第16話「戦友の足跡」





※残酷な現実。エドたちの行動は子供そのものでした。
ですが兄弟の年齢を考えれば妥当なものでした。
それを見事に受け止めたグレイシアさんは本当に出来た女性です。
生贄にされたロス少尉の運命は?
そして女運の無さを見せ付けたハボックはどうなる?


「兄さん1人の責任じゃない。僕達2人の問題だ」

  電話ボックスは何も語らず、ただ町中に佇むばかり――
重い宿命を持つ兄弟は悲しい真実を知り、一人の優しい軍人の命を背負う事になりました。
自分達の責任だと殊勝に頭を下げるエドやアルが、ただ哀しいです。
夫の理解者であるグレイシアさんもやりきれない思いでしょうが、兄弟を責めたりはしませんでした。
ヒューズを犠牲にした責任があると立ち向かう決意を新たに掲げる二人。
ただ涙するばかりのウィンリィさんは、練習したアップルパイの事もあり本当に辛そうですね。

そしてロイの異動と、マリア・ロス少尉の冤罪――

軍上層部そのものが掌握されているので、無法状態と化していますね。
戦いを挑むのは強大過ぎる組織、その身を置くロイも必死です。
組織内部を探りながら、先手を打つべく活動していますが果たして――
ただ、軍の人柱で終わるような人ではないでしょうね。


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