二十一話 海辺の闘い

 

 

ピッコロモンの作った結界により、何とかスパイラルマウンテンへ着いた選ばれし子供達とデジモン達・・・・。

辺りは霧が掛かり、視界が非常に悪い。

足元はサラサラした砂なので、もしかしたら砂漠なのかもしれないとおもったのだが、辺りからは潮の香りが漂っていることからここが浜辺なのだと分かった。

「霧が晴れてきたな・・・・みんな、大丈夫か?」

太一が皆に声をかけ、怪我がないか尋ねる。

「大丈夫・・・・じゃないわね・・・・みんな疲れきっているし、それに・・・・」

空が言葉を濁し、良介の方を見た。

丈とヒカリが看病をしているみたいだが、良介はまだ目を覚まさない。

「たしかにな・・・・」

(くそっ、俺がもっとしっかりしていれば、こんな事には・・・・)

太一は悔しさのあまり、握り拳をつくり、顔を少し歪める。

そんな中、

「皆さんアレを見てください!!」

光子朗が突然叫んで“あるもの”を指差した。

光子郎の指の先にあったのは・・・・

壊れた電話ボックス・・・・だった・・・・。

「あっ!!」

「あの時の電話ボックス・・・・」

「そうか、それで前にも来たことがある気がしたんだ・・・・ここは俺達が初めてデジモンと出会って旅をしたファイル島の海岸だ・・・・」

太一達が壊れた電話ボックスを見ている中、その太一達を見ている者がいた。

そう、ダークマスターズのリーダー、ピエモンである。

ピエモンはスパイラルマウンテンの頂上にある自分達の居城から大きな望遠鏡で選ばれし子供達の様子を見ていた。

「選ばれし子供達とそのデジモン達・・・・こんなところに居ましたね・・・・」

「海岸地帯はこの私の支配下・・・・選ばれし子供達とそのデジモン達の命、この私が貰った・・・・問題は私の部下の誰を向かわせるかだが・・・・」

海の番人、メタルシードラモンは早速選ばれし子供達の討伐作戦を練り始めた。

 

「とりあえず、ここに居てもしかたがない」

「そうね、いつまたダークマスターズが襲いかかってくるか分からないし・・・・」

皆がこの場から移動しようとした時、

 

ピピピピッ

 

良介のデジヴァイスから電子音がなり、ドラコモンのデジタマが動き出した。

「ドラコモンのデジタマが・・・・」

「動いた・・・・」

「孵化しようとしているのよ・・・・」

皆がドラコモンのデジタマを見つめていると、デジタマにヒビが入り、

やがて・・・・

「プチー!!」

デジタマからプチモンが出てきた。

「えっと・・・・お前は?」

太一がプチモンに名前を尋ねる。

幼年期Uのベビドモンと面識はあっても幼年期のプチモンとは面識が無かったためである。

「プチモン・・・・ここは何処?」

「ここはスパイラルマウンテンの海岸よ」

空がプチモンにここが何処なのかを説明する。

「なんで僕は幼年期にまで退化しているの?・・・・あれから何があったの?」

プチモン(ドラコモン)にはどうやら自分がカオススレイヤードラモンになり、暴れまわった時の記憶はないようで、何故自分が幼年期まで退化しているのか?

さっきまでコロッセオに居たはずなのに何故、海岸に居るのかを尋ねた。

皆は真実を伝えようかどうか迷ったが、太一は今後のためを思い、プチモンに全てを話した。

「・・・・そう・・・・このバカ良介が!負の感情と魔力を爆発させて、暗黒面に落ちるなんて、どうしようもない大バカだ!!」

目を覚まさない良介にプチモンは罵声を浴びせる。

「そう言うなって、やり方は間違っていたけど、良介もチューモンのためにあんなに怒ったんだから」

ヤマトが良介を弁護するかのようにプチモンに言う。

「まったく、これじゃあ命がいくつあっても足らないよ・・・・幸い僕はデジモンだから、死んでもデジタマに帰れるけど、人間である良介はそうはいかないんだよ!!奇跡だってそう簡単に何度も起こせるわけじゃないのに!!ヴァンデモンの時もそうだ!!」

「確かに、彼は自分の命を軽視している所があるからな・・・・彼には何か大きな目的が存在しているのに、こうも命を投げ売るような行為は今後控えて貰わないとな・・・・・」

断片的であるが、良介の心の中を見た事のあるウィザーモンはそう言うが、

「控えるどころじゃないよ!!止めてもらわないと困るよ!!」

プチモンはやはりご立腹のようだった。

しかし、何時までも良介を責めているわけにもいかず、

「・・・・そのピッコロモンのことは良介には黙っていて・・・・・知ればきっと、良介はまた自分を責めるから・・・・それに僕のことも・・・・・」

と、ピッコロモンとプチモン(ドラコモン)が一度死んでデジタマに戻ったことは秘密にしてもらいこの話を止めた。

 

その後、皆は浜辺を歩きながら移動していた。

「大丈夫?ヤマト?重くない?」

目を覚まさない良介はヤマトが背中に背負っている。そんなヤマトにプチモンが尋ねる。

「大丈夫だよ。これでも結構鍛えているんだぜ」

そう言ってプチモンに余裕の笑みを見せるヤマト。

浜辺を歩いていると、海の方から声が聞こえてきた。

「助けてェェェー!!」

声がする方を見ると、水しぶきが上がっており、誰かが溺れていた。

「誰か溺れているぞ!!」

「助けに行かなきゃ!!」

「あそこに、カヌーがあります!!」

ヤマトは背負っていた良介を丈とヒカリに託し、疲れていたデジモンたち以外の全員でカヌーに乗り助けにいった。

しかし、近づいてみると妙な事に気付いた。

「あれ、浮き輪つけていますよ?」

「なんで、浮き輪をつけているのに溺れているの?」

光子郎とミミが思った疑問を口にすると、その直後に大きな水しぶきが上がった。

.「シェルゥモォン!!」

海からはピンク色の体に大きな貝を背負ったデジモンが出てきた。

 

シェルモン 成熟期 軟体型デジモン 属性 データ

浅い海底に棲むヤドカリの様なデジモン。

貝殻の中に住み着いたカメの様な風体をしているが、実際は軟体動物のように柔らかい体をしている。

成長すると体がどんどん大きくなるため、その度に住処を替え小さな岩山程の大きさになってしまう。また、体がすっぽり入るものなら、何にでも住み着いてしまう習性を持っている。

知性は低く、好戦的な性格なのでシェルモンに出会ったら気をつけねばならない。

必殺技は、液体を高圧で発射する『ハイドロプレッシャー』。

 

「しぇ、シェルモン!?」

太一達の前に現れたのは以前、ファイル島で戦ったシェルモンだった。

「やべぇ、あいつには敵わない・・逃げろ!!」

太一達は急いで、カヌーを反転させ、シェルモンから逃げる。

「待てぇ!!お前達を溺れさせてやる!!」

シェルモンは物凄い早さでカヌーを追いかけてくる。

そしてカヌーの舵をやられ、航行不能となり、追いつめられる。

「太一!!」

「疲れたなんて言えない!助けに行こう!!」

アグモンとパタモンの言葉にテイルモンとガブモンが頷くが、

「まっておくんなはれ!!ここはワテらに任せておくんなはれ!!」

モチモンの言葉にピョコモン、プカモンが頷く。

「僕も行くよ!!」

プチモンも一緒に行くというと皆は成長期へと進化した。

 

モチモン進化―――――

         テントモン―――――

 

ピョコモン進化―――――

          ピヨモン―――――

 

プカモン進化―――――

           ゴマモン―――――

 

プチモン進化―――――

         ベビドモン―――――

 

ベビドモン進化―――――

         ドラコモン―――――

 

「マジカルファイヤー!!」

「プチサンダー!!」

「ベビーブレス!!」

ピヨモン、テントモン、ドラコモンがシェルモン本体に攻撃し、

「マーチングフィッシーズ!!」

ゴマモンが沢山の魚達を使い、カヌーを浜辺へと押す。

「ぎゃぁぁぁぁ」

ピヨモン、テントモン、ドラコモンの攻撃を受け、シェルモンは海の中へと逃げていった。

そして、やはり疲れているのか、ピヨモン、テントモンは海へと落ち、シェルモンが使っていた浮き輪につかまる。

しかし、この出来事から、選ばれし子供達のデジモンは着実に強くなっていると実感できた。

根拠としては、以前は成熟期のグレイモンでやっとシェルモンを退けたにもかかわらず、今回は成長期の段階でシェルモンを退けたからだ。

太一がその事を言うと、ヒカリ以外の皆は太一が思った事に納得したが、ヒカリはまだ選ばれし子供になったばかりだから分からないと、からかい交じりで言ってテイルモンは少々ガッカリしていた。

「僕なんて・・・・退化どころかリセットしたからな・・・・・」

『・・・・・・・』

ドラコモンが哀愁漂うように言うと、何も言えない一同であった。

 

その後、パンプモンとゴツモンはダークマスターズに対抗するため、自分達の仲間を捜しに行く事になり、ウィザーモンはその護衛として、パンプモンとゴツモンと行動を共にするようテイルモンから頼まれ、渋々ながら同意して、選ばれし子供達とは別行動となった。

ウィザーモン達と別れた後、選ばれし子供達は海岸に蜃気楼のようなものをみた。

そしてその先には海の家があった。

「あれは海の家だ」

「ファイル島の海岸に海の家なんてあった?」

タケルが不審を抱きながら言う。

「ファイル島の海岸に海の家があるんじゃなくて、ファイル島の蜃気楼の中に海の家が有るんです」

光子郎が訂正するように言うと、

「ちゃいまっせ、ファイル島の海岸に海の家があるんですわ!!」

テントモンの言う通り、目の前にある海の家は蜃気楼ではなく、本物の海の家だった。

 

蜃気楼じゃなくて本当にあるのを確認した太一達は海の家に食べ物があるかどか確認しに行った。

しかし、めずらしくミミは海の家には行かなかった。

チューモンの事に関して、ミミなりに、良介のことを心配しているようだ。

丈は良介を木陰になっているところに運び介抱し、ミミの傍に寄り添っている。

「丈先輩・・・・その・・・・良介君は?・・まだ目を覚まさない?」

「少し休めば目を覚ますはずだよ」

「そう・・本当に良かった・・・・」

「ミミくん、あまり自分を責めないほうがいいよ」

「わかってる・・・・」

そうは言うが、やはりミミの顔色は優れない。

(さて、どうしたものか?)

丈がミミのメンタル面について考えていると、海の家から砂嵐が吹いてきた。

眠る良介を木陰に隠し、ドラコモンに任せて、丈とミミ、ゴマモンとパルモンは海の家に行くと、出入り口は分厚い砂で閉ざされており、海の家の壁の隙間から中を覗いてみると、中では皆が倒れており、すぐそばには古代生物のようなデジモンがいた。

 

アノマロカリモン 完全体 古代甲殻類型デジモン 属性 データ

古代生物アノマロカリスに似たデジモン。

古代に食物連鎖の頂点にいたアノマロカリス同様、旺盛な食欲と、高い補食能力を見につけている。

頭部から生えた触手を器用に使って敵を捕まえ、尻尾から生えた鋭いブレードで仕留め、戦況が不利になると、海底の土を、鋭い触手で巻上げて身を隠す。頭部から突き出ているレーダーアイは暗視装置のように敵を捕捉し、逆転の機会を狙う。

必殺技は左右の前肢をクロスさせ放つ『スティンガーサプライズ』。

 

 

アノマロカリモンが外へ出ると、そこにはメタルシードラモンがいた。

「ハハハハ・・・・よくやったぞ!アノマロカリモン。・・これは褒美だ」

そう言って大量の貝をアノマロカリモンにやると、アノマロカリモンは器用に尻尾の鍵爪で貝を抉じ開け、中身を食べ始める。

「では、そろそろ始末するとするか・・・・」

メタルシードラモンは海の家を覗くと子供とデジモンの数が足りない。

「何時まで食っておる!?選ばれし子供達が足りないぞアノマロカリモン!!残りの選ばれし子供達を探して来い!!」

「あ、アノマロカリモ〜ン〜」

メタルシードラモンから命令され、アノマロカリモンは貝を食べるのを止め、急いで残りの選ばれし子供を探しに向かった。

そしてあっさりと丈達はアノマロカリモンに見つかり、丈達とアノマロカリモンとの間で追いかけっこがはじまった。

しかし、従来水中で本領を発揮するアノマロカリモンは陸上での活動にあまり向いておらず、時おり、息が切れている。

やがて丈達との間に距離が開いていくと、アノマロカリモンは突如、砂の中に入っていった。

「もうだめ〜」

「やっぱり戦うしかないかぁ・・・・」

岩に隠れながら息を整え、戦う決意をした丈達。

そして恐る恐る岩場から覗くと、アノマロカリモンの姿は無かった。

「あれ?」

「どうしたの〜?」

「アノマロカリモンが・・いない・・・・」

「逃げて言ったんだ!!」

「どこかに隠れてるんじゃないの?」

「この間に進化出来ればいいんだけど・・・・」

「でも、もう、疲れてお腹もペコペコ・・・・ん?そうだ!探せばあるある・・・・」

そう言ってゴマモンが浜辺の砂を掘ると、貝が出てきた。

パルモンも岩場の近くで海草を見つけた。

その頃、アノマロカリモンは海の中で体力を回復していたが、突如目の前に貝の殻が降ってきた。

不審に思ったアノマロカリモンはそっと海から顔をのぞかせると、ちょうどゴマモンが貝を食べ終え、貝殻を海へ投げ捨てると、投げられた貝殻はアノマロカリモンの顔に当たった。

それに怒ったアノマロカリモンは・・・・。

「アノマロカリモーン!!」

アノマロカリモンは大声をあげて海から出てきた。

(緊張感が無いその鳴き声はどうにかならないのか?)

丈はアノマロカリモンの鳴き声に心の中にツッコミを入れる。

 

ゴマモン進化―――――

         イッカクモン―――――

 

パルモン進化―――――

         トゲモン―――――

 

トゲモンもイッカクモンも成長し、二対一だから完全体一体には勝てると思っていたが、現実はそう甘くなかった。

イッカクモンとトゲモンはあっさりと返り討ちに会い、アノマロカリモンは丈とミミに迫ってきた。

「待て!!お前の相手は僕たちだ!!」

再びイッカクモンがアノマロカリモンに迫ると、

「スティンガーサプライズ!!」

アノマロカリモンは必殺技を出して来た。

紙一重でアノマロカリモンの必殺技を交わすと、攻撃をぶつけた砂浜からは貝が沢山出てきた。

「わ〜いおいしそう〜」

アノマロカリモンは食べ物に気を取られてしまい、丈達のことをあっさりと忘れたようだ。

「今だ、超進化だ!!」

 

イッカクモン超進化―――――

          ズドモン―――――

 

トゲモン超進化―――――

          リリモン―――――

 

「フラウカノン!!」

「いっ!?」

「ハンマースパーク!!」

「がぁぁぁ!?」

ズドモンのトールハンマーの一撃を頭にくらい、アノマロカリモンはノックアウトされた。

 

「急げ!!ズドモン!! みんなを助けに行くんだ!!」

ズドモンは気絶したアノマロカリモンを引きずって急いで海の家に向かう。

「みんな、大丈夫か!?」

「んん・・・・なん・・だ?」

「はやく起きて!!」

丈とミミはみんなを連れて海の家から脱出した。

その直後、

「ファイヤー!!」

メタルシードラモンは口から火を吐き、海の家もろとも太一達を焼き殺そうとした。

とりあえず、囮にアノマロカリモンを置いて、皆は間一髪で燃える海の家から無事脱出する事が出来た。

 

海の家が全焼し、そこから火だるまになって外へ飛び出したアノマロカリモンの姿を見て、海の家の焼け跡に選ばれし子供達の死体が無いのに憤慨したメタルシードラモンはアノマロカリモンを粛清し、自ら選ばれし子供達の捜索に出て行った。

 

良介を隠している木陰にて、丈とミミは先程のアノマロカリモンとの戦いで、まだまだ自分達は未熟である事を話し、まだデジモンたちの成長進化は足りないという事実を突き付けられたのだ。

そこへ、海からメタルシードラモンが襲いかかってきた。

「ここは私に任せて、みんなはズドモンに乗って先にいって!!」

「リリモン!!」

 

リリモンがメタルシードラモンを引きつけている間に皆はズドモンに乗り、海へと逃げるが、メタルシードラモンはその意図に気が付き、リリモンを追うのを止め、今度はズドモンを追い掛け始めた。

「バカな奴め!!海の上で逃げられると思っているのか?」

流石海での最速を誇るメタルシードラモンは徐々にズドモンとの距離を縮めていく。

「フラウカノン!!」

リリモンが自身に注意を引き付けるため、メタルシードラモンに必殺技を放つが、メタルシードラモンの表面を覆う装甲に簡単に跳ね返され、リリモンはメタルシードラモンの尻尾で跳ね飛ばされた。

「リリモン!!」

跳ね飛ばされたリリモンは成長期のパルモンに退化し、ズドモンの上に乗っているミミの腕の中に落ちた。

リリモンを退化させたメタルシードラモンは海へと潜り、ズドモンの側面から体当たりをし、まず上に乗っている子供たちとデジモンを海へと落とした。

ズドモンも反撃し、メタルシードラモンに体当たりをするが、効果は無かった。

「アルティメットストリーム!!」

メタルシードラモンの必殺技を受け、ズドモンも成長期のゴマモンに退化してしまった。

絶体絶命の子供達・・・・。

そこへ、海の中から突如、クジラのようなデジモンが飛び出し、メタルシードラモンに体当たりをした。

 

ホエーモン 完全体 水棲哺乳類型デジモン 属性 ワクチン

クジラの様な姿をした巨大なデジモン。

その巨大さはデジタルワールドでは最大クラス。

ファイル島近海でも、同様の種を確認することができるが、このサーバー大陸沿岸に棲むホエーモンは、見ためこそ同じものの、攻撃力、生命力共に上回っており、完全体への進化を遂げている。

必殺技は大きな津波を引き起こす『タイダルウェーブ』。

 

行き成りの体当たりを受けたメタルシードラモンはバランスを崩す。

その隙にホエーモンは海に落ちた子供たちとデジモンを自らの体内に入れると、海の中へと潜っていった。

「選ばれし子供達とそのデジモン達・・・・逃がしはせん!!」

メタルシードラモンは苦虫を潰したかのような顔をし、怒りを露わにして海を睨んでいた。

 

 

あとがき

今回にて、本格的にダークマスターズ編に入りました。

しかし、良介君は未だに気絶中・・・・。

ウィザーモン達も原作と違い生存できたのですが、キャラを活かせないので、別行動をしてもらいました。

全ては作者の力不足です。申し訳ありません。

 




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