第18話「自己相似のアンドロギュノス-Fractal Androgynous-」



***

だが――男だ。


Dメール取り消し作戦、二通目はルカ子。
世界に大きな影響はありませんでしたが、本人の性別が変化。これもまた重要です。

女の子になったルカ子は、岡部への思いを打ち明けました。
普段の岡部への尊敬は男ならではの妥協であり、女の子になれば恋に昇華されたのかもしれないですね。
彼女の思いに答えるには、まゆりを犠牲にしなければならず――
原作ではルカ子エンドもありますが、決して幸せではなく辛い終わり方になりました。
一人の犠牲を黙認しなければ、女の子のルカ子は幸せにはなれない。悲劇なのかもしれません。

自分達だけを優先できない彼らは、Dメールの取り消しを選択しました。涙の別れを告げて。

ただ最後の思い出に、二人ならではのデートを行います。
紳士淑女ぶっていた初デートは本人達は気まずかったかもしれませんが、第三者視点で見ると笑えます。
というか、オカリンは上擦りすぎて吹きまくりですw 台詞の後に↑をつけたくなるほどに(頷)
男に戻ったルカ子ですが、それでも可愛くて純真。オカリンの心を今後も惑わすでしょう。


さて、残るDメールは一通。憎むべき人間と、向き合わなければなりません。


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