一人の少女が町を走る。
向かう先には災厄の力。
全身に感じる不吉な魔力に心は焦るばかり。
「急がないと…!」
少女は知らない。
今、その災厄と戦っている者がいる事を。



   魔法少女リリカルなのは シャドウダンサー

第四話  ガール ミーツ シャドウ



連音は地面を蹴り、一気に跳躍する。目指すのは目前の大樹の頂上。
「あの二人のいる場所に災禍の魔石がある。それさえ封印できれば…っ!?」
連音の目前にいきなりツルが現れた。鞭のようにしなり、振り下ろされる。
「くっ!」
連音が左手を前方に突き出すと、そこに光の盾が生まれた。ツルはそれにぶつかって阻まれるものの、連音も地面に戻されてしまった。
更に、何本ものツルが触手の様にうねりながら迫りくる。
それらをバックステップで躱していく。
「こいつら…敵意を持って攻撃してきている…!?」
大樹に接近するのを阻むようにツルはその数をどんどんと増やす。
それらを睨みつけ、連音は琥光の柄を掴む。
「邪魔をするなぁ!」
琥光を逆手で抜き放ち、一気に走り出した。
ツルが今度は槍のように先端を硬質化させ、串刺しにせんとばかりに一斉に襲い掛かる。
が、次々に地面に突き刺さっていくそれらをあっさりと躱し、一閃する。
斬光が走り、ツルはいとも容易く切り捨てられた。
そのまま更に加速し、幹を目指す。その行く手を阻むように更に何十本ものツルが、
そして地面からも何本もの根が突き出してきた。
そのあまりの量に連音の足は止められてしまった。
「くそ、これじゃキリがない!」
連音はその向こうを見やった。遅くなったとはいえ、未だに大樹はその成長を止めてはいない。
これ以上大きくなれば、その被害はどれほどになるのか想像も出来なかった。

柄の先端に納められた琥珀色の石が光った。
“進言 天馬乃術使用”
「……天馬の術か…あれ、あんまり好きじゃなんだけどな…」
そうこうしている内に背後からも根が突き出し、そこから新たな幹は生え、ツルが出現する。
両側はビル。前と後ろには無限の再生をするツルと根。
最早、完全に包囲されていた。
「――そんな事は言ってられないか!!」
連音は琥光を口に銜え、両手で幾つかの印を結んでいく。
すると、地面に琥珀色に輝く魔方陣が生まれた。
見た事の無い文字の書かれた帯で作られた巨大な正方形。その四つの角には梵字に似たものが描かれた小円がある。
そして内側に二重正円と、その上に重なる様に剣十字。
回転する正方形の角の小円に光の柱が生まれた。
「羽ばたけ!」
“飛翔”
琥光の声と同時に連音の足元に風のリングが現れた。
先程の様に地面を蹴り、一気に飛び上がる。
やはりその行く手を阻むようにツルが何本も連音の前に現れた。
「二度も同じ邪魔を喰らうか!!」
振り下ろされる一撃を身を翻して回避していくと同時に斬撃を放ち、全て切り捨てていく。
跳躍ではなく飛翔。
連音は空を舞っていた。

まだ目標はビルより高いぐらいの位置で止まっている。
成長自体が止まったのか。それとも更なる成長の為に力を蓄えているのか。
どちらにしても今が最大のチャンスとばかりに連音は一気にスピードを上げて突っ込む。
その行く手を三度阻むようにツルが現れる。
が、今度はさっきとは様子が違った。
何十本ものツルが絡み合い、束ねられ、やがて巨大な蛇のようになったのだ。
それが三体、時間差で襲い掛かる。
「くっ!?」
一匹、二匹を躱した瞬間、三匹目が連音にぶつかり、そのまま連音を彼方まで吹っ飛ばした。
「ぐぁあああああああ!!」
寸での所で防御したものの、全身を駆け巡る衝撃に意識を刈り取られそうになる。

更に、連音目掛けて残る二体も攻撃を仕掛けるべく追撃を掛けてきていた。
“敵影 二 接近 危険度上昇”
「わか…ってるよぉ!!」
凄まじいGを受けながらも体を捻り、攻撃をいなす。
その瞬間、弾かれたように錐もみ回転で地面に投げ出された。

“防壁展開”

琥光の言葉と同時に連音の体を光が包み、衝撃を吸収したが、勢いはそのままで、道路を更に転がっていく。
今日はよく転がされる日だ、なんて感想が頭を過ぎった。

どうにか勢いを殺しながら体勢を立て直す。

ザザーーーッ!と地面と靴が擦れ、砂塵を巻き上げた。

「うぅ〜〜……気持ち悪ぅ〜…」
くらくらとする頭を押さえながら前を見やる。
目標はかなり先……歪な全体を確認出来る程の所にあった。
目の前にはツルの蛇が三体。完全に行く手を塞いでいた。

「クソ…!何時までもやられっぱなしだと思うなよ!!琥光、術方陣、展開!!」
“了承”
掛け声と同時に足元に魔方陣が生まれた。
連音は親指で琥光の刀身をゆっくりと擦り上げる。
「五行相剋……其れ、森羅万象の理なり……金を以って木に剋つ……金、剋、木!!」
琥光の刀身が白く輝いた。
それの変化に何かを感じ取ったのか、蛇が一斉に襲い掛かる。
だが、連音はそれを睨みつけ、一足で跳び上がって琥光を振り抜く。
まるで豆腐でも切るかのように何の苦も無く、刃が蛇を両断した。
「一つ!」
“瞬刹”
かき消える様に連音の体が一瞬で移動し、もう一匹の目前に現れる。
そのまま刃を振り下ろした。一刀の下、蛇が切り捨てられる。
「二つ!」
“瞬刹”
最後の一匹の前にも連音はテレポートのように現れる。
「三つ!!」
その首を横薙ぎに切り落とす。
連音が刃を返した。
「滅せよ…!」
その掛け声と共に蛇がバラバラと崩れ落ちていった。

“飛翔”
風のリングを足に付け、再び大樹に突っ込んでいく。
「相剋…効果絶大!これならいけるぞ!!」
地面から根やツルが生えて行く手を阻もうとするが、琥光の一撃で一瞬にして消滅していく。
轟々と音を鳴らす風と後ろに流れていく世界。
最早、邪魔するものはいなかった。
「災禍の魔石…!封じさせてもらう!!」
連音は一気に高度を上げ、光の繭に向かって刃を向けた。
とその時、琥光が反応した。
“目標後方 下方三十四度 距離 三五一 生命反応”
「何っ!?」
その方向を見た連音の目に飛び込んできたもの。
それは生えた枝に腕を絡めて必死にぶら下がる、パーカーに巻きスカート姿の少女だった。
足が宙に投げ出され、その下にはコンクリート。
少女を受け止めるクッションになる物は何も無く、支える腕も震えて、もう限界だとすぐに分かった。
今にも落ちそうな少女の姿に連音は逡巡した。


今が封印の最大のチャンス。
だが、その間にあの少女は落ちてしまうかもしれない。
それ以前にこの巨大な木を作り出しているのは災禍の魔石だ。その魔石を封印したらこの木自体が消える可能性が高い。
そうなれば少女は……?
だが、ここで少女を助けに行って…その結果、封印の機を逸してしまえばそれこそどれだけの被害が出るか分からない。
今ですら町中を蹂躙しているのだ。今は止まっていても、一分後…いや一秒後にでも動き出すかもしれない。そうなればこの町は壊滅する。
あの魔石には町どころか、この世界を滅ぼすだけの力があるのだ。ならばいっそ……?


(クソッ!何を迷っている!?俺は…竜魔の忍……災禍の魔石を封じるのが俺の務めだろう!?なのに……!!)
だが、体が動かない。動いてくれない。
なってはならない最悪の状態に陥ってしまった。


その時、ズシン!という衝撃が走り、少女の体が宙に投げ出された。
「―――うぉおおおおおおおおおお!!!!」
その瞬間、連音は――。



世界はゆっくりと少女の周りを流れた。
さっきまで捕まっていた枝が、幹が、空が、徐々に遠ざかっていく。


いきなり起きた地震。
そして突然地面を砕いて現れた巨大な木に絡め取られ、遥か上に運ばれた。
乗っていた車椅子は地面に叩きつけられてぐしゃぐしゃになり、少女は必死に木に捕まった。
だがついにバランスを崩し、体が投げ出された。
その時必死に伸ばした腕が、偶然生えていた枝に引っかかった。

命の危機を呼んだのが木なら、その命を寸前で救ったのもまた木だった。
だが、突如として大きく揺れ、少女は宙に今度こそ投げ出された。

(なんでや……?)


世界は少女に冷たかった。
生まれた頃から足が不自由だった。
彼女の両親は彼女が今よりもずっと幼い頃に亡くなった。
彼女のかかりつけの病院には優しい先生がいる。
自分が生活に困らないように遺産の管理や援助をしてくれる優しいおじさんもいる。
だが、いつも側にいてくれる――家族はいない。
彼女の心はいつも孤独と隣りあわせだった。

それでも、彼女は真っ直ぐに生きてきた。

いつかきっとこの世界も変わる時が来る。
孤独の闇も……きっと終わると。


だが今、彼女の命は終わりを迎えようとしていた。
孤独のまま。
何も変わらないまま。

涙があふれた。
心に浮かぶのは世界への怨嗟。

そして、救済の叫び。

だが、そんなもの誰に届くものか。

少女は静かにその瞳を閉じた。
せめて、両親の元に辿り着けるようにと、願って。


―――――やがて、全身に衝撃が走った。

(あぁ……死ぬ時って全然痛くないんやなぁ……)

体に感じるのはまるで本当に飛んでいるかのような浮遊感。
きっと、これから自分は空に昇るのだ。
左耳に響く風の音。左頬を撫でる風の感触にそう思った。

「―――大丈夫か!?」
(……誰……?)
くぐもった声に少女はゆっくりと瞳を開いた。



「!?……良かった…大丈夫か?」
ギリギリの所で連音は少女を受け止める事が出来た。
だが、少女の瞳は閉じられたままで、その事にもしやという思いを感じていた。
だから彼女が目を開けた事で連音の心は緊張を融解させた。
連音の顔をぼんやりと見つめながら、彼女はポツリと呟いた。
「………知らんかった…」
「…ん?」
「天使って……覆面しとるんやな……」
「………ご期待に沿えず悪いが、俺は天使じゃないから」
「え…?」
その時、ようやく彼女は自分が横抱きにされている事に気が付いた。
だが、驚いたのはそれだけではなかった。
「え…えぇ!?何で…空、飛んでる!?」
目を見開いて驚く彼女を抱えたまま、連音は安全そうなビルの屋上にふわりと降り立った。
「立てるか?」
そう言いながら足から地面に下ろす。
「あっ!ちょっ……キャ!」
ガクリと落ちそうになる体を支えようと少女は連音に慌ててしがみついた。
「おい、どうした!?」
「……ごめん…わたし…足が悪いんよ……」
「あ……そうか…。すまない……」
聞いてはいけない事を聞いたと謝り、今度はゆっくりとその体を支えながら下ろす。
「えっと…助けてくれてありがとうございます…と…」
少女はまじまじと連音の姿を見た。
藍色の装束、覆面、飾り布の付いた鉢金、そして腰に差した刀。
それを確認した上で結論が出た。
「忍者…さん?」
「……とりあえず意識もハッキリしてきたようだな…そのまま動くな?」
そう少女に言うと、連音は印を結んでいく。
「防御結界……発っ!」
「ひゃっ!?」
パン、と手を叩くと少女の足元に魔方陣が生まれた。そしてドーム上の光が包んでいく。
「その中にいれば安全だ。絶対に動くなよ?」
少女に背を向けて連音は目標を見やる。まださっきと変化は無い。
「え!?忍者さんは!?」
「……あれを止めてくる。後でまた来るからそこにいろ!」
連音が縁に足を掛け、飛び立とうとした瞬間、目前に巨大な根が出現した。
「――斬!」
躊躇なく、一撃で切り落とした。
「うわぁ〜、すご〜い…!」
背中に届く感嘆の声。気の抜けそうな声を聞こえなかった事にして刃を収める。
またしても琥光が光った。
“主”
「ん?」
「うわ!何や!?刀がしゃべったぁ!!?」

“距離 二四〇〇 魔力反応確認 推測 長距離魔法砲撃”
「何だと!?ターゲットは!?こっちか!?」
“推測 災禍乃魔石”
その言葉を聞いた次の瞬間、彼方で桃色の光が輝いた。
それは僅かな弧を描きながら、こちらに…大樹の核に迫っていた。
一撃が大樹を捕らえ、続いて閃光。
「何っ!?」
「きゃぁあ!!」
眩いばかりの閃光が世界を、夕闇近い町をピンクに染めて上げ、その中で大樹が消滅していく。


そして、どれ程の時間だろうか。
光が治まると全ては消え去った後だった。
「………琥光、魔石は…?」
“二四〇〇 転移反応確認 推測 対象ノ回収”
「奪われたって事か…」
連音は指で宙に小さく円を描く。するとその後をなぞる様に光の帯が円を作り、その中に波紋が広がる。

波紋が消えるとそこには彼方の映像が映った。
映し出されたのは白いロングスカートにジャケット。胸元に赤い大きなリボン。
そしてその手には、先端が音叉上の形でそこに赤い宝石が備えられた杖。
ちょこんと結んだツインテールの同い年ぐらいの少女の姿だった。
青い石が赤い宝石に吸い込まれ、少女の白い衣が杖の消失と共に消える。
その下から何の変哲もない少女が現れた。

「こいつか…一体何をやったんだ?分かるか?」
“情報不足”
「推測でいい」
“推測 異世界魔法技術 名称 ミッドチルダ式使用 特性 中、遠距離戦闘重視 汎用型”
「……なるほどな」
(だが、何で異世界の奴が…?もしかしてあいつが姫様の言っていた闇と繋がっているのか…!?)
“進言 追跡”
「よし…行くぞ!!」
連音は大きく跳躍し、ビルの上を飛び渡って行った。
あっという間にその姿は見えなくなる。

「ちょっ!わたしはこのままかい!!」
少女の叫びは夕焼け色の空にむなしく吸い込まれるばかりであった。



夕暮れの町を少女は歩いている。
家への帰り道。道も、家も、何処もボロボロになっている。
それを見るたび、少女――高町なのはの心はキリキリと痛んだ。
「あ――」
目の前を見知った人が通る。
父、士郎のサッカーチームのキーパーとマネージャー。
ジュエルシードを発動させてしまった子。
マネージャーに肩を借りて歩きながら、不安そうな彼女に笑顔を向ける。
それを見て、なのはの心に言いようもないものがこみ上げた。
こんな思いをしたくないから、させたくないからユーノの手伝いをすると決めたのに。
ユーノは優しくなのはの頬をなめる。少しでもなのはの心が軽くなるように。

(自分なりの精一杯じゃなく…本当の全力で……。
ユーノ君の御手伝いじゃなく……自分の意思でジュエルシード集めをしよう…!)

なのはの目に強い意志が宿る。今までと違う、覚悟の光。
もう絶対にこんな事にならないように、と。


と、後ろから強い風が吹いた。
「わっ!」
なのはが首をすくめる。そして風が治まった瞬間――。

「動くな」
「えっ!?」
何か細いものが自分の首に当てられ、そしてくぐもった声が真後ろから聞こえた。

“ね、ねぇ…ユーノ君……?”
“な、何…?”
“今、どんな事になってるの……?”
“えっと…言って良いの…?”
“……ごめん、言わないで…何となく分かるから……”

認めたくないけど。という言葉は飲み込んだ。
あまりにも非現実的なのだが想像がついてしまうのは感受性のせいなのか、
はたまた父や兄や姉の影響によるものなのか。
そんなことはお構いなく、背後の人物はなのはに言った。
「災禍の魔石、渡してもらおうか……」
「災禍の…魔石…?何の事…?」
「先刻、お前が封印し、回収したものだ。とぼける気か?」
「……ジュエルシードの事…?」
「ほぉ、あれはジュエルシードと言うのか?ならばそのジュエルシード、渡してもらおう。
その首に下げている宝石の中にあるのだろう?」
「な…!あなたは誰なの!?どうしてジュエルシードを!?」
「あれは余人の手にあってはならぬ物だ。ましてや、異世界の住人などの手には、な」
「異世界の住人…!?」
「そうだ。我らと同じ姿をしてはいるがその力は異世界のもの。それが何よりの証拠…」
「わ…わたしは日本人です!ちゃんと高町なのはっていう名前だってあるんだから!」
“なのは!!”
ユーノの言葉にはっとした。
“うぅ〜、思いっきり名乗っちゃった……”

「……意外と間が抜けてるな?」
「ほっといて!?」
「で、百歩譲ってお前が日本人として…何故異世界の力で石を集める?あれは危険なものだ。お前も見ただろう?町の有様を」
「……もう、あんな事にならないように、わたしは集めるって決めたの…!
最初はユーノ君の御手伝いの気持ちだったけど…今は違うの!!」
「さっきも言ったがあれは人の手には余る。そのユーノとやらが石の力、悪用するやも知れんぞ?」
「ユーノ君はそんな事しないよ!」
「そうだ!そんな事するもんか!!」
“って、ユーノ君!!”
“あぁっ!喋っちゃった!!”
「イタチが喋った…?」
「誰がイタチだ!僕はに「ユーノ君はフェレットだよ!」」
「え、ちょ、まっ…!」
「イタチでもフェレットでもオコジョでも何でもいい。そうかお前がユーノか…」
「…だったら?」
「………ハズレだな」
「どういう意味だ!!」
ユーノの抗議を無視して、背後の人物はなのはの首に突きつけた物をそっと退いた。
なのはが勢い良く振り向くが、そこには誰もいない。
「上だ、なのは!」
「えっ!?」
指し示された方に顔を上げる。
電柱の上に人影があった。それを見てなのはは呟いた。
「……忍者さん……?」

「今はその石、預けておこう。だが、憶えておけ…お前の行動、その全てを竜魔の双眸が見張っている事を…!」
「待って!あなたは誰なの!?名前は!?」
「…名乗る理由はない」
「わたしの名前は知ったのに!?」
「単なる自爆だろう?」
「うぅ…辛辣なツッコミだよぅ……」

忍者は踵を返して大きく跳躍した。あっという間に見えなくなる。
その背をただ見送るしか出来なかった。
「何者なんだ、あの人…なのはと同い年くらいに見えたけど…でも強い…もの凄く……」
「うん…それにジュエルシードの事も、魔法の事も知ってたみたいだね……」
わからない事だらけの状態に、なのは達はしばらくその場で呆然としていた。



「う〜ん、あれはハズレだな。邪気がなかったし、?も言ってなさそうだ」
“進言 至急帰還”
「そうだな、もう時間も時間だし屋敷に戻るか。すずかもさすがに帰って来てるだろうしな」
“否”
「ん?違うのか?」
“現場屋上”
「…………あ」
連音は琥光が何を言わんとしているのか気が付いた。
現場の屋上に忘れてきた約束があったのだ。

「しまった!忘れてたーーーーーーーッ!!!」



「ハーーーーックシュン!!」
盛大なくしゃみが夕焼け空に響いた。




















という事で話がどんどんと長くなってしまっています。……まだ一日目なのに。
今回、本編第三話でなのはさんのバスター犠牲第一号となった木。
それとの闘いをメインに置いた話となりました。

人が発動させたら一番ヤバイ筈なのに、ただ木が生えているだけなのか?
と疑問に思い、物凄い強敵をイメージして描きましたが如何だったでしょう?
ユーノの指示に従っていたら負けていましたね、確実に(笑)

途中で出てきた少女、次回は彼女との話をメインに置いたものとなります。
果たして彼女の正体は?
……まぁ、バレバレですけどね?






作者さんへの感想、指摘等ありましたらメ−ル投稿小説感想板
に下さると嬉しいです。