StS After -Sibling Knot- Sister's High
──街明かり華やか
エーテル麻酔の冷たさ
眠れない午前二時
全てが急速に変わる──
Meltdown
真夜中の路上。街灯に照らされ影を落とすヒトガタ。
片や、灰色のローブを思わせるボロで全身を覆う正体不明の怪人。
片や、朱色の魔力弾に囲まれ、動きを封じられた管理局の魔導士。
互いにデバイスを構えたまま、数分間のにらみ合いが続いていた。が、実質後者の不利は誰の目から見ても明らかな状態だった。
ティアナ・ランスターはそんな数瞬先に待ち構える死を打破し、眼前の怪人を打ち倒し捕縛すべく行動を開始した。
(140/1440)
--で、どれくらいかかりそう?--
--It is laborious that it's don't noticed ''That''. But…………I'll surely pull off in 7 minute 48 second. I entrust you that gain time untill finish my work.--
(アレに気づかれないように全てをやるのは少々骨ですが…………7分48秒でやってみせましょう。それまで時間稼ぎ、お願いします。)
--オーケー、任せなさい。交渉術も執務官には必須技能だからね。やってやるわ。--
--OK now, see you after 7 minute 48 second.--
(ではまた7分48秒後に。)
--了ー解。--
「貴方は……」
私の声が静寂を破る。
震えそうになるのを堪え、掠れそうになるのを堪えて私は言葉を紡いだ。--468--
「貴方はいったい何者なんですか。ココで何を?」
私の問い掛けに相手は全くの無反応。本当に失礼極まり無いヤツである。もしくは肝が座っているのか。
…………だがしかし今はこれでいい。反応が有ろうと無かろうと今は…………--414--
「私は……管理局の執務官です。」
見栄を張った。
や、補佐って言うよりかはプレッシャーが掛かって良いと思うんだ……って、私は誰に弁明しているんだろう……
しかし、私の判断もあながち間違ってなかったようだ、
何故なら私が執務官と言った時に僅かだが目の前の怪人が反応を示したからだ。
よし、これでいい。--376--
「今現在起きている管理局局員襲撃事件……私はその担当をしています。
管理局権限で貴方に重要参考人として''お話''お訊きしたいのですが……ご同行願えますか?」
さっきは強制連行するとか言っておいてずいぶんと今更な呼び掛けではあるが、さっきまでは少々テンパってたから仕方がないという事にしておく。
しておくったらしておく。
さて、どう出る?--311--
「…………」
無言で首を横に振った。(動きは小さかったが)
まぁ、当然よね。投降する気があるならそもそもこんな状況にはなってないし。
──まぁつまりは、予想の範囲内ということで。
「コレは逮捕ではありません。令状も無ければ現行犯でもないので。
この局員に対しての危険魔法の使用も任意同行して頂ければ酌量の余地は十分にあります。」
私は私の周りを綺麗に囲う魔力弾をこんな物は大したことはないとアピールする様に指差しながら告げる。--224--
「…………」
しかし怪人は再び首を横に振る。--186--
「どうしても一緒に来る気は無い、と?」
「…………」
無言で首を縦に振る。--166--
「私としてもあまり事を荒げたくはないのですが……貴方がもし事件に関与していないのなら尚のこと貴方に向かって魔法は使えません。」
まぁ、この状況でコイツが事件に関与してないと言い張るなら世の八割の犯罪者達が法廷で言い逃れ出来てしまう訳だけど……
「…………」
三度首を横に振る。--121--
「それはどちらの意味ですか。関係ないという事ですか?」
「…………」
無言の否定--99--
「では、この件に関わっているという認識でいいですね。」
「…………」
沈黙
肯定の仕草こそ見せなかったが、既に答えは決したと同義だ。--60--
「では改めて、管理局局員襲撃事件の参考人、及び局員に対する危険魔法行使、公務執行妨害により貴方を連行します。」
「…………」
無音の声が--45--
無貌の闇が--42--
無情の牙が告げる--40--
──お前には無理だ──--35--
──立場を弁えろ──--32--
──お前はここで死ぬ──--30--
やはり口こそ開かないが、私にそう言っているような気がした。
確かに現状を見れば私の命運がここで尽きるのは明らかだ。自棄になっても致し方ない。--20--
--15--
六課に来る前の……いや、さっきまでの私なら、の話だが。--10--
--9--
--8--
--7--
--6--
──つまり、
--5--
--4--
--3--
--2--
--1--
「準備は────」 『Finished!!』
(整った!!)
--0--
(147.48/1440)
「準備は────」 『Finished!!』
(整った!!)
その声と共に膨れ上がったティアナ・ランスターの魔力。
そして三発ロードされるカートリッジ
「──ッ」
よもや本当に反撃に転じるとは思っていなかったのか、咄嗟に対応しようとする怪人だったが、その一瞬の隙を見逃すティアナではなかった。
「ヴァリアブル、シュート!!」
先ほどカートリッジをロードした方ではないクロスミラージュでヴァリアブルバレットを三発打ち出す。
その三発は怪人の作り出した魔力弾の檻を綺麗に抜け、対象を仕止めるべく直上から、左下から、真正面から怪人に向かって直進していく。
どの弾も一瞬で練り上げた物とは思えない程の完成度を誇っていた。一発でも当たれば怪人とて只では済まない事は容易に見てとれる。
そしてそれは怪人とて無論承知していた。
直上から頭蓋へ、左下から鳩尾へ、真正面から心臓へ。
どこに当たっても致命的。一撃で意識を刈り取られる。
着弾まで約0.4秒。最早思考の余裕は無く、怪人は本能で自身の''右上方''へと跳んだ。
そして、それこそがティアナの狙いであった。
(147.49/1440) Side Teana
遡ること4.8秒前。
ヴァリアブルバレットを打ち出した直後、クロスミラージュはある1つの魔法を行使した。
その名は──
『Wing Road』
その言葉と共に展開する燈色の道。
相棒の盟友たる蒼の少女。彼女とその相棒が得意とする移動魔法、「ウイングロード」
相棒にして主人のティアナ・ランスターはその魔法を六課解散直前にスバル・ナカジマに頼み教えてもらっていた。
彼女曰く、
──私は凡人だから。切れるカードは多い方がいいのよ。それに、飛行魔法はまだ使えないしね。──
とのことだった。
もちろんスバルは快諾し、二人で訓練してティアナは見事習得した。
だが、元々スバルの、ひいてはナカジマ家オリジナルの魔法であったのに加え幻術との併用がなかなか難しくスバルほどのコントロール精度が出せる訳でもなかった為と他にもいくつかの理由によりティアナとクロスミラージュの間では半ばお蔵入りと化していた魔法であった。
その魔法が今回ようやく日の目を見る事となったのだった。
ウイングロードはヴァリアブルバレットと同じように綺麗に檻を抜け緩やかなカーブを描き伸びていく。
そしてクロスミラージュがウイングロードを展開するのとほぼ同じタイミングでティアナもまた二つの魔法を発動させた。
一つは再びのヴァリアブルバレット。
前方に十二、足下に六。
「シュート!!」
前方のバレットを打ち出しウイングロードを駆ける為に邪魔な魔力弾の檻を破壊する。
但し破壊するのは前方自らの道を妨げる物だけだ。無駄に魔力は消費出来ない。
初見ではあるがおそらくは相手は六課隊長陣クラスの実力。魔力切れは即ち死を意味する。
ただでさえウイングロードはティアナとクロスミラージュには不慣れで不向きな魔法である上に今はカートリッジを三発も消費している。
残りのカートリッジは装填してあるのが五発、予備で四発。ティアナ自身の魔力はこのところの疲労のせいで今は全開時の六割といったところだ。
一滴たりとも無駄には出来ない。
──だからこそ、ここで決めなくては。
そのためには怪人が跳ぶであろう場所まで一気に駆け抜けなくてはならない。その為のウイングロードだ。
しかし相手との距離は約10数メートル強。加えて相手が跳ぶとなるとさらに距離は広がる。
──私の足じゃ追いつけない。
ティアナはそれを良く分かっていた。
だからこそ、発動させた魔法は''二つ''
二つ目の魔法はフィールドタイプの防御魔法。それを全身ではなく足に集める──そして
「いくわよ、クロスミラージュ!!」
『Comprehend my buddy』
(了解です。)
あろうことか、先に足下に発現させておいた魔力弾に飛び乗った。
(147.53/1440) Side Unknown
そうして再び4.8秒後。
三つのヴァリアブルバレットを回避するために自身の右上方に跳んだ怪人は橙色の道を疾走し、自身に肉薄する魔導士を見た。
「クロスミラージュ、モード2!!」
その言葉に呼応し発現する魔力刃。
首を綺麗に刎ねられるイメージ。
その鮮やかな輝きは、しかし正反対の鈍く光るギロチンを連想させる。
「──ッ!」
──回避
いや、間に合わない。何よりここは空中で足場が無い
──迎撃
やはり直撃までの時間が短い。迎撃の形にするだけの時間が足りない
無機の色が
無悔の腕が
無情の牙が告げる
──お前には無理だ──
──状況を見ろ──
──お前はここで負ける──
しかし、それでも負けられない。まだやるべき事が、成すべき事が残っているのだ。
怪人は自らの持てる全力で以ての''追撃''を選択した。
(147.53/1440) Side Teana
「クロスミラージュ、モード2!!」
その言葉に呼応し発現する魔力刃。
怪人との距離は5メートルを切っている。
本来の彼女の脚力ならば決して到達しえなかった距離。
それを可能にしたのがフィールド系防御魔法脚部限定使用とヴァリアブルバレット、そして何よりティアナとクロスミラージュのコンビネーションだった。
ティアナが魔力弾に飛び乗った後、クロスミラージュはその魔力弾を回転させウイングロード上を毎秒4.6メートルで疾駆させる。
更に魔力弾の動き、強度、速度をコントロールし、限界までティアナへと掛かる負担を減らしウイングロードの追加詠唱までこなしていた。
ティアナは今までに無い体感速度と足の裏の焼けつくような感覚に悪戦苦闘しつつも次のシークエンスを幾通りもイメージしながら打つべき手、使うべき魔法を構築していく。しかし、クロスミラージュの補助があるからと言ってそう易々と出来る事ではない。
魔力スフィアをローラーに見立てて移動方法にするなど飛行魔法を使えるなら普通は考えつかないし何より実行に移すなど輪をかけてあり得ない話だ。
第一、訓練も無しでは姿勢制御すらままならないのが普通だ。
ティアナも動き自体はスバルの見よう見まねではあったが六年もの間コンビを組んでいたからこそ出来た動きだった。
故に凡人の闘い、努力を基盤とする凡才の闘い
僅か5秒に満たない時間の中にティアナは勝つために己の費やしてきた時間を経験を知識を概念を詰め込んだ。
その果てに辿り着く結果は勝利以外の何物でもない。
相手が自分以上の物を詰め込んできた場合を除いて、に限るが
(147.53444/1440) Side Unknown
ティアナの失敗はただ一点のみだった。
それは怪人の作り上げた檻の大部分をそのままにしておいた事である。
未だそれらは怪人の制御下にあり号令一つで再び敵を蹂躙する猟犬へと変貌する。
敵の実力が高いと分かっている以上魔力の温存は間違った選択ではない。
しかし、間違っていないからこそその選択は今、この瞬間に最悪手へと成り下がった。
「───!!」
怪人がそのデバイスを持つ手を振るう。
それに呼応しティアナに向かって飛んでいく魔力で編まれた幾つもの必中の弾丸。
彼女がスタートを切るのがあとコンマ3秒早ければ
怪人の決断があとコンマ2秒遅ければ
クロスミラージュの刃は確実に怪人を捉えていただろう。
しかし無情にも怪人の魔力弾はクロスミラージュが怪人を討ち取るよりも早くティアナを捉えていた。
左右から抱き込む様にティアナへと突き刺さる。
僅か3秒に満たない時間の中に怪人は勝つために己の費やしてきた時間を経験を知識を概念を詰め込んだ。
その果てに辿り着く結果は勝利以外の何物でもない。
やはり相手が自分以上の物を詰め込んできた場合を除いて、の話ではあるが
(147.54121/1440) Sid Teana
罠とは二重三重と張り巡らせる物だ。
何故なら人間は危機を脱し安心した瞬間、罠を回避し高をくくった瞬間こそが一番罠にかかり易いからだ。
ティアナ・ランスターはそれを良く理解していた。
なればこその''幻術''だ。
ティアナを突き刺すはずの魔力弾達は対象の幻影をすり抜け互いにぶつかり合い小規模ながら爆発を起こす。
それにより怪人に再び隙が出来る。
そして、やはりそれを見逃すティアナではなかった。
「ファントム──」
怪人は直上より降り注ぐ声に戦慄を走らせた。
直後上方を見やるものの既にティアナは発射体制に入っている。しかし怪人とてこのまま間抜けに直撃を許す訳ではなかった。
瞬間の内に展開される防御魔法。先ほどとは違い発射から到達までのタイムラグを見越しての判断だった。
「ブレイザァァァァ!!!」
放たれる光の矢。
朱の盾がソレを阻む。
が、やはり急拵えの盾ではティアナの保有する魔法の中で最強クラスの威力を誇るファントムブレイザーは防ぎきれなかった。
盾にヒビが入り
「ハァァァァ!!」
砕け散った
「──!!」
直後、轟音。
威力は多少軽減したものの常人ならダメージは甚大である事は明白だ。
「ハァ、ハァ……」
そうしてティアナは約12秒ぶりに地に足を着けた。
時間にすれば1分に満たない攻防。しかし実力が有るもの同士の戦いは得てして刹那の内に決着が着くモノである。
結局のところ相手の手の内の読み合いへ発展し、そこから最善最強の手を互いが選んだ結果、僅かの差で勝敗が決するのだ。
言ってしまえばじゃんけんのようなモノである。但し選択肢は三択では済まないが。
その読み合い、手の数、タイミング、全てにおいて第一ラウンドは怪人に軍配が上がったが第二ラウンドはティアナの勝利で幕を閉じた。
「ハァ、ハァ、ハァ…………勝っ……た。」
地に伏して動かない怪人を見てティアナは勝利を確信した。
ファントムブレイザーが威力を咄嗟に軽減したとはいえ確実に直撃したのだ。常人なら確実にノックアウトだ。
ティアナも、そしてクロスミラージュもそう思った。
そう、確かに相手が''常人なら''ティアナの勝利は揺るがなかったろう。
しかし相手は''怪人''怪異なる者だ。常人の枠に当て嵌める事のなんと愚かな事だろうか。
そう、人間安心しきった瞬間こそが、
一番危険な瞬間なのだ。
...This Illusion
──夢を見ていた。
それは今はもう遠い日の、決して果たされることのない約束。
白い彼女は泣き叫ぶ。
嘲笑う男。
あの燈色の少女は……きっと泣いていたのだろうと、至極簡単に思い至った。
そして
──がち、がち、がち
撃鉄が落ちる
──がちん
Meltdown
あれから一分ほど、私は地べたに尻餅をついて呼吸を整えていた。
もちろん怪人はきちんと意識を失っている。でなければこんな事は出来ない。
さて、そろそろ落ち着いてきたし、管理局に連絡して夜勤の人を派遣して貰おう。
「っと……その前に。一応用心はしておかないとね。」
気は失ってはいるようだが用心に越した事はないので連絡を入れる前にバインドをかける事にした。
「クロスミラージュ。」
『Yes,my buddy. --Chain Bind--』
(了解です。--チェーンバインド--)
「…………」
しっかりバインドはかかったが起きる様子は無い。とりあえずは一安心だ。
ふぅ、と少し長めの溜め息をついた私はあることに思い至った。
──顔
そうだ、顔を確認しないと。もし管理局のデータベースに乗ってる犯罪者とかだったら担当の人にも連絡を入れなくちゃいけないし。
そう思い立ち私はうつ伏せになっている怪人のフードのようなボロ布に手を……
──ばきん
不意にそんな音がした。
「え……?」
音のした方を見るとバインドが粉々に砕け散っていた。
そして
「う、嘘……」
ゆっくりと立ち上がろうとする怪人。
「くっ!」
私は再びバインドをかけるべくクロスミラージュを抜こうとして──
「■■■■■■■■ーーー!!」
今まで一言も声を上げなかったのにいきなりこの世のモノとは思えない叫び声を上響かせた怪人に蹴り飛ばされた。
「ッ!!! ガッ、ハッ!!」
ああ、ダメだ。コレ、終わっ………………
「■■■■■■■■ーーー!!」
──ごしゃ
そうして私のとっておきの厄日は終わりを告げた。
...I know you
あーあ、痛ってーな。おもくそやりやがって。
つーかお前……おいおい、せっかく──たっていうのに──ちまうのかい? ん?
その子は────────なんだろう?
──い───が─に─────のはいけないだろうよ。お─────は─を守るモンだろうが。
んー、ま、アレだ。どうしても────って言うなら俺が─────けど、どうする? つーか俺は元々それが目的だった訳だしねー。ん? どうする?
………………ハッ。まぁ、そうこなくっちゃな。いいぜ、来な。細切れにしてやんよ。
──オイル切れのライター
焼けつくような胃の中
全てがそう嘘なら
本当によかったのにね──
あとがき
どうも光速ベスパです。
週一投稿と言っておきながらこの体たらく、面目次第もございません。でも一応はまだ週一投稿の、はず。
前回日から一週間以内は出来ていませんが前回の週から数えて''週一''なら一応は守れているので、と自分に甘過ぎる言い訳をしてみる私。
この投稿分が出る頃にはもうダメかもしれませんが。
今回はちょっとギミックに凝ったのでそれが原因でなかなか完成しなかったんです。
たぶん気づかれた方はいないと思うので一応捕捉しておきます。(というかコレを読んで下さってる方がまずそんな大勢はいないと思いますが)
クリック、ドラッグ、反転で最初の方にティアナとクロスミラージュの念話、カウント、ラストに新キャラ登場シーンが出てきます。
ネット媒体だからこそ出来る事ですよね。普通の紙なら炙り出しとかしなきゃなりませんが。
この方法を思いつくのにかなり時間がかかって……バカなんですかね、私。
さて、そんなこんなでティアナさんの命運やいかに!
次回をお楽しみに!…………………………………………次回も読んでいただけると嬉しいです。
それでは、今回も読んでいただいてありがとうございました。
コメント返信
メンマがあれば、私はいくらでも立ち上がる!!《←挨拶》
どうも、双月です。
今回も楽しく読ませて頂きましたよ~
いいですよねぇ・・・・・・この絶体絶命の緊迫感・・・・・・なんか燃えますよね。
まぁ自分で体験したら、何も出来ないでTHE ENDだと思いますけどねwww
それとティアナにいつも言いたいなぁと思っていた台詞を・・・・・・・・・
『凡人はたくさんいれども、天才は少ない。だが、天才よりも少ないのは凡人である事に絶望せず前へと進み続ける者だ』
・・・・・・・意味、分かりますかね?
さて、次回はバトルという事で楽しみにしております。
スバルから連想された、ティアナの作戦・・・・・・・・そして凡人の戦い。
魅せてもらいましょう!
それとヒメガミさん!!!やっぱり、私的には怪しいですよ?
この事件に関してなにかを知っていそうな・・・・・・・・いや、ミスリードを誘っているのかもしれませんけどね?
ですが、ミスリードにはまったらはまったで、結構清々しいものがあるんですよねぇ・・・・・・・・
それでは今回はこの辺りで!
p.s. ベスパさんと仰る通り、一応運命の作者です。
いやー、まさか読んでもらっているとは嬉しい限りです。
これからもよろしく御願いしますねー?・・・・・・・・更新はかなり遅いですけど。
「だってさ、ティアナさん。」
「えと、あの。ありがとうございます。これからもこの才能の無さに絶望せずに頑張りたいと思います。あと、何でメンマなんですか?」
「と、ウチのティアナさんは文句言いながらもやる事はきっちりやる子なんです。 ……そうか、ティアナさんは華蝶仮面は知らないのね。」
「犯罪者の名前ですか?」
「まぁ、ある意味犯罪的ではあるけどね。」
さて、今回のお話、如何でしたでしょう。ご期待に応えられたなら幸いです。
……ええ、ぶっちゃけ双月さんの感想でハードルが上がりました。まぁ、それを補って余りあるくらいにやる気は出ましたから全然問題ありませんけど。
スバルからウイングロードを伝授して貰ったなんてトンデモ設定が出てきましたが、まぁ飛行手段が無いならありかな、と。
今回ティアナさんはだいぶ奮闘しました。まぁ、最後の最後に強烈な一撃を貰ってしまいましたが。
敵を前にして緊張を切ってしまったのが敗因でしょう。まぁ、アレ相手じゃ仕方のない事ではありますが。
では、今回はこの辺で。よろしければ次回も見てやって下さい。
拍手は、リョウさんの手によって区分されています。
感想を頂く身でありながら大変恐縮ですが宛名を書いていただけると幸いです。
リョウさんのためにも是非とも私宛に限らず拍手には宛名をお書きになるようお願いします。
「と、いうことでした。」
「……これみよがしに檻の前でコメント返信すんの止めてもらえませんかね。ランスターさんまで連れてきて、忙しいのに迷惑でしょう。」
「いえいえ、君には反面教師になってもらおうと思いまして。ティアナさん。余計なこと喋ったらコレみたいになりますから気をつけてね。」
「はぁ……まぁ、私はこの先の台本とかプロットとかも貰ってないから喋りようが無いですけど。」
「そうだ、不公平だ! 俺にだけ先の内容教えていったいどうするおつもりで!?」
「や、君は本編に本格的に参加したらバランスブレイカー過ぎるから早めに退場してもらおうかと。」
「お、鬼!! 悪魔!!」
「悪魔でいいよ。悪魔らしいやり方で退場させるから。」
「……………………この、メアリー・スーめ」
「なんか言いましたか?」
「イイエチットモ」
「だいたいそれもアウトだからね。はい、100年追加ー。」
「ちょ、またかよ!」
「これは……勘弁ですね……………………」
終わっとけ