第2話「その日」







〜前半〜


主人公エレン達の故郷であるシガンシナ地区を襲った、巨人達。
脳が退化しているのか、丸裸で阿呆面をさらけ出していますが、人を捕食する化け物なのに違いありません。
理性がない分、余計に恐怖を感じさせるんですよね。何が楽しいのか、めっちゃ笑顔ですしね(;´・ω・`)
第一話の次回予告に、何処にも逃げられず家の中で震えて隠れている親子のシーンがあって、
てっきりこの親子も巨人に喰われるのかと思ったのですが、何故か巨人に見つからずスルー。ど、どうして予告に入れたんだ!

阿鼻叫喚の中、エレン達は逃げるのみ。だがエレンは母を置いて逃げてしまったことに、怒り心頭。
自分達を連れ出したおっさんを激しく責めますが、おっさんは強く言い返さずに涙するのみ。
その悔し涙を見て、エレンもまた涙する。この絶望的な無力感が何とも言えません。

人々の悲鳴を背に、怒りを故郷に残したまま、エレン達は逃亡したのです――



〜後半〜



ここで、このアニメの世界観が少し語られました。
巨人がたむろするこの世界は巨大な城壁が三重に築かれ、内側に生活圏を確保することで人間達は一時的な安全を確保しています。
今回の襲撃で城郭都市の外縁地区「ウォール・マリア」が破壊されてしまい、エレン達は一段内側の「ウォール・ローゼ」内へ避難。
ただ城壁といっても世界全体を覆うほど広くはなく、壁の内側に閉じこもっているので当然深刻な人口問題が起きている様子。
内側に逃げれば逃げるほど世界は閉ざされ、収容人数も限られてきます。
今回避難した人数は莫大で、あっという間に食糧危機に発展。避難した人間に罪はなくとも、疎まれてしまうのも無理はないかもしれません。

家畜のように扱われる自分にまた腹が立ち、エレンは止めようとする親友と喧嘩してまで故郷に戻ろうとします。
そんな彼を止めたのは、家族同然に育ったミカサ。ヒロインばりに涙で制止を叫ぶのではなく、拳で訴える漢ぶり。
この世界のヒロインとは、強くなければならないのです(´;ω;`)<コワイ…


エレン、ミサカ、アルミン――残された少年少女達は戦う力を得るべく、訓練兵に志願します。



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