第13話「形而上のネクローシス-Metaphysics Necrosis-」



***

――殺させない。まゆりは、俺が助ける



この一言に、オカリンの覚悟が現れていますね。

まゆりの死に膝をつかず、助手が開発したタイムリープ・マシーンで過去へ移動。
過去改変を行っていないので世界線は超えず、時間だけが巻き戻る。
これは非常に重要で、単純に過去の行動を変えただけでは、確定した現実は変えられない事を意味します。

一度目も、二度目も、失敗。

最初の失敗、一度目の失敗と、教訓は生かしているのですが最悪は変えられず。
死の形だけが変化するのみで、まゆりはどうしても死んでしまいます。
辛すぎる現実、それでも諦めない。悲しみを殺して、拳を握るオカリン。
この覚悟がいずれ彼に重大な選択を迫り、そして乗り越える力となります。
いずれにしても、今のままでは何も変えられない。次回あたりで、助手が知恵を授けそうですね。


それにしても綯さんはほんま、怖い人やで)ぇー


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