「っらぁぁっ!!」

「はぁぁぁぁっ!!」


道場に響く二人の男の声とガキンとぶつかり合う音。

道場の中央で打ち合ってるいるのは……。


「おいおい、どうしたどうした! 動きが鈍ってるぞ!」


木刀を振り下ろす、深紅の髪の青年――赤宮勇人。


「てめぇこそ全然力が入ってねぇんだよ!!」


それを左手の木刀で受け、右手の木刀で反撃する、黒髪の青年――陸奥峻。


「バーカ、手加減してやってるのがわかんねぇのかよ!」

「手加減するほど実力ねぇだろうが! ボケ!」


激しく打ち合う両者。

相手の攻撃を受け、ときに回避し、反撃する。


「……そろそろ、しまいにするぞ、正直疲れた」

「相変わらず、体力がねぇな勇人。だけど、確かにそろそろしまいにするか」


鍔迫り合いから同時に後方に下がる。

二人ともゆっくりと呼吸を整える。

先ほどとはうってかわって静かになる道場。

大量に流れる二人の汗。

熱気に包まれる道場。

それでも二人は動かない。

なにかスタートになるものがあるまで。

1分。3分。5分。

どれほど時間が経っただろうか、いや実は経っていないのかもしれない。

それほど二人は集中していた。

そして、勝負の時間はやってきた。

勇人が少し足を動した時、キュッと音がなったのだ。

それを合図に両者は動いた。

どちらが早く動いたのかはわからない。

違いは刹那。そしてお互いの攻撃があたる距離に踏み込む二人。


「………!!」

「………!!」


守りを捨てた最後の勝負。

引き分けに見えた、最後の一振り。

だが、瞬間、一人の男が音を立て、片膝をついた。


「…………」

「………くそっ」


見下ろす男と、見上げる男。

勝負を制したのは……。


「705戦358勝347敗……俺の勝ちだ」

「チッ……」


陸奥峻だった。


















語り手から赤宮勇人へ
















俺様の名前は赤宮勇人。

生まれつき髪の毛が深紅。

それ以外は大して普通じゃないはずだ。

普通に学校にも通ってるし、普通に友人もいる。

……そう、俺様はあの日まで普通だったんだ。

俺様はその日、腐れ縁の陸奥峻との試合に5連敗して軽くむかついていた。

試合といっても普通の試合じゃない。

木刀を使ってるとは言え、打撃、投げ、飛び道具ありと言う、なんとも滅茶苦茶な試合。

それを入学の頃から続けており、今じゃ700戦を越えていた。

戦績は705戦347勝358敗。

なぜか油断はしていないはずのに、負けてしまう。

力も速さは俺様が上、技術は峻の方が少し上。

総合的に見ると勇人の方が上だと峻も峻のじいさんも言っていた。

チッ……じゃあなんで負けんだよ。

道端に転がってる石を蹴飛ばすもむしゃくしゃはおさまらない。

信号が赤から青に切り替わるが、俺様の心はそんな簡単に切り替われねぇ。


「なんで勝てねぇんだろうな……」


呟きながら横断歩道の白と黒を見ながら歩く。

が、当然その問いの答えはわかるはずがない。

結局は峻よりもつらい鍛錬し、その成果を100%以上だし勝つしかないと言うことに行き着く。


「今日も八束神社で鍛錬でもするか、晶や美由希なら来てるかもしれねぇしな」

空手を習っている後輩とある剣術を習っている同級生がいることを願いながら俺様は着替えもせず神社にむかった。




『八束神社』

のほほんとした学校の先輩であり巫女である人に挨拶し、いつもの修行場所に行くが、誰もいない。

チッ……今日は一人か。

二人の番号は知っているが呼び出すのも面倒だし、一人でするか。

神主さんや巫女さん許可を貰って置いてある小さなサンドバッグをつるしている場所に移動する。

場所に着くと早速打ち込みを開始する。

準備運動は神社の階段をダッシュで登ったから準備はできている。

さて、始めるか。





「チッ……」


一人でトレーニングを始めてみたものの、まったくと言っていいほど調子がでねぇ。

やっぱ気分が乗らないときにするもんじゃねぇな……帰るか。

流れ落ちる汗を拭きながら帰り支度をする。

帰ったら風呂入るか。




この時、俺様は帰ることで頭がいっぱいで気付けなかった。

いや、気付いたとしても遅かった。


――……わ……が……れろ……


「あ?」


なんか今聞こえたぞ。


――そ……の……が……離れ……

「やっぱり聞こえやがる……おい!! 誰だ!」


声をかけてみるが反応はない。

右を見る……誰もいない。

左を見る……誰もいない。

後ろを見る…誰もいない。

前を見る……誰もいない。

上を見る……何か降って来た。

チッ……誰もいな……いいぃぃぃ!?

慌てて上を見ると、変な物体が俺様に向かって降って来てやがった。

逃げようにも、間に合わない!!

……これは死んだな。

チッ……クショウ……。

物体とぶつかり、俺は……死んだ――





『あ? なんだここ?』


――はずだったが、生きていた。

確か俺様は変な物体にぶつかって……つーか、どこだよここ。真っ暗だし。

どこを見回しても辺り黒一面。

自分が立っているということは地面があるのはわかる。


『……とりあえず変な物体のせいで厄介事に巻き込まれたようだな』


――誰が変な物体だ、馬鹿者。


『っ!?』


突如、エコーの効いた声が辺りに響く。


『どこにいやがる!!』


――まったく、折角死んだところを助けてやったのに、気性の荒い奴だな……これならそのまま放置しておくべきだったな。


『なんだと!! ……ってちょっとまて、誰が死んだって?』


――貴様だ、馬鹿者。我に衝突しただろう。


『衝突……てめぇがあの変な物体か!! 姿を見せやがれ!!』


――見せてやっても良いが……驚くなよ。


そう言って一瞬にして声の主は俺の前に現れた


『……な、なんだお前……どう言うことだ……』


――フフフ。だから驚くなと言っただろう。


『誰でも驚くに決まってんだろうが!!』


――やれやれ、仕方の無い宿主だな……。


『あ? 誰が宿主だ』


――貴様だ。赤宮勇人。……話してやろう。我のことと……貴様の今の状況を。





『……ってことはなにか? 俺様はお前に殺されて死んだが、お前が俺様の心臓の変わりをしてると』


――結果的にそうなるな。小僧、感謝しろ。我が生かしてやったことを。


『人を殺しておいて何言ってやがる!!』


――……さて、次の話だが。


『逃げんな!?  チッ……創造主がどうとか神がどうとかだったか? それがお前を狙って海鳴に来るって言うのかよ。

そもそもなんで神なんかがお前を狙うんだよ。つーか神なんていねぇだろ。俺様は神なんて信じてねぇ』


――それは前の住む世界だけの話だ。世界はいくつも存在する。魔法がある世界、ドラゴンが住む世界……そして神が人々と暮らす世界がな


『俺様は全部信じられねぇんだがよ』


――では我のことはどう説明する? 夢だと思うか、我と貴様の邂逅を……気をつけろ、奴らはすぐ傍まで迫っている。……そして創造主以外にも……。


『待て!! まだ質問は終わってねぇ!! 俺様にどうしろって言うんだ!?』


――……貴様には我がいる。我を使え。喜べ我を使え戦えることを……。


『おい!! 使えってどう言うことだよ!!』


――……それは小僧。貴様自身が見つけろ……さて、そろそろ貴様を起こすぞ……。


『チッ……厄介なことに巻き込まれたもんだぜ』


――フ。我の名前は白鯨。……よろしく頼むぞ小僧……いや、我が宿主よ。


闇に染まった空間が光に包まれた。





「――い! 勇人!!」


ん……うるせぇ……。


「おい!! 勇人! 大丈夫か!!」


この声は……。


「……峻か。耳元で叫ぶんじゃねぇよ……ボケ」

「ボケはお前だろうが! なんで倒れてやがるんだよ」

「ああ……それは……」


言おうと思ったが、やめた。

白鯨のこと、魔法のこと、どうせ言っても信じるわけねぇし。

逆の立場なら俺様は100%信じない。


「それはなんだよ」

「チッ……なんでもねぇよ。つーかなんでてめぇがここにいるんだ」

「……ごまかしてんじゃねぇよ。まぁ、良い。どうせ言う気はないだろうしな。

俺もここに鍛錬しにきたんだよ。んで、来てみたらお前が倒れてたんだよ。ったく、無茶してんじゃねぇよ」


峻に文句を言われつつ時計を見ると19時半過ぎ。

……あれからそんなには経ってねぇみたいだな。


「立てるか?」

「ああ」


差し出される手に掴まり起き上がる。


「さて、行くぞ」

「あん? どこに行くんだよ」

「病院に決まってるだろ。元気だったとは言え一応、倒れてたんだ。見てもらいにいく」

「いらねぇよ」

「はいはい、文句は俺に戦績を勝ってからにしような」

「おいこら!! てめぇ!! 引きずんな!! 襟から手を離せ!!」





「じゃあ勇人は別になんとも無いんですね、フィリス先生」

「はい。調べましたけど、脳や骨にも異常はありませんでしたよ」


俺のことで会話する峻とフィリス・矢沢。

結局、あのあと無理矢理連れていかれて病院で異常がないか見てもらった。

もちろんフィリスが言ったように俺にはなんの異常もなかった

なのに峻はお節介を焼いて、あれやこれやとフィリスに頼む始末。

しかもフィリスもフィリスでそれを喜んで行動しやがる。

とりあえず湿布だけをもらっておいた。

面倒くせぇ……。


「では勇人さんの治療も終わったので……次は峻さんですね」

「え!? いや、俺はなんともないので大丈夫です」

「ダメです」

「即答ですか!?」

「即答です。峻さんのお祖父さんには孫を頼みますって言われてるんですよ」

「あのクソじじぃ!?」

「……お前ら、漫才してんじゃねぇよ」

「してねぇよ!? どこをどうみて漫才に見える!」

「……」

「無視、すんなぁぁぁーー!!」

「峻さん! 病院内では静かにしてください!」

「なぜに俺だけ!?」


あー、本当に面倒くせぇ……。





「……俺だけ帰ってれば良かった……」


トボトボと落ち込みながら俺様の隣を歩く峻。


「だったら俺様は帰ってたけどな」

「チッ……お前わかってて来ただろう」

「さぁな。鈍感野郎には言う必要はねぇだろ」

「その言葉だけはお前に言われたくねぇよ、朴念仁」


カチン……。


「……あ? てめぇ、喧嘩売ってんのか?」

「今なら安くしとくぜ、奥さん」

「誰が奥さんだ! ……いいぜ、やってやろうじゃねぇか」

「はっ、いいのか? さっきまで倒れたせいで負けましたってあとで言い訳すんなよ?」


……いい度胸じゃねぇか、この野郎。


「てめぇこそ、フィリスに気をつけろって言われて負けたって言い訳すんなよ」

「誰がするか!! ……ぜってぇぶっとばす。俺ん家の道場に行くぞ」

「ああ、良いぜ」


……見てやがれ。





「で、ルールどうすんだよ」

「いつもと同じでいいだろう、変えるのも面倒くせぇ」

「なら……始めるか、6連勝させてもらうぜ!」


そう言って一瞬にして間合いを詰めてくる峻。


「ボケ、今日からずっと俺様が連勝するんだよ!」


俺様はそれにあわせ、峻の頭上目掛け、木刀を振り下ろす!


「甘いぜっ!!」

「――ぐぅっ!?」


俺様の振り下ろしの攻撃を峻は身体を捻りながら避ける。

そしてその回転による遠心力を利用して俺の右脇腹を狙ってきた。

どうにか峻の木刀のを握る手と柄を掴んで攻撃は防いだが……。


「……やるじゃねぇか」

「言っただろ、六連勝するってな!」















赤宮勇人から語り手へ










勇人と峻の戦いが始まり、十分余りが経過した。

お互い木刀でのクリーンヒットはないがところどころ服が破け、切り傷を負っている。

戦況は五分五分に見えたが……峻の方に傾きだした。

(くそっ! なんでさっきから攻撃が決めれねぇんだ!)

隙を狙って攻撃をしているはずなのになぜか簡単に防がれ手痛い反撃を受ける勇人。

それもそのはず、峻は隙が出来ているのではなく作っているのだ。

それに気付かない勇人に押され始めていた。

そして……押されるにつれ、戦いに大切な心の方も折れそうになっていた。


(やっぱり今回も負けるのか? くそっ……なんで、勝てないんだ!)


焦る勇人と冷静に攻撃をしかける峻。


「ぐっ!?」


油断をしていたのか、峻の蹴りを腹部に受け、体制を崩す勇人。

それを好機とみた峻は勇人に近づき木刀を振り上げる。


(っ!? 負ける!?)


思わず目を瞑りそうになる勇人。

その時、どこからともなく声が聞こえた。


――良いのか、それで

(……いい訳ねぇ)

――無様に負けるのか

(負けたくねぇ)

――負けたくないならどうする。

(決まってる、俺様は勝つ!!)


「負けてたまるかぁぁぁぁぁ――!!」

















語り手から赤宮勇人へ













「負けてたまるかぁぁぁぁぁ――!!


そう叫んだ瞬間、俺様の心臓が熱くなった。

動いたかと思うと俺様の手が光った。

その光った手を無我夢中で峻にかざす。

そして……。


「なっ!? なんだそれ――――がっ!?」


道場の壁を破壊し、峻をふっとばしていた。



な、なにをしたんだ……俺様は。

思わず光っている手を見ると鎖が手から生えるように地面に垂れていた。


『……使えるようになったようだな』

(白鯨!?)

『そうだ。言っただろう我を使わせてやると』

(なら、これがお前なのか?)

『そうだ……まだ力のほんの一部だがな。だが、練習もせずに使えるようになるとは才能はあるようだな』

(……うるせぇよ、つーか説明しろ)

『説明しても構わんが……その前に、あやつのことはいいのか? ……死ぬかもしれんぞ』

(しまった!?)


「峻!!!」


俺様は一目散に壊れた壁から外に出た。


「ぐっ……」

「おい! 峻! 大丈夫か!!」


駆け寄って峻を抱き起こす。

やべぇ……こいつ受身もとれずに落ちたのか!?

峻の口から血が流れていた。


『……ふむ、一般人があの攻撃で死なないとはな。……丈夫な奴だ』


言ってる場合か!!

くそっ!!

俺様は慌てて救急車を呼び出した。






「…………」

「くそっ……」


結果的に言うと峻は助かった。

血を吐いてはいたがあばらに少しのヒビと試合時の傷のみと言う比較的軽い怪我だった。


『丈夫な体のおかげです』


フィリスは泣きそうになりながらも説明してくれた。

壁のことや峻のことで峻のじいさんにも謝ろうと思ったが……。


『なにがあったか知らんが、試合中に避けれなかった孫が悪い』


そう笑って俺様の肩を叩いて言ってくれた。

だけど……くそっ、あいつが目を覚ましたらなんて声をかければいい?

謝ればいいのか?

でもあいつは俺を今までと同じ付き合いをしてくれるだろうか?

この力で傷つけてしまった俺を……。

この力を持ってしまった俺をあいつは……。


『なんだ見かけによらず繊細なのだな、小僧』

(……うるせぇよ)

『見せたものは仕方なかろう。諦めろ』

(んな簡単にすませるわけねぇだろ! 最初に言ったようにこの世界は魔法なんてのは存在しねぇんだよ!

なのに、その力であいつを……峻を傷つけちまった……最低だ俺様)

『その傷つけられた本人が貴様に向かって何も言っておらんのに何を落ち込んでいる』

(…………)

『それともその程度のことでお前を遠ざけるくだらん人間なのか、あの男は?』

(それは……)




「グッ……」

「峻!?」

「……勇人……ここは?」

「海鳴大学病院の病室だ……」

「あぁ、そうか。あの時俺は……」


謝らないと……悪かったって。

傷つけて悪かったって。


「峻……俺様……」

「あー、くそっ! 6連勝できなかった!!」

「は?」


今なんつったこいつ?


「は? じゃねぇよ。さっきの戦いはお前の勝ちだろうが、せっかく突き放そうと思ったのに」

「いや、それよりお前、俺をなんとも思わないのか?」


何もない手から鎖が出た。

それだけで色々と俺に対して思うはずだ。


「ボケ」


そう思っていると峻に頭を叩かれた。


「お前がどうであれお前はお前だろうが。つーかそんなことよりも次の勝負もそれ使えよ」

「……だけどよ」

「だけどじゃねぇよ、やられっぱなしは性に合わねぇんだよ。まぁ次はそれ使っても俺が勝つけどな」

「なんだとてめぇ!」

「まぁ、使わなくても良いけどな。どうせまた俺が連勝するだけだ」

「けっ、言いやがったな。この力を使えばてめぇなんて一捻りなんだよ! 今みたいになりたくなかったら、さっさと降参しろよ」

「んだと、俺をなめんなよ!」

「舐めたくねぇよ、てめぇなんてな」

「そっちの意味じゃねぇぇ――っ!?」


病室内に峻の声が響く。

……良かった。


『クックック……実に面白い小僧達だ。それにしても嫌われなくて良かったではないか』

(チッ……別に……)

『さっきまで心配していたくせに、照れ屋な小僧だな』

(うるせぇ!)

『(……しかし、本当に良かった小僧の友達を殺さずに済んで……)』










一方その頃、病院を見つめる一つの影。


「あいつか……」


彼が見つめる先には病院の一つの部屋にいる二人の人物。


「赤宮、勇人か……今のあいつは僕が出なくても大丈夫だろ」


そう呟き視線を移す。


「さて、奴が精々創造主様の道具として有能な働きをしてくれれば良いけどまあ……所詮無理だろうね……ゴミっぽいし」


闇に消えていった。




さらに一方その頃、某家では。


「主役の一人なのに、出番が無かった〜〜〜〜」

「うるさい! 私だって出番が無かったんだ! 静かにしてろ!」


スパーン!!


「いてぇ〜〜〜〜!!」


と言う会話が繰り広げられてたそうな。




第2話へ続く。



あとがき。


なりきりチャットでシリウスさんの赤宮勇人というキャラ中心に動く物語を連載化させていただくことになりました。

とらハ3はどうした、陸奥陸奥!

と言うお言葉が聞こえてきそうですが、申し訳ございません! 申し訳ございません!(汗

登場するのはシリウスさん、kaiさん、私の三名がなりきりチャットで登場させたキャラです。

登場人物と作家さんはのちのち増えるかもしれませんが、現在はこの三人のみです。


では今回出てきたキャラをご紹介。



赤宮勇人(シリウスさん)

容姿:身長175cm、首元まで伸びた深紅の髪、黒の瞳したツリ目。

風ヶ丘学園2年生。

一人称:俺様


陸奥峻(陸奥陸奥)
容姿:身長178cm、短髪で髪の色は黒。勇人と同級生でありライバル。

風ヶ丘学園2年生。

一人称:俺


2話にはSukaiさんのキャラも登場いたしますので、お楽しみくださいませ。








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