風雨来記2
風雨来記2
概要
主人公は旅行関係のルポライター。
前回の心光展で見事な成績をおさめた彼は、新たに挑戦する。

今度は「沖縄」を題材にしたコンクールで、美ら島展に挑む――



レビュー

 F・O・Gが2005年に発売したプレイステーション2の恋愛アドベンチャー。
2001年にPSで発売された前作は、伝説の旅ゲーとして根強いファンを獲得している。

主人公・相馬轍はルポライター兼カメラマン。
前作の北海道旅行から4年が過ぎ、駆け出しの肩書きはなくなったものの、恩人である「ふうらい」の編集長には未だに坊と呼ばれている。
今回の仕事は沖縄の地元自治体が後援する当地PR企画「美ら島展」への出向ライターとしての参加。
大きな仕事である事は元より自分の先輩にもあたる「ふうらい」編集者にして、
独立して現在沖縄で「GIAS」という出版スタジオのオーナーとなった「芹沢修平」氏からの直々の指名で飛び込んだ仕事だ。

そんな大きなチャンスを前にしながらも、以前のように即答する事ができない。
北海道旅行から4年が経ち、捜し求める「最高の場所」が幻のような存在で、どこにあるかもわからない事に気付いてしまっていた。

答えを出せずに迷う俺に、那覇の消印が押された一通の手紙が届いた。
差出人の名前は島田光。
死んだはずのアイツからの手紙だった。



今度の舞台は南国沖縄、島から島へ渡る時以外はやっぱりバイクでライディング。
ただしシステム変更により沖縄を自由自在に走り回る事はできません。
やる事は前作同様、沖縄の各地に足を運び、記事を書いてはアップロード。
スタッフ陣のロケハン成果、美しい風景、驚きの絶景がワンサカあるぜ。
さらに今回は「GIAS」という屋根のある居候先があるので、一日の終わりにはテントを張って野宿という儀式を行なう心配もない。

って、そんな訳がないだろう!
そこはそれ、旅ゲーですしちゃんと野宿します。女の子だって連れ込みます(!?)
気をつけろ、写真撮影のチャンスは一度きりで、後戻りして撮り直しは出来なくなってるぞ。
デジカメ写真の保存制限が24枚っきりで、満タンになったら問答無用で削除するしかなくても挫けるな。
お気入りの1枚だけは、何が何でも撮っておけ、にぃにぃとの約束だ!

あと恋愛アドベンチャーなんで、ヒロインの女の子が3人います。
今回は前回みたいな隠しヒロインはいないんで、本当に3人だけ。


本州生まれで兄の仕事を手伝う為に沖縄に引っ越してきたオーナーの妹「芹沢暦」
主人公の手伝いの為に呼び出された助言者「上原緒戸」の孫娘「上原海琴」
行方不明の母を捜しに来日した日本人とアメリカ人のハーフにして金髪ロリ(!?)「真鶴・天継・テイラー」



おや、地元っ子が一人しかいない・・・・・・


執筆者:早坂岬さん



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