さて、本日は久々の休暇。新人たちにとっては、初めてのお休みだ。

 

 

というか、今まで訓練漬けで休みなかったのかよ!?

 

 

さすがは悪魔と死神、鬼だぜまったく。

 

 

ま、何事も無ければいいんだが・・・なーんか嫌な予感がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

To a you side StrikerS −蒼翼のDEN-O

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side良介】

 

さて、牙王の事件から一週間ほど経ったが、新人たちは休み。んま、訓練手伝わなくて楽だな。俺がそう思っていると、一緒に朝食を食べていたなのはが声をかけてきた。

 

「兄さん、どうかしたんですか?」

「んあ・・・・ああ、何故今のいままで、まともな休みを新人たちに与えなかったのかと、悪魔と死神に尋ねようと考えてた」

「に、兄さん。悪魔だなんて言わないでくださいよ〜」

「じゃぁ魔王」

「もっと酷いです〜()

「リョウスケ、あまりなのはをいじめちゃ駄目だよ」

「じゃぁ、お前は死神で認定していいんだな?」

「・・・・ごめん、お願いだからやめて」

 

やれやれ、この二人も教える立場なのに何故俺の前ではこうなるんだよまったく。

 

「二人もまだ大人になりきれない状態なんだ、甘えたいという部分を察してやれ、宮本」

「そんなもんか?」

「そうですよ。女心を知ってあげてください」

「・・・それもなんか違う気がするぞ」

 

は〜、シグナムはともかく、シャマルの意見はさっぱり分からん。俺が考えていると、ふとテレビから騒がしい声が聞こえた。俺が顔を上げると、そこには角刈りに髭面の局員が激しく意見を唱えていた。

 

「ん、なんだコイツ?」

「あ、兄さんは知らないんだっけ?」

「レジアス・ゲイズ中将。管理局の中でも武闘派って言われてて、兵器運用を進めているの」

「ふ〜ん・・・つうか、魔法使いが兵器頼んなよ!?」

「「ま、まぁごもっともで()」」

 

二人が冷や汗をかいている。はぁ、なんだかなぁ・・・・・・あれ?

 

「なぁ、あの髭面のおっさんの後ろにいるの、ミゼットのばーさんじゃねえか?」

「え、知ってるの兄さん?」

「おう。結構前にヴィータと護衛任務に就いてた時に会ってな。あのばーさんになんか孫扱いされてる」

「す、凄いねリョウスケ。伝説の三提督の一人に孫扱いにされてるって()

「フェイト、それは間違いだ」

「ふえ?」

「あの横にいるキースのじいさんとフィルスのじーさんも、俺を孫扱いしてるんだよ。将棋で一度も勝ったことがねえ・・・・」

「「・・は・ははは()」」

 

もう突っ込みようがないって顔だな。つうか、あの老人ズはマジで手ごわい。俺が教えた日本の遊び、全てマスターしやがったし。

 

「そーいえば、良介はどないするん?」

「んあ?」

「ほら、良介も今日はお休みやろ?どこかに遊びにいかへんの?」

「う〜ん・・・休みっていってもな」

 

海鳴ならともかく、ミッドで休みって言われてもあまり知らないからな・・・そうだ!!

 

「んじゃ、ミッドの周りをデンバードで散策してくるわ。もしかしたら、なんか発見するかもしれねえし」

「そうか。あ、でもデバイスカードの通信はONにしておいてな。もしかしたらの緊急通信もありえるかもやし」

「あいよ」

 

俺はそう言うと朝食を片付け、デンバードが置いてある格納庫へ向かった。すると、そこにはティアナとバイクを調整しているヴァイスの姿があった。

 

「お、ヴァイスにティアナじゃねえか。どうしたよ?」

「あ、宮本さん」

「良介か。いやな、こいつとその相方が街に出るって言うから、バイクを貸してやってる」

「バイク・・・・・運転できるのか?」

「で、出来ますよ!!これでも、訓練学校の時からそれなりに運転技術はよかったんですから」

「・・・お前、今何歳よ?」

「え、16歳ですけど?」

 

・・・そうだった、ミッドは地球とは法律のあれが微妙に違うんだよな。あれ、でも日本でもバイク運転出来るのは16からだったよな。ややこしい。

 

「あ、ヴァイス。俺のデンバードはどこだ?」

「ん・・・・ああ、その奥で眠ってるぜ。もちろん調整済みだからすぐ出せる」

「サンキュー、今度飯でもおごって・・・・って前にお前新人たちの訓練の時に俺を賭けの対象にしただろ!?テメエこそ飯おごれ!!」

「げ、バレてたか」

「ったく・・・・んまぁ後でいいや。んじゃ、街にでも行ってくる」

 

俺がそう言ってデンバードの方へ行こうとすると、今度はティアナが話しかけてきた。

 

「あ、もしかして良介さんも街に遊びにいくんですか?」

「あ〜まぁそのようなもんだな。俺はミッドの街は知らないから、まぁ散策ついでによ」

「だったら、私たちと一緒に行きませんか?」

「お前らと?」

「はい。遊ぶついでに、ミッドの街を案内します」

「う〜ん」

 

俺が軽く悩んでいると、けらけらと笑いながらヴァイスが話しかけてきた。

 

「ほれ良介、ティアナはお前にデートのお誘いをしてんだ。受けてやるのが男ってもんだぜ」

「ヴぁ、ヴァイス陸曹!!」

「かっかっか!」

 

うーむ、あの冷静なティアナがヴァイスに遊ばれている。なんつーか、こいつら兄妹にも見えてくるな。髪の色とか無しで。

 

「んじゃ、まぁ世話になるわ」

「は、はい。案内させていただきます」

「んじゃ、行って来いティアナ」

 

ヴァイスの野郎はそう言うと、マシンの鍵をティアナに投げ渡していた。さて、本日の休みはどうなるやら・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sideギンガ】

 

う〜・・・どうしよう。何故私が呼ばれているんでしょうか?特に問題は起こしてませんけど・・・・はぁ。

 

「どうぞ」

「し、失礼します」

 

私は声を聞き、ドアを開いた。すると、そこは書類の山に支配された世界だった・・・・としか言えません()。すると、そこからのそっと一人の男性が出てきました。相変わらず、仕事に殺されかけてますね。

 

「よく来ていただけました。ギンガ・ナカジマ陸曹」

「お久しぶりです。リュウト・ミナセ提督」

「まぁ、以前は宮本君のツインナックルフォームに協力してくださった事には、感謝していますよ」

「いえ、私は何も・・・・」

「謙遜する事はありませんよ・・・・・っと、仕事が溜まっているので、用件を済ませていいでしょうか?」

「あ、はい。それで何故私が今回呼ばれたのでしょうか?」

「それはですね・・・・・これを貴方に渡すためです」

 

ミナセ提督はそう言うと、一つのケースを私に渡した。私が開けてみると、そこには・・・

 

 

 

「こ、これは!?」

「貴方が、六課に行くという話をナカジマ三佐からお聞きしましてね。是非とも、貴方にはこれを使っていただきたく」

「しかし、これは私には」

「貴方には、これをつける資格があります。それに、ちゃんと調整はしておきました。使うかを決めるのは、貴方ですよ」

 

 

 

私は悩む。今手元にある物は、本来の使い手がいる。でも、あの人の力になれるなら・・・・・・・・よし!

 

「分かりました。ギンガ・ナカジマ、受け取らせていただきます」

 

私がそう答えると、ミナセ提督は薄く微笑んで頷いた。そんな中、私のデバイス【ブリッツ・キャリバー】から通信が入った。

 

「かまいませんよ」

「あ、ありがとうございます」

 

ミナセ提督の許可を得て、私は通信を開いた。

 

「はい・・・・・・・わかりました」

 

私が通信を切ると、それを待っていたようにミナセ提督が答える。

 

「事件があったようですね。緊急に備え、それを持っていってください」

「分かりました・・・・・本当に、ありがとうございます」

「いえいえ」

 

私はミナセ提督に頭を下げると、ドアを出てすぐに駆け出す。場所は市街地、追っているあの事件に・・・・伸展があるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side良介】

 

さて、バイクに乗って約20分。ミッドの街に着いたのはいいんだが・・・

 

「なんで最初に寄るのがアイス屋なんだ?」

「す、すいません。スバルったらアイスに眼が無くて」

「アイスというか、甘いもの全般だろ?」

「だって、お菓子とかアイスは和みますよ。心が弾むんですよ〜」

「やかましい!!」

 

ったく、アイスを何段も重ねて食いやがって、こっちが胸焼けしそうだ・・・・ん?

 

 

 

 

 

 

 

―――果汁入りメロンアイス、限定のため売り切れたら販売停止。

 

 

 

 

 

 

 

「このアイスくれ!それも何段も重ねまくって!!」

 

思わず、スバルに習ってメロンアイスに飛びついてしまった。後ろでティアナがずっこけているのが見えたが、まぁ気にしないでおこう。しょうがないだろ、メロンには勝てない俺がいるのさ。

 

「宮本さんも、結局私と同じくらい重ねてるじゃないですか〜」

「う、うっさいわ!!」

「・・・こっちが胸焼けしそうです」

 

うーむ、このメロンのアイスは絶品なり。この店はしっかりと覚えておこう。すると、スバルのマッハキャリバーにエリオから通信が入っていた。どうやら話を聞いていると、シャリオの奴が考えたデートプランを実行していってるそうだ。あのバカ、10歳のガキに何を求めてるんだよ()

 

「・・・シャリオの奴に、このハバネロ入りのアイスをお土産と称して渡してやろうかねえ」

 

つうか、何故ミッドなのにハバネロが?まぁ、細かいことは気にしたら負けか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sideギンガ】

 

「陸士108部隊、ギンガ・ナカジマ陸曹です。現場検証の、お手伝いに参りました」

 

現場の方々の後に続き、私のその現場の惨状を見ていた。飲料ボトルや缶詰などが散乱しており、運転手いわく何かに攻撃を受け、爆発したと・・・・しかし、見えない存在からの攻撃となると、相手はステルスなのでしょうか?

 

「それとですね」

「はい」

「下のほうに妙な遺留品がありまして」

「妙な・・・ですか?」

「はい、こちらです」

 

案内されて来てみると、そこには破壊されたガジェットドローンが一台存在していた。

 

「これは、ガジェット?」

「それもなんですが、問題はこちらなんです」

 

その言葉を受け、ガジェットの先に視線を向けた。そこには・・・・

 

 

 

 

 

「これは・・・・・・生体ポッド!?」

 

 

 

 

 

一体・・・・何故このようなものが・・・私は思わず、手に持っていたケースの持ち手を強く握り締めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sideフェイト】

 

「エリオやキャロ、しっかりと楽しんでるかな?」

「も〜、心配性だよフェイトちゃん」

「だ、だって外は危険がいっぱいだよ。何かあったりしたら」

「だいじょ〜ぶ、もしキャロがピンチになっても、エリオがなんとかするよ。あの子、強い信念を持ってるし、何より」

「何よりも?」

「兄さんのウラ技をしっかりと学んで、対処法と応用法を考えてるみたいだよ。だから、正道でも邪道でも対処できるはず」

「・・・エリオ、グレないよね(涙目)

「だいじょ〜ぶだよ。兄さんは子供には案外優しいんだから。ウラ技は教えても、変な事は吹き込まないよ」

「・・・でも、10年前は色々吹き込まれたりした記憶が・・・」

「・・・・え〜と、大丈夫だと思うよ」

「・・・大丈夫かな、エリオ・・・キャロ・・・」

 

う〜、リョウスケが変な事吹き込んでないか心配だよ・・・うう。そんな中、バルディッシュが輝きだした。これって、キャロからの全体通信?

 

『こちら、ライトニング4。緊急事態につき、現場状況を報告します!サードアベニューF23の路地裏にて、レリックと思われるケースを発見。ケースを持っていたらしい、小さな女の子が一人』

『女の子は、意識不明です』

『指示をお願いします』

 

・・・新人たちにお休みもあげれないなんて、なんかつらいけど・・・・でも、レリック事件を放ってはおけない。なのはがスターズの二人に話している間に、私はエリオとキャロに指示を出す。

 

「救急の手配はこっちでする。二人はそのまま、ケースと女の子を確保。応急手当をしてあげて」

『『了解!』』

 

うん、いい返事。あれ、そう言えばスターズたちのモニターに・・・・リョウスケ?

 

「あれ、どうしてリョウスケが?」

『あん?俺はこいつらにミッド案内してもらってたところだ』

「そうだったんだ」

『ま、おかげでメロンのアイスをゲットしたから、ラッキーといえばラッキーなんだが・・・・・フェイト』

「何?」

『今回、なんか問題起きて休みキャンセルっぽいし、今日の事件終わったら、次の日も休みにしてやんねえか?さすがにこれで休み終わりじゃ、俺はいいがあのちびどもがさすがに理不尽だ』

「そ、そうだね。なんとかしてみる」

『あいよ。んじゃ、こっちはこっちで事件をなんとかするし、お前らも早く合流しろよ』

「うん、了解」

 

そう言って、リョウスケの通信は切れた。さて、私たちも現場に行かないと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sideエリオ】

 

「どうして、こんな小さな女の子がレリックを持ってたんだろ?」

「分かんない・・・けど、この娘・・・・辛そうな顔してる」

「・・・うん」

 

この娘・・・・・服はボロボロだし、表情も・・・・・悲しそう。ううん、こんな事で僕が参っちゃ駄目だ。しっかりしないと。

 

「エリオ!キャロ!」

 

すると、突如僕たちのいた路地裏に声が響いた。僕たちが振り返ると、そこにはスバルさんとティアさんが走ってくるのが見えた。

 

「スバルさん、ティアさん」

「この娘ね?また随分ボロボロに」

「はい・・・地下水路を通って・・・かなり遠くから」

「そのせいか、体中に負担がかかってます。こんな小さな娘にこんな重たい物を運ぶのは、かなり大変でしょうし」

「だよね。この娘、かなりちっちゃいのに」

 

そう、僕たちより小さいんだ。負担がないわけない。

 

「ケースの封印処理は?」

「キャロがしてくれました。ガジェットがくる可能性はないと思うんですけど・・・・ただ」

「ただ?」

「このケースに繋がってた鎖から見るに、もう一つレリックがあった可能性があるんです。今、ロングアーチの方々に調べてもらってます」

「隊長たちとシャマル先生、ミヤ曹長がこっちに向かってるようだし、私たちが周辺警護に徹しましょ」

「うん。ガジェットがきたら、ぼこぼこにして追い返してやろ〜!」

「アンタは破壊に徹するな!」

 

あ、またスバルさんとティアさんが喧嘩になっちゃった。でも、なんかいいなこういうの。喧嘩してるのに、優しい空気がある。

 

「なんか、お仕事モードになるのに時間かかりそうだね♪」

「そうだね。でも、もうちょっと見てよ」

「あ〜ん。エリオにキャロも助けてよ〜」

「うっさい!!」

 

すいませんスバルさん。ティアさんを止めれるのは多分宮本さんだけです()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sideクロノ】

 

「まさか、市街地でレリックの反応とは。それも、小さな子供の手で運ばれる」

『やっぱり、クロノ君も思うとこある?』

「ああ。どう考えても普通の事情とは思えない。恐らく、何か裏があると考えていいな」

 

僕はそう言うと、目の前にいる騎士カリムと向き合う。

 

「騎士カリム。一応念のために、三人の能力制限リミッターを限定解除できるようスタンバイしたほうがいいかもしれません」

「そうですね・・・本当は使わないのが一番ですけど」

『けど、使わないで後悔するのは一番後味が悪いんや。一応、用意はしておいてもらえるか?』

「分かったわ。シグナム、シャッハに送ってもらって。今からなら、すぐに向こうにいけるから」

「分かりました」

 

ふむ。やはり今回は六課の副隊長陣も出ないと厳しいか。ん、なにやら向こうの通信が騒がしいな?

 

『あ、ガジェット来ました!!地下水路に、数機ずつのグループで総数16・・・20!!』

『海上方面、12機単位が5グループ』

 

やはり、大事になりそうだな。こちらはこちらで、はやてのフォローに回るとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sideはやて】

 

ありゃりゃ、これはまた数が多いな。さて、どう手を打とうか。

 

『こちらスターズ2。海上で演習中だったんだけど、ナカジマ三佐に許可を貰った。そっちに合流する』

「了解や。頼むで」

『それから、もう一人援軍だってよ』

「援軍?誰や?」

 

援軍ったって、六課と仲いいとこなんて陸士108部隊くらいしか・・・ってことは!

 

「もしかして、ギンガ?」

『はい。陸士108部隊ギンガ・ナカジマです』

「それにしても、どないしたんや?」

『別件の捜査中だったのですが、そちらの事例と関連性がありえそうなので、私も参加してもよろしいですか?』

「もちろんや!!ド派手に頼むで」

『了解!!』

 

んじゃ、指示を飛ばしますか。

 

「ほんなら、ヴィータはミヤと合流。協力して、海上の南西方向を制圧」

『おまかせです〜』

「なのはちゃんとフェイトちゃんは、北西をお願い」

『『了解』』

「ヘリのほうは、ヴァイス君とシャマルにおまかせや」

『もちろんでさ』

『了解です』

「ギンガは、地下にてスバルたちと合流や。後で別件についてもよろしく」

『分かりました』

 

さて、んじゃま機動六課の腕の見せ所を、演出させてもらいましょうか。最初から最後までクライマックスやで。

 

『はやて、今俺の台詞盗っただろ?』

「りょ、りょりょりょ良介!?なんでバレとるんや!?」

『やっぱりか』

「か、カマかけたな良介〜〜〜!!」

『かっかっか!!』

 

うう〜、負けてもうた。

 

『んではやて』

「ん、なんや良介?」

『遊撃部隊としては、どこのフォロー回ればいい?』

「そやな・・・ヴィータとミヤは後でフォワード陣に合流の予定やから、良介はなのはちゃん達のほうをお願いや」

『あいよ』

「それじゃ、機動六課出陣や!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sideルーテシア】

 

風が吹いてる・・・・ドクターにお願い頼まれたから、頑張る。

 

『ヘリに確保されたケースとマテリアルは、妹たちが回収します。お嬢様は地下のほうを』

「うん」

『騎士ゼストとアギト様は?』

「・・・別行動」

『・・・お一人ですか?』

「一人じゃ・・・ないよ」

 

私の手に、ガリュウがいるから。ガリュウをみて、ウーノが納得したみたい。

 

『協力が必要でしたら、お申し付けください。最優先事項としますので』

「・・・うん」

 

行こうガリュウ・・・探し物を見つけに行こう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sideギンガ】

 

『ギンガさん、お久しぶりです』

「ええ。確かチームリーダーは貴方だったわね?従うから指示をお願い」

『分かりました・・・ひとまず南西の、F94区画を目指してください』

F94・・・ええ、分かったわ」

『それと、デバイスで総合位置把握と独立通信が出来ます。準備いいでしょうか?』

「分かったわ・・・・・ブリッツキャリバー・・・お願い」

『了解』

 

私はそのまま、陸士用のバリアジャケットを装着した。さて、どうしよう・・・これは。

 

「・・・もしもの場合もあるし、切り札になるかもしれないから・・・・付けておくほうがいいわね」

 

私はそのまま、ミナセ提督から頂いたデバイスを装着した。ん、ブリッツに反応・・・・これはガジェット!?

 

「どうやら、簡単には進ませてくれないようですね」

 

私はカートリッジをロードし、左手のリボルバーナックルを回転させ始める。それと同時に、ガジェットへとカウンターを仕掛ける。

 

 

 

「邪魔をするなら・・・」

 

 

 

ブリッツを加速させ、一気に近付き・・・

 

 

 

 

 

「打ち貫くだけ!!」

 

 

 

 

 

瞬時にガジェットに風穴を開けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side良介】

 

だ〜畜生!!こいつ等ちょこまか逃げやがって〜〜〜!!

 

「なのは、そっち行ったぞ!!」

「はい!!アクセルシューター・・・シュート!!」

 

なのはの変幻自在のアクセルが、ガジェットを潰していく。さすが、エースオブなんとかだっけな。

 

「兄さん、エースオブエースですよ〜」

「心の中を読むな!!」

「リョウスケ、上!!」

「分かってる!!」

 

俺はガンモードのデンガッシャーを、上に向けてぶっ放った。それにより、俺に向かってきたガジェットは爆破されたが・・・んげ、爆発の中を潜り抜けてきやがった。

 

「ハーケン・・・・セイバー!!」

 

フェイトが大きく振りかぶったハーケンが、紙一重でガジェットを真っ二つに切り裂く。ふ〜、マジで助かったぜ。

 

「にしてもよ、こいつら数多すぎじゃねえのか?撃っても撃ってもキリがねえぞ」

「大丈夫、確実に破壊してるはずだよ」

「そうだね・・・・・ん、この反応?」

「どうした?」

「おかしい・・・実機の中に、幻影がある」

「幻影ってことは・・・本物の中に偽者があるってことか?」

「そういう事になるね」

「だ〜面倒くせえ!!どこのどいつだよこんなめんどい戦法思いついたのは!!ハバネロアイス食わせるぞ畜生!!」

「兄さん・・・ハバネロアイスって何?()

「あん?俺がティアナたちとアイス食いに行った時、なんか売ってた」

「ハバネロって・・・・ミッドにはまだ流通してなかったような・・・」

「フェイト、それを俺に聞くな。とりあえず、シャリオの分だけは買っておいた」

 

通信でシャリオがうるさいが、無視だ無視。ちび共に変なことさせてどーすんだよまったく。ん、割り込みの通信?

 

『割り込み失礼!』

「却下」

『な、なんでや!?』

「なんとなくだ」

『ひどいで良介〜!!なのはちゃんやフェイトちゃんには優しいのに、ウチには厳しいやん〜』

「状況が面倒なのに更に厄介にしそうだから」

『うう・・・良介がいじめる』

 

かっかっか、はやての奴凹んでやがる。こらそこの妹分二人、苦笑するな。

 

「んで、なんだいきなり?つうか、何故に騎士甲冑?」

『嫌な予感がしてな、クロノ君から限定解除許可を得たで。空の掃除はウチに任せや』

「うん、安全だな」

『ちょ!?なんで心配せんのや!?』

「アホか!?お前の石になる槍や世紀末的な砲撃、世界を黒に染める真っ黒な空間があるじゃねえか!!それだけあれば人間兵器として十分じゃい!!」

『ぐすん、ウチは兵器やないのに・・・・まぁええわ。なのはちゃんとフェイトちゃんはヘリの護衛、ヴィータとミヤ、そして良介はフォワード陣と合流してケースを確保してな』

「「「「了解!」」」」

「あいよ。んじゃはやて、ど派手に敵さんをぶっ飛ばしてくれ」

『了解や』

「あと・・・無理はすんなよ」

『良介・・・』

 

・・・う、なんか目が潤んでやがる。こら、そこの悪魔と死神、こっちを睨むな!!あと、通信越しの親分と妖精もだ!!

 

「んじゃま・・・・・行くぜ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sideスバル】

 

「空の上は、なんだか大変みたいね」

「そうみたい」

「ケースの推定位置まで、もう少しです」

 

よーし、一気に行こう・・・・って、いきなり壁がぶっ飛んだ!?

 

「くっ!!」

 

壁を貫いてくるなんて・・・かなりの力押し・・・・いや・・・・・まさか!?

 

 

 

「ギン姉!?」

 

 

そう、そこにいたのはまぎれもなくギン姉。それも、リボルバーナックルに私と同型のデバイスローラーを装着してる。

 

「ふぅ、やっと追いつけたわ」

「大丈夫でしたか、ギンガさん?」

「大丈夫よ。ただ・・・」

「「ただ・・・?」」

「打ち貫きすぎちゃった()

「「・・・あ、あははははは(滝汗)」」

 

ありゃりゃ、もう汗流すしかないや。そうだった、ギン姉はカートリッジ消耗率が凄く高いんだった()

 

「ギン姉、私の余ってるのあるから使って」

「ごめんね、スバル」

「気にしないで・・・・ほら、来たよ」

 

私が振り返ると、背後からガジェットが十数体ほど飛び込んでくる。多分、この先だ。

 

「ティア、エリオ、キャロ、小さいのをお願い。大きいのは・・・・私とギン姉でやる」

「やれるの、スバル?」

「任せて!!」

「分かったわ。エリオ、キャロ、行くわよ!!」

「「了解!!」」

 

小さいガジェットを任せて、私とギン姉はV型のガジェットに向かう。

 

「スバル、一撃で決められる?」

「勿論!!」

「それじゃ・・・行くわよ!!」

「うん!!」

 

ギン姉が先行し、私は後方から追いかける。ギン姉とのコンビネーションなんて、久々だよ〜。

 

「ラウンドシールド!!」

 

ギン姉が、V型の触手を防ぐ。

 

「スバル!!」

「うん!!」

 

私はそのまま跳躍し、ガジェットの中心めがけて・・・

 

 

 

 

 

「ディバイン・・・・・バスター!!」

 

 

 

 

ゼロ距離のディバインバスターを打ち込んだ。ちなみに、私はカートリッジ使ってないからね()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sideギンガ】

 

キャロって娘のデバイスによれば、この辺りにレリックの反応があるらしいけど・・・あ、見つけたみたいね。

 

「ありました〜」

「おー、お手柄だねキャロ〜」

 

ふふ、スバルったらこどもじゃないんだから・・・・・・っ!!

 

「キャロちゃん、障壁展開!!」

「え・・・え?」

「早く!!」

「は、はい!!」

 

キャロちゃんが障壁を展開したと同時に、ステルスの影がキャロちゃんを襲った。なんとか防いだと思ったら、反動に耐え切れずレリックが転がっていく。

 

「エリオ君、スバル、キャロちゃんを守って!!私はケースを!!」

「「了解!!」」

 

エリオ君が、ステルスの影に挑んでいくのと同時に、私は転がっていたガジェットへと駆け寄るが、そこには紫の髪の・・・女の子?

 

「・・・邪魔!!」

「っ!?」

 

紫の髪の女の子は、魔力弾を私に放ってきた。私はなんとかラウンドシールドを張ったけど・・・・く、防ぐので精一杯!!

 

「ティアナちゃん、お願い!!」

 

私の合図と共に、透明化して隠れていたティアナちゃんがデバイスを接近戦用に切り替えて攻撃を仕掛けようとする。

 

「させっかよ!!」

 

その瞬間、突如空間内を強烈な光と音が襲った。それにより、ティアナちゃんは膝をつき、エリオ君とキャロちゃんは影の存在に吹っ飛ばされて壁に叩きつけられた。スバルも、思わぬ攻撃に膝をついている。

 

「ルールー、アタシたちに黙って出かけるからだぞ。本当に心配したんだからな」

 

どうやら、あの紫の髪の女の子の仲間のようね。あの影も姿を見せたけど、かなり強固な装甲を持った召喚獣ね・・・・どうやら、ここで切り札を使う必要があるようね。

 

「お前ら、切り札でも必殺技でも使って、かかってこいや!!」

「ええ、そうさせてもらうわ」

「・・・へ?」

 

私の言葉に、スバルたちも驚いてる。まぁ、いきなり私がこんな事言ったらしょうがないか()

 

「ど、どうするのギン姉?」

「大丈夫、こういう時のための・・・・切り札があるから」

 

私はそう言ってポケットから・・・・・・・・・・・・【デバイスカード】を取り出した。

 

「ぎ、ギン姉!?それってまさか」

「ええ、その・・・・・まさかよ」

 

私は、装着していたデバイスを・・・・・デンオウベルトをスタンバイ状態に変えた。皆が見つめる中、私も覚悟を決める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「変・・・・身」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の瞬間、私の身体をアーマージャケットが覆う。そしてそのまま、純白のバリアジャケットと翼をイメージした空色の仮面が装着される。そして、私はあの人のように・・・・前に立つ。

 

 

 

 

 

 

 

「降臨・・・・です。満を持して」

 

 

 

 

 

 

 

電王ウイングフォーム、再び・・・。

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

さ〜やってまいりました。ギン姉活躍の時、そして次回は、ついにゼロのスタート。頑張りますので、楽しみにしててください。