〇〇○に散る


やあ、ヨイコのみんな元気かな?お兄さんは今暗殺者に追われてます。ヨイコの皆はお兄さんみたいな大人になっちゃダメだぞ(ハート)

そこまで俺は考えると一人で大爆笑した。暗殺者カラ逃げれたら漫才になろう。よ○こなんか目じゃないぞ!めちゃいけまで上り詰めてやる!

ピュン!矢がオレの額に刺さった


うーむ、街中で大爆笑したらさすがにばれるな。む、デパートがある。あそこに行けばあいつもあまりでだしは出来ないだろう。

しかし、朝から逃げているのでシャツが汗を吸ってキモチワルイ。だが裏返してきればキモチワルクなく、あせをまた吸い始めるのだ。紳士服売り場のお姉さん教えてくれてありがとう。

だがデパート内に逃げ込んだ俺は困った事実に直面した。人が俺を避けるように波をわける。目立ったらあいつに気付かれてしまう。ちなみ暗殺者はメガネをかけていて、ノビタと名づけたら攻撃が激しくなった。なぜだ・・。

矢を抜け矢を・・。


親切なお兄さんが矢の存在を教えてくれた。ごみ箱に矢を捨て俺は地下の食品売り場まで行った。

後にこのデパートに警察が来たのは言うまでも無い


矢を抜いてから俺も人ごみに紛れていた。これなら逃げれる!あとでお台場に殴りこみだ(?)
と、

『アフロひとふさ300円』

アフロは海鮮食材売り場にあった。ラップがはちきれんばかりに膨らんでいた。そのとき普通の主婦がお肉でも買うように籠の中に放り込んだ。しかも幸せそうな笑みを浮かべて、
奥さん!それ、アフロですよ!と叫びたくなるのをこらえて俺はアフロをまじまじと見つめた。それから想像できる事は・・

『アフロ』は体長七、八メートルあり。『海の狼』として漁師に恐れられている。アフロと恐怖にうち勝ったものだけが『アフロ』を出荷できる。味はくせ無くさっぱりしていて美味く栄養価も高い、鍋物に最適。家族で鍋を囲み、普段は口を聞かない親子も和気藹々としゃべる。子供はすくすく育ち。親は年に負けない身体をもち。家庭円満幸せにするのだ。

知らないの俺だけ?やべっ!勉強不足だ。
俺は早速アフロを買った。しかしひとふさはいただけない。一束だろ。
早速かぶってみる。ウーンなかなかのフィット感。ゆうさくさんも顔負けだぜ!

こと・・
愛つ・・ちがうアイツの気配がした。だが俺は平然としていた。

(俺は今、海の狼ことアフロをかぶっている!コイツがあればオレの安全は守られたも同じ!せいぜい焦り、途惑うがいい!!)





俺は刺された。


そりゃ刺されるわな。完