Dies irae -Acta est Fabula-
Dies irae -Acta est Fabula-
概要
第二次世界大戦終結を間近に控えた、ドイツ。
陥落寸前となった首都に、「聖槍十三騎士団」 と呼ばれる者たちがいた。

戦争終結後、彼らの行方を知るものは誰もいない――

西暦2006年 日本。
諏訪原市に暮らす、ごく普通の学生藤井蓮と親友の遊佐司狼。
彼らの住む諏訪原市で、人が首を斬り落とされて殺されるという無差別連続通り魔事件が起こり始める。



レビュー

「さあ、今宵の恐怖劇を始めよう」


かつて2006年の10月の告知ページを見た瞬間「こいつは衝撃作になる!!」と肌で感じました。
かの名作「Paradice Lost」のライターさんが脚本でしたし。

しかし、一年にも及ぶ延期や07年版発売当時の「ユーザー怒りの日」等のトラブルのような穏やかではない事態が起こりましたが、
この作品は2009年の最後を飾るに足る作品だと思ってます。
あるキャラの「脚本はありきたりだが、役者が良い。至高と信ずる」を見事に体現したバトルオペラで、
ありきたりだからこそ、その中でもがく人間達の必死さが伝わる作品でした。
とにかく話の密度が濃く、読み出すと時間を忘れる面白さを持ってる作品だと思います。


ボイス化を望まれた主人公、メインヒロイン達よりも人気の高い魔女など、斜め上の話題を幾つか呼び込んでいる作品でもあります。


執筆者:DRAGONICさん



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