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儚くとも尊き願い事.
第一期で全てを失ったルルーシュ。
記憶が復活して、ナナリーの本当の願いと意思を知った彼は、
自分なりの新しい夢を持ち始めて今まで行動していました。
大切なモノを喪うのを恐れるからこそ、今まで分からなかった他人の心、友人への想いを知ったと言えます。
それゆえに、今回の結末はルルーシュにとって心引き裂かれる展開だったでしょう。
彼の新しい願いはもう、叶う事はありません。
第二期は彼が嘗て喪ったものを取り戻す戦いに見えましたが、
結局彼自身が取った行動の結果、また一つ大事なものを失ってしまいました。
予告でも彼が語っていましたが、本当に許せないのは犯人ではなく、結局巻き込んでしまった自分自身でしょう。
(余談ですが、犯人が彼かどうかはミスリードの可能性を疑っています)
ただ、彼女は最後に希望は遺しました。
「赦せないことなんて無いよ」
――ルルーシュとスザクに、救いはあるのでしょうか?
次週は『ギアス狩り』
自分を含めた彼の救われない復讐が始まります。