第7話「小さな刃」







〜前半〜



訓練兵達に課された、残酷な試練。巨人達の再来に、エレン達の班は倒されてしまった。
唯一生き残ったアルミンは、残酷な世界で一人生き延びた自分に罪悪感を抱いてしまう。
戦闘訓練を積んで戦う手段を得ても、やはり巨人は強大な相手。一人一人が圧倒的なので、単独では勝てないんですよね。
ベルセルクの使徒ほどではないにしろ、人間が戦うには無理があるのでしょうな。

そんな巨人相手に、次々と刃で立ち向かうミサカ。何と一人で、巨人を何体も倒してしまいます(゚A゚;)ゴクリ

そんな無敵の彼女が向かう先は、訓練兵達が取り残されている場所。彼らの援護に向かいます。
もっともミサカさんの目的は、あくまでエレンの生還。彼女はエレンの味方で在ろうとしているのです。


――ですが彼女が到着したその時には、もう……



〜後半〜



生き延びたアルミンより聞かされた、エレンの戦死。彼は最期、アルミンを庇って巨人に喰われてしまいました。
壮絶な最後を聞かされて、絶句するミサカ。彼女の生きる理由はエレンのみ。この世界における希望を今、失ったのです。
以前にも書きましたが、この進撃の巨人は戦闘描写もさることながら、表情や言葉による人間の心理描写が非常に生々しいんですよね。

エレンを失ったミサカは、呆然。それでも――エレンの代わりに、絶望する仲間達を奮い立たせました。

絶望に陥り、生きる理由を失った彼女に響いたのは、いつも巨人を倒すべく決起していた彼の叫び。
生きることを諦めたら、エレンを思い出すことも出来ない。
人の振るう小さな刃を手にミサカは諦めて死ぬのではなく、苦しみ抜いて戦う道を選びました。
涙を流しながら、必死で戦うミサカの生きる表情に、胸を震わされました……(´;ω;`)ウッ…


こんなに一生懸命、私は生きた事はないかもしれませんね。がんばろう。



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