Devil May Cry 2
概要 |
腐敗せる王はひとり夢見る
大いなる神の座を、その比類なき力を
彼は祭壇を築き迎え入れる
あまたの暗き神々、死と滅びの化身を
この王に立ち向かう者は
暗き血の絆に導かれし狩人
そして許されざる護り手
「狩人への道標」序章第7節
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レビュー |
斬新なシステムとアクションで人気を博したデビルメイクライの続編第2作。
ジャンルを「スタイリッシュハイアクション」を銘打つ。
プラットフォームは引き続きPS2。
今回は主人公と言えるキャラが2人存在する。
1人は前作の主人公、悪魔狩人ダンテ。年を重ねかなり老成した様子。
前作とは打って変わって、口数が少なく、物静かなおじ様と化している。
そしてもう一人は、ダンテを、舞台である「聖と魔の溶け合う島」デュマーリ島へ導く島の護り手ルシア。
彼女もまたダンテのように隠された秘密を持つらしい。
プレイヤーはこの二人のどちらかを選んでプレイすることになる。
ダンテDISCとルシアDISCの2枚組のディスクに分かれているのだ。
ダンテは2丁拳銃捌きと剣のパワフルな戦いを、ルシアはそのトリッキーで素早い戦いができるという特徴が際立っている。
そのため、特にダンテに言えることなのだが、パワフルな特徴付けをされてしまったために、
前作のダンテと比べてはるかにスピード感が無い。ファンの中ではモッサリッシュなどと揶揄される。
加えて、この要素の為にただひたすらに銃を撃っているだけで敵が倒せてしまうので、国内外のファンから批判が続出した。
アメリカでは不名誉な賞をとってしまうほどのものであったが、1の流れを汲む音楽、
瀕死状態でのデビルトリガー時にダンテの悪魔としての力を解放する真・魔人への変身など評価できる部分も少なくはない。
つまらないというよりは、前作をプレイしているものからすれば動きに納得がいかないと言った感じ。
ファンには「おお」と言えるような部分もいくらかあるし、一味違ったダンテも一見の価値はある。
そこらへんの所を考慮しても、前作をやった身としては辛口でC〜Dの評価をつけさせてもらう。
執筆者:exocetさん
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