ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦
ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦
概要
勉強もスポーツも苦手な少年・新星勉は、特撮番組のヒーローであるウルトラマンに憧れていた。
ある夜、ビデオに録画していた「ウルトラマンガイア」を観ている最中、不思議な空間に吸い込まれたかと思うと謎の赤い球と、
「何も変わらない」と呟く少女を目撃する。

翌日、その少女と瓜二つの七瀬リサが勉のクラスに転校してきた。

さらに同じ日、隠れ家として使用している廃工場で不思議な赤い球を見つけ、ウルトラマンガイアに変身する高山我夢に会いたいと赤い球に願う。
すると、ファイターEXと共に本物の高山我夢が異次元から、本編の世界から次元を超えて現われた。
自分が我夢を呼んだと友達に自慢する勉。その話を聞いた、上級生の虐めっ子の鹿島田浩は勉から赤い球を奪い、
自分が怪獣を呼んで勉を踏み潰させてやると呟く。そしてその願いが現実となり、巨大異形獣サタンビゾーが出現。
我夢はガイアに変身してサタンビゾーを倒す。
だが、自分をガイアだと知っている子どもたちに追い掛け回された末に、「ウルトラマンガイア」のテレビ番組のポスターを見て、
ここが自分の世界ではないことに気付く。

そして勉と出会って赤い球の詳細を知った我夢だが、国籍不明機の搭乗者として警官隊に囲まれる。そこで赤い球の効力が切れ、
我夢は元の世界に戻されてしまう。
一方、偶然とはいえ自分が呼び出した怪獣がガイアに倒されたことに怒りを覚えた浩は、隙を突いて勉から再び赤い球を奪い、
ガイアを超える強力な怪獣を生み出そうと考える。

それが切っ掛けで、彼らの世界に危機が訪れる。

我夢は勉たちの世界を救うため、]IGアドベンチャーに乗り込んで次元の壁を越え、決戦に挑む。

レビュー

1998年に公開され、そして大好評を得た、平成ウルトラシリーズ第一作品目のウルトラマンティガと、
同一の世界観で続編の第二作品目のウルトラマンダイナの、2大ウルトラヒーローの共演、共闘を描いた、
「ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち」の、コンセプトを継承して今度は当時放映中だった平成三作品目の、
ウルトラマンガイアも入れた、20世紀から21世紀へと時代が移り変わる1999年に、全国公開された劇場版作品です。

この劇場版作品の最大の特徴はタイトル名にも在るとおり、ウルトラマンティガ、ウルトラマンダイナ、そしてウルトラマンガイアの、
平成三部作、またはTDGと評される3大ウルトラマンの共演と共闘を描いた、大作にして名作の作品です。

この劇場版はガイアを中心にガイアとは別の世界観のウルトラマンであり、同一の世界で活躍したウルトラマンでありながら、
しかし其々活躍した時代や年月が異なりそして其々のTV本編の最終回の結果と言った、
諸々の事情で共演が不可能に近かった、ティガ、ダイナとの共演を為した、
後のウルトラシリーズの世界観及びクロスオーバー作品の基礎、原型と言える作品です。



執筆者:クロネコさん


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