二話 この後世の世でも女性は強し!!
俺がこの後世の世界に転生して六年、ベビドモンに出会ってから二年の歳月が流れた。
ベビドモンの存在を知っているのは未だに俺と俺の両親のみである。
そして今日俺は近くの剣術道場にいる。
やっぱり、後世に転生しても剣だけは手放せなかった。
前世からの体験や記憶で剣術にはそれなりの自信があったのだが、いかんせん体が上手くついていかない。
それでも同学年では当然俺は最強の腕前である・・・・少々大人気ない感じもするが・・・・。
そして俺は今、目の前の人物に緊張の汗をかきながら対面している。
俺の対戦相手・・・・。
それは俺のお袋だった。
クイントはシューティングアーツと言う格闘技をしていてそれをギンガはクイントから習っていた。
クイント似の俺のお袋はクイントと違って武術ではなく剣術を嗜んでいて、ギンガがクイントにシューティングアーツを習っていたのと同様に後世の俺はお袋に剣を習っている。
俺にとってお袋は母親でもあり、剣の師でもあるのだ。
俺はジリジリとお袋にゆっくりかつ慎重に近づき間合いをとる。
勝負は互いに一瞬で決まる・・・・。
そして俺の間合いにお袋が入った瞬間。
「やぁっ!!」
俺は竹刀を振り上げ、お袋に斬りかかる。
しかし、お袋は自分の竹刀で俺の竹刀をいなすとすかさず俺との距離を詰め、
「面!!」
俺の面に唐竹割りを食らわせる。
「面あり!一本!!」
審判にそう言われ、俺の試合は終わった。
やっぱり、お袋は強かった。
デバイスを使ったらシグナムと対等にやり合えると思うぐらい強かった。
道場での稽古が終わると、俺はお袋と一緒に夕食の買出しのためスーパーへ買い物に向かった。
そしてその帰り道、
「良介。今日もまた、さくらさんに負けたみたいだね?」
と、防具を入れている鞄からひょっこりと顔を覗かせるベビドモンが俺に尋ねてくる。
「うるせぇ、人前であまり話しかけるな、バカ竜」
「負けたからってそんなにヤサグレるなよ。良介」
「そうよ、良介。良介の腕前ならあと三〜四年もすれば結構良い線まで成長するわよ。もしかしたらジュニア大会も制覇出来るかもしれないわ」
「それでも母さんに勝てるかわからないし・・・・」
俺はお袋から視線をそらしてぶっきらぼうに言う。
やっぱり悔しいものは悔しいのだ。
そんな俺にお袋は頭を撫でながら優しく語る。
「でもいつかは必ず良介がお母さんを追い抜く日は来るわ。子は親を追い越してくのだけれど、そう簡単に飛び越えられる壁じゃないのよ。その壁を乗り越えて子は強くなっていくのよ。だから良介にはいつかお母さんを越える強い子になってね」
お袋の言葉を聞き、俺はそっぽを向いたままだ。
何しろ顔がほんのりと熱いのだ。
きっと今の俺の顔は真っ赤になっているだろう。
「あれ?良介照れているの?顔赤いよ?」
ベビドモンがからかいながら俺に尋ねてくる。
「ば、バーローこれは夕日のせいだ!
//////」苦しい言い訳だろうが、これが今の俺にできる精一杯の抵抗だった。
「あら?宮本さん?」
「あら、八神さん」
お隣の八神さんも家と同じく夕食の買出しの帰りなのか、両手にビニール袋を持った太一とヒカリのお母さんである裕子さんとヒカリがいた。
「ヤバッ、ベビドモン」
「はいはい」
鞄から顔を覗かせていたベビドモンは慌てて顔を鞄の中に引っ込めた。
同じマンションと言う事で宮本家と八神家の皆は一緒に帰ることにした。
その際、ヒカリがジッと俺と俺の背負っている武具とベビドモン入りの鞄を凝視していた。
「あ、あの・・・・な、何かな?」
あまりにも凝視してくるので、俺は思わずヒカリに尋ねる。
「やっぱり良介君は何だか不思議な感じがする・・・・それに今日もコロモンみたいなにおいがする・・・・」
((ギクッ!!))
俺とカバンの中のベビドモンは体を震わせる。
「そ、そうかな・・・・アハ・・・アハハハハ」
俺はもう乾いた笑い声しか出なかった。
「あのヒカリって子一体何者なんだろう?」
「ん?どうしたベビドモン?」
家に帰った後、ベビドモンが俺に尋ねてきた。
「うーん、なんだかあの子、不思議な感じがするんだ。何っていっていいのか言葉には表せないけど、彼女からは名前の通り不思議な光を感じるんだよ」
「へぇ〜」
「それに良介からも普通の人とは違う不思議な力を感じる」
そりゃ、俺はただの人間ではないだろうさ、何しろ転生なんて二次小説や漫画・アニメの中のような体験をしているわけだし、前世同様法術も使えるのだから。
「そうか?あっ、そういえば彼女よく『コロモン』とか言っていたけど、お前もコロモンになれるのか?俺が見たコロモンはオレンジ色の恐竜みたいのだったが・・・・」
良介はとりあえず、自身の事から話題を逸らすため、タマゴを拾うきっかけとなった光が丘でみたオレンジ色の恐竜こそがヒカリがよく言うコロモンなのだと思い、ベビドモンに尋ねる。
もし、成れるのだとしたら緑色の恐竜になるのかと良介は思っていた。
「コロモンは今の僕と同じ幼年期デジモンの事で、多分良介が言うオレンジ色の恐竜はコロモンが成熟期に進化したグレイモンのことなんじゃないかな?」
「そうなんだ。それじゃあベビドモンもそのグレイモンに成れるのか?」
「うーん、デジモンは育て方によって進化の仕方がちがうから何とも言えないなぁ」
「育て方ねぇ・・・・」
前世の良介は周りが羨む程の数多くの女性(しかも皆、美女)からのアプローチは受けていたが、結局独身のまま命を落とした。
よって子育て経験もないし、根なし草のような生活をしていたのでペットも飼っていない。
せいぜいヴィヴィオと久遠の面倒を少し見たぐらいで本格的に何か育てたのはこれが初めてである。
本やネットで調べたくてもベビドモンなんて生き物は地球上には存在しない生き物だ。ここがミッドならば無限書庫にベビドモンに関連する書物があったかもしれないが、あいにくここはミッドではないし、ミッドに行く手立てもない。
でもまぁなんとかなるだろうと、持ち前の楽天家な思考でベビドモンを育てていく事にした良介であった。
それから数日後、良介の部屋から良介の怒鳴り声が響いた。
「てめぇ!俺のアルゼンチンペソをよくもぉ!!ホラ、吐き出せ!!早く吐き出せよぉ!!」
「無理だよ。もう消化しちゃったもん」
「ふざけんなぁ!!」
良介とベビドモンは部屋で喧嘩をしていた。
その喧嘩の原因が、良介が前に知り合いからもらい、記念にとっておいたアルゼンチンペソをベビドモンが勝手に食べてしまったという事だった。
「ほら返せ!!」
「だから、無理だってば!!」
もみ合ううちに良介の手がベビドモンの体にある他とはちょっと形の違う鱗に触れると、
「いい加減にしろぉ!!」
ベビドモンもキレた。
そして
ガブっ
良介に噛みついた。
「痛えぇぇー!!やりあがったな!?コンチクショー!!」
そう言うと良介はベビドモンの尻尾を掴むと振り回し、壁に叩きつけた。
「このぉ!!」
「やるかぁ!!」
良介とベビドモンの喧嘩は次第にエスカレートしていった。
そんな中、
「ただいま〜」
「おじゃまします」
さくらが帰宅し、さくらと共にお隣の家のヒカリも何故か宮本家に来た。
「良介なら多分部屋にいるんじゃないかしら?」
「わかりました」
ヒカリが良介の部屋の方へと向かっていく。
さくらはその後で、
「あっ、ベビちゃん(ベビドモン)のこと忘れていたわ」
と、宮本家以外の人達に秘匿し続けていたベビドモンの事をすっかり失念していた。
ヒカリが良介の部屋に向かっている中、その良介の部屋の中では、
「だいたいお前の癖には前からイライラしていたんだよ!毎回毎回、どこからか鉄くずやガラクタを集めてくるし、勝手に俺のコインや貯金箱の小銭を食べたりしたり、ちょっとはその癖を治したらどうなんだよ!このバカ竜!!」
「そういう良介こそ、剣道でお母さんに負けた後、泣く癖いい加減治したらどうなんだよ!!この泣き虫!!」
「あああ・・・アホか! あれは・・・あれは・・・・」
おもいもよらないベビドモンの反撃を受け、良介は羞恥で顔を真っ赤にする。
「ん?何なんだよ?あれは?悔しかったら言ってみろ!?泣き虫良介」
「アホか! アホか! アホか! アホかぁ―――!!!」
「アホか!」を連発しながら良介は再びベビドモンに殴りかかる。
そして良介の拳がまたベビドモンの体にある形のちょっと違う鱗に触れると、
「また僕の鱗に触ったな!?よくもぉ!!」
ベビドモン進化
―――――ドラコモン
―――――
ドラコモン 成長期 竜型デジモン 属性 データ
すべてのドラモンタイプのデジモンの「祖」であるといわれている古の純血竜型デジモン。小柄な体躯からは想像できないほどの身体能力を持ち、力・俊敏性ともに成長期デジモンの中でもトップクラスである。性格は非常に獰猛であるが、ドラコモンが認めた相手のみ従順な一面を見せることがある。翼を持っているが、発育が不十分であるため飛ぶことはできない。
必殺技は、高温の吐息を相手に吹きかける『ベビーブレス』と全身を回転させシッポで打撃を与える『テイルスマッシュ』。ドラコモンの全身を覆う鱗のうち一枚は「逆鱗」といわれるウロコがある。ここに触れてしまうとドラコモンは怒りのあまり意識を失い、頭部の角を激しく発光させた後に口から放つビーム弾『ジ・シュルネン』を無差別に放ってしまう。
怒りのボルテージが最高潮に達し、ベビドモンは成長期のドラコモンに進化した。
「てめぇ、汚ねぇぞ進化するなんて!!」
突然進化したベビドモン(今はドラコモン)に対し、進化は卑怯だと良介は主張する。
が、しかし、
「喧嘩に綺麗も汚いもあるかぁ!!ボケェ!!」
ドラコモンにしてみれば自分の弱点(?)のような鱗を二度も殴られ、相当キレている。
そしてそのまま流れるように前回りし、必殺技の一つである『テイルスマッシュ』を繰り出し、良介はその尻尾を白羽取りしようと身構える!!
「おりゃぁぁぁぁぁ!!テイルスマッシュ!!」
「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」
しかし、成長期に進化したてのドラコモンは間合いが上手く掴めず、良介もドラコモンが繰り出したテイルスマッシュのスピードについていけず、
互いに自爆した。
良介はおもいっきり両手を打ち付け、
ドラコモンは自らの尻尾をおもいっきり床に打ち付けた。
「「うぅ〜〜〜」」
良介は両手をさすり、ドラコモンは尻尾をさすりながら互いに涙目で睨みあっている。
また殴り合いが始まりそうな雰囲気の中、それを止めたのは部屋に入ってきた第三者の言葉だった。
「良介君と・・・・コロモンのお友達?」
「「はぁっ!?」」
良
介でもドラコモンでもない声を聞き、二人は部屋の扉に視線を移す。そこには少しビックリした様子で良介とドラコモンを見ているヒカリの姿があった。
(や、八神ヒカリ、なんでここに!?)
デジモンの存在を敏感に感じ取るヒカリの姿を見て、ドラコモンは怒りをよりも驚きと焦りを覚え、
(どうする?どうやってベビド・・・いや、今はドラコモンか、ともかくどうやってドラコモンの説明をすればいい・・・・お袋何で、ヒカリを連れてきたんだよ!?)
と、良介はドラコモンの事とヒカリを連れてきた母親に対し心の中で愚痴っていた。
「はじめまして、八神ヒカリです」
ヒカリは頭をペコリと下げ、ドラコモンに挨拶をする。
「あ、これはご丁寧にどうも。ベビドモン改め、ドラコモンです」
つられてドラコモンもヒカリに頭を下げて挨拶をする。
「おい、コラ!ナチュラルに会話するなよ!!」
「「え?」」
ヒカリとドラコモンのやり取りを見て良介がツッコンだ。
ヒカリがドラコモンの姿を見てしまったのでは仕方がなく、俺はやむを得ずヒカリにドラコモンとの出会いは話した。
光が丘でオレンジ色の恐竜(グレイモン)と巨大なオウムが戦ったのを見たこと、
その帰りにドラコモンのタマゴを拾った事
それからずっとドラコモンを育ててきた事
「じゃあ、コロモンもそのデジモンっていう生き物でドラコモンも同じデジモンなの?」
「ドラコモンの話を聞く限りじゃあそうなるね」
「まぁ、僕はこっちで生まれたデジモンだからまだ他のデジモンには会ったことは無いけどね」
「そうなんだ・・・・」
ヒカリは目を一度伏せた後、ドラコモンをジッと見つめながら尋ねた。
「寂しくないの?」
「えっ?」
突然のヒカリの問いにドラコモンは疑問の声をあげる。
「この世界には貴方の仲間は居ないんでしょう?・・・・独りぼっちで寂しくないの?」
「・・・・」
ヒカリに言われて俺はそこで初めて気が付いた。
この世界にはドラコモンの仲間が・・・・デジモンが何処にもいない事を・・・・。
「大丈夫だよ。良介やさくらさん、良一さんはとっても優しい人達だからね」
ヒカリとドラコモンの会話のやり取りで良介の部屋はシンミリとした空気になったが、
「でも、さっきまで喧嘩していなかったけ?」
「あ、そうだ!てめぇよくも俺のアルゼンチンペソを!!」
「そう言う良介こそ僕の鱗に触ったじゃないか!!」
ヒカリの言葉を聞き、喧嘩していたことを思い出した良介とドラコモン。
「何を〜」
「何だよぉ〜」
再びにらみ合いをする良介とドラコモンだったが、
そこに、
「いい加減にしなさい!!」
ゴン
×2さくらが良介とドラコモンの大声を聞いて部屋に来ると何やら剣呑な雰囲気を出していたので、頭を冷やす為に良介とドラコモンの頭に拳骨を食らわせたのだ。
「つぅ〜」
「うぅ〜」
良介もドラコモンも拳骨を食らった頭を抑えうずくまっている。
「まったく、ヒカリちゃんが居るのに何をそんなに怒鳴り合っているの?」
「だ、だってコイツが俺のアルゼンチンペソを」
俺は片手で拳骨をくらった頭を抑え、もう片方の手でドラコモンを指差しながら喧嘩の原因を話す。
ちなみに目は涙目であり、ヒカリはそんな良介の様子を見て心の中で『ちょっと可愛い』と思っていた。
「アルゼンチンペソならまたお母さんが貰ってきてあげるから、ベビドモンも良介のコインを勝手に食べちゃダメよ」
「は、はい」
「う、うん」
「わかったのなら二人とも仲直りしなさい。ねっ?」
お袋に言われてこのまま喧嘩を続行する事などガソリンが充満するタンク内でタバコを吸いながら花火をするのと同じくらい危険な行為だということを俺もドラコモンも知っている。
そんな状況なわけで渋々ながらも俺とドラコモンは仲直りをした。
「あら?そう言えばベビちゃん姿が変わったわね」
喧嘩騒ぎが終わった後、お袋はベビドモンがドラコモンに進化したことに気が付いた。
「えっ?この子違う姿だったの?」
お袋の言葉を聞き、ヒカリは驚いたようにドラコモンに聞く。
「うんそうだよ。さっきまでは幼年期のベビドモンだったけど、今は成長期のドラコモンだよ」
「「へぇ〜」」
ドラコモンの説明を聞き、お袋とヒカリは納得した様子。
「そう言えば何でヒカリは家に?」
俺は何故部屋にヒカリがいるのかをお袋に尋ねた。
「今日、ヒカリちゃんのお兄ちゃんの太一君が所属しているサッカーチームの試合があったんだけど、ヒカリちゃん、少し風邪気味で、お留守番することになったから家で預かることにしたのよ」
「へぇ〜」
その後、太一さんが帰ってくるまでヒカリはドラコモンを触り続けていた。
竜型とはいえ、ドラコモンは爬虫類か両生類に近い生物なので、女の子から嫌われるものかと思いきや、ヒカリはドラコモンの鱗肌の何とも言えない感触に病みつきになった様子だった。
ドラコモンの方も特に嫌がる気配も突然キレる気配もなかったので好きにさせた。
あと、ヒカリにはちゃんとドラコモンの事は内緒にしてくれと頼んでおいた。
別にこのマンションがペット禁止だからというわけではない。
事実、八神家でも確か猫を一匹(ミーコ)飼っている。
黙ってもらう理由は言うまでもなくデジモンの存在を公にしたくないからだ。
「うん。分かった」
ヒカリは素直にドラコモンの事を言わないと約束してくれた。
「あ、そう言えば・・・・」
ドラコモンの件について約束した後、ヒカリが何か思い出した様に言った。
「良介君」
「ん?何?」
「あの時・・・・光が丘でコロモンと大きな鳥が戦っていた時そこに居たんだよね?」
「あ、ああ・・・・」
(何だろう?何か嫌な予感がする)
ヒカリの声のトーンが段々低くなっていくのを感じ俺は少し顔を引き攣らせる。
「なんで教えてくれなかったのかな?・・かな?」
「えっ!?あ、いや、うん、それはね・・・・」
「良介君、私があそこにいたこと知っていたんだよね?」
「う、うん」
「お兄ちゃんもいつの間にかコロモンの事忘れちゃうし・・・・私だけが覚えていたから・・・・誰にも喋れなくて・・・・・寂しかったのに・・・・・それなのに・・・・」
ヒカリは顔を俯かせながら呟いている。
その姿からでは泣いているのか怒っているのかまだ判別がつかない。
そんな中で俺はヒカリの兄である太一さんがあの事件の事を忘れていると言う事実に対しては腑に落ちなかった。
まぁそれよりも今は眼前のヒカリのことだろう。
「それなのに・・・・良介君は話す相手がちゃんといたのに・・・・私には居なかったのに・・・・・私には話くれなかったんだね・・・・・?」
顔をあげたヒカリは涙を浮かべておらず、瞳の中に炎を宿していた。
それによりヒカリが泣いているのではなく怒っているのが分かった。
「それについては悪かったって・・・・」
「ダァ〜メェ!・・・・ちょっと、向こうで
O・HA・NA・SHIしようか?」ヒカリの変貌にドラコモンの奴はオドオドするだけで助けてくれないし、お袋に至っては笑顔で俺とヒカリを見ているだけ。
お袋も親父に対し何か思い当たる節か思い出でもあるのだろうか?
「ちょ、それ(
O・HA・NA・SHI)はなのはの十八番(おはこ)!!ちょっとまっ・・・・アッ――!!」なのはだけの十八番だと思っていた
O・HA・NA・SHIをヒカリから受けた俺は精神的にズタボロになった。そして俺はこの後世の世界でまた一つ新たに学んだ。
この後世・・・・いや、どんな世の中でも女性は強い生き物なのだと言うことを・・・・・。
登場人物紹介
ドラコモン 成長期 竜型デジモン 属性 データ
良介がベビドモンの逆鱗を知らず知らずの内に触ってしまい、それにより怒りが頂点に達しベビドモンが成長期へと進化した姿。
背中に翼が生えているが、ベビドモンの時と違い、体重が急激に増えたのと、未だに成長期の体に慣れていないことからうまく飛べなくなった。
今後の成長と訓練次第によっては飛べる。
プチモン時代から『光るモノ』の収集癖は未だに治っていない。
さくらはベビドモンの時はベビちゃんと呼び、ドラコモンの時はドラちゃんと呼んでいる。
イメージ
CV 加藤英美里
あとがき
後世の良介君は何故かコインのコレクターと言う設定が増えました。
まぁ、前世と違い根無し草ではないので、新たな趣味を得る事が出来たのだと思ってください。
そしてアルゼンチンペソネタは日常から頂きました。
原作の良介君よりも性格が甘えん坊で泣き虫な気がしますが、それは母親であるさくらの存在が良介君にとって大きいということです。