったのだから・・・・。

「ん?どうかしたのかい?」

店に入り、いきなり自分の顔を見て、ギョッとしてきた良介に士朗は声をかける。

「い、いえ、マスターの顔が知り合いに似ていたので・・・・」

「そうなのかい?」

「え、ええ・・・・」

 

カウンタ―に座り、メニュー表を見ていると、

「そういえば見ない顔だね?」

士朗が良介に声をかけてきた。

「先日、海鳴に引っ越して来たばかりなんです」

「そうなのかい。今幾つ?」

「四月で小三です」

「それじゃあ家のなのはと同じだ。学校は?」

「聖祥小です」

「学校も同じだ。もし、同じクラスになったら、なのは共仲良くしてやってくれ」

「は、はい・・・・」

その後、良介はメロンが乗ったフルーツタルトとメロンソーダを注文し、辺りをチラッと見回していると、

「それでは、海外の話題です。 今年の春からデビューが決まった。英国人歌手、フィアッセ・クリステラさんですがそのプロモーション映像が届いています・・・・」

店内に置かれているテレビから前世で聞いた事のある名前を聞き、テレビの画面を見ると、そこには前世で、翠屋で住み込みのバイトをしていた外国人女性が映っていた。

(ふぃ、フィアッセ!?な、なんで此処にいないで、英国なんかに・・・・しかも歌手デビューって・・・・どういう事だ!?)

前世では死んだはずの男が生きており、

翠屋にいた筈の外国人女性が、遠い異国の地で有名人になっている・・・・。

(どういうことだ?歴史がまったく違う流れになっているのか!?)

混乱しながら、翠屋を後にする良介であった。

 

「そう言えば、前世で俺が海鳴に着いた頃、あの剣術道場のジジイが通り魔をやっていたっけ・・・・この世界でもあのジジイ通り魔をやる気なのか・・・・」

気になった良介は前世で道場破りをした剣術道場へと向かった。

道場の中では竹刀がぶつかり合う音、

竹刀で防具を叩く音、

門下生達の気合いが入った声、

等、様々な音が鳴り響いていた。

数多くいる門下生達の中で、良介が知っている二人の門下生の姿があった。

なのはの兄、高町恭也となのはの姉、高町美由希である。

前世でもこの二人はこの道場の門下生だったので、この後世でもこの道場に通っていても不思議に思わなかった。

ただ、前世で通り魔事件を引き起こした道場主の姿は見えない。

「くそっ、どこにいるあのジジイ・・・・」

良介が道場を覗いていると、気配に敏感な二人が良介の存在に気がついた。

「誰だ!?そこにいるのは!?」

恭也は声をあげ、振り向き、美由希は無言のまま振り向く。

「ヤバッ!!」

良介は急いでその場から立ち去ったのだが、恭也は追いかけてくる。

しかし、高校生と小学生の体格差から恭也との差が縮んでいく、良介は咄嗟に路地をまがり、垣根の陰に隠れ、恭也をやり過ごした。

「ふぅ〜危なかったな・・・・」

恭也を無事やり過ごして、ホッと一息ついた良介だったが、

「何が?」

背後から声がして、体をビクッと震わせ、恐る恐る背後を振り向くと、そこには美由希が立っていた。

「えっと・・・・何でしょう?」

良介は知らん振りを通そうとしたが、

「君でしょう?さっき道場を覗いていたの?剣術に興味があるのかな?」

美由希に完全にバレていた。

「さ、さぁ何の事でしょう?」

バレているにも関わらず、良介は尚もしらばっくれる。

「ふぅ〜ん、そう・・・・それじゃあ・・・・」

 

パシっ!!

 

美由希は突然良介の手を取ると、

「この手にある竹刀ダコはどう説明するのかな?」

「っ!?」

「君の歳でこんなに手にタコが出来るなんて、君相当剣を振り続けてきたんでしょう?」

「・・・・」

「黙っているってことは当たっているってことかな?」

「・・そうだよ」

良介はバツ悪そうに美由希から視線を逸らして言う。

「もしかして道場を覗いていたのも興味があったからかな?」

「いや、それはそう言う訳じゃなくて・・・・」

「じゃあどういう訳?」

「・・・・」

まさか、通り魔かもしれない道場主を確認しに来たとは言えない。

「やっぱり興味があったんだね、大丈夫私が皆に紹介してあげるから」

「えっ!?あ、ちょっと・・・・」

さすが、なのはの姉、美由希は良介の詳しい話も聞かずなのは同様強引に良介を道場まで引きずっていった。

「高町君、その子は?」

美由希の手によって道場に引きずられた良介は早速、道場に居る門下生たちの注目される事となった。

「通りすがりの剣術少年でぇ〜す」

美由希が良介の代わりに門下生達に良介を紹介する。

「ちょっ、おまっ・・・・!!」

「この子、手に竹刀ダコが出来るくらい昔っから剣術をやっていたみたいなの」

「だから!!」

良介を余所に一人話を進めていく美由希。

「ほぉ〜ではその腕見せて貰おうじゃないか・・・・」

「「えっ!?」」

道場の玄関に立つ美由希と良介の後ろから声がしたので振り返ると、

「お、お兄ちゃん!?」

そこには肩で息をしている恭也の姿があった。

どうやら良介を探して近所を走り回り、諦め道場へ戻れば、先程道場を覗いていた怪しい人物が美由希と共に道場へ戻っていれば不機嫌にもなる。

「ちょっとお兄ちゃん!!相手は小学生なのよ!?大人気ないと思わないの!?」

美由希が高校生の恭也と小学生の良介では体格差と実力差があり過ぎると主張した。

「本当にそうかな?」

恭也は目を細め、良介を見る。

「あ、あの・・・・俺・・・・・」

気まずい空気となり、良介が何かを言おうとすると、

「恭也君も美由希君も落ち着きたまえ」

道場の奥から老人の声がした。

「師範」

師範と呼ばれた老人が奥から出てきた。

(出て来たな、通り魔ジジイ)

前世の記憶から師範=通り魔だと思い、良介が師範と呼ばれた老人の顔を見た。

「えっ!?」

師範の老人の顔を見た良介は固まった。

なぜならば、師範の顔は前世と違い、良介がまったく知らない人物だったためである。

「君かな?道場を見ていたと言う少年は?」

「・・・・」

「ん?どうかしたのかな?」

無言で自分の顔を見てくる良介に首を傾げる師範。

「どうしたの?」

良介の様子に美由希が声をかける。

「あ、いえ・・・・」

良介は慌てて何事も無かったかのように振る舞う。

その後、良介は師範に誘われるまま道場で剣を振るった。

かつてさくらが言ったように、良介は道場の門下生の中で小学生全員に勝利した。

まさか、良介よりも年上の門下生が負けるとは思っていなかった恭也以外の門下生達は驚きが隠せなかった。

良介が門下生相手に剣を振るっていると、

「へぇ〜今日は随分と面白そうな子がいるね」

と、女性の声がした。

「ふん、まだまだだ」

良介が対戦相手の門下生を倒すし、ふと、その声がした方を見ると、またも良介は目を見開いた。

(忍!?)

道場に訪れていた女性は前世で海鳴に流れ着いた頃、色々世話になった女、月村忍だった。

忍は恭也と親しそうに話していた。

(バカな、忍と恭也が知り合うのはまだまだ先の筈・・・・なんでこの時点で知り合っているんだ?)

良介が唖然としている中、

「凄いね、君。まだ小学三年なのに年上の門下生の人を倒しちゃうなんて」

忍が話かけてきた。

「あの・・・・お二人は随分と親しい様ですけど、お付き合いされているんですか?」

良介が二人の関係を恐る恐る聞くと、

「もう、おませさんなんだから//////

忍は顔を赤らめながら言ってきたので、二人が付き合っているのは明白であった。

「お前、忍となのはに手を出してみろ、この世に生きてきた事を後悔させてやるぞ」

恭也が目を細め、声を低くして良介に警告する。

「ちょっとお兄ちゃんなんで忍さんとなのはだけなのよ!?私はどうでもいいわけ?」

「忍は俺の恋人だし、なのははまだまだ子供だ。だが、お前は自分の身ぐらい自分で守れるだろう」

「そ、それはそうだけど・・・・」

正論を突きつけられ、口ごもる美由希。

「あ、いえ、そう言うつもりじゃあ・・・・ただ、恋愛ってどんなかんじなのかなぁって興味本位で聞いただけですから・・・・」

前世の知り合いにあった事とあの世でクイントに言われた事を少し意識していたようだ。

前世の忍は恭也よりも自分にさりげなくアプローチしていたが、前世の自分はあえてそれを知らん振りをしていた。

それは身分の差に影響していた。

大した学が無い自分でも分かっていた・・・・。

一方は海鳴でも有数の大金持ちの当主、かたや一方は根なし草の半端モン。

忍の将来を考えるならば、自分が身を引くのは当然だと思っていた。

しかし、それは本当に忍のためだったのだろうかと、そう、思うと前世の忍にもすまない事をしたのだと良介は悟った。

 

道場での練習が終わり、師範から通わないかと誘われたが、この場はやんわりと「考えておきます」と言って帰ろうとしたが、

「ちょっと待って」

と、美由希が良介に声をかけてきた。

「ん?」

「私たちこれから皆で一緒にお茶をしようと思っているんだけど、君も一緒にどうかな?」

と、良介をお茶に誘った。美由希の後ろには恭也と忍の姿もある。

誘われるまま良介は美由希の誘いにのった。

 

お茶の場に選ばれたのは当然、恭也と美由希の両親が経営している翠屋であった。

「いらっしゃい・・・・おや、道場の練習はもう終わったのか?」

士朗がお客かと思ったら、店に入って来たのが自分の子供達だったので、来店の掛け声をかけ、子供達の予定を聞いた。

「うん、それで道場で面白い子が居たから連れて来たの」

美由希が士朗に良介を紹介すると、

「おや?君はさっきの・・・・」

「ど、どうも・・・・」

「あれ?二人は知り合いだったの?」

「さっき来たお客さんだよ」

「えっ?そうなの?」

「え、ええ・・・・道場に行く前に・・・・」

「そうなんだ」

美由希が良介と士朗の関係を聞いていると、

「あら?良介?」

店内から聞きなれた声が聞こえた。

良介が視線を声のしたテーブル席の方に向けると、そこにはさくらの姿があった。

「母さん!!どうしてここに!?」

「近所の方にここのお店の事を聞いて来たの」

「そうなんだ・・・・」

そしてさくらの座っているテ―ブル席に皆が集まり、世間話をしていると、

「息子さんのそうですが、貴女も何か武術を学んでいるのですか?」

恭也がさくらに質問をしてきた。

「ええ、剣術を嗜む程度に」

(あれが嗜む程度か?)

さくらの実力を知る良介は自分の母親が言った言葉に心の中で突っ込んだ。

「それでは、自分と手合わせをお願いできますか?」

恭也がさくにら手合わせを挑んだ。

「恭也、お客さんに何を言っているんだ!?」

「そうだよ」

士朗と美由希は恭也を止めるが、

「いいですよ」

と、挑まれたさくら本人はあっさりと恭也の挑戦を受けた。

 

「大丈夫かな?」

美由希は両者を心配している様子。

審判は士朗が勤めているので、過剰な試合にはならない筈・・・・。

(いや、恭也でもちょっと無理があると思う・・・・)

さくらはキャンプへ行った際、成熟期のコアドラモンと空中戦無しの模擬戦して勝っているのだから・・・・。

案の定、恭也はさくらに負けた・・・・。

しかし、恭也は悔しがる事は無く、むしろ清々しい顔をしていた。

「父以外にこんなに強い人がいるなんて、驚きました。いやー世界はまだまだ広いですね」

二人のやり取りを見て、美由希と忍はホッとしている様子だが、士朗は自分も挑戦したいと言う目をしていた。

良いモノを見せてもらったと言う理由から、お土産にシュークリームを貰い、宮本親子は自宅へと帰って行った。

お土産に貰ったシュークリームは家族みんなで食べた。

そしてドラコモンはこのシュークリームがかなり気にいった様子だった。

 

 

登場人物紹介

 

 

高町 恭也

高町家の長男で高町 美由希、高町 なのはの兄。

趣味は釣りと盆栽と昼寝。

古武術「永全不動八門一派・御神真刀流小太刀二刀術(以下御神流)」の師範代。

イメージCV 緑川 光

 

 

高町 美由希

高町家の長女で高町 恭也の妹で高町 なのはの姉。

眼鏡に三つ編みの快活な少女。

兄・恭也と父・士郎より「小太刀二刀御神流」を教えてもらっている。可愛いもの好き。

料理の腕前は壊滅的で、あまり料理をしない恭也や幼いなのはにすら劣っている。

イメージCV白石 涼子

 

 

高町 士朗

高町なのはの父。

喫茶店を経営し、そのほか地元のサッカーチームの監督もしている。

以前ボディーガードとして世界中を飛び回っていた過去があるが瀕死寸前の重傷を負ったことがある。

イメージCV 一条和矢

 

 

月村 忍

「夜の一族」と呼ばれる吸血鬼の一族であり、月村家は中でも名家とされる。ただし姪の綺堂さくらや妹の月村 すずかとは異なり、身体能力が高い訳ではない。

かわりに頭脳がずば抜けていて、幼少時に遺失工学の塊であるノエルを独学で修理。その後もメンテナンスを続けつつ独自の改造まで施している。

趣味は機械いじりとゲーム。好物はアセロラジュース。

性格は明るく社交的。

現在、高町 恭也と交際中。

イメージCV 松来 未祐

 

 

あとがき

良介君が海鳴の街へと越して来ました。

しかし、前世とは違いこの世界では色々良介君の知っている歴史とは違う様子。

良介君の明日はどっちだ?

では、次回にまたお会い致しましょう。