三十二話 ゲンジツカラユメノナカへ 

 

 

光を求めるものは、

暗闇の中へと突き進まねばならぬ。

恐怖をつのらせるものが、救いを作り出す源となる。

「黄昏の道」 ハウスマン より

 

 

「宮本さんっ、お願い、返事してっ、眠っちゃダメですっ!お願い、誰か・・・・シャマル先生っ、早く、お願いだからっ!!」

スバルの涙声の叫びが聞こえる。

そして自分の膝元には胸に風穴を開け、血まみれになり、自分の頬を弱々しく撫でている愛しい旦那様の姿。

そして自分の左腕には彼の血がベットリと付着したリボルバーナックルが装着されている。

(えっ?な、なに・・これ・・・・?)

目の前の光景に驚きが隠せないギンガ。

「・・・・やく・・・・・そく・・・果たし・・・た・・・・ぜ・・・・クイント・・・・・」

頬を撫でた手が、力なく地に落ちる。

良介は微笑みを浮かべつつ、ゆっくりと瞼を閉じ、眠る様に息を引き取った。

(どうして・・・・なんで・・・・良介さんが目の前で・・・・私たち・・・・結婚して・・・・・子供も・・・・)

「りょう・・・すけ・・・・さん・・・? うそ・・・・ですよね・・・・・? 冗談・・・です・・・よね・・・・? ねぇ、良介さん、りょうすけ、さん・・・」

ギンガは目の前の光景が信じられず、目を閉じた良介に声をかけ、体を小さく揺する。

しかし、息絶えた良介はギンガの問いに答えることはなく、目を醒ますこともなかった。

「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」

ギンガは息絶えた良介の体に抱きつき、涙を流し、叫び声をあげる。その直後、ギンガの目の前は真っ暗となり、意識を失った。

 

 

再び、ギンガが目を覚ますと、そこはどこまでも続いている様な広大で薄暗く、何もない空間だった。

そこにギンガはポツンと一人で立っていた。

 

一体ここは何処なのだろうか?

 

どうやって自分は此処に来たのか?

 

記憶が欠如しているため、ギンガはそれらを思い出すことができない。

「ここは・・何処なんだろう?」

現状を確認するため、ギンガが歩き出すと、足元は粘着性のある液状になっており、酷く歩き辛い。

ギンガが足元を見ると、そこは辺り一辺、血の海だった。

「ひっ!?」

血の海を見たギンガは先程見た、良介の血を連想してしまい、狼狽する。

すると、後ろから自分に近づいてくる人影が見えた。

警戒しつつ目を凝らすとそれは良介だった。

「良介さん!!」

死んだはずの良介が歩いている。

生きている。

その事実はギンガを不安から喜びに変えた。

しかし、近づいてくる良介の姿を見たギンガの目は見開かれた。

「っ!?」

「痛てぇ・・・・痛てぇよぉ・・・・ギンガぁ・・・・」

良介は胸に風穴を開け、そこから大量の血を流し、苦痛に顔を歪めている。

「ひっ!?」

「ギンガぁ・・・・痛てぇよぉ・・・・助けてくれぇ〜」

血に塗れた手をギンガへと伸ばし、苦しそうな表情でギンガに助けを求める良介。その姿はゾンビを彷彿とさせる。

「ギンガぁ・・・・」

良介の血に染まった手が自分に届こうとした瞬間、

「い、いやぁぁぁぁ!!」

ギンガは思わず、目を瞑り、耳を塞いで、その場から形振り構わず急いで走り去った。

 

 

どのぐらい走ったのか、自分でも分からない程にギンガは滅茶苦茶に走った。そしてふと、後ろを振り返ると、良介の姿はどこにもなかった。

そこでようやく立ち止まり、冷静に考える。

『何故逃げてしまったのだろう?』という罪悪感と後悔に捕らわれるギンガ。

あの傷は自分が付けた傷なのに・・・・。

良介はあんなに痛がりながら、懸命に自分に助けを求めてきたのに・・・・。

何故、彼を受け止めてあげなかったんだ?

そんなことを考えていると、今度はギンガの前に人影が現れた。

ギンガが再び警戒しながら目をこらして見ると、それは良介ではなく、アリサだった。

「アリサさん!」

ギンガがアリサに声をかけ、近づくと、アリサは目に涙を浮かべたままキッとギンガを睨んできた。

そして、

「馴れ馴れしく話しかけないでよ!!人殺し!!」

癇癪を起こしたかのように声をあげるアリサ。

「あ、アリサさん・・・・?」

アリサのいきなりの拒絶の態度と「人殺し」という言葉に戸惑うギンガ。

「返して!!返してよ!!良介を返して!!私の良介を返してよ!!」

アリサがギンガの胸倉を掴んで子供のようにせがむ。

すると、いつの間にかギンガの周りには六課の面々が立っており、ギンガを睨みつけながら、ギンガを囲んでいた。

「なんで、兄さんが死んでギンガは生きているのかな?」

なのはが冷たい視線でギンガに問う。

「リョウスケを殺したくせに、今ものうのうと生きているなんて・・・・」

フェイトは怒りに満ちた視線でギンガを見る。

「この恥知らず!!人殺し!!それでよく局員をやっていられますね?辞めたらどうです?」

ティアナはギンガに対し怒鳴り、

「こんな人が私の姉だなんて、まったく恥ずかしいよ!!もう、姉とも思わないし、気安く声をかけないでね。人殺し!!犯罪者!!」

あのお姉ちゃん子だったスバルが自分を拒絶し、罵倒し、冷たい目で見てくる。

「こんな最低な奴が一時的とはいえ、私の部隊に所属しておったなんて、私の一生の汚点やないか・・・・」

はやては後悔するかのように言う。

「死んでくれないかしら?」

シャマルはまるで虫けらを見るかのような視線を向け、ギンガに頼む。

「なんなら介錯をしてやろうか?それとも引導の方がいいか?」

シグナムは愛刀のレヴァンティンを鞘から抜きその刃先をギンガに突きつけながら問う。

「そうだぜ、さっさと死ねよ、人殺し!!リョウスケ殺し!!」

ヴィータは怒気を含んだ声で叫び、

「あのままナンバーズかスカリエッティに殺されていれば良かったのに・・・・」

エリオは愚痴の様にこぼす。

「だね〜」

キャロもそれに同意する。

「パパを返して!!ヴィヴィオのパパを返してよ!!」

ヴィヴィオはアリサ同様目に涙を浮かべて声をあげる。

 

アリサと六課のメンバーから浴びせられる罵倒にギンガは頭がおかしくなりそうで必死に耳を塞ぎその場にうずくまる。

服や髪に血が着こうが関係ない。親しい人達からの罵倒はギンガの精神を容赦なくガリガリと削り、気力を消耗させていく。

それから一体どれくらいそうしていただろう。いつの間にか六課のメンバーもアリサも消えており、再び静寂が辺りを包み込む。

今思えば、良介が死んだ後、毎晩悪夢にうなされていた事を思い出すギンガ。良介が復活した後はその悪夢を見ることがなかったのだが、これは久しぶりに見たその悪夢の一つ・・・・。

ならばこれは夢・・・・・。

そう、夢なんだ・・・・。

夢ならばいつかは覚める。

夢が覚めればきっと良介が笑顔で自分を温かく迎えてくれる。

優しく包み込んでくれる。

甘えさせてくれる。

抱きしめてくれる。

娘の桜花もきっと傍にいる筈・・・・。

自分にこれは夢だと何度も言い聞かせるギンガであったが、本当に夢が覚めたとき、良介や桜花がいるのだろうかと、不安になった。

死んだ筈の人間が生き返る。

出来すぎた話だ。

お伽話や漫画・アニメじゃあるまいし、

もし、死んだ人間が生き返るならば自分達の母親、クイントも生き返っている筈・・・・。

あれは、自分の見ていた都合のいい夢だったのではないか?

良介が生き返り、その彼と結婚して、彼との間に子供をもうける。

悪夢の中で見たほんの一時の良い夢だったのではないだろうか?

そんな考えが過ぎり、ギンガを尚不安にさせる。

そんな時、背後から聞き覚えのある男の声がした。

「これでわかったろう?君たち戦闘機人の本性は人殺し・・・・殺戮と破壊のために存在する道具ということが・・・・」

声のした方を向くとそこには紫色の髪に白衣を着た男が一人立っていた。

「ジェイル・・・・スカリエッティ・・・・」

ギンガがスカリエッティを睨むと、彼はギンガの睨みも気にする様子もなくまた何事もなかったかのように語りだす。

「私のような人造魔導士も君のような戦闘機人も99.999%人間に近い存在であっても、100%、本物の人間にはなれんのだよ。それは君自身も分かっていたはずだ。好意を寄せていた男を無表情で、しかも何のためらいも無く殺したのだから」

「っ!?・・・・元はと言えば、貴方があの時、私を攫って、私の体を弄ったのが原因じゃない!!母さんも貴方のせいで・・・・」

ギンガは腹の底に溜まっていたスカリエッティへの憎しみをぶちまける。

「私は、あくまであの論文の提唱者として、研究者として、君に教えてあげただけだよ。君に、もし、人間らしい部分があれば、あの時、君は多少なりとも攻撃をためらった筈だ。それに君が捕まったのも、君自身が未熟だったからではないのかね?」

「っ!?」

スカリエッティにそう諭され、ギンガはあの時の事を・・・・自分が地上本部で敗北した事を思い出す。

あの時、ようやく母の事件の関係者であろう敵の戦闘機人が自分の目の前に現れた時・・・・あの時の自分は冷静だったか?

答えは否である。

冷静に考えれば、あの時、敵の戦闘機人のIS能力もわからず、敵に挑み、ましてや三対一の状況になった時も、自分は撤退を選択せず、その場にとどまり続け、相手を捕まえようとした。

あの時、すぐに撤退し、スバルと合流していれば、敵の手に落ちることもなかったし、彼を殺すこともなかったのだ・・・・。

そう思うと、あの時の自分自身の思い上がりと行動に怒りがわいてくる。

しかし、今となっては後の祭りである。

「う、うるさい!!全部・・・・全部貴方が悪いのよ!!」

そう言うや否や、ギンガはスカリエッティの首を絞めていた。

その時のギンガの目は戦闘機人として機能している事を示す金色の瞳になっていた。

「うっ・・・・がはっ・・・・」

スカリエッティのむせる声を聴きギンガは自分が今、何をしているのかを悟り、慌ててスカリエッティの首から手をどかし、彼から離れた。

(私・・・・今、何を・・・・)

ギンガは震えながら自らの両手を見る。

「ゴホッ、・・・・フッ、どうだい?分っただろう?それが、君の本性さ・・・・」

「違う・・・・」

スカリエッティは手で首をさすりながら、勝ち誇ったかのように呟く。それに対し、ギンガは震える声で否定する。

「いや、違わない。それが君の・・・・君たち人間兵器、戦闘機人の本性さ。表面では、どんなに人間らしく振舞ってもその奥底にある本能では常に破壊と殺戮を行うしか能のない凶暴な本能があるのだよ」

「ち、違う!!私は・・・・私は・・・・」

「いい加減、素直に現実を受け入れたまえ、自分が破壊と殺戮の為のみに生み出された存在だと言う事を。人殺しのための道具だと言う事を。人殺しの道具は所詮死ぬまで人殺しの道具なのだよ。ハハハハハハハハハ・・・・」

言う事を言いきったスカリエッティは踵を返すと、そのまま高笑いをしながら暗闇の彼方へと歩きだし、やがてその姿を消した。

「人殺しの道具は・・・・所詮死ぬまで人殺し・・・・道具・・・・人殺し・・・・・」

スカリエッティの言葉が妙に頭に残り続け、呆然となりながら彼が消えた方向をギンガは見ていた。

 

 

いつまでも覚めない悪夢。

夢の中の筈なのに、ギンガの精神は疲労していった。

血の海にも関わらず、ギンガは気にせずその場に座り、悲しみ、恐怖、不安等の負の感情と戦っていたが、もう限界だった。

「血まみれの体・・・・フッ、人殺しの道具である私には相応しい体・・なのかもね・・・・」

ギンガが自嘲を含んだ笑をこぼし、負の感情に捕らわれていると、ギンガの体が次第に血の海へと沈み始めた。

「もう・・・・このまま沈んじゃってもいいや・・・・・そうすれば楽に・・・・・」

抵抗をすることもなく目を閉じて血の海に沈んでいくギンガの体。

 

 

わたしはもうこれからは、さもよい歩くこともなし、

わたしの心はいつまでも優しい思い出に包まれる。

「わたしのただ一つの願い」 エミネスク より

 

 

ギンガの体が血の海に沈んでいく中、突如、暗闇の空間が光り出すと、空から光を纏った女の人がギンガに手をさし出してきた。

「あなたらしくないわね。ギンガ。たかが、夢ごときに負けるなんて・・・・戦いなさい!!ギンガ!!」

懐かし声を聞き、ギンガが目を開けると空から手を差し伸べてくる女の人がいた。

「か、母さん・・・・?」

そう、手を差し伸べてきた女の人は、今は亡き、ギンガの母、クイント・ナカジマだった。

「さぁ・・・・良介君や皆が待っているわ。起きるのよ、ギンガ!!そして戦いなさい!!どんなに辛くても決して現実から目を背けてはダメよ!」

クイントの言葉を聞き、ギンガは沈みかけている体を必死に動かして、クイントに手を伸ばし・・・・。

そしてクイントの手をとった・・・・・。

その瞬間ギンガの目の前が眩い光に包まれ真っ白になった。

「私はいつでも。あなた達の事を見守っているわよ。ギンガ・・・・」

意識が遠のく中、クイントの言葉が聞こえた。

 

 

――っ!?」

ギンガがバッと目を開けると、 周囲は真っ暗だった。

体中は寝汗だらけで、息遣いも荒い。

そこではじめてギンガは何かを求めるように手を伸ばしている自分に気付いた。

まだ視界がぼやけ、頭が働かず、思考がまとまらない。

段々目が暗闇に慣れてくると、ギンガは辺りを見渡す。

ギンガが寝ていた場所。そこは自分が十年間以上の時間を過ごしたナカジマ家にある自分の部屋だった。

「私・・・・どうして・・・・・」

なぜ、自分が宮本家の寝室ではなく、ナカジマ家の自分の部屋にいるのだろうか?

その理由が未だハッキリとしないギンガ。

そんな中、先程見た悪夢が頭の中によみがえると同時に不安がよぎった。

 

やっぱり良介と結婚したのは夢だったのではないか?

 

だから自分は宮本家の寝室ではなくナカジマ家の自分の部屋で寝ているのではないか?

 

良介は生き返ってなんかいないのではないか?

 

そうなれば当然娘の桜花も存在していない事になる。

 

そんな不安がギンガの頭を過ぎり、急ぎ、自分の枕元にあった携帯端末で宮本家に電話をかける。

しかし、いくら待っても呼び出し音がなるだけで一向に誰も出ない。

次に登録してある良介の番号に電話をかけるが、

「留守番電話サービスです・・・・」

こちらも呼出音がなり、しばらくすると留守電となり、良介は一向に電話に出ない。

そんなやりとりを三度繰り返したとき、

「だぁー!!うるせぇ!!今何時だと思っていやがる!!」

突如、電話の通話口の向こうから良介の怒鳴り声がした。

「りょ、良介さん!!」

「ん?ギンガか?どうした?こんな夜遅くに・・・・?」

良介の声を聞き、不安が解け、安心したのか、ギンガの目からは無意識に涙が流れた。

 

 

「えっ?なに?怖い夢を見て、夜泣きした?お前一体いくつだよ?桜花じゃあるまいし・・・・」

「だ、だってぇ〜」

夜中の突然の電話の訳を聞き、電話の向こうから良介のからかい混じりの声に、ギンガの頬が羞恥に染まる。それに彼の口から「桜花」という自分の娘の名前も確かに聞こえた。

(よかった・・・・やっぱり夢じゃなかったんだ・・・・)

良介と桜花の存在があることに安堵するギンガ。

すると、電話の奥から。

「良介!!あんたが大声を出すから桜花が泣き始めちゃったじゃない!!」

アリサの怒鳴り声が聞こえた。

「あ、ワリィ。それじゃあギンガ、明日、朝一で迎えに行くから・・・・それじゃあな・・・・・」

急いだ様子で電話を切る良介。

電話を切り、ようやく思考が働き始め、なぜ自分が宮本家ではなく、ナカジマ家にいるのかを思い出した。

ナカジマ家に居る訳それは・・・・・

108部隊でギンガの顔馴染みの同期が結婚するとのことで、部隊長であるゲンヤと共にその同期の結婚式に出席したのだった。

そして披露宴で、皆にすすめられ、シャンパンとワインを飲みすぎ、ゲンヤも祝い酒を勧められ互いに酔いつぶれたので、カルタスがゲンヤと共に実家に送った事も朧気ながら思い出した。

床には脱ぎ捨てられたカーキ色の管理局の制服。

下着とキャミソール姿で寝ていた自分。

現状を理解し、

良介と結婚したのは現実だったのだと安心したギンガは再びベッドにその身を沈めた。

今度はいい夢を見たいと願って・・・・。

 

 

翌朝、ナカジマ家を出たギンガを良介は玄関先で待っていた。

「良介さん!!」

良介の姿を見たギンガは思わず、良介に飛びついた。

「ど、どうした?ギンガ?」

突然自分に飛びついたギンガに戸惑う良介。しかし、ちゃんとギンガを優しく受け止める。

「何も聞かないで・・・・もう少しだけ・・・・もう少しだけ、良介さんの存在をこうして確かめさせて下さい・・・・」

ギュッと自然に良介を抱きしめている手に力が入る。

「やれやれ」

良介もギンガの体をギュッと抱きしめる。

 

 

「まったく、いつまでたっても心配が尽きないわね・・・・うちの娘達は・・・・・」

 

 

「えっ?」

ギンガは咄嗟に振り向いた。

確かに、ギンガにはクイントの声が聞こえたのだ。

「どうしたギンガ?」

「今・・・・母さんの声がしたような・・・・・?」

辺りを見回すギンガ。当然、クイントの姿はあるはずもない。

「クイントの?」

「はい・・・・」

「そうか・・・・クイントもギンガの事を心配していたんだろう・・・・」

良介は優しい微笑みをギンガに返す。

そして二人は手をとり、自分たちの家に・・・・大切な家族が待っている自分達の家へと帰った。

 

 

あとがき

今回はちょっと欝展開なギンガが見た夢を描きました。元ネタはリョウさんが書いたSilent Flame(アリサ・ローウェル)です。

リョウさん許可をいただきありがとうございます。

名無しASさんの作中でもJS事件後に『眠れば、決まって彼を貫く夢ばかりを見た。 』と描かれていたのでギンガはこのような夢を見ていたのではないかと思い書いてみました。

今後は良介君がギンガの心の傷を癒していくと思います。

クイントさんはこの先、機会があれば登場させる予定です。

では、次回にまたお会いしましょう。




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