8 夜天との出会い(上)





【何故、彼らは我らの国に剣を向けるのだろう? 戦争など、苦しみしか生み出さないというのに】
                          古代ベルカ時代の手記【疑問】より抜粋





陸士108部隊。


主な担当は密輸などの違法物品の取締。部隊長の人柄か部隊員は皆統率されており、これといって大きな問題を起こすことはない。

さらに部隊長自身が日頃から周辺の部隊と連携を図れるように動いていることもあって、他の部隊からも評価が高かった。

そんな108部隊に異動してきた一人の局員がいる。名をジョシュア・マッドフィールド。階級は三等陸士。

異動してきたときは二等陸士だったが、異動から一ヶ月が過ぎた頃、違法薬物取引現場での過剰防衛が原因で降格された。

取引現場にいた容疑者は計六人。そのうち四人を全治二ヶ月から半年の重傷を負わせたのだ。

ジョシュアが過剰防衛で負傷させた全員に共通しているのはまず、左右どちらかの肘を基点にした骨折。酷い者は開放骨折すらしていた。

さらに左右どちらかの膝を基点にした骨折。それでも抵抗した容疑者はそれに加えて手の骨を砕かれ、顔面への殴打により鼻か顎を砕かれている。

結果として食事にすら介護が必要なほどの重傷を容疑者四人に負わせたのだ。残り二人は降伏という懸命な判断を選択して逮捕された。

取引の売り手側は違法薬物だけではなく人身売買にも関わっており、行方不明児童十名が救出されて世間を騒がせる事件となった。

そしてジョシュアは一階級の降格、一ヶ月の出動禁止、四ヶ月の減棒という処罰を下された。

それからさらに一月ほどが過ぎ、出動禁止が解除された日の昼、ジョシュアは二人の局員と共に隊舎の外にいた。

一人は筋肉質の武装局員のグズレグ。もう一人は元武装局員の事務員ロディ。

三人は向い合って三角形を作り、腰を下ろして紫煙を立ち昇らせる煙草を咥えていた。

周囲の空気へ溶けていく紫煙を見上げ、ジョシュアが呟くような言葉を二人に向ける。



「俺は禁煙したほうがいいと思うか?」



それに答えたのは筋肉質のグズレグ。



「俺だったら無理だな。煙草吸わなきゃ死んじまう」



どこかで聞いたような言葉だとジョシュアが考えていると、新人事務員のロディも答えた。



「僕だったら止めますね。なにせジョシュアさんの相棒が彼女ですから」

「あー、そりゃまずい。あの拳はおっかねえ」



魔導師ランク陸戦Aを保持するグズレグが身体を震わせた。そんな同僚の姿を前にジョシュアはため息と共に紫煙を吐く。



「決まりを守れば問題ねぇが、勤務中は一日二本とか地獄だ」

「でもナカジマ陸曹が相棒で他の連中は羨ましがってますよ」



若干17歳で陸曹、さらに魔導師ランク陸戦A。将来有望なうえに人目を引く容姿なら他の局員が羨ましく思うのも無理はない。しかし――



「そいつら煙草吸わねえだろ?」

「ええ、もちろん」



非喫煙者ならともかく重度の喫煙者であるジョシュアにとって、喫煙量を制御しようとするギンガは天敵とも言えた。



「まあ羨ましくないといえば嘘になりますね。グズレグさんはどうです?」

「確かに男としては羨ましい立場にいるな。ただし」



ジョシュアの前で顔を見合わせた二人は声を揃えて付け加える。



「「煙草を吸わせてくれるなら」」



グズレグとロディは声を上げて笑いあう。そんな二人にジョシュアは怒りの声を上げて立ち上がった。



「てめえら他人事だと思って――」



しかしジョシュアは声を止め、ついでに立ち上がる途中の中腰の姿勢で固まる。柔らかい物が二つほど、頭の上に載るような感覚があったからだ。

なんだこれ? と思いつつジョシュアは頭の上に手を伸ばす。それは予想通りに柔らかく、何かの布越しでも心地よい弾力があった。そして「んっ」という艶っぽい声が耳に届く。

笑っていたグズレグとロディは、そんなジョシュアを見て顔色を青くしている。例えるなら上司の陰口をたたいていたところを本人に見られ、そのうえ上司に気づいていない一人がさらに陰口を続けたような顔だ。

自分の頭に何が載っているのか推測したジョシュアも顔を青くし、再び腰を下ろして少し前進、そして恐る恐る振り返った。

そこには自分の頭に載った物を胸部にぶら下げたギンガが、羞恥と怒りで真っ赤になった顔で仁王立ちしている。まあ要するに、ジョシュアの頭に載ったのは乳房だった。しかも手で掴んだ。



「…………oh my god」



ジョシュアは全身で冷や汗をかきつつ神に祈った。せめて骨折で済んでくれ、と。

もちろん神が応えるなんてことはあるはずもなく、代わりにギンガが応えてくれた。



「三人とも煙草を吸うほど暇なんですね。だったら、模擬戦、しましょうか」



「い、いや、仕事はこのあとに――」



「上官命令です」



有無を言わせぬ憤怒の言葉だった。











108部隊の隊舎裏にある五十メートル四方の広場で、訓練着に着替えた一人と三人は対峙していた。広場は森を切り開いて造られており、地面は草と土が半々といった具合だ。

男組の三人はギンガがデバイスの準備をするのを見ながら念話を交わす。



『さて、どうするか』

『あんなおっかねえナカジマはじめて見たぞ。どうすりゃ止まるんだ?』

『僕ら全員動かなくなるまで殴りそうですね』

『さすがに模擬戦では…………どうだろうな』



不吉な未来図に三人揃って身を震わせる。



『ジョシュアがあそこで触らなければまだ怒鳴られるぐらいですんだのによぉ。今日は災難な日だ』

『触った瞬間のナカジマ陸曹の顔、どこの悪魔かと思いましたからねえ。今無事なのが不思議なくらいです』

『仕方ないだろうが。頭の上になにか乗ったら触るのが普通だろ』



そんなこんなで会話していると――



「気絶か戦闘不能になったら負けです。準備はいいですね?」



答えは訊いてないとでも言うようにギンガのインラインスケートの車輪が唸りを上げる。



『来るぞ!』



と、ジョシュアは念話で叫ぶと共に飛び退く。グズレグもそれに続くが武装局員から事務員へと転向したロディは回避に遅れ、「ぶげっ」という断末魔と共に風に吹かれたゴミのように吹き飛んでいった。



「…………あ」



吹き飛び離れていくロディを見て、ジョシュアとグズレグは揃って呆けた声を漏らす。

ロディは吹き飛んだ先で地面を転がって広場の端まで突き進み、森の木に当たってようやく止まった。白目をむいて開いた口から舌を出してぐったりとしている。明らかにオーバーキルだ。



「……てか、あれ生きてるか?」



呆然としている二人の横で、右ストレートを振り切った姿勢のギンガは嘆息しつつ体勢を戻す。



「まったく。煙草なんて吸っているから避けられないんですよ」

「いやいやいやいや、煙草関係ないから!」



早くも一人を脱落させたギンガは次の相手へと向き直る、グズレグだ。

グズレグは即座にデバイスを起動させ、ギンガへと構える。彼のデバイスは陸戦の武装局員の中で最も普及している杖型のストレージデバイスだ。しかしグズレグ攻撃は普通とは一線を画す。

通常デバイスの先から放たれるのは二〜三十センチ程度の魔力弾だが、グズレグの魔力弾はそれを上回り五十センチ超の大きさで目標へと発射される。

それほどの大きさとなれば数発で相手を気絶させる威力を持つ。そのうえ、グズレグはその魔力弾を連射できる魔力量がある。相手からしたら大量のボーリングの玉が自分に向けて発射されているようなものだ。

魔力弾を薙ぎ払うように放てば大抵はそれで事足りる。だが相手はAランクのギンガだ、その程度で倒れるわけがない。



「おらあぁぁ!」



グズレグは雄叫びと共に十ほどの青い魔力弾を発射する。

速度と威力に重点を置いているシューティングアーツを習得しているギンガは迫る魔力弾を易々と避けグズレグへ肉薄するが、途中で横へ跳ぶ。

その直後、ギンガが通ったであろう場所を上空から魔力弾が撃ちぬいた。



「おいおい、今のを避けるのかよ」



グズレグはギンガに避けられた魔力弾を遠隔操作で上空へ打ち上げ、ギンガが接近するルートを予測してそこを撃ちぬいたのだ。

背後以上に死角であるはずの頭上からの奇襲が失敗に終わった。驚きを隠せないグズレグへとギンガは再接近。

グズレグは遅れてデバイスの先をギンガへと向け魔力弾を生成、発射する。

これでは先程と同じ結果になる。そう考えていたジョシュアの予想は直後に裏切られた。グズレグが発射した魔力弾に亀裂が奔り、数十に分裂して散弾と化したのだ。



「――くっ」



これにはさすがに予想外だったのか、ギンガは右手を突き出し、シールドを展開する。

魔力散弾がシールドに接触し、数十に重なった衝突音が一帯に響いた。

近接戦を得意とするギンガを近づかせないことがグズレグの戦法。それを示すようにグズレグはその場を離れつつ牽制の魔力弾を射出する。

それに対して中―遠距離の素早い攻撃手段がないギンガは弾幕をかいくぐり接近するしかない。そして向かってくる魔力弾が散弾になる可能性もある。



「ギンガの分が悪いな」



五十メートル四方の障害物のない広場では明らかにギンガが不利だ。距離をとりつつ攻撃できるグズレグに対してギンガは接近するしかないのだから。

このままならグズレグの魔力が尽きるか、ギンガに魔力弾が直撃するまで続くかもしれない。

しかしギンガはそんな戦況を打ち砕く行動に出た。



「――っはああぁぁぁ!」



シールドを展開した右手を前に突き出しながらの突貫。頑丈なフロントアタッカーにしかできないシールドダッシュだ。

これなら通常の魔力弾も散弾も関係なく打ち消しながら接近できる。実際にギンガは幾つもの魔力弾をシールドで防ぎつつ接近し、猛烈に距離を詰めた。

二人の距離はもう五メートルほどしか残っていない。グズレグはギンガの射程距離に入りつつあった。だが――



「これを待ってたぜぇ!」



グズレグは雄叫びと共にデイバイスの先へ魔力を集中させ、直径が自身の身長を超えるほどの直射型砲撃をギンガへと発射した。

魔力弾の奇襲でだめなら弾幕に散弾を加え、それでもだめなら接近させての直射砲撃。ギンガに接近されることを予測した二段構えの迎撃作戦だった。

当たれば即撃墜の青い直射砲撃を発射し終えたグズレグは口元を歪める。



「ハッハッハー! これなら……あ?」



直射砲撃は草と土を吹き飛ばし、射線上は綺麗に抉られた形となっていた。しかしそこに倒れているはずのギンガはいない。

代わりに、ギンガがいた地点から少し離れた場所で蒼いウィングロードが上空へと伸びている。蒼い道は上空へ伸びた後はグズレグの背後へと進んでいた。



「……ま、さか」

「大きな砲撃というのも考えものですね」



グズレグの背後に降り立ったギンガが呟く。



「砲撃が大きければその分避けづらくなりますけど、同時に射手の視界も塞いでしまいます。私のように速度に長けた近接格闘型の魔導師には逆に反撃のチャンスになりますね」

「……あー、ご高説どうも。ところで陸曹、俺の降伏を受け入れる気はあるか?」

「勿論ありません」



きっぱりと言い切ったギンガは構える。対してグズレグは振り返りつつ両手を突き出してシールドを展開した。



「ぐ――げっはぁぁぁ!」



しかしシールドはあっけなく砕かれ、ギンガの左手がグズレグの腹部に突き刺さったかと錯覚するほどめり込む。

ドシャッ、と崩れ落ちるグズレグはピクリとも動かない。近接格闘型対策に鍛えたらしい身体は、近接格闘に特化しているギンガ相手には役に立たなかったようだ。



「アーメン」



一応祈っておいた。別に死んではいないが。

軽く息を吐いたギンガはゆっくりとジョシュアへ向き直る。



「ジョシュアさん」

「何だ?」

「どうして加勢しなかったんですか? 別に一対一の模擬戦じゃありませんよ」



リボルバーナックルを装着した左手を開閉しながら訊いてくる彼女に、ジョシュアは逆に問いを向けた。



「加勢して欲しかったのか?」

「半々、ですね。ジョシュアさんが集団戦でどんな動きをするのか見たいという気持ちがありましたから」



ギンガは僅かに笑みを浮かべて答える。



「残りの半分は何だ?」

「一対一で戦ってみたかったんです。…………ジョシュアさんは四月の違法薬物取引現場で、容疑者六人を相手に一人で制圧しましたね。相棒である私を置いて」

「……まだ怒ってる、のか?」



ギンガは左手の親指と人差し指で数センチの隙間を作り「少しだけ」と口にした。



「それはもういいです。ジョシュアさんは罰を受けましたから。ただ、あの現場での戦い方がずっと気になっていたんです。どうしてあんな戦い方ができるんですか?」



ジョシュアは質問の意味を理解できていながら、まるで教え子に自分で思考させるように促す教師のように「どういう意味だ?」と問い返す。



「……少し遅れて取引現場に駆けつけた私は、重傷を負った容疑者の最後の一人がジョシュアさんに剣で襲いかかる場面を見ています。あの近代ベルカ式を使う魔導師は宙で発生した爆発で腕を折られました。
私は予め設置するトラップのような魔法かと思っていましたが、あの爆発には魔方陣がなかった。爆発という現象を魔方陣を使わず、そのうえ狙った場所へ発生させるなんて、どうすれば出来るんですか?」



ギンガの疑問は当然だ。

多様化を続ける近代の魔法は魔方陣を使用することが前提となっている。魔方陣で使用する魔力素を安定させることで、発動する魔法の精度や威力を高めるからだ。

魔方陣を使わない魔法もあるが、大抵は自分の魔力を撃ち出すなどの単純なもので、複雑なプロセスを介さないものが多い。

つまりジョシュアは非効率な方法で戦っていたにも関わらず、精度の高い爆発を使い四人の容疑者を無力化したのだ。



「まあ、教えるのは構わないんだがな。なんでわざわざ今聞くんだ? 一ヶ月前のことならさっさと聞けばよかったじゃねぇか」

「その、実は自分で管理局のデータバンクを調べたんですけど、答えが出なくて……」

「……お前まさかそれだけのためにこの模擬戦を? それ以前に俺の頭に胸を載せるのも……まて、そんな顔するな冗談だ」



羞恥と怒りで顔を赤く染め始めたギンガを見てふざけるのはまずいと悟る。



「あー、局のバンクなら俺の記録は殆ど無いだろうな。あったとしても陸曹じゃあ閲覧権限がない」

「どういう、ことですか?」

「八年前の一件とそれに関連することは特秘事項に分類されるってことだ。それ以上は訊くなよ、俺にも答えられないことはある」



ギンガは釈然としない様子だったが渋々と頷いた。八年前の事を引きずっているのはゲンヤだけではなく、ギンガもだ。

出来ればあの日起こったことを全て知りたいのだろうが、特秘事項に分類されていればデータバンクにハッキングでもしない限り不可能だろう。

生き証人であるジョシュアに訊くという手もあるが、ジョシュアはあの日のことを口にする気は全くなかった。

地上本部でも優秀な武装局員が集まる部隊だっただけに、全滅したときの詳細は軽々しく話していいものではない。

なにより、思い出したくもないことだった。



「そんな顔するな。教えるのは構わないって言っただろうが。八年前のことを話せないだけだ」



ギンガの重たい表情が一転、明るいものへ変わる。

相棒の子どもらしい部分を見て自分とは真逆な存在なのだと再認識したジョシュアは、彼女の未来にわずかに不安を覚えた。

108部隊は主に密輸などの違法行為を取り締まる部隊だ。禁止されている物品の取締程度なら若いギンガでもミスなく解決できるだろう。

しかし一月前に逮捕した連中が商品として扱っていたのは違法な薬物だけではない。

胸糞悪くなるような目的のために、行方不明児童たちを専門の業者や特殊な嗜好を持つ者たちへ売りさばこうとしていたのだ。

今回はたまたま運良く未然に防ぐことが出来たが、それは本当に幸運なことなのだ。

現場の捜査官や部隊の指揮官であるナカジマ三佐ですら、違法薬物の取引という情報しか掴んでいなかったのがその証拠だろう。

多くの場合は大抵が既に買い手に販売された後か、既に『使用済み』になった子供の成れの果てが発見される。買い手によっては成れの果てすら見つからない。

捜査官であるギンガもいずれその現場を見てしまうと考えると、そんな無残な現実を乗り越えられるのかと不安になってしまう。

だがギンガは人を実験体にする戦闘機人事件を追っていたクイント・ナカジマの娘だ。

短い期間とはいえ、あの人の育てた娘なら乗り越えられる。

不安と共にそんな自信を抱きつつ、ジョシュアは口を開く。



「お前の考えは間違ってない」

「私の、考え?」

「そうだ。さっき言っただろ。魔方陣を使わずに狙った場所に爆発を発生させるってな」



五秒にも満たないだったはずのジョシュアの戦闘から、そこまで導き出せる洞察力をギンガは持っている。

しかしそれ以上は無理だった。

なぜならそこから先は多数の世界を渡り歩く執務官のような経験でもしない限り、まず予測できないことだからだ。



「一つヒントをやる。あの爆発は俺の魔力だ」

「あの、それは当たり前じゃないですか?」



何故かこちらを憐れむように見てくるギンガはなかなか失礼だった。



「……違う。言葉の意味をよく考えろ」

「言葉の、意味……」



地面を見つめて思考に没頭し始めるギンガから目線を上げ、ジョシュアは晴れた空を見上げる。雲がほとんどない快晴だった。これならいい気分で煙草を吸えるだろう。

「あー煙草吸いてー」などと口にすればギンガに睨まれるので頭の中でそう呟いていると、ギンガが顔を上げる。その表情は驚愕と疑惑が半々といった様子だった。



「解ったか?」



ギンガは躊躇うように頷いた。



「本当、なんですか?」

「ああ、本当だ」



ジョシュアは右手を上げ、軽く魔力を込めて虫を払うように手を振る。

その直後、手の軌跡をなぞるように小さな爆発が幾つも発生した。



「この爆発は俺の魔力変換資質だ」











ピクリとも動かず倒れ伏す二人。対峙する二人。108隊舎裏で起こる小規模な爆発。

隊舎の側で一人の少女がその光景に視線を注いでいた。そして独特のイントネーションで一言。



「なーんか、面白そうな人がおるなぁ」











あとがき

今更ですが、あけましておめでとうございます。

さて、今回の話は主人公の能力説明――になる予定でしたが、この話だけの登場(かもしれない)二人を追加したことで長くなってしまいました。

次回こそちゃんと説明させます。

今回は実験的に会話と地の文の間を少し開けています。他の方の作品を見ると自分のものが読みにくいと感じたからです。

しかし地の文と会話が小刻みに入れ替わると逆に読みにくい……かもしれません。今後改良していきます。

最近私の周囲でもインフルエンザが流行っております。外出時にはお気を付け下さい。

それでは、またいつか。  2012/02/02


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